イベント
8チームが集結した“パラライ”の3rdリアルライブをレポート。多数のサプライズで幕張メッセが大歓声に包まれる!
“パラライ”とは,ボイスドラマと楽曲が収録されたCDシリーズやライブイベントを中心に展開するメディアミックスプロジェクト。“幻影ライブ”がムーブメントとなった近未来の日本を舞台に,それぞれの音楽ジャンルでトップを走るHIPHOPチームがステージバトルに挑んでいく。
本公演には,史上最大規模の会場となる幕張メッセイベントホールに8チーム総勢26人が出演し,作中に登場する「BAE(ベイ)」「The Cat‘s Whiskers(ザ・キャッツウィスカーズ)」「cozmez(コズメズ)」「悪漢奴等(あかんやつら)」「VISTY(ヴィスティ)」「AMPRULE(アンプルール)」「1Nm8(インメイト)」「獄Luck(ごくらっく)」の8チームが集結した。ここでは一足早い新曲の披露や,2023年10月から放送予定のテレビアニメ「Paradox Live THE ANIMATION」のティザーPV公開で盛り上がった昼公演の模様をお届けしよう。
公演情報
◆タイトル
Paradox Live Dope Show 2023
◆日時
2023年5月21日(日)
【昼公演】開場:13:00 開演:14:00
【夜公演】開場:18:00 開演:19:00
◆出演者(敬称略)
BAE:梶原岳人、村瀬歩、96猫
The Cat‘s Whiskers:竹内良太、林勇、花江夏樹、寺島惇太
cozmez:小林裕介、豊永利行
悪漢奴等:近藤孝行、志麻、土岐隼一、畠中祐、矢野奨吾
VISTY:中島ヨシキ、伊東歌詞太郎、愛美、住谷哲栄
AMPRULE:井上麻里奈、置鮎龍太郎
1Nm8:天月、千葉翔也
獄Luck:古川慎、バトリ勝悟、立花慎之介、小林千晃
◆イベント特設サイト
https://paradoxlive.jp/event/dopeshow_2023/
◆会場
幕張メッセ イベントホール
◆主催
エイベックス・ピクチャーズ株式会社
開演前には“ライブ盛り上げ隊長”に就任した北村 諒さん(1Nm8:イツキ役。出演は映像のみ)がモニターに登場し,ライブを待ちわびるファンの声出しをサポート。いよいよ開演時間になるとステージには,初のフルメンバー参戦となったVISTYの4人が登場し,ポップなチューンの「BE A STAR」でファンを鼓舞していく。中島ヨシキさん,伊東歌詞太郎さん,愛美さん,住谷哲栄さんは,アイドルを思わせるキュートな振り付けを披露してくれた。
そんな熱狂をあっという間に飲み込んだのは,双子ユニットのcozmezだ。小林裕介さん,豊永利行さんが「Hit em up」で刻む美しくも鋭いリリックが,ぞくりと背筋を震わせる。
ここに「STRONGER」を引っ提げた獄Luckが乱入し,挑発的でパワフルなパフォーマンスが再び会場の空気を塗り替えていく。古川 慎さん,バトリ勝悟さん,立花慎之介さん,小林千晃さんがときに攻撃的に,ときに退廃的に観客を煽っていった。
モニターに悪漢奴等のシルエットが映ると大歓声が会場を包み込むものの,そこで満足しない5人はさらに限界を超えるくらいの声を上げるよう要求する。炎が舞い上がるなかで歌う「ROWDIEZ -悪漢奴等 Wanted Vibes-」では,近藤孝行さん,志麻さん,土岐隼一さん,畠中 祐さん,矢野奨吾さんがタオルを振り回しながら強気のパフォーマンスを繰り出した。
そこへ続いたのは,本作の王道を突き進むような「BaNG!!!」を掲げるBAEの3人。梶原岳人さん,村瀬 歩さん,96猫さんという唯一無二のハーモニーで生み出される歌声に酔いしれる。
思わず跪いてしまいそうになる迫力とともに現れたのは,もちろんAMPRULEの2人だ。豪奢な雰囲気のなかで井上麻里奈さん,置鮎龍太郎さんが「Do as I say」を歌唱し,見るものすべてを圧倒していく。
透明感にあふれた軽快なリズムで届けられたのは,1Nm8の「edN」。モニターにはイツキの姿も映し出され,天月さんと千葉翔也さんだけでなく3人のパフォーマンスのように感じられた。
前半戦を締めくくったのは,チームのなかでもっとも色気をはらんだThe Cat’s Whiskersの4人。竹内良太さんが作り出すダンディズムに満ちた空間へ林勇さんと寺島惇太さんが続き,ジャジーに攻める「Shooting Arrows」へ花江夏樹さんの繰り出す破天荒さがスパイスとなっていた。
ここであらためて,ステージには悪漢奴等,cozmez,獄Luck,VISTYのメンバーが登場した。自己紹介からテンション高めのメンバーに歓声が止まらず,MCを担当した土岐さんが先輩相手にも声を張り上げる場面も。どうにかフリートークのコーナーへ突入すると,初参加となったVISTYの愛美さんは多数の女性ファンが集うライブの景色が新鮮だったようで感情を爆発させた。また,伊東さんが苦戦していた一方,住谷さんがすぐ振り付けをマスターしていたことも明かされる。
獄Luckでは,外見から想像もできないほどバトリさんが緊張していたため,直前に全員でグータッチをして気合いを入れたそうだ。VISTYの次に登場したcozmezは,キラキラした空気への対抗心をむき出しにして笑いを誘う。悪漢奴等は近藤さんのアカペラからのスタートが印象的だったと話し,志麻さんがステージで実は転びかけていた裏話でも盛り上がる。
さらに,北村さんの映像に合わせて声出しをした後は,テレビアニメ「Paradox Live THE ANIMATION」のライブシーンで使用する歓声の収録へ。テストの時点で一発OKのクオリティだったが,出演者も驚くほどパワーアップした本番も行われた。
ライブ後半戦は,AMPRULEの「Nobody But Me」で開幕する。玉座に腰かけた井上さんを置鮎さんが称え,The Cat’s Whiskersの「No Matter What」は,この場ならではの歌詞アレンジに沸き立つ。サプライズとなった悪漢奴等の新曲「喝采 -Leave It To Me-」はお互いの絆を感じるエモーショナルな歌詞が特徴で,VISTYが4人だからこそ放つきらめきを「Endless Dream」で炸裂させる。
1Nm8は「S∀G∀」で伸びやかな歌声を会場に響き渡らせ,こちらもサプライズとなったcozmezの新曲「Trust Nobody」では,強烈な歌詞をはかないメロディで紡いでいく。獄Luckはすべてを薙ぎ払うかのような「Trigger」を叩きつけ,BAEは抜群の安定感で「G△L△XY∞」を歌い上げる。
告知コーナーでは,アニマックスで6月11日に「Dope Show 2023」夜公演のアンコール放送を実施するほか,今秋に特別な映像を追加したSpecial Editionが放送されることが明かされた。このほかSMILE BASE CAFE 名古屋栄店でコラボカフェが6月4日まで開催されていること,アニメイト新宿で「Paradox Live on Stage vol.2」の衣装展が6月10日〜18日に行われることも発表されている。
数々の情報の後は,全員で歌う「Rap Guerrilla Reload -Paradox Live All ARTISTS-」でライブは終了……と思いきや「Paradox Live THE ANIMATION」のティザーPV解禁という大きなサプライズが待っていた(関連記事)。
本公演の熱気をまだまだ味わい足りない人は,mahocastでのアーカイブ配信(視聴期間は5月28日23:59まで)を視聴し,早くも9月29日の発売が決定したBlu-ray&DVDも楽しみにしておこう。映像には本公演&バックステージの模様が収録され,来場者&配信視聴限定の特典も用意されているので詳しくは公式サイトをチェック!
配信概要
●配信チケット価格
1.【昼の部】配信チケット:4,400円(税込)※昼公演verデジタルチケット付(1種)
2.【昼の部】全景チケット:3,000円(税込)
3.【夜の部】配信チケット:4,400円(税込)※夜公演verデジタルチケット付(1種)
4.【夜の部】全景チケット:3,000円(税込)
5.【昼・夜】通しチケット:8,000円(税込)※昼公演ver夜公演verセットデジタルチケット付(2種)
6.コンプリートチケット:12,980円(税込)※昼公演ver夜公演verデジタルチケット付(2種)
※コンプリートチケットは全公演の配信チケット・全景チケットをご視聴いただけます。
※全景チケットは後方固定カメラで舞台全体が見渡せる映像となります。
※デジタルチケットは昼の部と夜の部でデザインが異なります。
●受付日時
【単品チケット】2023年5月1日(月)18:00 〜 2023年5月28日(日)22:00
【通しチケット】2023年5月1日(月)18:00 〜 2023年5月28日(日)20:00
【コンプリートチケット】2023年5月1日(月)18:00〜2023年5月28日(日)16:00
●アーカイブ視聴期間
・各公演開始 〜 2023年5月28日(日)23:59
※上記時間以降のアーカイブ配信(見逃し配信)はございません。
※アーカイブ配信は各公演終了から2時間後より配信開始予定となります。
※アーカイブ開始時間は状況により遅れる場合がございます。
●デジタルチケットDL期間
・2023年6月5日(月)18:00〜2023年6月12日(月)23:59
●配信プラットフォーム
mahocast: https://www.mahocast.com/
- 関連タイトル:
Paradox Live(メディアミックスプロジェクト)
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キーワード
(C)Paradox Live2022