プレイレポート
「四ツ目神 -再会-」プレイレポート。横画面化とフルボイスで物語に没入! リメイク版ながら新作を遊んでいるようなプレイ感覚
ゲームは「ノベルパート」と「探索パート」で展開していき,作中に登場する選択肢や使用するアイテムによって結末が変化するマルチエンディングを採用。全12のエンディングが用意されている。
物語は全15章で構成されているが,7章までを無料でプレイ可能で,以降の章と「短編集」,そして本作で新たに追加された「特別編」といった物語は,アプリ内のショップにて別途購入する形になっている。
「四ツ目神 -再会-」ダウンロードページ
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迷い込んだ神社で起こる不思議な出来事を通じて
四ツ目神と相良家の謎に迫る
本作では,主人公である中学3年生の佐原真依(サハラマイ)が,父親と共に四津村(ヨツムラ)を訪れ,不思議な体験をしながら村が信仰する“四ツ目神”と父親の実家である“相良家”の過去という2つの謎を解き明かしていく。
ゲームを初めてプレイすると,オープニングを経てノベルパートへと遷移。マイが知らない家で目覚めるところから物語が始まる。
子どもたちを追って四ツ目神社に到着したマイは,次に不思議な布で顔を覆う少年イミゴと出会う。出会うなりイミゴに帰れと言われ,仕方なく山を降りようとするが,どういうわけか神社に戻ってきてしまう。こうして,神社に閉じ込められたマイは元の場所へ帰るために,脱出の方法を探していくことになる。
このように,ときおり選択肢なども挟みながら物語を読み進めていくパートが「ノベルパート」。そして,ノベルパートと交互に訪れるのが,物語を大きく動かすことにつながる謎解きなどを行う「探索パート」だ。
さまざまな場所を調べて謎を解く
探索パート
物語の要所で訪れる探索パートでは,画面の怪しい場所を直接タッチして調べ,ギミックを作動させたりアイテムやヒントを手に入れたりしながらその場での目的を果たしていく。
また,手に入れたアイテムを使ってギミックを作動させたり,ほかのアイテムと組み合わせたりする場合もあるため,さまざまな場所に存在する謎解きのヒントとなる要素をしっかりと覚えておくことが大事だ。
背景にキャラクターがいる場合は,そのキャラクターと会話をしたり,手に入れたアイテムを見せたりできる。会話の大部分は,キャラクター同士の関係性が垣間見えるものだったりするが,なかには謎解きのヒントになる情報があったりもする。
また,アイテムを見せると意見を求めることもできるので,気になるアイテムを見つけたら見せてみるのも1つの手段だ。
さらに,探索パートには「ギャラリーカード」と呼ばれるアイテムが隠されている場所もある。ギャラリーカードを集めると本作に登場するキャラクターのプロフィールを開放できるので,ぜひ見つけてもらいたい。そうすることで,本作をより深く楽しめるはずだ。集めたギャラリーカードはタイトル画面内の「ギャラリー」で確認でき,そのほかゲーム内で出現させたものに限りスチルや背景などもここで閲覧できる。本作で追加されたスチルも多数あるので,フルコンプを目指すのも楽しみになるだろう。
序盤は極端に難しい謎解きは存在しないが,どうしても分からない,先へ進めない,といったときのために,本作にはヒント機能が実装されている。物語として本作を楽しみたい場合は,謎解きで詰まってしまうのはあまりうれしくないと感じるかもしれないが,謎解きも本作の魅力の1つなので,ヒントの使用は最後の手段としてほしい。また,ヒント機能はネタバレを含む場合もあるので,そこを理解したうえで使用することを念頭に置いておこう。
本作はリメイク版とされつつもプレイ感覚は旧作と思いのほか違っており,旧作配信から時間が経過しているのも相まってか,新作を遊んでいる気分にさえなった。難しい操作もないので遊びやすく,ゲームシステムとしても分かりやすい。
肝心の物語は,無料で体験できる7章まではいわば前半。後半となる以降の章は購入という形だが,7章までクリアすると旧作「四ツ目神」でその続きからプレイできる「合言葉」が発行される。物語の内容自体は旧作も本作も同様なので,そちらでプレイするのもアリだろう。
ただ,旧作をプレイ済みで内容を知っている場合は,追加された要素を味わい尽くすべく本作をじっくりプレイしてほしいし,本作が初めてという人も,筆者としてはぜひそのまま本作で最後まで体験してほしい。
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