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「GRANBLUE FANTASY: Relink」プレスイベントレポート。メインストーリー序盤とやり込みがいのあるマルチプレイやエンドコンテンツを紹介
製品版の発売(2024年2月1日)まで2か月を切ったタイミングで行われた今回のプレスイベントでは,ほぼ完成版と思われるバージョンでメインストーリーの序盤と,最大4人でモンスターの討伐やミッションの達成を目指すマルチプレイの体験,そして高難度ミッションとなるエンドコンテンツのハンズオフを楽しめた。本稿ではその内容をまとめて紹介していく。
「GRANBLUE FANTASY: Relink」公式サイト
メインストーリーでは,キャラクターの操作やバトルに慣れつつ物語を楽しめる
今回試遊できたメインストーリー(シングルプレイモード)の範囲は,1章から3章までの区間。とあるアクシデントからゼーガ・グランデ空域の森に放り出され,騎空団の仲間とはぐれた主人公(グランまたはジータ)を操作するシーンから物語は始まる。プレイヤーは主人公と同じく森に放り出されたルリアの捜索と,カタリナたち仲間との合流との合流を目指すことになる。
ここで新鮮に感じたのは,描き込まれた広いフィールドを探索して回れるという点。これまでプレイアブル出展されたバージョンは,巨大モンスターとのバトルに焦点が当てられていたが,フィールドを移動しつつザコ敵と戦ったり,宝箱や武器の強化に使える素材を探したり,移動中に騎空団のメンバーとの会話を楽しめたりと,今回はアクションRPGの要素がふんだんに盛り込まれていることを確認できた。
無事にルリアほか,騎空団のメンバーと合流できたあとは,森を脱出し,本作の拠点となる街・フォルカに到着する。フォルカでは,素材を武錬の欠片と交換してくれるシェロカルテのよろず屋,武器の強化が行える鍛冶屋,クエストの受注やキャラクターごとのフェイトエピソードを確認できるクエストカウンターが利用できる。
メインストーリーは,近隣の島で起こった異変から住民を救出するため,本作のオリジナルキャラクター,ローランと行動を共にし,ゴブリン退治(2章)や星晶獣フラカーンとのバトル(3章)に身を投じていく。
今回プレイできた範囲のバトルは,序盤ということで全体的な難度は低め。3章で戦うフラカーンは,行動パターンを把握して攻めるタイミングと回避に徹する時間を見極める必要はあったが,落ち着いて画面を見て行動すれば,攻略に特別なテクニックは必要なかった。
メインストーリーに関しては,アクションゲームが得意ではない人,例えばこれまでグラフェスなどのイベントでクエストを試遊して難しいと感じた人にとっても,無理なくプレイできる内容になっているようだ。
また,本作にはキャラクターにレベルの概念があるほか,先に紹介したフォルカの鍛冶屋などを活用することでキャラクターを強化していける。メインストーリーを楽しみつつ話を進め,徐々にキャラクターを強化していく流れが,本作の基本的なサイクルとなるだろう。
効率よく素材を集められるマルチプレイと超上級者向けのエンドコンテンツ
メインストーリーモードプレイ後に行われたクエスト体験パートでは,ある程度育ったキャラクター(+武器)を操作してのオンラインマルチプレイが楽しめた。
とくに好印象だったのは,クエスト受注からバトルに突入するまでのテンポのよさだ。周回プレイを前提に作られているためか,クエスト(今回プレイしたものは)は,出撃直後に目標となるモンスターが出現し,即座にバトルを楽しめた。
また,バトルに関しても今回はプレス用にやや強めの装備などが用意されていたのもあり,小気味よくサクサクと討伐を完了できた。ほか媒体の方とのマルチプレイとなったが,とくにチグハグにもならず,適切なタイミングでの回復薬の使用や,氷結や麻痺効果を持ったアビリティでの敵の足止め,奥義を合わせてのフルチェインなど,簡単に連携プレイを楽しめた印象だ。
なお,マルチプレイはCPUと一緒に参戦できるため,人手が足りなくとも問題なく遊べる。勝手に戦闘不能になることもほとんどないので,1人でじっくりプレイしたい人はCPUとのマルチプレイを楽しんでいこう。
さらに今回のプレスイベントでは,上級者向けに用意されエンドコンテンツのデモプレイが披露された。このデモは,本作のバトルプランナーと,ネットワークまわりの設計を行ったという開発スタッフのふたりが操作を担当し,そのプレイぶりをディレクターの梶 泰幸氏が解説するという形で進行。人間ふたり+CPUが操るキャラクター2体という4人パーティーで,白竜ラディスを討伐するクエストに挑んだ。
デモプレイで明らかになったのは,キャラクターの持つアビリティのシナジーを考えたパーティ作りや,スキル選びの重要性だ。高難度のクエストではまとまったダメージを取る手段や,当たると即死レベルの攻撃をやり過ごす手段をあらかじめ想定しておく必要があるようで,プレイヤーとなった開発スタッフふたりは,本作屈指の火力を誇るイオに攻撃を担当させ,イオが強力な魔法アビリティを放つまでの時間稼ぎ&即死級の攻撃を防御するタンク役としてヴェインを選択していた。
さらにイオには,各種攻撃のチャージ時間を短縮するスキルや敵に狙われにくくなるステルススキル,逆にヴェインには敵のヘイト(ターゲット)を集める効果や防御力アップのスキルを設定し,それぞれの個性が生きる工夫が施されていることが,梶氏の口から語られた。
そして白竜ラディスとのバトルが始まると驚かされたのが,高難度クエストの戦闘には,いくつかのギミックが用意されており,それらを活用しなければ敵にまともなダメージを与えられないという点だ。
白竜ラディス戦の場合,まずはラディスにかかっている超強力なバフを剥がす必要があり,バフはフィールドに出現するホーリーシードを担いで投げつけることで一定時間解除できる。その隙に火力の高いアビリティを叩き込むのが攻略のセオリーのようだが,バフが剥がれた状態でもラディスの苛烈な攻撃そのものは変化しないため,攻撃と回避に専念する状況の見極めや,回避困難な攻撃が放たれそうな際はヴェインのアビリティを展開してやりすごす……といった柔軟な対応が求められていた。
即死級の攻撃を連打するラディスだったが,開発スタッフふたりの連携は見事で,無事に討伐に成功する。ラディスの多彩かつ強力な攻撃パターンを見せつつ,それらにうまく対応し,マルチプレイならではのシナジーの重要さを取材陣にうまくアピールしていた。
また梶氏曰く,「今回はイオとヴェインの組み合わせを見てもらいましたが,ラディスを倒すためにこのふたりが必要なわけではないです。高難度クエスト,エンドコンテンツといっても,特定の組み合わせでないとクリアできない作りにはしていません」とのこと。いろいろなキャラクターの組み合わせでエンドコンテンツも攻略していけるようだ。
アクションゲームが苦手な人でも問題なく楽しめるメインストーリー,本作のアクションに慣れた人が集まってカジュアルに楽しめるマルチプレイ,そして本作を遊びつくしたいコアゲーマー向けに用意されたエンドコンテンツと,プレイヤーの段階に合わせたバトルが用意されている「GRANBLUE FANTASY: Relink」。原作「グラブル」を愛するプレイヤーはもちろん,やりこめるアクションゲームを探している人にも注目してほしいタイトルだ。
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