プレイレポート
スケボーゲーム「オリオリワールド」の最新ビルドをチェック。カスタマイズ機能やマップのバリエーションもさらに多様に
本作は,2014年にリリースされた「OlliOlli」,そしてその翌年にリリースされた「OlliOlli2: Welcome to Olliwood」に続く,スケートボードをテーマしたアクションゲームの第3弾だ。
シリーズのタイトルになっている“オーリー”(Ollie)とは,手を使わずにボードを跳ね上げる基本技の1つのこと |
“スケボーゲーム”というと,「トニー・ホーク プロ・スケーター」シリーズや「Skater XL」など,現実世界をリアルに描き,さまざまなトリックをを競うタイプの作品を思い浮かべる人もいるだろう。
しかし「オリオリワールド」は,エアーやグラインド,ウォールラニングなどのトリックを駆使して,スタート地点からゴールを目指す横スクロールのプラットフォームタイプの作品となっている。
ゲームの世界は,パステルカラーのフラットなシェーダーにより,カラフルなコミックスタイルで描き上げられており,シンプルなゲームシステムもあって,アクションが苦手な人でも,取っつきやすい雰囲気に仕上げられている。
「オリオリワールド」公式サイト
スケートボーダーたちのパラダイスで“スケートウィザード”を目指せ
本作の舞台“ラドランディア”は,太古の昔に,5人のスケートゴッドたちによって作り上げられたスケートボーダーたちのパラダイスだ。ここには,人間のほか,バナナや大ダコのような姿を持つキャラクターも住んでいるようで,背景として登場するビーチでは,浮き輪で揺られていたり,ショップの前で立ち話をしていたり,プレイヤーのボード捌きに声援を送ったりと,みなバケーションを楽しんでいる。
この地には,スター格の“スケートウィザード”という存在があり,現在は,褐色の肌に長い白髪,そしてバンダナの上に1つ目があるという,女性スケーター“シフォン”(Chiffon)がその立場にいる。
しかし,彼女が引退することになったため,プレイヤーは,その後継者となることを目指し,様々なチャレンジに挑んでいくことになる。
ラドランディアには,リゾート地の“サンシャインバレー”や,緑に覆われた“クローバーブルック”,砂漠や岩山で覆われた“バーントロック”など,5つの島がある。それぞれの島は,約20種のステージと,約5つのサブクエスト的なボーナスステージで構成されていて,プレイヤーは,それをクリアしていきながら,最後は,島の守護者であるスケートゴッドの試練を受けるといった流れだ。
プレイヤーのスケボー仲間たち。左から,引退が近付くスケートウィザードの“シフォン”,面倒見の良い“ダッド”,いろいろなチャレンジをくれる“マイク”,そしてリプレイ撮影係の“スージー” |
なお,第1エリアのサンシャインバレーをクリアすると,桃源郷“ナルヴァーナ”が開放される。ここは,オンラインと通じて,ほかのプレイヤーとスコアを競う「ナルヴァーナ・リーグ」や,ステージが自動生成される「ナルヴァーナ・ポータル」を楽しめる。
ナルヴァーナ・リーグは,ランク付きのリーダーズボードで高得点を競い合い,勝利すればプライズの獲得も可能。また,ナルヴァーナ・ポータルで生成されるステージはコードが付いており,そのコードをフレンドに送ることで,同じステージを遊んでもらうことも |
減点システムがなくなったことで,さらにストレスフリーなハマりゲームに
各ステージには,メインストーリーを進めるためのゴールと,マイクからのお題である3つのチャレンジが用意されている。チャレンジは,「スマッシュ・グラブ(空中でスケートボードの片方を手にし,それを弾き出すスキル)をゴールに行くまでに5回決める」といった条件を満たすのもで,達成することで,新しいコスチュームが手に入ることも。
少し難度の高いチャレンジもあるので,ステージによっては何度も挑戦することになるのだが,道中の特定の位置ではオートセーブが行なわれるので,そこから再スタートすれば,繰り返しプレイもあまり苦労を感じることがない。
また,以前のバージョンでは,失敗するたびにスコアが減点されていたのだが,その仕様が撤廃されたので,ストレスなく何度でもチャレンジに挑めるのだ。
なおステージ内には,仲間以外にも個性溢れるNPCたちが登場し,ステージのつながりやエリアを守護するスケートゴッドの居場所のヒントを教えてくれたりする。さらに,マップの隠しエリアに登場し,見つけ出すことでボーナスポイントやカスタマイズアイテムをくれたりするNPCも存在するので,やり込み要素も申し分ない。
カスタマイズ機能やマルチプレイヤーモードで遊び応えもアリ
本バージョンのビルドから,プレイヤーキャラクターのカスタマイズ機能がかなり強化されていた。「衣服」(Clothing)は,「上部」(シャツ/ドレス/ジャケット)と「下部」(レッグ/靴下/シューズ),そして肘や膝のパッドの有無が変更できるほか,「顔」「髪型」「ひげ」「帽子(被り物)」「眼鏡」「タトゥー」なども選べる。
また,スケートボード自体もカスタム可能で,デッキアートやトラック,そしてホイールのデザインを設定できる。ジャケットや被り物とセットになっているものもあるので,これらがアンロックされていくたびに,新しいキャラクターとスケートボード作りに拘ってみるのもいいだろう。
「オリオリワールド」は,通常版が3300円(税込)で,すでに予約販売も行われている。2022年夏には,拡張パック第1弾となる「Void Riders」,2022年秋にはタイトル未定の拡張パック第2弾がリリースされる予定で,それらを含めた「ラッドエディション」も,4950円(税込)で用意されているので,気になる人は,各プラットホーム版のページを確認してほしい。
「オリオリワールド」公式サイト
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