プレイレポート
「Tandem: A Tale of Shadows」プレイレポート。見下ろし視点と横スクロール視点を切り替えながら屋敷を探索するパズルアクション
「Tandem: A Tale of Shadows」は,Monochrome Parisが開発し,Hatinh Interactiveがパブリッシングするパズルアクションゲームだ。
物語は19世紀末のロンドンで,著名な一族の息子であるトーマス・ケインが謎の失踪を遂げる事件が発生したことから始まる。主人公のエマとテディベアのフェントンは,入り組んだ仕掛けや謎の生物が潜むケイン邸の探索に乗り出し,事件を調査していく。
本作ではエマと,テディベアのフェントンの操作を切り替えながらギミックを解いていき,ステージクリアを目指す。各ステージのどこかにどこかにクリスタルが配置されており,これを取ると次のステージに進める。
エマを操作するパートは見下ろし型視点で,上下左右にエマを動かしステージを探索していくというオーソドックスなものだ。
ステージには至る所にカギのかかった扉が配置されており,エマだけの力では,すぐに先に進めなくなってしまう。そんなときには,フェントンに操作を切り替えてゲームを進めるのだが,まず以下の画像を見てもらおう。
画面下に見える壁のところに,フェントンが張り付いているのが分かると思う。ここで操作を切り替えると,フェントンが壁を地表に見立てて,移動していく横スクロールの探索パートが始まるのだ。
エマが行けないところをスイスイ進めるフェントンだが,ステージには道(壁)が途切れていたり,足場がなかったりする場面もある。そんなときに役に立つのがエマが持つ「ランタン」だ。
エマたちが探索する真夜中のケイン邸には,障害物や街頭が作り出す「影」が落ちている箇所がある。この影が落ちている箇所を,うまくランタンで照らしてあげることによって影が伸びていき,フェントンが通れる新たな“影の道”ができるのだ。
エマで行き詰まったらフェントンに操作を切り替え,フェントンで行き詰まったらエマで道を作ってあげる……プレイヤーは,これを繰り返してゲームを進めていくことになる。
今回のデモ版で遊べたのは,7ステージのみだったが,「Tandem」というタイトル名の通り,エマパートとフェントンパートという異なるの2つの操作性で探索していくシステムがユニークで面白かった。ランタンが壊れて光を作れなくなるアクシデントがあったりがあったり,屋敷に潜む怪物であるクモが襲ってきたりするなど,ギミックも多彩で飽きさせない。
製品版では全45ステージが用意される予定で,デモ版の最後に流れるPVでは,フェントンが移動する影に乗っていくアクション性の高いステージや不気味な怪物にエマが追いかけられるシーンも見られた。製品版の発売は2021年を予定しているとのことなので,気になった人は,Steamのストアページでデモ版をチェックしながら,続報を待とう。
「BitSummit THE 8th BIT」Steam特設ページ
「Tandem: A Tale of Shadows」Steamストアページ
- 関連タイトル:
Tandem: 影の物語
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