プレイレポート
[プレイレポ]グラブルキャラの個性を生かしたアクションを楽しめる。「GRANBLUE FANTASY: Relink」プレスイベントレポート
今回のイベントでは,今年1月開催の「グラブルフェス2022-2023」で出展されたものとは違うクエストをプレイできた。当日使用できた,グラン,カタリナ,ラカム,イオ,ランスロット,ジークフリート,シャルロッテのプレイフィールとともに,ゲーム全体の感触をお届けする。
今回の体験版でプレイできたのは,モンスターの群れと巨大なボスモンスターと戦える,バトルに特化したクエストだ。プレイヤーはグラン,カタリナ,ラカム,イオ,ランスロット,ジークフリート,シャルロッテの7人の中から使いたいキャラクターを選択して,CPUが操るパーティメンバー3人と出撃し,8分以内にモンスターのせん滅を目指していく。
基本操作やゲームシステム,アクションの手触りなどは「グラブルフェス2022-2023」のものから大きな変更はなかったため,本記事では割愛して,プレイアブルキャラクター7体の特徴や,アシストモード,フルアシストモードを体験することでわかった,本作のCPUの優秀さなどを紹介していきたい。基本的なシステムが気になる人は前回のプレイレポートに目を通してほしい。
[プレイレポ]“グラブルのアクション”に求められているものが詰まっている。「GRANBLUE FANTASY: Relink」はハイスピードかつ楽しい操作感とこだわりのキャラ表現が好印象
「グランブルーファンタジー」のオフラインイベント「グラブルフェス2022-2023」で,アクションRPG「GRANBLUE FANTASY: Relink」が初めてプレイアブル出展されている。爽快でやり応えのありそうなアクションや,力の入ったキャラクター表現を体験してきたので,プレイレポートをお届けしよう。
「GRANBLUE FANTASY: Relink」公式サイト
シンプルな操作で楽しめる,キャラクターの個性が際立つバトル
今回の試遊は,3時間ほどガッツリと体験できたのだが,強く印象に残ったのは,キャラクターごとに戦い方が大きく変わってくる点だ。もっとも基本的な操作となる,[□]ボタンと[△]ボタンの組み合わせによる攻撃は全キャラクターが可能だが,その性質は大きく異なる。もちろん,各キャラクターに備わっているアビリティやサポートアビリティもそれぞれ特徴があり,キャラクターの数だけ違ったアクションを楽しめるようになっている。
今回遊べたクエストは1種類で,登場する敵キャラクターも共通だが,選んだキャラクターにより,戦いやすい距離,有効な行動,注意すべき敵のアクションが変わるため,毎回新鮮な感覚でゲームプレイを楽しめた。今回は長時間にわたりプレイできたので,筆者が感じたキャラクターごとの特徴や,頼りになるアクションの一部を簡単に紹介したい。
・主人公(グラン)
主人公らしいスタンダードなキャラクターで,ヒットさせやすく隙も小さな使いやすい通常攻撃と,特殊攻撃から気持ちよくコンボにつなげていける。移動や回避行動もちょうどいいスピードで操作しやすいうえ,味方全体のHPを回復できるヒールオールを持っており,アタッカーとしてもサポートとしても頼りになる。オールラウンダーな印象で本作の入門にピッタリのキャラクターと言えそうだ。
・カタリナ
カタリナも同じくスタンダードで扱いやすい性能だが,相手を凍らせて一時的に行動不能にする攻撃や,星晶獣アレスとの共闘など,強力なアクションを持ち合わせている。攻撃をヒットさせると溜まっていくアレスゲージが最大になるとアレスを召喚でき,攻撃性能が大幅に強化される。高火力アタッカーとして活躍するうえで重要になるシステムなので,すばやくゲージを溜める立ち回りが求められそうだ。
・イオ
魔法を扱うイオは,遠距離での戦いを得意とするキャラクター。自ら敵に接近戦を挑む必要はなく,近距離キャラクターの後ろから援護するのが基本的な動きとなりそう。ソロプレイよりも仲間との協力バトル時に真価を発揮しそうだ。
攻撃アクションは,通常攻撃と特殊攻撃を絡めたコンボよりも,魔力をチャージして放つ,一撃必殺の魔法が強力。アビリティに敵を麻痺させるライトニングがあり,味方の援護や時間稼ぎに重宝するだろう。
・ラカム
銃を使った遠距離攻撃,範囲攻撃を持つラカムはイオよりもややレンジが短い,中〜遠距離キャラクター。攻撃をヒットさせると上昇していくヒートゲージの量によって,通常攻撃,特殊攻撃,アビリティの性能が変化していく。ヒートゲージを維持して,高威力かつ広範囲の攻撃で仲間を支援していきたい。
また,アビリティのデュレーションは一瞬で高速移動できるため,敵との距離を離すのに役立ちそうだ。
・ジークフリート
大剣を扱うジークフリートは,攻撃ボタンをタイミングよく押してコンボをつなげることで,技の性能が上がっていく特性を持つ。いわゆるジャスト入力的なシステムだが,慣れないうちはやや難しく,ほかのキャラクターよりもテクニカルな入力が求められている。
なお,テクニカルなぶん火力は高めで,大剣を振り回す見た目も相まって,バトルスタイルは豪快そのもの。アビリティに飛び道具が2種類用意されており,離れた距離でもある程度に戦える。
・シャルロッテ
同じく大剣を扱うシャルロッテは,通常攻撃を連打するほどに,その後に出す特殊攻撃の性能がアップするという,ジークフリートと違ったメリットを備えたキャラクター。技のリーチは短めだが,特殊攻撃始動のコンボや突進しながら攻撃するアビリティがそろっているため,扱いにくさは感じなかった。敵の攻撃に合わせて特殊攻撃を押すことで,相手の攻撃を避ける防御的な固有アクションも持つ。
・ランスロット
二刀流の短剣で戦うランスロットは,ダッシュ,回避,ジャンプといった基本アクションが非常に素早いキャラクターだ。攻撃アクションは振りが早いだけでなく,手数も多いため,結果的に火力不足を感じることはなかった。また,ボタン連打による攻撃をキャンセルしてステップに移行できるため,被弾を防ぐ術も充実している。カタリナと同じく氷結系のアビリティを持つため,敵の動きを止める役割もこなせる。
強くて空気が読める! CPUが操るパーティメンバー
それぞれが明確な強みを持つキャラクターを操作し,強大なモンスターと戦うのが魅力の本作だが,アクションゲームを得意ではないプレイヤー向けの機能として,「フルアシストモード」と「アシストモード」が用意されている。今回はこの2種のアシストモードを使ってのプレイも体験できたので,そちらの所感も伝えておきたい。
フルアシストモードだが,この機能をONにすると左スティックで敵に接近するだけで,キャラクターが状況に応じて自動で行動してくれる。つまり敵に向かって左スティックを倒しているだけでクエストをクリアできてしまうわけだ。シンプルに「それでいいのか?」と思うかもしれないが,CPUのアクションは効率よくダメージを与えつつ,敵の攻撃を回避するため,お手本としてもかなり役に立つ。
物語だけを楽しみたい人はフルアシストモードだけでクリアしてもいいし,より洗練されたアクションを自分の手で行いたい人は参考にするのもよさそうだ。
一方,アシストモードは,状況ごとにアクションをサポートしてくれるようで,例えば□ボタンを連打すれば,通常攻撃,特殊攻撃,さらにはスキルを織り交ぜた連続攻撃を披露してくれるし,攻撃アクションを取っていなければガードや回避などを自動で行ってくれる。フルアシストのように何もかも自動で行ってくれるわけではないので,ある程度の緊張感を持ってバトルに挑みたいけど,アクションゲームはちょっと苦手……という人がゲームを楽しむのにちょうどいいサポート機能となりそうだ。
フルアシストモード,アシストモードでのゲームプレイ時に本作の「CPUの動きの良さ」が随所に感じられるが,CPUが優秀であるという恩恵は,通常のゲームプレイ時のパーティメンバーからも実感できる。本作の仲間はプレイヤーがコンボを叩き込んでいるのに横から攻撃して軸をずらすことはしないし,HPの回復や戦闘不能になった仲間やプレイヤーの救助も的確だ。
また,奥義を発動するタイミングも秀逸で,仲間がチェインバーストをフルでつなげられるときにしっかりと発動してくれる。CPUのおかげで,ソロプレイでも本作のウリであるパーティプレイの楽しさは十二分に体感できそうだ。
プレスイベントでは,発売を半年後に控えた現時点で,アクションゲームとして高い完成度が備わっていることを体験できた。なお,今回はメディア向けのイベントだったが,「今後タイミングがあれば,発売までに本作をユーザーが遊ぶ機会を設けたい」と,本作ゼネラルディレクターの福原哲也氏は語っていた。本作の発売を心待ちにしている人は,公式サイトやX(旧Twitter)の公式アカウントなどをチェックして,今後の展開に期待しよう。
「GRANBLUE FANTASY: Relink」公式サイト
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