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[TGS 2020]PC向け新作RTS「Drone Swarm」の公式番組をレポート。無数のドローンで壁を築き,敵を討て
※一部を除き,画像は配信映像をキャプチャしたものです
本作の舞台となるのは,2118年の未来世界。地球はエイリアンによって壊滅させられたものの,超能力者がエイリアン兵器「Drone Swarm」の制御法を発見したことで,人類は辛うじて絶滅を免れた。そして生き残った人類は,宇宙船「Argo」を建造。3万2000機のDrone Swarmを従えたArgo号は,主人公・Carter船長の指揮のもと,地球に代わる新天地を探して旅立つ……というのがゲームのあらましだ。
本作の特徴は,攻撃と防御の両方にDrone Swarmを用いることにある。Drone SwarmはArgo号の周囲を飛び回る無数のドローンで,命令どおりに動き回る様はハチの大群を思わせる。
Argo号は戦闘中に動くことができないが,敵は四方から容赦なく襲いかかってくる。プレイヤーはArgo号の周囲で待機するDrone Swarmにマウスで命令を下し,敵を攻撃させたり,Argo号を防御したりする。
[Q]キーを押してからマウスで画面に線(パス)を描くと,これに沿ってDrone Swarmが飛び,軌道上にいる敵艦にダメージを与える。[W]キーだとDrone Swarmが整列して壁となり,攻撃を防いでくれる……といった具合だ。
描いた線が長いほど,広い範囲を攻撃/防御できるが,それだけ多くのDrone Swarmを従事させなければならない(何機が必要になるかの計算は自動で行われる)。役割を終えたDrone Swarmは帰還して再び使えるようになるとは言え,数には限りがある。状況に応じて,いかに3万2000機のドローンを割り振るかが重要になるのだ。
映像では,味方の艦を守りながら戦うステージも紹介された。味方とArgo号の両方に壁を作りつつ,襲ってくる敵をさばかなければならないため,さらにDrone Swarmのリソース管理に頭を悩ませることになる。
ゲームを進めるとアップグレードに使うポイントがもらえ,Argo号やDrone Swarmを強化できる。「Cannonball」はDrone Swarmの攻撃が敵を吹き飛ばすようになり,「Railgun」は発動までに時間がかかるが貫通攻撃を出せる……といった具合に,Drone Swarmのアビリティだけでも16個が存在するという。
こうしたアビリティと周囲の環境をうまく使えば,強敵にも立ち向かえる。例えば,複数の敵艦が並んでいるときはRailgunでまとめて仕留め,全方位にシールドを張った敵艦はCannonballで吹っ飛ばして別の敵艦にぶつけたり,マップ上のガス星雲に押し込んだりして倒せばいい。ほかにも,攻撃のDrone Swarmが周回するリングを作っておき,そこへCannonballで敵艦を飛ばすというテクニックも披露された。
アビリティの効果はさまざまで,敵を直接攻撃するものばかりではない。例として紹介されたのが,Drone Swarmの一群が雲のように停滞するアビリティ。この“雲”を通った攻撃は威力がアップし,敵艦のシールドを貫けるようになるという。つまりはバフのフィールドを張るわけだが,Drone Swarmが必要となるため,ここでもその割り振りが重要になってくるのだ。
マウスで指示したとおりに動く無数のDrone Swarmは,まるでハチの大群か意志を持った砂のよう。ワラワラと集まったり飛んでいったりする様子は,SEと相まって心地よく感じられた。
「Drone Swarm」は10月20日に発売予定で,Steamではプレオーダーとデモ版の配信が行われている。デモ版にも日本語字幕が収録されているので,気になる人は試してみよう。
「Drone Swarm」公式サイト
「Drone Swarm」Steamストアページ
4Gamerの「東京ゲームショウ2020 オンライン」特設ページ
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