プレイレポート
「アリスフィクション」を先行プレイ。クラッシュフィーバーの開発元が送る,仮想空間[ALICE]でのヤミツキ光速パズルRPG
本作は仮想空間[ALICE]を舞台とした,簡単操作で楽しめる“ヤミツキ光速パズルRPG”である。2人組音楽ユニット「Fantastic Youth」をテーマソングに起用したことで,ノリのいいEDM系サウンドが以前に行われたクローズドβテストの段階で高く評価されていた。
今回は配信に先駆けてのプレイレポートとして,パズル後に敵を一斉攻撃するハイテンポなバトルが気持ちいい,アリフィの特徴を紹介する。
仮想空間を舞台にした新作RPG「アリスフィクション」CBTレポート。パネルを割るバトルは爽快感抜群
ワンダープラネットがサービス予定のスマホ向け新作アプリ「アリスフィクション」のクローズドβテストが,2月14〜21日の期間で開催された。本作は,仮想空間[ALICE]を舞台にした物語が繰り広げられるRPGだ。CBTに参加して分かったゲームの内容やインプレッションをお伝えしよう。
「アリスフィクション」公式サイト
「アリスフィクション」ダウンロードページ
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※本稿で使用しているゲーム画面はすべて開発中のものです
ハイテンポなパズルで爽快バトル!
アリフィのバトルは,画面内に表示されるパネルを制限時間内により多く消していき,最終的に消せた枚数・種類に応じて敵への攻撃方法などが変化する,スマホゲームではオーソドックスなパズルシステムだ。
パネルは各キャラクターの攻撃コマンドがそれぞれ色分けされており,パネルをタップして消すと対応キャラが攻撃を繰り出す。
シンプルでポピュラーなだけに,仕組みで悩むことはない。
基本ルールは,パネルをタップしたと同時に制限時間のタイマーが作動するので,あらかじめ触れる順番を思考しつつ,制限時間内により多くのパネルを消せるよう操作してダメージを稼ぐというもの。
ただし,隣接した同色パネルはまとめて同時消去できるため,単に連打するのではなく“パネルを連結させる”のがポイントとなる。
まずは色をそろえづらい孤立したパネルから除去して,同色パネルが3〜4枚ほど連結したら消す。これが攻略のセオリーだ。
そうして1回のパズルプレイが制限時間に達したあと,そこからキャラクターが行動を開始する。パズル自体を演出で邪魔されず,パズル後も全キャラが敵に一斉攻撃を仕掛けるため,テンポはバッチリだ。
バトル中,3枚並んだパネルを同時消去すると,パネル面に描かれたキャラクターの「スキルパネル」が出現する。スキルは強力なアクションとなるので積極的に生成し,効率的な戦闘を狙っていこう。
また,スキルパネルを一定量消すと各キャラクターの必殺技「クラッシュスキル」も発動する。こちらはキャラ固有のこだわり演出があり,モーションやエフェクトにそれぞれの個性が生かされている。
ちなみに「必殺技はもう何度か見たし……」という避けては通れない悩ましさに関しても,設定で「演出スキップ」を切り替えられる。
また見たくなるその日までスピーディなバトルを,というわけだ。
そのほかパネルを消してサポートゲージをためると,バトルの一発逆転を狙える「サポートコマンド」も使用できる。
サポートコマンドは任意のタイミングで使用でき,バラバラのパネルを自動で連結してくれたり,並んだパネルを一色に染め上げたりと強力な効果を発揮してくれる。ゲージためには数ターンかかるが,そのぶん効果は絶大でプレイヤーの切り札として活用できる。
戦闘では,各キャラクターが二つずつ保有する「アクティブスキル」も重要だ。こちらはパネルに触れる前に使用可能で,敵への妨害や,味方のHP回復やバフ付与などさまざまな効果が存在する。
なかには“パネルを吸収する効果”もあり,これらを使うとパズルプレイを有利に進められる。キャラクターそれぞれの攻撃・回復・妨害といったロールも含め,シナジーを考えて編成するとよさそうだ。
キャラクターはレベルアップによる強化のほか,「ワールドメモリー」という装備品をセットできる。ワールドメモリーは単純なステータスアップのみならず,固有スキルを備えているため,装備キャラとの相性を考慮しつつ編成するのが基本となる。
それと同時に,キャラクターたちのイラストが描かれているメモリー集め自体もプレイの楽しみの一つになりそうだ。
なお,キャラクター育成については,クエストでドロップする素材を集めての「グレードアップ」「スキル強化」などで,こちらもスマホゲームでは定番のシステムが採用されている。一度クリアしたステージはスキップ周回も可能なので,育成はさほど手間取らない印象だ。
ついでに,序盤のバトルはオートモードに任せてもだいたいのステージを攻略できてしまうため,立ち上がりは手軽に進められる。
エンドコンテンツなどもほどよいボリューム
メインクエストやキャラクター育成以外のやり込み要素としては,テスト環境では「アンダーグラウンド」というコンテンツを遊べた。
こちらはいわゆるダンジョンで,1層潜るごとに敵を倒し,最下層のボス撃破を目指す,所持キャラクターすべてを使った総力戦だ。
1パーティが道中で敗北した場合,別のキャラクターを編成することで再開していくが,難度ノーマルはわりと容易なものの,ハード以降でボスを撃破するにはより多くのキャラを育てる必要がありそうだった。
ほかのプレイヤーのデータと非同期対戦できる「アリーナ」も確認できた。こちらは育成状況はもちろん,キャラクターの組み合わせでいかにパーティシナジーを高められるかがカギとなる。
アリーナで勝利を重ね,ランキング上位に入ることを目指して,対アリーナ用の編成を考えてみるのも面白いだろう。
そのほかのマルチコンテンツとして,プレイヤー同士で協力し合うコミュニティ「チーム」も用意されている。チームに加入するとチャットを楽しめるほか,チーム専用コンテンツもプレイできるようだ。
なお,チャット画面はオンライン中のプレイヤーが視認できるようになっており,相手の不在を気にせずコミュニケーションを取れる環境なのが個人的には気に入った。またアリフィはグローバル配信のため,チャットの翻訳機能も搭載されている。
海外の人たちとの交流も,もしかしたら楽しめるかも?
メインストーリーは全編フルボイス!
仮想空間を舞台にした近未来的な物語
ストーリーについても簡単に触れておこう。全編フルボイスで展開される物語は,アリフィの大きな見どころである。
物語の舞台,仮想空間[ALICE]は近未来的な環境で,現代の我々が想像する仮想空間をより発展させたような作りだ。
[ALICE]は現実世界とも連動しており,[ALICE]内で買い物をすると現実で商品が届き,人によっては仕事に従事していたりと,現実世界と仮想空間との垣根がない生活を送れるようになっている。
ゲーム開始と同時に,プレイヤーは[ALICE]へとログインする。しかし画面が突如乱れ,謎の美少女の登場とともにエラーが発生した。
目の前には不可思議な文字列。画面が暗転したのち,どうにか再起動でログインが完了するも,“自分はすでにその世界に訪れていたのに記憶がない”という,一種の記憶喪失のような状態に陥る。
まるで状況が掴めないなか,プレイヤーは妹を名乗る「ミナト」という少女と出会うが,その直後,急に現れた怪物に襲われてしまう。
そんなプレイヤーをかばい,妹のミナトが代わりに怪物に喰われるが,このときのエラー表示や文字化けなどの演出がなんとも不気味だ。
妹が目の前で消え去った直後,「ネウ」という少女が助けに現れると,プレイヤーの手中に“クロノグラフ”という懐中時計が生まれる。
それを用いて古今東西の偉人たちを呼び出したプレイヤーは怪物の撃退に成功するが,謎はなに一つ解決していない。そして我々はネウとともに,自身の記憶を取り戻すために[ALICE]内へと潜っていく。
仮想空間[ALICE]には,情報生命体「フォークロア」が存在する。
フォークロアは,ネット上に流れている人々の認知情報をもとに,歴史上の偉人や神話上の生物が仮想空間内に再形成されたものである。
というとコンテンツ業界ではおなじみの設定だが,人間と仮想空間で生まれたフォークロアとの関係性がアリフィの物語を彩ってくれる。
なお,アリフィ流に解釈されたフォークロアたちは同社デザイナーが,ワールドメモリーのイラストは世界中のイラストレーターが手がけているとのこと。テイストの異なるデザインも必見だ。
爽快感あふれるパズルバトルに独特な世界で描かれるストーリーなど,アリフィにはスマホゲームに求められる要素が手堅く盛り込まれていた。戦闘はオートモードを活用しやすく,その先のやり込み要素もほどよく用意されているため,毎日サクッと遊びやすい内容に思えた。
アリフィは7月27日に配信予定だが,現在は事前登録報酬として“最大35連ガチャ相当のクォーツ”の配布も決定している。スタートダッシュをしやすいタイミングに,ぜひ[ALICE]に訪れてみてはいかがだろう。
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(C)WonderPlanet Inc.
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