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【PR】このスペックで5万円台!インテル Core i7-12700Kは、ゲーマーにベストチョイスのCPUだ
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印刷2022/05/24 12:00

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【PR】このスペックで5万円台!インテル Core i7-12700Kは、ゲーマーにベストチョイスのCPUだ

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 新しいCPUが発売されると,最上位モデルの特徴や性能が注目されがちだ。とはいえ,すべてのゲーマーに最上位のCPUがベストというわけではない。現在,ほとんどのゲームは8コア程度のCPUがあれば,相応な性能のGPUと組み合わせることで,高いゲーム性能を発揮できる。
 価格や入手のしやすさ,そしてゲームや日常使いにおける性能を考慮しても,5万円台で買える8コア程度のCPUがゲーマーにとってバランスのいい選択だろう。そこで本稿では,開発コードネーム「Alder Lake」の名でも知られる第12世代インテル Coreプロセッサーから,上位モデルである「Core i7-12700K」を取り上げてみたい。

Core i7-12700K
メーカー:Intel
問い合わせ先:お問い合わせ
実勢価格:5万5000円前後(税込,2022年5月24日現在)
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 8コアCPUと同程度の価格帯でありながら,それらを上回る高いゲーム性能を持つAlder Lake世代の性能をチェックしてみよう。


8基のP-coreと4基のE-coreを集積したCore i7-12700K


 第9世代から11世代までのCore i7プロセッサーは,CPUコアを8基搭載するCPUであった。それに対して,本稿の主役である第12世代のCore i7-12700Kは,トータルで12基のCPUコアを内蔵するのが大きな進化点となっている。PC事情に通じているゲーマーなら周知のとおり,第12世代Core プロセッサーは,高性能な「P-core」と,最大動作クロックはP-coreより低いが,その分,省電力な「E-core」という2種類のCPUコアを集積するのが特徴である。
 第12世代インテル Coreプロセッサーの詳細は,こちらの解説記事を参照してほしいが,本稿でも簡単におさらいしておこう。

 第12世代Core プロセッサーの高性能コアは,これまでのCore プロセッサーシリーズにおけるCPUコアの最新版と言えるもので,開発コードネーム「Golden Cove」とも呼ばれるCPUコアだ。P-coreは,極めて高い性能を持つCPUコアで,第11世代Core プロセッサーに対して19%もの性能向上を実現したという。

P-coreにおける改良点をまとめたスライド
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 一方のE-coreには,Atomプロセッサーの流れを汲むCPUコア(開発コードネーム Gracemont)を採用している。電力対性能比を重視した設計が特徴だが,処理性能では第6世代Core プロセッサー(開発コードネーム Skylake)を超えるとのことで,高い処理性能を要求しないバッググラウンドの処理をこなすのに実用的な性能を備えていると考えていいだろう。

E-coreにおける改良点をまとめたスライド
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 第12世代Core プロセッサーでは,2種類のCPUコアをPCの状態に合わせて使い分けることで,歴代最高の性能と省電力を両立させているのが見どころなわけだ。また,プロセッサーに集積するP-coreやE-coreの数を変えることで,幅広い市場へ向けた製品を構成できることも特徴と言えよう。

 ただ,P-coreとE-coreという性能が異なるCPUコアを備える構造で課題になるのが,優先度の高い処理をP-coreに割り当てる方法である。この割り当てが正しく機能しないと,第12世代Core プロセッサーの性能を生かし切れない。
 処理の優先度を把握してCPUコアへの割当を担うのはOSだが,性能が異なる2種類のコアを使い分けるのは,OSにとっても負荷の高い仕事だ。そこで,第12世代Core プロセッサーでは,OSに対してCPUの負荷状況をフィードバックする「Thread Director」というハードウェアを組み込んでいる。
 Thread Detectorの情報をもとに,OSが適切にP-coreとE-coreを使い分けることで,第12世代Core プロセッサーの性能を最大限発揮できるというわけだ。

Thread Directorを利用して,OSによるスレッドのCPUコア割り当てを支援する
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 注意が必要なのは,WindowsにおけるThread Detectorへの対応は,Windows 11からという点だ。Windows 10でも第12世代Core プロセッサーを利用できるが,Thread Directorに対応していないので,CPUコアの使い分け効率がWindows 11より劣ることになる。そのため,第12世代Core プロセッサーを利用するのなら,Windows 11が必須と考えておいていいだろう。

 話を戻すと,本稿で取り上げるCore i7-12700Kは,従来のCore プロセッサーでいう8コアクラスのミドルハイ市場向けCPUで,8基のP-coreと4基のE-coreという計12基のCPUコアを備えている。

テストに用いたCore i7-12700K
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CPU-Z(Version 2.01.0)でCore i7-12700Kのスペックを確認した様子
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 P-coreの定格クロックは3.6GHzで,最大クロックは5GHzに達する。一方のE-coreは,定格2.7GHz,最大クロック3.8GHzという仕様だ。さらに,コアクロック倍率をユーザーが変更できるアンロックタイプの製品なので,比較的容易にオーバークロックが可能だ。
 これまでの「TDP」(Thermal Design Power,熱設計消費電力)に当たる「Processor Base Power」(※PL1とも言う)は125Wだが,短時間であれば許容できる最大消費電力を意味する「Maximum Turbo Power」(※PL2)として190Wも設定されている。Maximum Turbo Powerに高い値を設定することで,高いピーク性能が得られるという点も,Core i7-12700Kにおける特徴と言っていいだろう。

 こうした特徴を備えたうえで,実勢価格は既存の8コアCPUと同程度か,やや高い程度というのが,Core i7-12700Kの大きな見どころだ。


競合の8コア製品とCore i7-12700Kの性能を比較


 以上のような特徴を有するCore i7-12700Kの性能を,4Gamerで定番のベンチマークテストを用いて確認していこう。今回,比較対象として用意したのはAMD製の「Ryzen 7 5800X」だ。

 Ryzen 7 5800Xは,AMDのZen 3アーキテクチャを採用する8コアCPUである。市場における実勢価格は,Core i7-12700Kに比べてやや安価ではあるが,購入時の比較対象としては適当であろう。なお,ハイエンドCPUの「Ryzen 9 5900X」はCore i7-12700Kよりもやや高く,こちらを直接の競合と見なすのは適切ではない。従来型の8コアCPUと同程度の価格帯でありながら,2種類のCPUコアを備えるCore i7-12700Kがどれくらい上回る性能を持つのかを見極めるには,Ryzen 7 5800Xが最適な製品と判断した次第だ。

※1 Ryzen 7 Ryzen 7 5800Xは各コアの動作クロックを示す
※2 Core i7-Core i7-12700Kは公式スペックの「Processor Base Power」を示す
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 テストで使用した機材は,表2のとおりだ。今回はCore i7-12700Kがオーバークロック対応製品ということもありCore i7-12700Kでは定格のDDR4-4800設定ではなく,XMPのDDR5-6000設定を利用している。なので,比較対象のRyzen 7 5800Xでも同製品としてはオーバークロック設定となるDDR4-3600設定を使用していることに注意してほしい。

※画像をクリックすると拡大した詳細版を表示します
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 実行するテストは4Gamerベンチマークレギュレーション25.0から,「3DMark」(Version 2.22.7336)「Far Cry 6」「バイオハザード ヴィレッジ」「Call of Duty: Warzone」(Season 2)「Fortnite」「Borderlands 3」「Project CARS 3」の7タイトルを選択した。また,OBS Studioを利用したゲーム録画を含む,レギュレーション25世代のCPU性能検証も実施している。
 実ゲームにおける解像度は,3860×2160ドット,2560×1440ドット,1920×1080ドットの3種類を選択し,ゲームのグラフィックス品質設定は,すべて高負荷寄りを採用している。


実ゲームで高いフレームレートを記録するCore i7-12700K


 まずは定番の3DMarkから見ていこう。グラフ1は,3DMarkのDirectX 11テストである「Fire Strike」の総合スコアである。

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 一見してCore i7-12700KとRyzen 7 5800Xの差は,非常に小さいのが分かる。その差は3テストのいずれも約1%以内なので,ほぼ横並びとまとめていい程度だ。Core i7-12700Kは,Fire Strike ExtremeとFire Strike“無印”でわずかに上回り,Fire Strike Ultraではわずかに下回っている。

 次のグラフ2は,Fire StrikeのGPUテストである「Graphics test」のスコアだ。

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 Graphics testは,GPU性能に重点を置いたものなので,CPUごとの違いはあまり出ないのが基本だが,Core i7-12700Kは,Fire Strike“無印”でわずかに高いスコアを残している。Fire Strikeにおける総合スコアはGraphics testのウェイトが最も高いので,結果がほぼ同じ傾向になるのは当然と言えよう。

 グラフ3は,Fire StrikeのCPU性能テストとなる「Physics test」のスコアである。

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 一目瞭然だが,Physics testは,はっきりと分かる差がついている。3テストの平均で見ると,Core i7-12700KはRyzen 7 5800Xよりも,約18%スコアが高い。Core i7-12700Kは,Ryzen 7 5800Xよりざっくり2割近くCPU性能が高いという結果だ。ただ,総合スコアにおけるPhysics testのウェイトは低いので,総合スコアへの影響は限定的だったわけだ。

 グラフ4は,GPUとCPU両方に負荷をかけたときの性能を見る「Combined test」のスコアだ。

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 Fire Strike Ultraでは1%未満の差でほぼ横並びだが,Fire Strike Extremeでは1%強の差で,Fire Strikeでは6%強という優位な差をつけてRyzen 7 5800Xが高スコアを残した。高解像度になるほど,GPUのスループットでスコアが頭打ちになる傾向があり,低解像度ほど,CPU性能の差がスコアに反映される理屈なので,Combined testにおいてはRyzen 7 5800Xのほうが高いCPU性能を見せたと解釈できる結果だ。
 Physics testとは相反するわけだが,Ryzen系は以前から,Combined testで妙に高いスコアを残す傾向があるので,それが極端に出ていると見ていい。Fire Strikeは,古いベンチマークテストだけに,Combined testの結果のみを見て判断するのは危険だ。

 以上をまとめると,DirectX 11世代のFire Strikeでは,どちらも一長一短というところで,明確な差は見られなかった。これを踏まえたうえで,3DMarkのDirectX 12テストとなるTime Spyを見ていこう。

 グラフ5はTime Spyの総合スコアだ。

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 差が明確ではなかったFire Strikeから一転して,Time Spyでは,Core i7-12700KがRyzen 7 5800Xに対して有意に高いスコアを記録した。Time Spy Extremeでは7%強,Time Spyでは約10%もの差をつけている。なぜこうなったかを個別スコアで見ていこう。

 Time SpyのGPUテストとなるGraphics testのスコアがグラフ6となる。

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 Core i7-12700Kのほうが若干スコアが高めだが,差は1%未満で,横並びといっていいだろう。同じGPUを使っているので,横並びという結果自体は当然といったところ。Graphics testの結果が,総合スコアを左右したわけではないことがうかがえよう。

 つまり総合スコアの差を生み出したのは,Time SpyのCPUベンチマークとなるCPU test(グラフ7)ということになる。

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 Core i7-12700KがRyzen 7 5800Xを圧倒していることが分かる。Time Spy Extremeで約42%,Time Spyでは約63%も,Ryzen 7 5800Xより高いスコアを叩き出した。Time SpyのCPU testは,CPUでパーティクルの物理演算を行うというもので,おそらく第12世代Core プロセッサーが高スコアを残しやすい演算が使われているためにこうなったのだろう。

 以上,3DMarkの結果をざっくり眺めると,CPU性能は新世代のCore i7-12700KがRyzen 7 5800Xよりも高いことは明らかだ。ただ,ゲームの性能にそれが反映されるかは,3DMarkの結果だけではなんとも言えない。

 確実なのは,実ゲームのフレームレートを見ることだ。というわけで,まずはFar Cry 6におけるグラフィックス品質「最高」設定の結果(グラフ8〜10)を見ていこう。

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 GPUのスループットがフレームレートを抑える3840×2160ドットでは,平均で約2fpsの差しかないが,解像度が低くなるにつれてCore i7-12700Kの優勢が明確になり,フルHD解像度では,平均50fps弱もの差が付いた。Core i7-12700KがRyzen 7 5800Xを圧倒という形だ。
 Core i7-12700Kは,最小フレームレートも優秀で文句のつけようがない。Far Cry 6はIntel製CPUが有利になりやすいタイトルだが,ここまで差がつくとは驚きだろう。

 続いて,バイオハザード ヴィレッジのグラフィックス品質「限界突破」におけるフレームレートをグラフ11〜13にまとめている。

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 バイオハザード ヴィレッジでは平均,最小とも,大差をつけたFar Cry 6ほど大きな差は見られなかった。3840×2160ドットは平均で1fps未満の横並びだが,解像度が低くなるに連れて差が大きくなり,1920×1080ドットでは16fps程度まで差を付けた。バイオハザード ヴィレッジでも,Core i7-12700Kのほうが優秀と言えよう。

 グラフ14〜16は,CoD Warzoneの高負荷設定におけるフレームレートだ。

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 傾向としてはバイオハザード ヴィレッジに近い印象だが,3840×2160ドットでも平均で1fpsを超える差をつけて,Core i7-12700Kが高いフレームレートを記録した。Ryzen 7 5800Xもまずまずだが,やはりCore i7-12700Kのほうが全解像度で高いフレームレートが得られるとまとめて良さそうだ。

 続いて,Fortniteのグラフィックス品質「ウルトラ」設定におけるフレームレートをグラフ17〜19にまとめた。

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 Fortniteも,すべての解像度でCore i7-12700Kが高いフレームレートを記録しており,解像度が低いほど差が大きくなるのは他と同じ傾向だ。GPUのスループットがフレームレートを抑える3840×2160ドットでもCore i7-12700KがRyzen 7 5800Xに対して平均で2fps以上の差をつけているので,FortniteにおいてもCore i7-12700Kのほうが快適にゲームを楽しめると見ていいだろう。

 グラフ20〜22は,Borderlands 3における「ウルトラ」設定の結果をまとめたものだ。

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 Borderlands 3でも,Core i7-12700Kは全体にフレームレートが高い。3840×2160ドットでは平均フレームレートで1fpsの差だが,解像度が低くなるに連れて差が開き,1920×1080ドットでは平均で6fps弱の差となった。

 実ゲームの最後は,Project CARS 3の高負荷設定におけるフレームレートである(グラフ23〜25)。

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 Project Cars 3は,Intel製CPUが有利になりやすいタイトルで,すべての解像度においてCore i7-12700Kが高いフレームレートを記録した。とくに差が大きくなる1920×1080ドットでは,平均30fps以上という大きな差となっている。Far Cry 6やProject Cars 3のように,もともとIntel製CPUで高めのフレームレートが出やすいタイトルほど,Core i7-12700Kのフレームレートは高くなる傾向が見られるのかもしれない。

 以上の実ゲームでは,すべてのタイトルでCore i7-12700KがRyzen 7 5800Xを上回るフレームレートを記録した。通常は差が付きづらい3840×2160ドットでも有意な差がつくタイトルがあるので,両製品の差は本物と言っていいだろう。Ryzen 7 5800Xも健闘はしているが,やや高い程度の価格で買えるCore i7-12700Kが,より優れたゲーム性能を持つことは間違いないようだ。


ソフトウェアによるゲーム録画も実用になるCore i7-12700K


 レギュレーション25に準じたOBS Studioによるゲーム録画テストは,CPUコア数が物を言うので,これまでの8コアクラスCPUだと厳しいテストだ。しかし,今回の主役であるCore i7-12700Kは8コアにプラスして4基のE-coreを備えるので,従来の8コアCPUを超えるゲーム録画性能が期待できる

テストに用いたOBS Studioのエンコード設定
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 というわけで,OBS Studio(version 27.1.3)によるリアルタイムゲーム録画を行ってみた。ソフトウェアエンコーダに選んだ「x264」の設定は,プリセットを「medium」,画質を左右する「CRF」を20と,8コアCPUではやや重めにしている。録画解像度は1920×1080ドットだ。
 利用したタイトルはFortniteである。以下に結果を動画で示そう。動画の前半がCore i7-12700Kで,後半はRyzen 7 5800Xでゲームをプレイしながら,バックグラウンドで映像を録画したものだ。性能差は,右上に見えるフレームレートの数字で確認する。


 Core i7-12700Kでは,録画映像にフレーム落ちはほとんど見られないうえ,180fps前後のフレームレートをコンスタントに記録していることが確認できるだろう。Core i7-12700KのFortniteにおける平均フレームレートは180fps台なので,OBSによる録画の負荷が与えるフレームレートへの悪影響は,ごくわずかなようだ。P-coreとE-core合わせて12コアを持つCore i7-12700Kの長所が十分に生かされている結果と言えるかと思う。

 一方,Ryzen 7 5800Xだと若干のフレーム落ちが確認できるほか,動画上に表示させているフレームレートが,最小120fps前後まで落ち込むことが確認できる。Ryzen 7 5800Xでは,FortniteにおけるフルHD解像度での平均フレームレートが170fps台だったので,録画の負荷によりフレームレートがやや落ち込んでいることが分かる。

 以上の結果から,Core i7-12700Kではゲーム録画においても,従来の8コアCPUでは望めなかった快適さが得られると見ていいだろう。グラフィックスカードのアクセラレーションをゲーム録画に利用する場合でも,Core i7-12700Kは従来の8コアCPUを超える画質や解像度に対応できるはずだ。


ゲーム以外のアプリ性能もCore i7-12700Kが圧倒


 ゲーム系テストに続いて,ゲーム以外のCPU性能を見ていこう。
 グラフ26は,「PCMark 10」(version 2.1.2548)の「PCMark 10 Extended」から,Fire Strikeをウインドウモードで実行するGamingを除いたスコアをまとめたものだ。なお,今回もGPUアクセラレーションを無効化するとベンチマークが完走しない現象が見られたので,GPUアクセラレーションが有効な状態のテスト結果を掲載している。

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 総合スコアおよび個別スコアのすべてで,Core i7-12700KがRyzen 7 5800Xを上回った。注目できるのは,Windowsの快適さを示す「Essentials」のスコアで,これまではハイエンドCPUでしか期待できなかった「10000」を超えるスコアをCore i7-12700Kが記録している点だ。ミドルハイクラスのCPUでハイエンドCPU並のWindowsの快適さが得られるわけである。
 また,CPU性能が物を言うクリエーター系ソフトウェアの性能を測る「Digital Content Creation」においても,Core i7-12700KがRyzen 7 5800Xに約12%以上の差を付けている。P-core,E-core合わせて12基というCPUコア数もおそらくは効いているのだろう。

 続くグラフ27は,「FFmpeg」(Nightly Build Version 2021-10-14-git-c336c7a9d7-full_build)による動画のトランスコード時間をまとめたものだ。グラフは短いほうが高速である。

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 Core i7-12700Kは,Ryzen 7 5800Xに対してH.264で約77%,H.265で約80%の時間でトランスコードを終えた。従来の8コアCPUに比べると,かなりの短時間でソフトウェアによるトランスコードを終えるので,動画の処理についてもCore i7-12700Kは優れた使い勝手を提供してくれそうだ。

 DxO PhotoLabシリーズの最新版「DxO PhotoLab 5」(Version 5.2.0 Build4732)を用いたRAW現像時間を比較しよう(グラフ28)。こちらもグラフが短いほど高速である。

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 Core i7-12700Kは,Ryzen 7 5800Xに対して約73%ほどの時間でRAW現像を終えている。60枚の高解像度写真の現像をわずか13分弱で終えるという性能は,従来の8コアCPUではありえないほど短時間と言える。Core i7-12700Kは,動画や静止画の処理において高い実用性を持つCPUと評していいだろう。

 グラフ29は3Dレンダリングベンチマーク「CINEBENCH R23」の結果である。

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 Core i7-12700Kは,Ryzen 7 5800Xに対してシングルスレッドで約20%,マルチスレッドでは約47%も高いスコアを記録した。シングルスレッドのスコアは,Core i7-12700KのP-coreとRyzen 7 5800XのZen 3コアの性能差を示すものだが,マルチスレッドではE-coreも使用されるので,その分だけCore i7-12700Kのスコアが高くなるわけである。

 以上の結果から,Core i7-12700Kは,従来の8コアCPUでは望めなかった快適さや,アプリケーション性能が得られるとまとめられるだろう。CPU性能で快適さが大きく変わる作業を多用するクリエーターでも,Core i7-12700Kならば不満なく利用できそうだ。


ゲームプレイ中の消費電力は比較対象と大差なし


 テストの最後に,ベンチマークレギュレーション25.0に準拠した方法で消費電力も見ておこう。アプリケーション実行中におけるCPU単体の最大消費電力と,無操作時にディスプレイ出力が無効化されないよう設定したうえで,OSの起動後30分放置した時点(以下,アイドル時)の計測結果をまとめたものがグラフ30だ。

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 冒頭で述べたとおり,Core i7-12700Kは短時間なら許される最大のTDPとして190Wが設定されている。さらに今回は,冷却性能の高い簡易液冷クーラー「ROG RYUJIN 360」を使用しているため,熱的な余裕が大きい。そのため,消費電力のピークを取ると,グラフのようにCore i7-12700Kは200Wを超える消費電力を記録する。
 CPU負荷がそれほど高くないゲームにおいても,Far Cry 6を除いて,Core i7-12700Kは軒並み100Wを超える最大消費電力を記録するので,Ryzen 7 5800Xと比較すると,いかにも消費電力が大きい印象になってしまう。

 しかし,これはあくまでピーク時という点に注意してほしい。実際の消費電力に近いのは,典型的な消費電力を示す消費電力中央値をまとめたグラフ31になる。

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 グラフ31を見ると分かるように,少なくともゲームプレイ時におけるCore i7-12700Kの消費電力は,60〜70W程度の範囲に収まっていて,Ryzen 7 5800Xと大きな差がなく,むしろ低いことも多いのが分かる。
 CPUに高負荷をかけるFFmpeg実行時やRAW現像時は,さすがにCore i7-12700Kの消費電力が大きいものの,これらではRyzen 7 5800Xを大きく上回る性能が得られるので,消費電力の大きさは致し方ないところだろう。

 やや面白いのは,OBS Studioを使ったゲーム録画時の消費電力中央値が,Core i7-12700Kだと70W台なのに対しRyzen 7 5800Xは100Wを大きく超えている点だ。ソフトウェアエンコーダによるゲーム録画は,CPUに大きな負荷がかかかるが,Core i7-12700Kだと消費電力が低めのE-coreにもゲームの処理が割り当てられるので,うまく負荷が分散した結果,70W台に収まった可能性もあるだろう。

 いずれにしても,Core i7-12700Kは,ピーク時こそ消費電力が大きいものの,実使用時ならCPUに極端な高負荷を欠けない限り,従来の8コアクラスの消費電力に収まるという点は押さえておきたいところだろう。


ゲーマーにとってのベストな選択といえるCore i7-12700K


画像集#004のサムネイル/【PR】このスペックで5万円台!インテル Core i7-12700Kは、ゲーマーにベストチョイスのCPUだ
 以上,Core i7-12700Kの性能を,従来型の8コアCPUであるRyzen 7 5800Xと比較してきた。とくにゲームにおいてCore i7-12700Kは高いフレームレートが得られるので,ゲーマーがミドルハイクラスのCPUを導入しようと考えるのであれば,Core i7-12700Kが第一の選択となるだろう。
 そのうえ,Core i7-12700Kはゲーム以外のコンテンツ制作アプリやビジネスアプリでも極めて高い性能を得られるので,快適なPC運用ができるはず。Core i7-12700Kは,ゲーマーにとって最適なミドルハイクラスのCPUと言えるのではないかと思う。

Intelの第12世代Core プロセッサー製品情報ページ


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