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「龍が如く8」完成披露会に長谷川博己さん,成田 凌さん,安田 顕さんら出演者集結。中谷一博さんは感極まりながら,作品への思いを語った
「龍が如く8」公式サイト
会場には多数の「龍が如く」シリーズファンが詰めかけていた。その熱い視線が集まる中,龍が如くスタジオの代表であり本作の制作総指揮を務める横山昌義氏,主人公・春日一番役の中谷一博さん,もうひとりの主人公・桐生一馬役の黒田崇矢さん,物語の重要人物を演じる長谷川博己さん,成田 凌さん,安田 顕さんらがレッドカーペットを練り歩いた。
セレモニーの主役となった6名に共通していたのは,少しでも長く,ひとりでも多くのファンの握手やサインに応じようとする姿勢だ。すべてのエンターテイメントはファンが存在するから初めて成立する──。その事実を改めて実感する光景だった。
完成披露会では壇上のスクリーンを使用して,各キャストが演じたキャラクターの印象的な場面が紹介された。その後,それぞれが「龍が如く8」やキャラクターへの思いを語った。
中谷さんは最初,朗らかな様子で「横山さんをはじめとするスタッフの皆さん。声やモーションの演者の皆さん。たくさんの仲間が互いに力を与えあったことで,僕は一番を演じきることができました。そんな奇跡がいっぱいこもった作品です。本当に,本当に感謝しかありません」と話し,徐々に感極まっていったようだ。春日一番や「龍が如く」シリーズに対する思いの大きさをうかがわせた。
黒田さんはこれまでの桐生一馬を振り返りつつ,「龍が如く8」における変化を明かした。「これまでの彼は人間らしい部分を隠してきたが,自分は普通の部分もある男だと思って演じていた。辛い気持ち,泣きたい気持ちを人には見せていなかっただけ。『8』では新たな人との関わり方を演じたことが楽しく,それが作品にも現れている」と語った。
横浜星龍会の若頭・海老名正孝を演じた長谷川さんは「作品の中ではマッチョに描かれていて嬉しい。自分も鍛えたら,こんな感じになるのかと参考になりました(笑)」と語った。
また,「横山さんとお話している中で,綿密にリサーチしてリアルな今を描いた作品なのだと感じた。アフレコは難しく,普段どおりの演技だと声量が足りなかったり,相手との距離感がつかみにくかったり,そのあたりの調整が難しかった」とコメント。物語のリアルさと初挑戦となるアフレコの難しさが印象的だったようだ。
前作から引き続き,難波 悠(ナンバ)を演じた安田さんは「久々に演じたナンバはちょっと変わっていたようで,横山さんから『声が違います』と指摘されてしまった」と収録を振り返る。「今日,ここに来てはっきり思ったのは,皆さんは安田じゃなくて難波 悠を求めているんだなってこと。こんな黒いスーツじゃなくナンバの格好で来ればよかったなと思いました(笑)」とユーモアたっぷりに語ってくれた。
成田さんは「龍が如く」シリーズとの出会いについて「兄が遊んでいるのを見て,男を学んだ『龍が如く』シリーズ。オファーが来たときは感激して食い気味でOKしました」とコメント。自身が演じた車椅子の青年・三田村英二が謎多き人物であることを匂わせつつ,「今日はこの役について話せることはひとつもないです(笑)。自分はまだお芝居をしていないのに,映像のキャラクターがすでに芝居をしているのは不思議な感覚でした。今,ゲーム機をマネージャーに貸しているので,まずそれを返してもらって発売日を待ちたいですね」と語った。
横山氏が「過去最高レベルの自信作。できることなら明日からでもすぐ遊んでほしいくらい」と胸を張る「龍が如く8」は,エンディングまでの旅が80時間を超える長丁場となるとのこと。ファンは1月26日の発売に備えて,今からスケジュールを調整しておいたほうがいいかもしれない。
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