やらなきゃ人類滅亡！　「シンクロ」目玉のレイドボスイベント“世界ノ終わり”で世界に貢献しよう

　セガが配信中のスマホRPG「シン・クロニクル」（iOS / Android。以下シンクロ）において，本作目玉のレイドボスイベント“世界ノ終わり”が，2022年4月7日から4月13日まで行われている。


　黒の軍勢による，奈落の大穴からの大規模侵攻“蝕”。なにもしなければ人類は敗北し，滅亡する――といったぞわぞわするシチュエーションでおのおのが奮闘する，本イベントの遊び方を見ていこう。

　なお，先に結論だけ提示しておくと。

　「第1章クリアまでに確定で仲間にできる特効キャラ4人＋自前の特効キャラ2人をどうにか確保できていれば，気持ちよく攻略できるリアルタイムで騒がしいお祭りイベント」といった所感である。

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基本はみんなで叩いて稼ぐだけ！

　前提として，本イベントの参加条件は「序層 最終話クリア」となる。こちらはチュートリアルクリアに相当するので，すでにシンクロを遊びはじめている大多数の人には関係ないだろう。
　これから遊ぶという人でも数十分で到達できるので造作もない。

　レイドボスイベントはつまるところ，強力なボス1体をみんなで叩いて稼ごうというもので，本イベントもその認識で間違いない。
　境界騎士団が決死の防衛戦に挑む。そんな背景とは裏腹に，シリアスな雰囲気は楽しむだけでもOK。誰もが気楽に参加可能である。


　奈落より現れた者は「深淵より漂う魔人 ククルーシ」。

　通常プレイで肩を並べる仲間として愛着のある人もいるだろうが，今回の蝕では“なぜか生きている騎士の姿をした魔人”が現れたという。
　どうしてそうなったのかは，そのうち分かるかもしれない。

　イベント内容は通常プレイとは大きく異なり，プレイヤーは「左陣」「中央陣」「右陣」に計3組のイベント専用パーティを編成する。
　キャラクター・武器・精霊・魔具・加護精霊は“異なるパーティ間で重複装備不可”なので，頭数は多ければ多いほどいい……が。

　とにもかくにも後述する特効キャラ6人さえいれば，数は問題ない。



　パーティの準備ができたら「イベントAP」を消費し（一定時間で回復），蝕の敵に挑戦しよう。敵は最初こそ低レベルだが，倒すたびに徐々に能力が高まっていき，そのうち1回の出撃で倒すのが難しくなる。

　しかし，倒しきれなかった敵は残りHPが引き継がれるので，連戦でダメージを与えていけばいつかは倒しきれる。
　また，撃破できなかったときは“戦友に救援要請が自動で送られる”ため，他者の援護を受けることで突破も可能だ。それと同様に，自身にも誰かからの救援要請が届くので，手が空いたら手助けしてあげよう。


　戦闘はターン数制限が課せられたバトルとなる。敵も反撃してくるが，いわば制限ターン内にどれだけダメージを出せるかの勝負だ。
　通常プレイと違い「Chain数もダメージ数もドデカい」ため，いつもはお目にかかれないような膨大な数値が画面内を飛び交う。

　プレイヤーが戦う相手は「尖兵」「強敵」，さらに強力なボス「魔人」「使徒」の4種が存在し，それぞれランダムで出現する。

　敵は種類ごとに，自身が発見した最も高LVの相手を撃破すると，同種の敵のLVが上昇する。また，尖兵はLV5の倍数で「黒化変異種」が出現するほか，最終段階のLV50まで到達すると特殊な尖兵が出現する。

※例：尖兵 LV1を倒すと，尖兵 LV2が出現。魔人 LV3を倒すと，魔人 LV4が出現するなど，敵種類ごとのレベルで進行

　なお，敵LVは救援要請で戦友が撃破したときも上昇するため，連戦ですら倒すのが難しい段階になってきたら，存分に戦友に頼ろう。





　本イベントでは，1人用サブクエスト「根源の枝掃討依頼」が存在し，尖兵の撃破数に応じて装備アイテム「魔具」などを獲得できる。
　そのため，最初はサブクエ消化を最優先としよう。

　また魔人クルルーシを仲間にできると，魔人が持つ特別なアビリティ「シンクロアビリティ」のシナジーを得られる。
　こちらは「（自身の）腕力＋20」という単純なステータス強化アビリティではあるが，習得することで“スタイルの異なる同キャラクター（この場合は通常ククルーシ）”にも効果が反映される。

　つまり，魔人獲得は既存キャラの恒常的強化につながるわけだ。



　バトルでは，敵に挑むたびに「挑戦報酬」を，敵撃破時に「撃破報酬」を得られる。撃破報酬は救援要請で戦友が倒した場合も入手でき，さらに“倒されたボスに挑戦した人全員”に報酬が付与される。

　そのため，いろんな救援要請をつまみ食いするだけでもそこそこ得する。救援されたほうもデメリットはないので，Win-Winである。
　なお，バトルでの「貢献度」により，以下の報酬が追加される。




　追加報酬は複数同時に獲得できるため，例えば自身で発見した敵を自分1人で撃破すれば「撃破」「発見」「とどめ」「ダメージMVP」の全報酬を獲得できる。とどめ＆ダメージ関連は救援次第で権利が左右されるが，横取りをデメリットと考えるよりは，ボスを倒してもらい，さらに強いボスに挑めるようイベントを進行させるほうが大切である。

　などと細かなルールは多いが，本当に覚えておくべきは次項からだ。

イベント攻略のポイントは特効

　ここからは，イベント攻略で覚えておきたいことを挙げていく。

　まずはイベント専用の「絆Chain」だが，こちらは同じ敵と戦闘する全プレイヤーに加算・継承されるボーナス値だ。挑戦するプレイヤーが多いほど，また攻撃回数が増えるほど増加し，与ダメージも上昇する。

　通常プレイの攻略と同じく，Chain稼ぎの概念で問題ない。



　イベントには特攻キャラクターが存在する。

　対象キャラは，誰でも仲間にしているビスケにリオン，第1章でどちらかが仲間になるギュンターにアンネ，そのほか第1界層のキーキャラクターや精鋭ガチャで登場するキャラたちとなる。

　特攻キャラはパーティに1人編成するごとに「絆Chain＋210＝与ダメージ＋6715％」が付与され，最大1260 Chain（＝与ダメージ＋約70000％）の状態でバトルを開始できる。
　そして率直に言うと，特効キャラ×6人がいないとイベントの敵に（気持ちよく遊べるくらいの）まともなダメージを与えられない。

　通常プレイでは1000ダメージで喜べるが，本イベントでは1260 Chainスタートで一撃1千万ダメージ，数ターンで総計1億ダメージは与えられないと話にならないため，特効倍率のフルセットはほぼ必須である。

特効パーティ（上）と非特効パーティ（下）の比較。正直，比べようもない戦力差

　とはいえ，このあたりはしっかりと考慮されている。

　まずストーリー第1章までクリアしている人であれば，「ビスケ」「リオン」「ギュンター or アンネ」「引き直しガチャの第1界層キーキャラ」の特効キャラクター計4人は確実に確保できている。

　そのため，あとは「仲間になりやすいはずの☆2 ククルーシ」や「対象☆3キャラを仲間にしている運命」さえたぐり寄せていれば，特効フル編成で挑める。特効の頭数＝パーティ数と言っても過言ではないので，特効6人のパーティ1組が用意できれば，ほかの2組は使用せずともよい。
　私のように「☆3は絶対に男キャラしかこない」といった悲しい運命を背負っている人もいるだろうが，それほど高くないハードルだと思いたいので，まずは自分がスタートダッシュできるかを確認しよう。

※特効キャラが最低4人でもイベントを遊ぶことは可能だが，同じプレイヤーの立場としては，特効6人は必須と言いきりたい

※イベントAP×3を消費する「全力攻撃」で挑めば，制限ターン数が3→4，毎ターンBP＋2，戦闘不能にならない，パーティメンバーの攻撃力5倍の恩恵を受けられるため，APに頼れば特効4人でも十分に攻略可能，なはず。それでも特効6人は可能な限りほしい

※救援ありきで戦友に倒してもらう。救援で表示された絆Chainが1万〜2万とたまっている敵に仕掛けるプレイなら，特効キャラがいなくても楽しめる。ただ自分のペースで進めたいなら，やはり特効キャラだ

　対象の特効キャラを育てていないときは，クエスト周回でレベルを上げておこう。第2章後半でスキップチケットを使えばLV50前後まで容易に上げられる。また基本はダメージレースを求められる都合上，スキルパネルの全キャラ共通の右下枠「腕力＋約100」は必ず取っておきたい。
　キャラや武器や精霊は人それぞれのためなんとも言いがたいが，腕力は違う。腕力はみな共通である。鍛えた腕力で人類を救おう。

通常攻略と同様，だいたい腕力が人類を救う

　イベント特効は「精霊」にも存在する。

■イベント特効精霊
・駆動の精霊「マシーナ」
・渦潮の精霊「ヴィーテル」
・罪の精霊「リシシ」

　これらはイベントガチャで入手でき，パーティに編成することで，バトル開始時に敵全体に大ダメージを与える「水銀の砲弾」を無償で発射してくれる（BP3使用の攻撃スキルのダメージに相当）。

　発射数は特効精霊の編成数＆限界突破数に応じて上昇し，序盤の尖兵はこれ一発で沈むくらいの強力さだが，必須というわけではない。
　ガチャを引くときは「銃専用の攻撃力アップを見込める，単純に高レア精霊なマシーナがほしい」などの理由を加味しよう。



　また，期間中は人類滅亡までのカウントダウン，ないしイベントフィーバータイム的な「蝕の波」が下記日程で行われる。

・【実施中】第1波：2022年4月7日（木）16：00〜
・第2波：2022年4月10日（日）21：00〜
・第3波：2022年4月12日（火）21：00〜

　蝕の波中は強力なボス「魔人」「使徒」が出現しやすく，イベントのゴールに向けたアイテムを稼ぎやすくなっている。
　また敵撃破により，プレイヤー全員の共通ゲージ「蝕の波ゲージ」を満たすと波が収まり，参加したプレイヤー全員に報酬が贈られる。

※報酬は「魔人」か「使徒」に挑戦し，全滅せずにバトルを終えられた人のみ。全滅あるいは未挑戦の人は報酬を獲得できない

　なお，蝕の波は発生から48時間で収まる。ゲージが満たされ次第終了となるため，実際の戸締まりはもっと早くなる。ただ第1波は記事掲載時点でも終わっていないので，以降も週末のお出かけから帰ってきたあとに人類でも救うか，くらいの意気込みで大丈夫そうだ。


　次いで，最上級の敵「使徒」との戦闘でダメージMVPを獲得した人は，イベントランキングにエントリーできる。

　MVPは使徒1体ごとに，敵に与えた累計ダメージが最も多いプレイヤーが選出され，また使徒1体に対して複数のバトルでダメージを与えた場合はすべての戦果が合算されて計上される。
　この順位に応じたランキング報酬で，称号や☆2 魔具「ククルーシのリボン」などが贈呈されるので，狙える人は狙ってみよう。

　といっても，ランキングはやり込みの範疇にあるため無理に狙う必要はない。そもそものイベント攻略すらおぼつかない人は，誰かほかの探査騎士団長がリルカやナイア＝イア（現状で強いとされる子たち）を駆使して人類の窮地を救ってくれたランキングとして眺めよう。


　最後に，本イベントの要点をあらためてまとめる。

・まずは特効6人がいるかいないか。いなかったら出会おう！
・第1目標はサブクエ「根源の枝」。確定報酬の確保から
・「発見報酬」でイベントAPを確保し，プレイの継続性を高める
・「水銀の砲弾」はお助けアイテム。詰まりそうなときはまず撃つ
・絆Chainが膨大にたまっている敵は「撃破報酬」のチャンス
・進めるのが困難になったら，救援要請で魔人＆使徒を叩いて稼ぐ

　何度もしつこくて恐縮だが，特効キャラクターを使わずにイベントに挑むと「なんだこれ。どうしようもない。俺が遊べるコンテンツじゃない」と思ってしまうはずなので，何度でも言うが，“世界ノ終わり”は特効キャラをパーティに入れるのが必須のルールと覚えるべきだ。

　それに特効キャラと言えど「すでに仲間にしている（確率が高い）キャラが選出されているだけ」なので，過剰な出費もなく，むしろ人によってはお金を使わずとも万全の体制で遊べる内容と言える。


　期間中は，蝕の波というさらなる時限要素も存在するが，なるべく時間に縛られない仕組みと1人用クエストも用意されていることで，人それぞれのペースで遊びやすいよう配慮されている。

　それに，いつもは目にできないバカでかい数値の応酬に，進めようと思えばサクサクと進行させられる仕組みに加え，ひっきりなしに飛んでくる救援要請のおかげで，いろんな人たちとリアルタイムでお祭り騒ぎな討伐イベントを共有している感覚を味わえる。

　まさか，イベントの結果によって作中世界が本当に滅亡することはないだろうが。この世界「ヘルドラ」はメインストーリーの都合もあり，奈落の先にばかり目が向きがちである。本当に守るべきは地上の人々であることをゆめゆめ忘れないよう，防衛戦にはできる限り参加しよう。
　それを成してこそ，人類最後の希望「境界騎士団」なのだ。

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