プレイレポート
Robloxで,“あの”難攻不落の「たけし城」に挑む! 「風雲!たけし城」は,大人数でのカオスっぷりがたまらないゲームが盛りだくさん
TBSテレビとGeekOutが本日(2023年9月1日)オンラインゲームプラットフォーム「Roblox」(PC / Xbox One / iOS / Android)上にて正式オープンした「風雲!たけし城」は,同名テレビバラエティをイメージした仮想空間だ。
正式オープンに先行して行われたメディア/インフルエンサー向け先行体験会に参加し,(バーチャルの)身体を張ってさまざまな難関にチャレンジしてきた。その模様をとおしてRoblox版「風雲!たけし城」を紹介しよう。
Roblox内「風雲!たけし城」
これぞ「風雲!たけし城」? 大人数でのカオスっぷりがたまらないゲームが盛りだくさん
ゲームの紹介の前に「そもそも,『風雲!たけし城』ってなに?」というところから説明しよう。
「風雲!たけし城」は,1980年代にTBS系列で放送された視聴者参加型バラエティ番組だ(1980年代に放送された際の正式名称は「痛快なりゆき番組 風雲!たけし城」)。ビートたけしさんが城主を務める「たけし城」を陥落させるべく,100人近くの一般参加者による攻撃軍がさまざまな難関(ステージ)のクリアを目指す。
大掛かりなセットによる身体を張ったゲームの数々,泥まみれになったり,大きな球に潰されたりしながらゲームに挑み,そして脱落していく参加者たちの姿,火薬や花火による派手な演出など,バブル景気に沸く時代ならではの豪華さや賑やかさを誇る同番組は大ブームを巻き起こした。
本放送終了後,欧米やアジアを中心にさまざまな国と地域で放映され,「風雲!たけし城」の内容やゲーム性をフォーマットにした番組を生むほどの世界的な人気コンテンツに。今年(2023年)の4月にはAmazon Prime Video向けの新コンテンツとして復活し,新たな盛り上がりを見せている。
Roblox版たけし城は,大勢の参加者でランダムに選ばれる難関(ステージ)に挑み,4ステージを突破するとボス戦となる「たけし城」へとたどり着き,これに勝利するとゲームクリアとなる。各ステージでは次に進める人数が決まっており,定められたクリア人数に達するか,制限時間切れ(最初にクリアした人が出るとカウントダウンが始まる)になるとステージは終了。クリアした人たちが次のステージに進める。
といっても,有料アイテムでの復帰が可能である。また,これは正式オープン前のバージョンだからかもしれないが,同時にゴールした人が残り人数を上回っていたとき,ゴールした人みなが次に進めていた。そのあたりはガチガチなルールではなくゆるさがあるようだ。
難関として用意された複数のステージに挑み,ステージを進むごとに脱落者が生まれ,そして最後の戦いで,これまで競い合っていた人たちと協力して最後の戦いに挑む。オリジナルのテレビ番組と同じ流れでゲームは進んでいくのだ。
ランダムで選ばれるステージも,もちろん「風雲!たけし城」をイメージしたゲームとなっている。今回体験したゲームの中からいくつか紹介しよう。
まずは「竜神池」。水面に見えている石を足場に,ピョンピョン飛び移りながら池を渡る,「風雲!たけし城」を代表する難関の1つだ。中にはトラップとして沈む石があるのも再現されており,それを踏んでしまうと「ばしゃん」と池に落ちて最初からやり直しになる。
決して大きくはない足場を,大勢の参加者が押し合いへし合いしながらゴールへとピョンピョンする絵はなかなか賑やかで面白い。参加者の誰かしらが沈まない足場を踏むと黄色でマーキングされ,少しずつ“正解ルート”が見えてくるのだが,それがある程度見えるまで静観するか,自分の運の力に賭けて先頭を切っていくかといった戦術(?)的な楽しさもある。
続いて「これは玉RUN」。巨大な岩石(をイメージした玉)が転がってくる通路を駆けあがってゴールを目指すという,こちらもオリジナルとなるテレビバラエティでも有名な難関の1つだ。参加者も岩に見立てた着ぐるみを着ており,岩にぶつかると「ゴロゴロゴロゴロ……」と音を立てながら下まで転がってしまう。
通路はほぼほぼ岩石一個分の幅しかなく,壁際ギリギリにくっつくか,途中にいくつかある安全地帯に逃げ込むかして岩石をかわすわけだが,人数が多いとそうはうまくいかない。大人数でゴチャゴチャしたところに,大岩が転がってきて我先にと安全地帯へ。しかしそれも渋滞してごたつき,誰かが大岩にぶつかって転がりだし,その誰かにぶつかって,1人,また1人と転がっていくという大惨事に……なんてことが起きるのである。
ほかにも,だるまの着ぐるみをまとって挑む「だるまさんが転んだ」,でかい手の着ぐるみ姿で画面に表示されたイラストを取り合う「カルタでお手柄」,サーフボードに乗って障害物を回避しながらゴールへと向かう「ビーチボーイズ&ギャルズ」,複数のドアから正解を見つけてゴールを目指す「自由への壁」という4つのゲームを確認できた。
なお,「これは玉RUN」は,正式オープンから少し間をおいて,9月7日に実装される予定とのこと。今後もテレビバラエティの人気だった難関がステージとして追加されるのかも気になるところ。
最終戦(第5ステージ)は,カートに乗って巨大なボス(殿)を倒すシューティングゲームだ。筆者は最後まで残れなかったので体験できなかったが,こちらもテレビバラエティ同様,ボスやそのお付きと撃ち合うカート戦で,ボスの体力をゼロにしたら勝ちになるというルールだった。勝利したときに花火があがるのもオリジナルのままだ。
プレイして感じたのが,大人数で参加したときのカオスっぷりが大きな魅力であること。ただでさえクリア人数が決まっているところに,誰かがクリアしたことでカウントダウンが始まるとさらに焦らされ,変なミスをしてはスタート地点に戻らされ,また,ほかの焦っているプレイヤーに巻き込まれたり,自分が大惨事のトリガーになったりする。このドタバタ感がたまらないのである。
もう1つは,ゲーム1つ1つがよくできていて,何度も遊べるということ。ほぼオリジナルの雰囲気のまま楽しめるものもあれば,Robloxで制作できるゲームの仕組みにうまく落とし込まれたものもあり,どれも何回トライしてももう一度遊びたくなるような気軽さと楽しさがあった。
実は,そもそもオリジナルの「風雲!たけし城」自体,「Fall Guys:Ultimate Knockout」がモチーフにしていたという話があるくらい(関連記事)ゲーム性の高いコンテンツだったりするので,そのあたりの“もとからあるゲーム性”が見事に反映されていたのかもしれない。
脱落者となったらロビーに戻って次の参加者が集まるのを待つわけだが,ロビーには番組をイメージしたアクティビティが用意されていたり,番組映像の上映など行われていたりするので,待っている間も飽きずに遊んだりテレビを楽しんだりできるのもうれしい。というか,脱落したあとにすぐロビーには戻らず,残ったプレイヤーの奮闘をテレビバラエティを視聴するかのように眺めているだけでも面白いのだ。
そういったわけで,「風雲!たけし城」を知っているか知らないかはとくに問題ないだろう。純粋にワイワイ遊べるゲーム,観ているだけでも楽しめるゲームなので,小さい子どもやそのお父さんやお母さんなどの保護者,さらにお祖父ちゃんやお祖母ちゃんといったオリジナルを知る世代も巻き込んで,Robloxの世界に集まってみるのもいいかもしれない。
9/1(金)10:00にRoblox「風雲!たけし城」が正式ローンチします!
正式ローンチを記念してUGCアバターアイテム配布キャンペーンを行います!
第1弾 Daruma Head(ダルマヘッド)
9月1日(金) 17:00からキャンペーン開始予定
獲得条件:「だるまさんがころんだ 」を転がらずに10回クリアする
第2弾 Hand Hat(ハンドハット)
9月15日(金) 17:00からキャンペーン開始予定
獲得条件:「カルタでお手柄」を10回クリアする
9月7日(木)17:00 新ステージ「これは玉RUN(Runaway Rockaway)」公開予定!
Roblox版「風雲!たけし城」の公式Discordサーバーがオープンしました!
URL: https://discord.gg/9jy8aQx8B8
Roblox内「風雲!たけし城」
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