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【PR】XROUNDの完全ワイヤレスイヤフォン「AERO Wireless」は,謳い文句どおりの低遅延でスマホやSwitchでのプレイに最適だ
ゲームプレイ時にヘッドフォンやイヤフォンを使用する場合,ゲーマーのほとんどはワイヤード接続の製品を選んでいるだろう。ケーブルの煩わしさはあるものの,遅延の低さが大きな理由となる。一方で,ワイヤレスヘッドフォンやワイヤレスイヤフォンは,ケーブルを気にしなくてもいい半面,遅延の大きさがネックという印象が定着している。実際に,特別な遅延低減技術を用いない一般的なBluetoothイヤフォンは,200ms以上の遅延が生じているという。ケーブルレスの利便性を取るか,遅延のないサウンドを取るかは悩ましいところだ。
「XROUND」の完全ワイヤレスイヤフォン「AERO Wireless」(以下,AERO)は,独自の低遅延アルゴリズム「XROUND Low Latency」とチップファームウェア設計により,「ワイヤレスイヤフォン=遅延がありすぎ」のイメージを払拭する約50ms低遅延を実現しているのが特徴だ。
今回はAERO本体に加えて,本製品をPCやPlayStation 5(以下,PS5)やPlayStation 4(以下,PS4),Nintendo Switch(以下,Switch)でも使えるようにする専用トランスミッター「XROUND XT-01」(以下,XT-01)と合わせてチェックしてみたい。
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ソリッドなデザインのAERO
マイクの音質も良好
XROUNDは,2015年にEmbrace Audio Labという社名で設立されたオーディオ関連の新興メーカーで,音響設計エンジニアと調律師,音響マニアが立ち上げた企業であるという。XROUND独自のサウンドシステムと3Dアコースティックチューニング技術,AI聴覚系解析システム,人間工学聴覚インタフェースをブランドの特徴に挙げており,意欲的に開発を進めているそうだ。
ブランディングメッセージは「Redefine Sound Experience」(聴覚体験を再定義する)で,直近ではバーチャルサラウンドサウンド再生デバイス「XPUMP」が高く評価されている。
イヤフォン内蔵のスピーカードライバーは,6mm径のチタンコートドライバーを採用しており,価格帯からすると高級な部材を使用していると言えよう。スペックを見ていくと,イヤフォン部分の周波数特性は20Hz〜20kHzで,感度は103dB,インピーダンス16Ωとなっていた。完全ワイヤレスイヤフォンとしては,充実している方だろう。それに加えて,イヤフォン本体はIP54準拠の防滴仕様だ。
ワイヤレス通信はBluetooth 5.0対応で,対応コーデックはSBCとAAC,通信プロトコルはAVRCP1.6/HSP1.2/HFP1.7/A2DP1.3.1である。分かりやすく言うと,対応するコーデックと通信プロトコルはごくごく一般的なもので,特別なものはない。そうなると,「低遅延って本当なのか?」と思ってしまうかもしれないが,それについては後述しよう。
内蔵マイクは,音声チャット向けの仕様だ。下部に集音マイクがあり,側面にサブマイクで集音の指向性を向上させている。2つのマイクで環境音をある程度カットするほか,音声をきれいに拾いやすい。
テストでは「Discord」を使ったボイスチャットや,Webによるビデオ会議で使用してみたが,相手側から聴き取りにくいといった反応はなかった。読者にもビデオ会議をする回数が増えた人がいるだろうが,感染症対策以前に登場した同種の製品では,マイクがオマケ程度にしか使えないものもあった。その点,本製品は音声チャットも重視したゲーマー向け製品であり,マイクにも抜かりはないというわけだ。AEROはゲーム用だけでなく,お手軽な会議用イヤフォンにもなると覚えておこう。
AEROの付属品は,充電器になるケースと2種類のイヤーピース(イヤーチップ)セット,USBケーブル(Type-C to Type-A)だった。
充電ケースは実測で54×54×25mmのサイズで,やや厚みはあるもののコンパクトと言っていい。前面にLEDインジケータがあり,充電ケースのバッテリー残量が分かる仕組みだ。背面には充電用のUSB Type-Cポートがある。
バッテリー駆動時間は,イヤフォン本体のみで6時間。充電ケースは24時間となっている。残量ゼロから満充電までの時間は,どちらも1時間と扱いやすい。なお,後述するゲーミングモード時は,約30分ほどバッテリー駆動時間が短くなる。ただ充電時間が短いことと,カナル型イヤフォンでそこまで長時間プレイをするケースは稀であることを考慮すると,大きなデメリットにはならないだろう。
付属のイヤーピースは2種類で,「AERO遮音イヤーピース」と「Spinfitコンフォートイヤーピース」が,それぞれ大中小の3セットとなっている。デフォルトではAERO遮音イヤーピースが取り付けられており,低音がハッキリしやすいので,ゲームであれば足音や銃撃音などを聴きやすくなる。一方,Spinfitコンフォートイヤーピースは音楽のリスニングを重視したイヤーピースで,TPSやFPSよりは,リズムゲームや育成ゲームなどをしつつ,音楽を楽しむ場合にほどよい。
AERO遮音イヤーピース |
Spinfitコンフォートイヤーピース |
AEROの主なスペックを表にまとめておこう。
基本仕様 | Bluetooth接続,カナル型 |
---|---|
公称本体サイズ | 未公開 |
公称本体重量 | イヤフォン片側 約4.2g,充電ケース 約45.8g |
接続インタフェース | USB Type-C×1(充電ケース) |
搭載ボタン/スイッチ | タッチコントロール(電源,音楽再生,通話,ペアリング操作などに対応) |
主な付属品 | 充電ケース,AERO遮音イヤーピース(L/M/S),Spinfitコンフォートイヤーピース(L/M/S),充電用USBケーブル |
最大通信距離 | 10m |
バッテリー駆動時間 | イヤフォン本体 6時間,充電ケース 24時間 |
対応ハードウェア | PC,PlayStation 5/4,Switch |
保証期間 | 1年間 |
ヘッドフォン部 | |
周波数特性 | 20Hz〜20kHz |
インピーダンス | 16Ω |
出力音圧 |
103dB |
スピーカードライバー | 6mm径 |
マイク部 | |
方式 | MEMSマイク×4(片側で×2) |
専用アプリ「MyTune」で動作モードの切り替えやイコライザ設定が可能
MyTuneのトップ画面。上部でモードを切り換える |
イコライザ。プリセットから気に入ったものを選ぶだけでも十分だ |
XROUND Liteをオンにするとイコライザが消え,球状モチーフのアイコンが表示される |
MyTuneでは,遅延に関わるモード変更やイコライザ設定,バーチャルサラウンドアルゴリズム「XROUND Lite」の設定,タッチセンサーの操作カスタマイズ,そしてファームウェアアップデートが行える。各機能を簡単に紹介していこう。
まず動作モードには,音楽モードとゲーミングモードのふたつがあり,画面上部で切り換えるだけとシンプルだ。モードによる挙動の違いは後述するが,簡単に言えば,ゲーミングモードにすると低遅延での動作になる一方で,バッテリー駆動時間が30分ほど減る。
なお,以下で紹介する機能は,いずれのモードでもすべて使用できるのもポイントだ。
イコライザは7バンドで,6つのプリセットと1つのカスタマイズ設定が用意されている。プリセット内容は音楽モードとゲーミングモードで違いはなく,「偵察モード」や「足音ブースト」と,ゲーム寄りの設定が多いのもポイントだ。
独自のバーチャルサラウンドサウンド機能であるXROUND Liteは,オンにすることで立体的な音響空間を構築するもので,「Level1」と「Level2」,「OFF」の3段階がある。
一般的なバーチャルサラウンドサウンド機能は,水平360度の平面で音場が広がって聞こえるものが多いのだが,XROUND Liteは上下も含めた球状空間で音場を構築するのが特徴だ。もちろん,すべてのゲームで良好な結果を得られるわけではないが,方向だけでなく,ある程度の高低差も聞き取りやすいのはゲーマー向けならではの訴求ポイントであろう。
なお,XROUND Liteを有効化するとイコライザ機能は使用できなくなる。
タッチセンサーは,左右のユニットで別々に設定できる。デフォルトでは,以下に示すスクリーンショットのようになっていて,MyTuneがなくても,音楽モードとゲーミングモードの切替や,XROUND Liteのオン/オフが行える。左ユニットを2秒間タッチしているとXROUND Liteのオン/オフ,右ユニットを2秒間タッチでモードの切替と覚えておくだけでもいい。
なお,XROUNDによると,MyTuneアプリには今後も新しい機能の追加を予定しているとのこと。どんな機能が追加されるのかまでは,さすがに教えてもらえなかったが,今後のアップデートに期待したい。
オプションのXT-01
ゲーム機でのボイスチャット用マイクも付属
XT-01は,汎用のBluetoothオーディオトランスミッターであり,PCやPS5/PS4,Switchなど,本製品をUSBオーディオデバイスとして認識可能な機器で使用できる。実測サイズは28×32×7mmと小さく,ポケットや財布の中にもしまっておける程度だ。
XT-01の製品ボックスには,USB Type-C to USB Type-A変換アダプタと4極3.5mmミニピン接続の「HD音声外付けマイク」が入っていた。なぜマイクがあるかというと,XT-01を使用するときは,AERO側のマイクが機能しなくなるためだ。そこで外付けマイクを用意して,PS4の純正ゲームパッド「DUALSHOCK 4」や,Switch本体に取り付けてボイスチャットに活用するというわけだ。
通信距離は最大15mと長めである。ある程度の障害物があってもサウンド再生に問題はなかったが,液晶ディスプレイを挟むとノイズのためか途切れがちであったため,なるべく障害物のないところに設置しておきたい。
AEROがBluetoothでの遅延を短縮する仕組みとは?
AEROがどういう製品かを理解してもらったところで,いよいよ実際に音声の遅延が短いのかを検証してみよう。
スマートフォンの画面をタップしてから,サウンドが再生されて耳に聞こえるまでの間には,OSやゲームプログラムの処理,Bluetoothの送信,ワイヤレスイヤフォン内のDA(Digital/Analog)コンバータを経てアナログ音声信号として出力されるという複雑なプロセスが必要だ。とくに,Bluetooth部分に起因する遅延は大きく,ゲームに支障を来すこともある。一方,ワイヤード接続ならBluetoothの送信が存在しないので,ワイヤレスほどの遅延を感じることはまずない。
Bluetoothベースの音声伝送で低遅延を実現した伝送技術はあり,Qualcommの独自技術であるaptX LLやaptX Adaptiveがその代表である。ただ,これを利用するには送信元と受信側が同じ技術に対応している必要があるため,Bluetoothイヤフォンとスマートフォンの組み合わせでaptX LLやaptX Adaptiveでの音声伝送が成立するケースはあまり多くない。
さらに,国内において圧倒的なシェアを誇るiPhoneは,Qualcomm系の低遅延化技術に対応しておらず,遅延の大きい標準技術のSBCとAACのみにしか対応していない問題がある(※その代わり,iPhoneとApple純正イヤフォンの組み合わせは,Apple独自の仕様により低遅延化を実現している)。
そういった実情を背景に,XROUNDは独自の低遅延化技術である「XROUND Low Latency」を開発した。詳細は明らかになっていないのだが,受信側,つまりAEROのBluetooth信号処理速度を向上させて,普及率の高いSBCやAACのデコード速度を高めるというものだ。
XROUNDによる計測では,約50msまで遅延を短くすることに成功しているそうで,その仕組みと実際の計測についてを公式Blogで公開している。そのBlogから引用すると,人の耳は70msより低い遅延は感知できないが,150msを超えるとすぐに感知できてしまうそうだ。一般的なBluetoothイヤフォンの遅延は,約200〜300msもあるので,これがゲームにおける分かりやすいサウンド遅延の要因になっているわけだ。
遅延が70〜100ms付近,さらにAEROの理論値である50msに近づけられれば,音の遅れをほとんど感じることなくゲームを遊べることになる。ワイヤレスのイヤフォンやヘッドフォンで露骨な遅延を感じたことのある読者であれば「本当かしら」と思うだろう。筆者も編集担当から本製品を受け取ったときは,「FPSやTPSで低遅延は無理だろう」と踏んでいたのだが,いい意味で裏切られたほどだ。
キーとなるのが,ゲーミングモードだ。MyTuneまたは本体のタッチ操作でモードを切り換えるだけで,AEROは低遅延のサウンド伝送が可能になる。XT-01を送信元にしている場合でも,ゲーミングモードは有効にできる。
AEROの音楽モードは,通常のBluetooth伝送方式を用いており,XROUNDの公称遅延は220〜230ms程度(※iOSの場合)もある。耳で聞いてはっきり分かるほどの遅延だ。そこでAEROをゲーミングモードに切り換えると,遅延は明白に低下する。カタログスペックどおりであれば,約50ms前後になっているはずだ。スマートフォン向けゲームで,画面のどこかしらをタップするとSEが再生される場合,それだけでも遅延のなさがすぐに分かるレベルだから驚く。
なお,ゲーミングモードの遅延は,端末側による差もあるそうで,平均して約50msになるという。
AERO&XT-01でFortniteをプレイ。低遅延&上下の位置も聞き分けて見事にビクロイ
それでは,実際のゲームプレイでAEROの遅延短縮がどう効くか検証していこう。なお,AEROはゲーミングモードに設定中でもバーチャルサラウンド機能のXROUND Liteを有効化できるため,以降は2つの機能をオンにした状態でテストしていく。
テストに用いるゲームだが,SwitchとPCでのプレイには「Fortnite」を,iPhone 12 ProではFortniteをプレイできないため,代わりに「荒野行動」を採用した。タイトル選出の理由は簡単で,バトルロイヤルTPSの場合,音声遅延の少なさと立体的な音響が重要になるからだ。
これはPCでのFortniteでも同様だ。ゲーミングモードの遅延短縮効果は歴然としており,これをオフにしてのプレイはあり得ないと言えるほどだった。プラットフォームによる遅延の差はないようだ。
バーチャルサラウンド機能のXROUND Liteもプレイに役立つ。ある程度だが高低差が聞き分けられるだけなく,ほぼ真後ろの足音も判別できるのだ。左右に比べると音の距離感は分かりにくいものの,正面と後ろの区別は可能で,とくに不意の遭遇戦で重宝した。
なお,高低差の場合,たとえば真上で音がした場合は,左右にややズレた位置から音が聞こえる。下方向も同様だ。厳密に正確な位置で聞こえるわけではないが,相手のいる方向が音だけでもおおよそ分かるくらいの認識で活用するといいだろう。
iPhone 12 ProとAEROで荒野行動をプレイ
乱戦でも音の位置を聞き分けられるのに驚く
最後はiPhone 12 ProとAEROを組み合わせて,荒野行動でのプレイフィールを検証してみる。
遅延が不安な組み合わせなのだが,ゲーミングモードはしっかりと機能しており,PCやSwitchでFortniteをプレイしたときと,変わらない低遅延を確認できた。正直,XROUND Low Latencyはすごい。
XROUND Liteは,MyTuneアプリからLevelを変更ができるので,Level1とLevel2を試してみた。Level1は標準的な設定で,XT-01使用時にXROUND Liteを有効化したときの効果と同じようだった。一方,Level2にすると,低音や足音が強調されるので聞き取りやすくなり,よりゲーム向けの設定という印象だ。サラウンド感はLevel1とLevel2で差はなかったが,乱戦中でも足音を把握しやすい点でLevel2が良い感じだった。
謳い文句どおりの低遅延。ゲーマーが選んで間違いない完全ワイヤレスイヤフォンだ
まとめに入ろう。AEROは音質が良好なのはもちろん,低遅延のゲーミングモードでのゲームプレイが本当に快適で,「ワイヤレス=遅延があってゲーム向きではない」の印象をいい感じに粉砕してくれるイヤフォンだった。遅延の大小は実際に体験してみないと分かりにくい部分だが,ワイヤードヘッドフォンと変わらない感覚でTPSを遊べたという点だけも,十分な性能を持つと理解してもらえるのではないだろうか。
またバーチャルサラウンドサウンド機能のXROUND Liteも効き具合が良好だ。とりわけ,相手の位置が重要なゲームになるほど,恩恵に預かれるだろう。XT-01もセットで用意すると,PCやPS5/PS4,Switchでも低遅延のワイヤレスサウンド環境を実現できるのも大きい。スマートフォンだけでなく,ゲーム機やPCでもゲームをするのであれば,合わせて検討したい。
ワイヤレスイヤフォンで,ケーブルを気にせずゲームをしたいと考えている人は,ぜひAEROをチェックしてほしい。強くお勧めできる製品だ。
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