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【PR】シリーズ最新作「大戦略SSB」の魅力と高難度マップの攻略情報をお届け。36周年を迎え“原点回帰”を果たしたシリーズの集大成
本稿では,これからプレイを始める人に向け,「大戦略」シリーズならではのゲーム性とその魅力を紹介するとともに,序盤で詰まると思われる高難度マップの攻略レポートをお届けしよう。
「大戦略SSB」公式サイト
シンプルなコマンド選択式の戦闘システムで,
多彩な現代兵器を活用した奥深い戦略を楽しめる
「大戦略」シリーズは,六角形のヘックスで区切られたマップ上にユニットを配置し,それらに指示を与えながら,敵の首都(※)の占拠を目指すターン制シミュレーションゲームだ。
攻略には,敵ユニットとの戦闘や基地の制圧,兵器の生産なども必要で,マップの地形やユニットの特性を考慮した高い戦略性が必要になる。
実在する各国の兵器を使用できるのも特徴で,最新作「大戦略SSB」では,2022年現在の最新兵器が,多数登場。日本の国産主力戦車「10式戦車」や,多数の国家が運用する多用途戦闘機「F-35A ライトニングII」なども登場し,これらの兵器によるリアリティある戦いを楽しめる。
10式戦車 |
F-35A ライトニングII |
いずも |
「リアルな兵器を扱った戦略シミュレーション」と言うと難しそうに聞こえるが,基本的な流れはシンプルだ。
初期のユニットは固定で,まずはその兵力を用いて,自軍基地の防衛や敵基地の占拠を目指す。また,ターン開始時に所定の収入が得られるので,必要であれば部隊の生産や補給,修理を行うといった感じだ。
収入は,自軍が占領している建物(都市や基地など)の種類や数によって変化するため,効率的に拠点を占領し,収入を高めていくのが大切だ。また,敵軍の布陣をチェックし,どんな順序でマップを攻略していくのかを考えるのが重要になる。
生産画面では,各部隊の特徴やステータスを一覧できる。敵軍の構成に合わせて部隊を生産し,有利に戦闘を進めよう |
マップは3Dグラフィックスで表現されている。ユニットにカーソルを合わせると必要な情報が表示され,ユニットの移動に影響を与える地形の詳細も確認できるので,それらを考慮して戦略を練ろう |
攻撃時には,敵部隊の現在数と撃破予想数が表示される。相性のいい部隊で攻撃すれば一度の攻撃で敵部隊を壊滅させることも不可能ではない |
ユニットを作ったり,補給や修理をしたりするためには資金が必要だ。マップ上の都市や基地を占領し,毎ターンの収入を増やしていこう |
各コマンドの詳細はチュートリアルモードで学ぶことができる。各コマンドの使い方や役割,戦略上の意味などもしっかりと解説されるので,初めてプレイするならよく見ておこう。
かつて,ウォーシミュレーションと言えば,ひたすら地味な画面で数字を管理するのが基本だったが,本作は,建物やユニットも3D表示に対応し,各種UIもシンプルかつ分かりやすく洗練された表示形式になっている。
もちろん,シリーズおなじみのトップビュー表示に切り替えることも可能なので,自分に合った操作や表示方法で遊ぶこともできる。
プレイのメインになるモードは,最新の国際情勢を反映した5本のシナリオを楽しめる「シナリオモード」だろう。設定を自由に調整して戦える「フリーモード」も用意されているので,好きな勢力で遊んでみたいときは,こちらを選んでみるといい。
なお,2月3日のアップデートパッチ“1.0.1”で,フリーモードで遊べるマップの配信機能が追加され,毎月新しい追加マップが無料で配信される予定になっている。現時点(2022年2月)では,5つの新マップが配信されており,今後も継続して追加が行われる予定なので,長く遊びたい人にも満足できるボリュームになっていくだろう。
高難度マップ「マルマラ海」「アイヌ独立」攻略
チュートリアルが充実しているとは言え,戦略を決めるのはプレイヤーだ。高難度のマップでも,繰り返し挑戦すれば,クリアへの道筋は見えてくるのだが,どうしてもクリアが難しいという人のために,序盤の壁となる2種類の高難度マップの攻略方法を紹介しよう。
偵察と戦力の集中が攻略のカギ
フリーマップ「マルマラ海」攻略紹介
まずは,フリーマップ「マルマラ海」(難度4)の攻略だ。プレイヤー陣営はロシアで,対するのは台湾と韓国。マップ北西に陣取るロシアは,初期時点で空軍基地を保持しておらず,その状態で大量の都市を抱える韓国に攻め入らなければならない。
モード | フリーモード |
難易度 | 4 |
参戦陣営 | BLUE(台湾,CPU),GREEN(韓国,CPU) VS RED(ロシア,プレイヤー) |
背景 | トルコで極右政党が政権を握り,ソ連艦船にマルマラ海の交通に厳しい制限を加え始めた。この政策は,激しい反発を示すソ連との間に,バルカン半島を巡る紛争の火種を呼び覚ました。ソ連軍の目標はヨーロッパ,トルコの中心イスタンブールを占領することである。また,NATO軍の介入はキプロスの問題もあって当面,積極的ではないと考えられる。 |
●1〜3ターン
収入を生み出す都市の数で負けている以上,真っ向から軍隊をぶつけ合えば敗北は必至だ。加えてこちらに空軍がないとなると,敵からの航空攻撃を一方的に受けてしまう。
機動性のある敵航空部隊を牽制するため,まずは遠距離対空ミサイル車両「SA-10/S-300」と,近距離対空車両「SA-15トール」「2S6M ツングースカ」を生産しつつ,首都から部隊を南下させていく。
南東には韓国,南西には台湾が陣取っているが,まずは韓国の持つ空軍基地の占拠を狙いたい。南西の台湾軍に対しては歩兵や歩兵戦闘車で防御を固めて時間を稼ぎ,生産した対空車両部隊と歩兵で韓国軍に接近する。マップには森林や丘といった防御補正(地形防御)を持つ地形が多くあるので,戦力差は地形による防御力でカバーする作戦でいくといい。
なお,建物を占領するためには「必ず」歩兵が必要になる。そのため,進軍の際には歩兵を忘れずに随伴させ,撃破されないよう保護しよう。「敵都市や基地に肉薄したものの,歩兵が撃破されて占領できなかった」というミスだけは,なんとしても避けたいところ。
●4〜6ターン
兵器には相性があり,それぞれに得意な相手と不得意な相手が決まっている。たとえば,最初に生産した対空車両は航空機に対し有利に戦えるが,戦車や自走砲などの地上戦力に相対すると一方的に攻撃されてしまう。
そのため,敵の戦力と移動してくる方向は必ず確認したい。このマップでは,まず敵軍は航空戦力を斥候役として押し出していることが多いので,先に用意した対空車両でこれらを撃破。本土から強力な戦車などの対地戦力が出てくるまでに,支配地としての足場固めはしていこう。
迎撃と進軍を繰り返していけば,5ターン目あたりで,南東の韓国空軍基地を射程に収められるだろう。そこから一気に,整えていた戦力で攻撃をしかけ,空軍基地の奪取を成功させたい。そうすることで,いよいよ我が軍でも航空戦力が生産可能となるのだ。
奪取した空軍基地では,攻撃ヘリ「Mi-28 ハボック」の生産を開始。この攻撃ヘリは極めてコストパフォーマンスが高く,今回のように資金が少ない戦場では,大きな活躍が期待できる。また,陸軍基地では,対空車両「2S6M ツングースカ」を生産し,敵の攻撃ヘリを押し返そう。
ただし,こちらが敵の航空戦力を対空車両で迎撃したように,相性の悪い敵部隊の射程に入ればすぐにピンチに陥ってしまう。特に資金が少ない場面では,1つ1つのユニットが貴重なので,敵軍の部隊構成配置をしっかりと見て突出しすぎないように動くのが大切だ。
●7〜8ターン
目標の1つは完遂したが,やはり同時に2つの勢力と戦い続けるのは難しい。そこで,奪った拠点の守りを固めつつ,南東に向けての進軍は一旦停止し,南西に陣取る台湾軍に兵を向けることにする。
台湾軍は資金力が乏しいため,戦力の再生産が遅い。繰り出してきた軍隊を,防御力の高い地形を利用して迎撃した後で,攻撃ヘリに歩兵を搭載できる輸送ヘリを随伴させれば,一気に首都を攻め落とすことが可能だ。
このように,敵軍は“チーム”ではあれど,収入や財政はそれぞれ独立している。相手の収入を把握しておけば,守り時,攻め時を判断しやすくなるだろう。
●9〜11ターン
各国の首都は,勝敗を決める重要な基地であると同時に,単体で多くの収入を確保でき,地上部隊の生産や補給も行える強力な拠点でもある。
先に,台湾の首都を手に入れたことで,自軍の生産力は大幅に向上。これを活かして再び戦力を増強し,今度は韓国軍の首都を目指す。
このマップにおける韓国軍首都は比較的近場にあるため,航空機を主体とした編成で軍隊を構成すれば,かなり素早く首都に肉薄することができる。
単純に戦闘ヘリと歩兵の組み合わせで戦ってもいいが,増加した資金を使って戦闘機や爆撃機を使えばより確実に首都を占領できるだろう。守りを固めつつ首都占領に必要な戦力を揃え,一気に進軍すれば,首都占領も難しくはない。
劣勢な状態でスタートし,資金,基地の両面で劣っていたとしても,進軍ルートや部隊の相性を考えて動けば逆転も不可能ではない「マルマラ海」。状況ごとにしっかりと目標を定め,それに向けて戦略を組み立てていくことが大事なことを理解させてくれるマップなので,何度か挑戦して,さらに効率のいい攻略法を見出してみるのもいいだろう。
各勢力の収入を考慮して攻め時を見極める
シナリオマップ「アイヌ独立」攻略紹介
続いては,シナリオマップ「アイヌ独立」(難度4)を攻略していこう。プレイヤー陣営は日本で,千歳に取り残された陸上自衛隊駐屯地を敵軍から守り,ロシアと中国の侵攻を阻止しなければならない。
モード | シナリオモード |
難易度 | 4 |
参戦陣営 | BLUE(日本,プレイヤー) VS RED(ロシア,CPU),GREEN(中国,CPU) |
背景 | 中国資本に買われた北海道。外国人参政権。そしてアイヌの独立。北海道の治安維持を旗印にロシアが侵攻してきた。プレイヤーは千歳に取り残された陸上自衛隊駐屯地を青森からサポートする。 |
日本は,初期時点で保有している都市が4か所のみで,マップ全体の都市数も12か所と非常に少ない。都市からの収入で,新たな部隊を編成するのが難しいため,最初から保有している部隊と,序盤に生産する兵器を大事に運用しながら攻略を進める必要がある。
●1〜3ターン
1ターン目の時点で,千歳はロシア軍の攻撃を受けており,時間をかけて準備を整える余裕はない。青森や函館の基地から戦力を北上させ,千歳に近接する敵部隊を撃破し,空軍基地と陸軍基地を素早く確保していく必要がある。
海峡が細いため,陸軍の足並みを揃えて進軍させることは難しい。よって,まずは本州にある首都で歩兵を生産し,「V-22 オスプリ」で輸送。北海道の空軍基地では,道路や地形を無視できる戦闘機や攻撃機を中心に生産して,可能な限り千歳に戦力を集中させよう。
また,ロシア軍だけでなく中国軍も首都に迫ってくるので,そちらへの対策も忘れてはならない。「ペトリオット」「87式自走高射機関砲」などを活用して敵航空部隊の数を減らし,「V-22 オスプリ」を利用して歩兵を運搬して近くの基地を占領しておけば,後背を脅かされる心配はなくなる。
●4〜5ターン
千歳周辺の基地を入手したら,今度は防衛戦だ。占領した各基地に部隊を投入して防衛に徹し,敵軍のリソースを削っていこう。このマップでは日本だけでなく相手側の拠点も少ないので,拠点数が拮抗した状態で敵を撃破すればするほど有利になる。
十分に迎撃できる戦力を用意できたら,手の空いた基地で攻撃ヘリ「AH-64 アパッチ」を生産する。これで中国軍の地上部隊を削り取り,事前に生産しておいた「ペトリオット」で敵航空部隊を迎撃するのだ。
ロシア軍は,中国軍が攻撃されていても千歳に釘付け状態となっているので,その間隙を縫って,中国の首都への侵攻を行うといい。敵部隊を一掃できたら,歩兵を搭乗させた「V-22 オスプリ」を使って,占領を狙っていこう。
●6〜9ターン
迎撃に徹していると,ロシア軍の侵攻が弱まってくる。この機を逃さず,傷ついた部隊を基地で回復させ,ロシア軍の首都が置かれている稚内への侵攻準備を整えていく。
すでに中国軍は陥落しているので生産力勝負でも負けることはない。こちらは立地を活かして空軍を中心に包囲網を狭めていき,機動力のある「AH-64 アパッチ」や「F-2」で敵地上部隊を殲滅。歩兵が敵首都に届くようになったら,首都の占領を目指す。
このマップのように,周辺が海に覆われている立地では,空軍を活用することで大幅に戦いがラクになる。ただし,敵軍が対空車両を多く用意している場合もあるので,しっかりと偵察し,扱う兵器を選ぶことで有利に戦えるようになるだろう。
今回プレイした2つのマップは,初期時点で実装されているマップだ。紹介した戦略以外にも,さまざまなルートでの攻略が可能なので,自分で考えた戦い方で勝利を目指してみるといい。
先に紹介したとおり,フリーモードのマップは今後も無料で配信される予定となっている。頭を捻って部隊を編成し,強力な現代兵器を駆使して敵を出し抜くのは,なかなかに楽しい体験だ。さらにシンプルなシステムだからこそ,しっかりと戦略に集中できる。
兵器の説明も詳しく,ミリタリー知識がなくとも楽しめる作品なので,興味を持った人は本作で奥深い戦いを味わってほしい。
「大戦略SSB」公式サイト
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