プレイレポート
セラの過去が明かされる「シンクロ」ストーリー第3界層を先行プレイ。北方にまつわる新キャラも多数登場
シンクロでは現在,チュートリアル相当の「序章」と,物語がはじまる「第1界層」「第2界層」が実装済みだが,今回の「第3界層」では“断崖に建造された巨大ダム”からストーリーが展開する。
なお,本稿では本筋についての具体的な言及は避けているが,ネタバレな部分も若干あるので,未見で挑戦したい人は注意してほしい。
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※画面はすべて開発中のものです
北方騎士と力を合わせ,ついに第3界層へ
最初に,シンクロの概要をあらためて紹介する。
プレイヤー(あなた)は,人類を守る最後の希望「境界騎士団」の1人で,巨大な大穴「奈落」から現れる「黒の軍勢」に対抗する切り札として,奈落深層までのルートを切り開く使命を帯びている。
また,あなたは謎の書物「クロニクル」の力で,たびたび破滅の未来を幻視する。そんな危険を伴う道中で,仲間との絆を深め,破滅の原因となる「鍵の言葉」を書き換えなくてはならない。さらに各章のクライマックスで迫られる,二つに一つしか選べない一度きりの「運命の選択」により,各章の結末や仲間になるゲストキャラクターも変化する。
こうして悩み,選び,積み重ねたぶんだけ“自分だけの物語”が形作られていく――というのが本作の醍醐味だ。
これまで第1界層から第2界層まで踏破し,さまざまな人物たちとの出会いと別れを経て,仲間との絆を深めてきた探査騎士隊だが,ここからついに「残骸の水域」と呼ばれる第3界層へと足を踏み入れる。
断崖に建造された巨大ダムが旧帝国時代の古代都市を見下ろすなか,街中に張り巡らされた水路には水棲の魔物が巣食っている。
この地を訪れて間もなく出会うのは,聖騎士の「ソフィア」(CV:小倉 唯)と,ソフィアを護衛する聖衛士「リザ」(CV:早見沙織),北方大騎士団に所属する「ジュリアン」(CV:櫻井孝宏),「フレイヤ」(CV:加藤英美里)の4人だ。
■第3界層の登場人物たち
■聖盾エイギスを操る聖騎士「ソフィア」 |
■聖騎士を守る衛士「リザ」 |
■寡黙なイケメン騎士「ジュリアン」 |
■ケンカ上等のヤンチャ騎士「フレイヤ」 |
ソフィアは古くから境界騎士団をサポートしてきたとされる,北方の組織「聖域」により選ばれた,特別な“盾の聖騎士”だ。
彼女は奈落で発見された聖遺物を与えられ,黒の軍勢から世界を救う救世主として戦っている。その手に持つ聖遺物「エイギス」には,強大な結界で周囲の人々を守り,結界に閉じ込めた敵を押し潰す力がある。
ソフィア本人は穏やかな物腰の少女で,仲間を決して見捨てようとはせず,騎士として自らの行動を律する高潔な人物だ。
そして彼女と同じ孤児院の出身であるリザからは,ソフィアの人となりを知ったうえで,騎士としての義務でも使命でもなく,家族として純粋に守ろうとしているような温かさを感じる。
リザはやや融通が利かない一面もあるが,北方騎士としての誇りや理想をとても大切にしている,聖騎士を守る護衛役だ。
彼女はソフィアの守護をなによりも第一としている。
そのため,リザからしてみればソフィアへの無礼(と彼女が感じるよう)な態度をめぐり,ジュリアンやフレイヤに突っかかることもしばしば。正しい騎士として振る舞おうと努力しているのはうかがえるが,そうした雰囲気もすぐに崩れてしまいがちなのが微笑ましい女性だ。
一方でジュリアンとフレイヤは,聖騎士を守るために北方大騎士団から派遣されてきた者たちだ。聖騎士とはいえ実戦経験の乏しいソフィアやリザにとって,彼らは奈落を進むうえで頼もしい存在となっている。
おのおの戦いへの姿勢や思想などはやや異なっているものの,北方騎士として誰かを守り,そのために戦うという信念は共通している。
彼らのうち,メインストーリー攻略の「ゲストキャラクター」としてバトルに参戦してくれるのは,リザとジュリアンとなる。
リザはシンプルなアタッカーで,OD(オーバードライブ)では味方への範囲強化をもたらす。もう片方,ジュリアンは敵複数に攻撃できるスキルやODを備えたバランスタイプであった。
第3界層ともなると,(特効武器を集めるまでの恒例の装備更新タイミングも合わさり)通常戦闘ですらギリギリの戦いになりやすかったので,どちらのサポートも心強く感じられる。
酒場(ガチャ)では新たなキーキャラクターとして「リリィア」(CV:水瀬いのり),「ルイズ」(CV:花守ゆみり),「シャーロット」(CV:佐藤利奈),「グラナダ」(CV:平田広明)が登場する。
とくにリリィアとルイズは,第2界層で肩を並べたステンノ隊の一員であり,ここまで攻略した人は“前回の運命の選択の影響”がすでに見えているだろうから,ぜひとも仲間にしてみたいキャラである。
■「リリィア」 |
■「ルイズ」 |
■「シャーロット」 |
■「グラナダ」 |
今回の先行プレイでは,酒場で縁のあったグラナダと,第2界層のゲストキャラクターであった「ステンノ」(CV:戸松 遥)とともに第3界層へと進み,キャンプでの会話を楽しむこともできた。
人によっては見ることのできない光景だけに,ぜひ眺めてほしい。
セラが語る自身の過去
クロニクルの示す「集約の時」が迫る
第3界層をプレイして興味深かったのは,大きく二つだ。
一つは,セラが面識のあるソフィアたちと出会い,彼女らの変化を目の当たりにしたのをきっかけに自身の過去を語るというところ。
彼女は出会った当初からあなたを知っているような態度を取っていたので,気になっていた人も多いだろうが,ここでその理由が明かされる。
セラがどういった経緯で騎士となり,自身にも周囲にも厳しく接しているのか。それをなぜ,今日まで語ろうとしなかったのか……心情を推し量るには十分なシーンが描かれていた。彼女が己の過去と向き合ったことで,仲間との絆がより強固なものになったように思えてくる。
第3界層でもこれまでどおり,あなたは滅びの未来を幻視する。このまま進めば隊はなんらかの危機に陥り,セラは魔力の爆発に巻き込まれ,ほかの仲間は汚染された水に飲まれて溺死してしまうらしい。
ただし,これまでと少し異なるのは,クロニクルが告げる「集約の時」というキーワードだ。これにより,あなたが積み重ねてきた決断が,一つの集約された大きな運命として迫りくるようだった。
果たして,奈落の謎を知る手がかりとなるのか。あるいはさらなる困難が待ち受けるのか。人類が調査できている到達地点の第4界層が目前とあって,第3界層での物語は,シンクロのストーリー序盤における大きな盛り上がりになりそうな予感を抱かせてくれた。
3月23日にサービス開始を迎えてから,すでに200万ダウンロードを突破したシンクロ。4月28日には新章公開のほか,総計7500ジェムが配布される3章記念ログインボーナスも開始予定だという。
これから加速度的に面白さを増していくのであろう物語に乗り込むなら,まさに今というタイミング。気になった人はこの機会を逃さず,自分だけの一度きりの物語をぜひ体感してほしい。
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