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パワプロの2022シーズン開幕! 「eBASEBALLパワフルプロ野球2022」の“何度も繰り返し楽しめる”シングルプレイ要素を紹介
先日掲載した[こちら]の試遊会レポートでお伝えしたとおり,新要素となるオンライン対戦モード「パワパーク」の追加だけではなく,定番のモードがそれぞれパワーアップしている本作。今回は「サクセス」「ペナント」などのシングルプレイ要素を中心にゲームの魅力をお伝えしよう。
なお,プレイしたのはSwitch版の発売前のバージョンで,記事に使用している写真も一部を除きSwitch版のものとなる。
「eBASEBALLパワフルプロ野球2022」公式サイト
「eBASEBALLパワフルプロ野球2022」は各モードの新要素が盛りだくさん。パワプロ君も顔を出したメディア向け先行体験会をレポート
2022年4月21日の発売が予定されている「eBASEBALLパワフルプロ野球2022」を一足早くプレイしてきた。ペナント,パワフェス,栄冠ナイン,そしてサクセスといったおなじみのモードがパワーアップ。さらに新要素「パワパーク」も登場し,最新作のボリュームは盛りだくさんだ。
3つの異なるシステムでシナリオが楽しめる「サクセス」
サクセスのシナリオは,「パワフル高校 ライバルズ」「熱血きらめき アオハル学園」「千将高校 君がキャプテンだ!」の3種類。いずれもゲーム開始すぐに選択可能だ。
■パワフル高校 ライバルズ
ライバルキャラクターの代表格である猪狩 守が同世代の「永遠のライバル編」に,その下の世代である友澤 亮や橘みずきがライバルとして登場する「悲劇のエース編」。そして上の世代である四条賢二や一ノ瀬塔哉といったあかつき大附属の黄金期メンバーと競い合う「あかつき黄金世代編」という3つのルートに分かれており,各ルートによって登場するキャラクターやストーリー展開が変化する。
「ライバルズ」の特徴となっているのが「ライバル勝負」。これは,選択したルートのライバルたちが勝負を挑んでくるというもので,勝負した相手とその結果によってもらえる経験点や,取得可能となる特殊能力が変化する。育成したい選手のタイプにあったライバルのルートを選択すれば,より理想の形に近い能力の選手が作成できるだろう。
バイトやランダム性のあるものといった,ターンを消費する特殊なコマンドがないため,ひたすらストイックに練習コマンドで選手を育成できるところもポイント。比較的イメージしたとおりの選手が作成しやすく,試合やライバル勝負でさらに能力の底上げができるので,自身の育成理論とその腕で強い選手を作り上げたい人にはおすすめのシナリオだ。
■熱血きらめき アオハル学園
チームメイトの全ポジションに幼なじみがいて仲が良く,かわいいマネージャーたちも4人いっぺんに登場。そんな仲間たちと賑やかに楽しむ海水浴やバーベキュー,鍋パーティーといったイベントが盛りだくさんで,チームメイトの友人たちの個別エピソードもなかなかのボリュームだ。
ゲーム進行に関するシステムも,これまでのサクセスと異なる点がある。何より大きい部分が,これまでサクセスでは「練習」「休む」「遊ぶ」「デート」などで分かれていたコマンドが「行動」に集約され,ターンによってランダムでその組み合わせが変化するところだろう。
それらのコマンドは,赤の「熱血系」と青の「きらめき系」,緑のそのほかの行動(体力回復やキャラクター個別のイベントなど)に分類されている。熱血系コマンドを実行すると「行動メーター」の赤メーターが,きらめき系コマンドを実行すると青メーターが溜まっていく。
メーターが最大になるとそれぞれ「熱血FEVER」「きらめきFEVER」が発動。発動している間は,熱血FEVERでは基礎経験点が,きらめきFEVERでは特殊能力のコツが,それぞれに合ったコマンドを実行することで通常時より多く手に入るようになる。
さらに,両方のゲージを最大にした「アオハルFEVER」が発動できれば練習効果がますますアップ。運の要素が強いためプランをたてて能力を伸ばすのは難しいが,展開次第では大化けして強い選手や尖った能力を持つ選手が作れそうだ。「ランダム性こそがサクセス!」という人は,「アオハル学園」で青春を謳歌しながら最強選手育成に挑んでみよう。
■千将高校 君がキャプテンだ!
主人公は,個性的なライバルたちと競い合う“特別な誰か”ではなく,チームの中からキャプテンに選ばれた1人の球児。3年夏の甲子園までで1人の選手を育成し終えたら,2年生から新キャプテンを指名しその選手を育てていく。この,何度も世代交代を繰り返しながら選手を作っていくところが「君がキャプテンだ!」の大きな特徴だ。
基本的に練習コマンドでひたすら育てていくという点は「ライバルズ」に近いが,どのような選手ができるかは,キャプテンに選んだ選手やチームメイトの個性によって変化するところが楽しい。そんな,「君がキャプテンだ!」が持つ“変化”の面白さのポイントとなっているのが,育成システム「キャプテンサークル」だ。
これは,キャプテンを中心にチームメイトやマネージャーをセットし連携させることで,コツの取得率や経験値ボーナスといった効果のあるスキルが発生するというもの。スキルは選手やマネージャーによって所持しているものは異なり,性格による相性の影響で発動する数も変わるため,組み合わせ次第で伸ばしやすい能力が変化する。
毎年どんな部員が入部してくるかは分からないため,「誰をキャプテンに選び,どのメンバーでキャプテンサークルを構成して,どんな選手に育てるか」はその世代の顔ぶれ次第。次の世代にバトンを受け渡すたびに新鮮な気持ちで次の選手を育成できるので,ついつい止めどきを失って熱中してしまうだろう。
「顔タイプ」の登場で,より個性的な選手作成が可能に
理想通りの選手ができたとき,こだわりたいのが選手の外見。もともと充実していた顔パーツに新要素「顔タイプ」が加わったことで,これまで以上に見た目も自分好みの選手に仕上げることが可能となったのも本作の大きな魅力だ。
顔タイプは,ベースとなる「ふつう」,女性キャラ向けの「小顔」,あごが少し尖った「ホームベース」,パワーがありそうな雰囲気の「長方形」,クセ者感ある顔立ちになりそうな「面長」の5種類。顔パーツとの組み合わせ次第で,これまで以上に個性的な顔立ちの選手が作れるようになったのは嬉しい。
顔タイプ別でおまかせ(ランダム設定)ができるので,「パーツがたくさんあって,どう作っていいか分からない……」という人はおまかせで設定したものをベースに調整するなどしてキャラメイクを覚えていくといいだろう。
コアな野球ファンにたまらない,マニアックな設定も? 遊びやすさもアップした「ペナント」「マイライフ」
主にシングルプレイで実際のプロ野球チームや選手でゲームを楽しんだり,作成したサクセス選手を活躍させたりしているという人にとって気になるのが,「ペナント」や「マイライフ」だろう。
まずはプレイ可能な年数が最大30年から無制限になった「ペナント」から。シーズン中にも実行できるチーム名やロゴ,ユニフォーム,本拠地となる球場などの変更や,任意で設定できる永久欠番,引退した選手をスカウト担当にする「スカウト転身」など,プレイヤー自身の“妄想プロ野球”の世界をより現実的なものにしてくれる新要素が盛りだくさんだ。
「特殊能力変化データ」で特殊能力の獲得条件や達成状況が見やすくなった |
海外移籍していた選手は,国外での成績が記録されるようになっている |
OB選手や現役選手が時代を経て,ドラフト候補として登場する「転生選手」は,無制限で楽しめるペナントにとって欠かせないものとなりそうだ。元の選手データに比べると能力は控え気味だが,それでもほかのドラフト候補(オリジナルキャラ)の中で頭一つ抜けており,ドラフトでは複数球団が指名し抽選必至となる。成長次第で異なる特徴を持つ選手となるので,実際の選手との違いを楽しむのもいいかもしれない。
外国人選手は「外国人選手発掘」に“助っ人候補”として登場するので,見つけたときはすぐに戦力として迎えたいところ。なお,転生選手は「あり/なし」をいつでも変更できるので,ある程度は希少性を保ちたい場合は数年おきにONにするなど調整するといいだろう。
さまざまな新要素の中でも,「評価設定」は,少々マニアックだが“刺さる人には刺さる”,プロ野球ファンにはたまらないものと言えるだろう。選手の年俸をはじめ,MVPや新人王といった個人タイトルの評価ポイントを調整できる設定で,まったく気にせずに遊べる部分ではあるが,こだわろうと思えばとことんこだわることができる。
とくに年俸評価設定は,チーム状況を見てシーズンごとに調整したり,プレイヤーの“脳内GM”によって年俸の査定基準を変えたりといった楽しみ方ができるので,より“俺の世界の妄想プロ野球”が捗る要素となりそうだ。
オリジナル選手や実在する選手を選び,入団から引退まで最大30年のプロ野球人生を体験できる「マイライフ」。本作では,ほかの選手と一緒に練習する方法が,練習メニューの「連係練習」を選択するという分かりやすい形になった。
互いにパラメータを高め合ったり,特殊能力を教え合ったりできるが,それらを行うために必要な練習の回数を確認できるのも嬉しい仕様だ。新人時代は同期の選手と切磋琢磨し,ベテランとなって引退が見えてきたら後継者となる若手に自身の技術を伝授するといった,キャリアにあった“プロ選手としての生き方”を満喫しよう。
条件を達成することで自動的に付与されていた特殊能力は,アイテムがもらえる形に変更。それを取得するかはプレイヤー次第 |
マイライフ専用の彼女候補は3人で,すべて新しいキャラクターだ。これまで同様,サクセスから彼女を引き継ぐことも可能だ |
試合や選手能力の進化した点にも触れておこう。地味なように見えて嬉しい変化となっているのが,高速試合のときの画面。各イニングの打席の結果や選手の顔アイコンが表示され,視覚的に楽しくなっただけではなく,ペナントで「オートで回しながら,ある程度は自分で指揮を執りたい」というときに役に立ってくれる。
そして,選手の能力。サクセスやマイライフをプレイしていると「え,こんなのあったっけ?」という発見だらけだったのだが,ともかく新規の特殊能力がたくさん追加されている。とくに投手の“個性付け”となるような特殊能力が増えた印象だ。
所持している現役選手が多いのが,ストレートの回転が変化する「真っスラ」と「ナチュラルシュート」という2つの特殊能力。とくにシュートはこれまで「シュート回転」という赤特のみだったので,青特として加わったことはけっこう嬉しい。
そして,飛球があがりやすくなる「フライボールピッチャー」と,ゴロが下に転がりやすくなる「ゴロピッチャー」。「真っスラ」「ナチュラルシュート」のようにボールの軌道で視覚的に分かるものではないが,打者の手元で変化する球種で打ち取るタイプの投手に持たせると“それっぽい”感じが出てよさそうだ。
選択次第で3つの異なる物語が楽しめる「パワフル高校 ライバルズ」,ランダム性の高いコマンドが選手育成を左右する「アオハル学園」,世代交代によってがらりとチームの状況が変わる「君がキャプテンだ!」という3種類シナリオが用意されたサクセス。年数制限がなくなり,コアな部分の設定も可能になったペナント。選手の成長が見やすくなり,“プロ野球選手体験”がしやすくなったマイライフ。パワプロ2022のシングルプレイは“何度だって,熱くなれる。”というキャッチコピーのとおり,プレイするたびに新たな気分で楽しめる要素が満載だ。
新モードの「パワパーク」や各モードのオンラインランキングに参加する「パワアリーナ」,現実のプロ野球の試合と連動した試合のワンシーンが楽しめる「LIVEシナリオ」,公式大会に挑戦する「チャンピオンシップ」といったオンラインモードも充実。“シリーズ史上最大級のボリューム”を謳っているだけに,一人で黙々と遊びたい人,全国のプレイヤーとつながって楽しみたい人,その両方が満足できそうだ。
「eBASEBALLパワフルプロ野球2022」公式サイト
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一般社団法人日本野球機構承認 日本プロ野球名球会公認 日本プロ野球OBクラブ公認 プロ野球フランチャイズ球場公認 ゲーム内に再現された球場内看板は、原則として2021年プロ野球ペナントシーズン中のデータを基に制作しています。Japan Baseball Data(株) データは、Japan Baseball Data(株)が独自に収集したものであり、公式記録とは異なる場合があります。提供情報の手段を問わず、いかなる目的であれ無断で複製、転送、販売等を行うことを固く禁じます All other copyrights or trademarks are the property of their respective owners and are used under license. Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。 “プレイステーション”、“PlayStation”および“PS4”は株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの登録商標または商標です。“eBASEBALL”は、株式会社コナミデジタルエンタテインメントの登録商標です。 cKonami Digital Entertainment
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