プレイレポート
キーキャラいる? 見逃しで悔やむかも。な「シンクロ」第1界層キーキャラクターを見ていこう!
悩ましいのはストーリークリア前だよ???
セガのスマホRPG「シン・クロニクル」(iOS / Android。以下シンクロ)のメインストーリーでは各章のクライマックス,プレイヤー自身の選択により,その場の状況とその後の展開が変化していきます。
選び直しは不可。見られるのは1回だけ。実に悩ましい決断。
そんななか,酒場で仲間にできる各層の“キーキャラクター”は運命の選択に小さくない影響を生み,当の判断をさらに悩ましくします。
今回はそれを知らずにクリアしてしまう人が悔やまないよう,メインストーリー第1界層のキーキャラクターを見ていきましょう。
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キーキャラクターって,なぁに?
シンクロの物語は,世界の中心に開いた大穴“奈落”から現れる“黒の軍勢”に対抗すべく,人類を守護する“境界騎士団”が「決死隊で奈落深層までのルートを切り開く」といったものです。
プレイヤーは作中,仲間たちのさまざまな感情がうずまくコミュニケーションを味わいながら,最後の最後,章のクライマックスで「いずれか一つしか選べない運命の選択」を迫られるのです。
そのとき,2人のヒロインや周囲の仲間が「こうすべきです!」「ああするべきよ!」と選択の場に現れ,探査騎士隊の隊長であるプレイヤーを「僕にどっちを選べっていうんだ!」という気分にさせます。
そこはまあ隊長ですからね? 仕方ないですね。
そして,ここからが本題の「キーキャラクター」について。
彼ら彼女らは界層ごとにピックアップされる特別なキャラで,酒場(ガチャ)で仲間にし,クエストで絆を深めると,各章に関わる個別ストーリーを見られます。また章のクライマックスにも現れ,いわく。
「俺には病気の妹がいるんだ……(だからこっち選んで)」
「私には大切な人との約束が……(ほらこっち選んでよ)」
みたいな感じで,良心の呵責方面からどちゃくそに攻めてきます。
(上記のセリフは例であり,本編とは関係ありません)
しかし,運命の選択がやり直せない以上,キーキャラがどのようにクライマックスの選択に関わるのかを見られるのもたったの一度。クリア前だけ。簡潔に言うと“クリア前限定の取り逃し要素”なのです。
運命の選択がより苦しくなるなら悲しくなるなら愛などいらぬ派でもない限り,RPGファンとしては惜しい惜しい,この見逃し。
そんな見忘れの悲劇を多少でも和らげるべく“好みの仲間はクリア前に手に入れよう”というのが,あらためまして本稿の趣旨なわけです。
それでは遅ればせながら,さっそく見ていきましょう!
※注記:いかにボカそうと「酒場=ガチャ」「キーキャラクター=SSR的存在」である以上,無料通貨や己の運でまかなえる範疇を超えてしまうと,リアルの自分自身までもが運命の選択に迫られる可能性があります。「そんとき出なかったもんは出なかった!」もまた自分なりの運命として受け入れて進めるのが,たぶんうまく付き合うコツです。
第1界層のキーキャラたち!
第1界層のキーキャラクターは計8名ですが,下記の2人に関してはある種の別枠ですので,まとめて紹介していきます。
■血気盛んな元闘士
「リオン」(CV:諏訪部順一)
「ケッ、くだらねえ。コロシアムの猛獣と比べりゃ余裕だっての」
最初の隊員のひとり。血気盛んで、口の悪い闘士。
好戦的な性格もあり、戦いで稼げる闘士の職業を気に入っていたが、とある目的のために騎士団にやってきた。
■“魔具”を操る訳アリ銃士
「ビスケ」(CV:伊瀬茉莉也)
「ま、ヤバそうなら逃げればいいか。そういうわけで、よろしく〜」
最初の隊員のひとり。表面的には付き合いやすい性格だが、皮肉屋で、周りとは距離を置いて接する。
何やら訳アリらしいが……?
リオンとビスケはキーキャラクターかつ“ゲーム進行で確定加入”するため,序章と第1界層での運命の選択には必ず関わります。
粗暴な喧嘩屋のように見えるけれど普通にデレて信頼されちゃう未来しか見えてこない男性闘士と,前髪で隠した左目にえっぐい背景を抱えてそうなところがイイ……っと隊長さんたちをデレさせる女性銃士。
若干ネタバレですが,この2人は序章ラストでも当然のようにそれぞれ異なる選択肢に加担し,「こっちの選択しか勝たん!」と状況を煽ってくるので,通過儀礼的なジャブを浴びせてくる存在だと言えます。
そして次からの6名が,酒場限定のキーキャラとなります。
■自由を夢見る蛮族の少女
「マーヤ」(CV:黒木ほの香)
「ふふっ、負けないよ!ボッコボコにしちゃうんだから!」
とある部族の島から騎士団に送られてきた少女。彼女の部族は男女問わず生まれつき身体能力が高く、古くから各国に雇われ傭兵として重宝されてきた。
いつか騎士団を抜け、世界中を旅するのが夢。
■世界を旅する放浪詩人
「ランフ」(CV:木村良平)
「面白おかしく、美しく。そうでないと、誰も聴かないし、歌わない」
世界を放浪する吟遊詩人。食い扶持が稼げず、境界騎士団に入団した。
危険が伴う奈落探査すらも、詩の題材の宝庫と捉えて、楽しんでいる。
■まぐれ当たりの大盗賊
「ガウスト」(CV:杉田智和)
「冒険の果てにたどり着いたのが奈落。これも運命だねえ」
大盗賊として悪名を轟かせていた男。基本的に軽薄で、ノリで生きている。盗賊としてならしてきた半生も、勢いと運だけで乗り切ってきた。
異常なほどの勝負強さは、たぐいまれな才能。
■人を怖れる炎の魔法使い
「アルカン」(CV:松岡禎丞)
「忠告しておク。死にたくなければ、近寄るナ……」
耐火布でできたローブで全身を包んだ魔法使い。
他人が自分に近付くのを極端に怖れ、隊の騎士たちからも常に距離を取って行動する。
■過去を捨てた美しき女騎士
「テレーザ」(CV:小岩井ことり)
「私はどこにでもいる、ただの娘です」
首に巻いたマフラーと垂らした前髪で、顔を隠している女騎士。自身の過去については、頑なに語ろうとしない。
しかし、生来の美しさは隠しきれず、気品と優雅さを漂わせている。
■意思を失った元奴隷の少女騎士
「アリン」(CV:茅野愛衣)
「死にたいわけでも、生きたいわけでもありません。ただ命じられたままに……」
奴隷として騎士団に売られてきた少女。命じられるがままに戦ってきた彼女の目に、意思の光はない。
武器は物騒な印象をもたらす、柄の長い戦斧。
この8名を含むシンクロのキャラクターたちは見た目やゲーム的な特徴が当然違うほか,パーティに加えてクエストを達成し,親愛パラメータに相当する「絆」を深めていくと,ダンジョンのクリア時に発生するコミュニケーションイベント「キャンプ」で会話エピソードが発生します。
※注記:クライマックスの選択で特別なエピソードが楽しめるのはキーキャラクターのみ
キーキャラクターのなかには「俺に近づくな傷つけたくない系男子なアルカン」や「素性をやたらと隠そうとする女騎士テレーザ」など,クセの強さがなかなかな人もいますが,そういった一面が転じて,先の見えない決死の旅で,各章のクライマックスを盛り上げてくれる。
それが実際どんなもんかは,自ら体験しないことには……ねっ!
第1界層ではキーキャラ&ダブルヒロインの計10名が,赤派5名vs.青派5名といったイメージで,最後の選択を悩ましくさせてきます。
そのとき,酒場産キーキャラが存在しない場合は2名vs.2名となり,シナリオ的にはまったく不足のない内容で進行するものの,トゥルーな展開に突入できたかというと,なんとも言いがたいところ。
ですので,酒場を煽るわけではありませんが,「物語を楽しむキーキャラ用の無料ジェム運用計画」をもって遊ぶといいでしょう。
幸い,後続を育てやすいシステムも整っているので,新キャラ特有の「強くて新登場!」も踏まえれば,攻略面も兼ねられるはずです。
ちなみに,キーキャラクターを獲得すると対象界層に追加エピソードが発生し,ステータスなどに恩恵がある「絆アビリティ」を獲得できます。また,対象界層では高GRADEの武器の入手確率も上昇します。
さらに章ごとのゲストキャラクターの絆アビリティ開放にも関わるので,どのキャラとどのキャラが縁を持つのか。そこも楽しみです。
なお,個人的に究極的に手のひらを返すのなら,キーキャラクターはいてもいなくても大丈夫だと思います。キーキャラ以外でもキャンプイベントでストーリーが発生する子や,クライマックスの選択シーンの演出で登場する子もいるので,どの子を選んでもいいんです。
大事なのは「どの子が好きで,一緒に冒険するか」なので,それがキーキャラだったらそれでいい。アビリティの開放とかはないけれど,その背景や設定で実は関係性があるキー以外のキャラだっていい。
「チェインクロニクル」を含むクロニクルシリーズは原則,そういうふうに遊べるゲームとして生まれ,また登場人物たちも原則,ただのバトルキャラとして存在するのではなく,この世界に関わるストーリーを背負ったキャラとして存在しています。シンクロの場合は,そこをゲームシステム的に一歩踏み込んだというだけなのです。
だから自分なりのRPGを楽しめれば,それで十分なのです。
なーんてキレイに言っても「いやいや本編に関わるんなら欲しいもんは欲しいじゃろがいっ!」ってのがキーキャラの宿命ですので。
自分なりの運命と相談してまして,準備ができたら,あとはもう。
キーキャラちゃんといる?
「この子はいて,あの子はいないけど,だいじょうぶ」
悩ましいのはストーリークリア前だよ???
「十分悩んだから,もうだいじょうぶ。そろそろ選ぶよ」
いざ! 自分だけの運命を選びましょう!
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