【PR】Co-opシューター「Warhammer 40,000: Darktide」を紹介。地下世界の未来都市で最高の銃撃戦＆接近戦を！

　Fatsharkの新作Co-opアクションシューター「Warhammer 40,000: Darktide」（PC / Xbox Series X 以下：Darktide）が11月30日にリリースされる。
　Games Workshopのミニチュアゲーム「ウォーハンマー 40,000」の公式ライセンスを受けたCo-op型アクションシューターで，同スタジオの「Warhammer: End Times - Vermintide」（以下： Vermintide）の後継的な作品となるが，中世ファンタジー風世界で展開した「Vermintide」とはだいぶ趣が異なり，本作では帝国の巨大都市「テルティウム」の地下に広がる都市「ハイヴ」を舞台に，最大4人のプレイヤーがさまざまな敵と戦いながら任務を遂行していく。


　10月14日から10月17日までの4日間，このDarktideのクローズドβテストが行われた。「ウォーハンマー 40,000」シリーズについては初心者と言ってしまっていい筆者だが，参加して夢中で楽しんできたので，本作の魅力を紹介しよう。なお，今回のクローズドβテストは英語版だが，製品版では日本語化されるとのことなので安心してほしい。

異端尋問官となり，ゾンビと武装勢力を駆逐する！

　「ウォーハンマー 40,000」の舞台は，人類が宇宙に進出を果たし，異星人と遭遇した遠い未来の世界だ。人類は，西暦2万5000年頃まで目まぐるしい発展を遂げていたが，異星人の襲撃やワープ・ストームと呼ばれる災害などによって文明は衰退し，人類の文明は滅亡の淵に立たされることとなる。そこからさらに5000年後となる西暦3万年頃，“皇帝”と呼ばれる超人的な指導者によって帝国が勃興。皇帝は，遺伝子改造を施した人類による精鋭部隊「スペースマリーン」を結成し，数々の敵勢力を打ち破り，銀河の覇権を握っていく。

　しかし，皇帝が最も信頼を寄せる部下「ホルス」が謀反を起こし，内戦が勃発。皇帝は，内戦の鎮圧に成功するものの，重傷を負い，生命維持装置でかろうじて生きているという状態になってしまう。以降，帝国は，皇帝を信仰の対象とする宗教国家に形を変え，政治腐敗が蔓延するディストピアと化し，異種族やケイオスと呼ばれる敵対勢力との戦いに明け暮れている。

　本作「Darktide」の舞台は，そんな帝国の巨大都市「テルティウム」の地下に広がる都市「ハイヴ」だ。ハイヴでは，ケイオスが送り込んだカルト教団が，人間を“ナーグル”と呼ばれるゾンビに変異させてしまう病原菌を撒き散らしていた。

　プレイヤーは，「はぐれ者」（Rejects）で構成された民兵組織「ガウンツ・ゴースト」の異端審問官となって，ナーグルや武装したカルト教団と戦っていくことになる。


　以上，「Darktide」のあらすじや「ウォーハンマー 40,000」の膨大な世界観の一端をざっくり説明してみたが，結局のところ，「Darktide」は，退廃的な地下世界の未来都市で，ゾンビと武装したヤバイ奴らをぶっ殺していくゲームなのだ！

脳筋キャラからサイキッカーまで！　君はどのクラスにする？

　プレイヤーが最初に決めなければいけないのは，プレイヤーキャラクターのクラスで，4種類からいずれかを選ぶことになる。名称を聞いても正直ピンとこないと思うので一つずつ紹介していこう。


　Ogryn Skullbreakerは，接近戦を得意とするクラスだ。

　大きな図体をしているのが特徴で，敵に突進してノックバックの効果を与えるアビリティ「Bull Rash」を駆使して敵を翻弄する。グレネードボックスを敵にぶん投げて高いダメージを与えたり，巨大なショットガンを振り回したりなど，なんとも筋肉バカっぽさ……いや，豪快さを感じる。


　Psyker Psyklnetlcは，サイキック能力を繰り出せるクラス，ファンタジーで言うところの魔法使いだ。

　多くの敵をよろめかせるアビリティ「Psykinetic's Wrath」や，敵の脳をシュポンっと爆発させるブリッツ「Brain Burst」などを繰り出せる。弾切れでもBrain Burstで銃撃戦に対応できるのが強みと言っていいだろう。初期の銃はリボルバーだ。


　Zealot Preacherは，接近戦において素早い動きで敵を翻弄するクラスだ。

　前方に高速ダッシュするアビリティ「Chastise the Wicked」は，大勢の敵から囲まれた際に脱出したり，敵の背後に回り込み，味方との挟み撃ちを狙ったりと，さまざまなシチュエーションで役に立つ。発動時，タフネス（シールド）を補充し，さらに次回の近接ヒットのダメージ量を増加させる効果もあるため，接近戦において大いに活躍する。初期の銃もサブマシンガンで，接近戦に特化したものとなっている。


　Veteran Sharpshooterは，銃に特化したクラスだ。

　初期の銃はマークスマンライフル。また，一定時間，銃の攻撃力を高め，敵のスペシャリストやエリートを自動でマーキングするアビリティ「Volley Fire」を繰り出せる。ただ，銃ばかりに頼っているとすぐ弾切れを起こすので，時には接近戦も必要となる。

　各クラスは，近接武器と銃をひとつずつ装備可能だ。レベルが上がれば，ショットガンやアサルトライフルなど，さまざまな武器を獲得できるので，自分のプレイスタイルに合った武器を探すと良いだろう。

　さらに，アップデートで新たなクラスが追加される予定なので，今から楽しみだ。

キャラクターメイキングでは“これまで犯した罪”まで決める

　クラスの選択を終えたら次は“素性”の設定だ。

　ここでは，いくつかの選択肢の中からキャラクターの出身地や，幼少期・青年期の出来事，人生において重大な決断をするエピソードなどを選んでいく。その後は，従来どおりのキャラクターメイキングに入り，性別を決め，顔や髪形，ボディタイプ，タトゥーなど，数多く用意されたパーツを組み合わせて，外見を作り上げていくことになる。

　外見が完成したら，次はキャラクターの性格を決める。性格によってボイスのタイプが変わるようになっているので非常に悩ましい。そして最後に決めるのは，これまで犯した罪だ。帝国に対する反抗や職務怠慢，間違った信仰といった罪の中からいずれかを選ぶ必要がある。無罪という選択は許されない……。


　「まさかCo-opアクションシューターというジャンルで，テーブルトークRPGのようなキャラクターメイキングをするとは……」と，やや圧倒されてしまったが，おかげでプレイヤーキャラクターの外見だけではなく，中身にも愛着が湧いてきた。

　プレイヤーキャラクターを作成し，基本操作を学ぶチュートリアルを終えるといよいよ，異端審問官として数々の任務を遂行していくことになる。

任務の順番は自由。序盤は低難度で堅実に

　さぁ，拠点のMission Terminalから任務開始だ。各任務には，チャプター1，チャプター2といった順番などは付けられていないので，ストーリーを気にせずに任務を選択できる。

　各任務には，「対象の破壊」「対象者の暗殺」「バッテリーを探して所定の位置まで運搬する」などの目標が設定されており，さらに途中で，「次のエリアにつながるドアが開くまで敵のウェーブを生き残る」といったイベントが発生する。どの任務もバラエティに富んでいるので単調に感じることはないはずだ。

任務の途中，次のエリアにつながるドアを開けるため，敵の猛攻に耐えながらハッキングのミニゲームをするイベントが発生する。敵に攻撃されると最初からやり直しになるので，仲間の援護が必要になってくる

　また，各任務には5段階の難度が設定されており，高ければ高いほどクリア報酬が上がる。とはいえ，レベルの低い序盤は，一番低い難度から堅実にこなしていく方がいいだろう。ただ，一番低い難度でも戦闘不能になることが何度かあったので油断は禁物だ。

異端審問官に待ち受けているのは“銃撃戦＆接近戦のダブルコンボ”

　「Darktide」のゲームとしての特徴は，ゾンビ（ナーグル）だけではなく，武装した敵が襲い掛かってくることだろう。プレイヤーは，敵によって攻撃方法や戦術を変えなければならず，これが戦闘に心地よい緊張感を生み出している。


　接近戦を仕掛けてくるナーグルには，仲間と連携しながら，回避アクションを駆使して近接武器で戦う必要がある。ただ，ナーグルばかりに目を向けていると，武装した敵から狙撃されてしまう。そうなったら，すぐさま銃に切り替え，遮蔽物に隠れながら迎撃しなければならない。


　さらに，爆発物を投擲してくるScab Bomberや罠で拘束してくるScab Trapper，火炎放射器を振り回すDreg Tox Flamer，高い防御力を誇り，接近戦を仕掛けてくるPlague Ogrynなど，“エリート”と呼ばれる敵がプレイヤーの前に立ちはだかる。

　このような厄介な敵を含んだ戦場は状況把握が困難になる。そこで重要になってくるのが，エリートの位置を仲間に知らせるマーカーだ。この機能を使えば，エリートとの戦闘において連携しやすい。

　そしてエリートとの戦闘では弾薬に余裕を持たせて挑みたい。本作ではむやみに銃を撃ちまくっているとすぐに弾切れを起こしてしまう。ステージには追加の弾薬がいたるところに置かれてはいるのだが，それでも心もとないので，ナーグルを相手にするなら積極的に近接武器で倒すなど，弾薬のマネジメントをする必要があるのだ。

Medicae Stationでは，最大4回までライフを完全回復できる。やや悪趣味なデザインだが，とても重宝するので各ステージの設置場所は覚えておきたい

　さらに，ライフのマネジメントも重要だ。ライフは，自動回復ではなく，アイテムやステージに点在するMedicae Stationを使用することで回復する。ライフとは別に自動回復されるタフネス（いわゆるシールドで，これが削られるとライフが減る）が用意されているのだが，敵の攻撃によって簡単に削れてしまううえ，回復速度も遅いため，ごり押しはできない。


　ライフがゼロになり，ダウン状態になった場合は，仲間の救助によって復活できるのだが，ライフの最大値が減るデメリットが生じる。ダウン状態からそのまま死亡すると，敵の捕虜として進行先のエリアで拘束されてしまう。パーティは，拘束された仲間を解放するため，戦力が減った状態でそのエリアまで到達しなければならず，これがなかなか骨が折れる。


　任務をクリアすると，新たな武器と経験値が得られる。経験値が溜まってレベルアップすると，武器の入手やスキルのアンロックが行われる。武器にはレアリティが設定されており，より良い武器を手に入れるために繰り返し任務に挑むことになる。こういったトレジャーハント要素は，プレイのモチベーションにつながるだろう。

　ちなみに各任務のクリア時間は30分前後だ。任務中は，常に激しい戦闘を繰り広げることになるので，筆者としてはちょうど良いボリュームだと感じた。

拠点に帰還したらすぐに次の任務に備えよう！

　任務が終わると拠点に帰還だ。ここで，武器を購入（レベル2からアンロック）して装備を整えたり，スキルツリーを設定し直したりと，次の任務に挑むための準備をすることになる。

　また，レベル11になるとアンロックされるSire Mell's Requisitoriumでは，特定の目標を達成することで，レア度が高い武器などと交換できるトークンが得られる。武器の入手方法が複数用意されているのはありがたい。

各クラスのFEATS（スキル）は着脱可能だ。自分のプレイスタイルにあったものを選んでおこう

拠点のブラックマーケットではさまざまな武器が購入できる。ちなみに，用済みの武器は解体してお金に替えられる

　「Darktide」の主軸は，最高に楽しい接近戦と銃撃戦を同時に味わえることだ。ナーグルの群れが襲い掛かってきたら近接武器で対応し，武装した敵が狙撃してきたら遮蔽物に隠れ，銃撃戦を繰り広げる。そして，エリートが出現したら，マーカーを付けて仲間と連携して倒していく。この一連の流れに心地よい緊張感があり，ヤミツキになるのだ。

　最低難度でも仲間と連携が必須になるほどで，野良マッチではゲームの難度がなかなか高いと感じる部分がいくつかあったが，それゆえに任務をクリアした時の達成感はひとしおだ。

　11月30日に発売される製品版では，さらに歯ごたえを感じる体験を届けてくれるに違いない。

「Warhammer 40,000: Darktide」公式サイト