企画記事
「パニシング:グレイレイヴン」最初の難関5-8で諦める前に読んでほしい導入記事。スマホゲーム屈指の名バトルが待つ大型イベントにも要注目
先行リリースされた海外版は,累計ダウンロード数が2000万を突破しており,そんなヒットタイトルの日本語版を4Gamer読者が遊んでいない,ということはないだろう。しかし本作はアクション性の高いタイトルであるがゆえに,ゲームをうまく進められているかどうかはきっとまた別の話。新作ゲームの情報はいち早くキャッチして,とりあえずは遊んでみる熱心なゲーマー(=4Gamer読者)でも,例えばメインプレイはコンシューマゲームやPCゲームであれば,パニグレの本格的なアクションバトルをスマホで楽しむために,慣れと時間を必要としているかもしれない。
そこで本稿では,「パニグレ」の基本的な進め方やバトルのコツを解説して,プレイ経験の有無を問わずゲームへのスムーズな導入を促したいと思う。詰まるポイントを解消できれば,プレイモチベーションを向上&維持できるだけでなく,積みゲーの消化にも時間を割り当てたい貴重なホリデーシーズンを,効率良く過ごすことにもつながるはずだ!
「パニシング:グレイレイヴン」公式サイト
「パニシング:グレイレイヴン」ダウンロードページ
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まずはストーリーをおさらい
パニグレの世界観は,近未来のポストアポカリプス(終末後の世界)を題材に構築されている。この世界の人類は,突如として発生した“パニシング”と呼ばれる災厄によって,地球からスペースコロニーへの撤退を余儀なくされており,構造体と呼ばれるヒューマノイドを地球へと送り込んで,故郷の奪還を目指している。
構造体は,人工素材の体躯に人間の心を宿した存在であり,つまりはほぼ人間と言っても差し支えない。彼らは指揮官(プレイヤー)と共に,パニシングに侵食されて殺戮兵器と化した機械“侵食体”の群れを一掃し,再び人間が住めるように地球の安全を確保するという使命を帯びている。
基本的にストーリーモードの攻略を進めればOK
ストーリーモードを攻略し,物語を読み進めながら指揮官のレベルを上げ,各種機能やコンテンツを開放していくというのが,パニグレの基本的なプレイサイクル。ストーリーモードや各コンテンツのステージで繰り広げられるのは,純然たるアクションバトル。無数に現れる機械の群れや,驚異的な能力を持つ個体といった敵に対して,プレイヤー自身が構造体を細かく操作し,立ち向かわなければならないのだ。
構造体の移動はバーチャルパッド,攻撃と回避はアクションアイコンでそれぞれ行うことになる。上質な3Dグラフィックスとサウンドで展開される,打撃感&スピード感抜群の戦いには興奮を覚えること請け合い。
実践編:基本的な立ち回り方
さて,チュートリアルで学んだことのおさらいにもなるが,構造体の火力を最大限に引き出すには,シグナルを3チェインしたうえでショットすることが重要だ。
構造体は,攻撃アイコンをタップすると,通常攻撃を繰り出せる(連打で連続攻撃となる)。この通常攻撃(連続攻撃)を敵に当てるとランダムでシグナルがたまり,最大8個のストックが可能だ。
シグナルには「赤」「青」「黄」の3色が存在し,ショットすると色に対応したスキルを構造体が発動。強力な攻撃だったり追加効果を付与したりと,その効果は構造体によってさまざま。同じ色が2つ隣り合ったシグナルをショットすれば2チェイン,3つ隣り合っていれば3チェインとなって,ダメージ倍率や効果が高まる。
2チェインや3チェインを作るために,1つのシグナルをショットする状況は多々あるが,ここで回避に注目してほしい。
構造体は敵の攻撃をタイミング良く回避すると,“高速空間”に一定時間突入。短いあいだだが,構造体以外の時間の流れが遅くなり,攻撃を畳みかける絶好の機会となる。高速空間中はそれだけでなく,ショットしたシグナルが3チェインになるという大きなチャンスも発生する。
もう大体お分かりだと思うが,1つのシグナルはなるべく高速空間中に使用し,高速空間ではないときは2チェインや3チェインをショットするように意識すれば,構造体の火力を最大限に引き出せるのだ。
加えて特定の順番(構造体によって条件が異なる)でシグナルをショットすると,コアショットが発動し,戦闘を有利に進めるさまざまな恩恵を受けられる。
ストーリーモードのバトル中に,攻撃を連打しても敵に押し切られてしまうという人は,シグナルがある程度たまったらいったん攻撃の手を止めて,敵の攻撃を回避→高速空間に突入→チェインを作るうえで邪魔なシグナル1つをショットして3チェイン→高速空間が終了後に作った2〜3チェインをショットといった流れで,効率良く構造体の火力を引き出してみてほしい。それと同時にコアショットの条件も満たすように意識すると,殲滅力の違いをより実感できるはずだ。
ただし注意したいポイントもある。回避にはゲージが存在し,このゲージがないと回避行動が不可になるからだ。回避のゲージは時間経過で回復するものの,敵の攻撃が激しいと,この回復を待っているあいだは被弾をなかなか防げない。
必殺技を発動したときの無敵時間を利用して敵の攻撃を回避しつつ,回避のゲージが回復する時間を稼ぐというのも有効なテクニックだが,控えのメンバーと交代するのがシンプルな方法だろう。回避のゲージは構造体ごとに設定されているので,交代で出場した構造体の回避のゲージは満タンとなっている(控えに入った構造体は再出場にクールタイムが発生する)。
どうしても勝てなかったら
本作はRPGであることも思い出そう!
ストーリーモードを進めていくと,多くの人が5-8で苦戦を強いられることになるだろう。ここでは初の強敵とも言えるガーダー(極限型)がボスとして待ち構えているからだ。
ガーダー(極限型)は,5-7までに出現する侵食体とは一線を画す攻撃力と耐久性能を備えている。体力を持続的に回復&遠距離攻撃のダメージを30%カットという特性も持ち合わせており,構造体には相応の火力が求められる。
ダメージカットの影響を受けない近接攻撃タイプの構造体を出撃させて最大限に火力を引き出し,控えのメンバーと交代してでも回避のゲージを切らさないようにするのが勝利への近道だ。
パラメータや技量の問題でどうしても勝機が見えないという人は,パニグレは3Dアクション“RPG”であることを思い出してほしい。要は「レベルを上げて物理で殴る」が通用するのだ。
構造体のパラメータは,構造体のレベルやランク,そして装備中の武器,意識によって決定されるが,このあたりの進行度でランクや武器,意識を整えてパラメータアップを狙うのは,まだゲーム序盤の範囲ということもあって,難しいところがあるだろう。あくまでより上位装備の“つなぎ”に使っている低レアの武器や意識のために,素材収集系のクエストを周回し,やっとの思いで集めた貴重なリソースをなるべく割きたくないという気持ちもよく分かる。そこでレベルを上げて再挑戦という方向を検討してみよう。
安易な考えに見て取れるかもしれないが,解決策としてはシンプルで効果的だ。構造体のレベル上限は指揮官のレベルと同じになるが,指揮官と構造体のレベルは上げやすい。指揮官のレベルは「血清」(スタミナ)の消費や,デイリー任務達成などで経験値がたまり,上がっていく仕組みとなっている。一方の構造体は,任務達成時または「構造体Exp」というアイテムを与えることで経験値がたまり,レベルアップする。
3つのクリア目標を満たした任務は,オートモードの使用が可能となっている。オートモードと言っても,いわゆる「遠征」に近いシステムで,出撃させた構造体が一定時間後に戻ってきて,経験値や素材を獲得するというもの。構造体Expを持ち帰るだけでなく,オートモード使用時に血清を消費するので,指揮官のレベルも上げられる。
オートモードは手間がかからず便利な機能だが,資源の収集効率は悪いため,プレイ時間を割ける人はマニュアルプレイで,素材収集系クエストを周回したほうがいいだろう。
構造体はレベルアップに応じてパラメータが上昇するほか,一定のレベルごとにさらにパラメータがアップする「昇進」(※昇進にはゲーム内ゴールドのナットが必要),ショットの威力や効果に関わるスキルレベルを上げることが可能になるので,打倒ガーダー(極限型)には着実に近づいていける。
ゲームスタート後にもれなく手に入る
「Sクラス構造体選択チケット」は誰を選ぶべき?
構造体にはSSS+>SSS>SS>S>A>Bという6段階のランクが存在する。すべての構造体が最上位のSSS+に到達可能で,ゲームプレイ序盤でプレイアブルとなるルシアとリーフ,そしてストーリー途中でグレイ・レイヴンの新たな一員となるナナミがそれぞれBランクだ。構造体の型番によって初期のランクが異なっており,初期所持のルシアの型番は紅蓮。開発(ガチャ)やゲームプレイを通じて入手できる初期ランクAのルシアの型番は黎明となっている。ちなみに紅蓮がランクアップしてAになっても,黎明となるわけではなく,Aランクの紅蓮となる。型番で区別するのが見分けやすいだろう。
初期ランクの最高はSとなっており,初期Sランクの構造体は基本,開発を通じて入手できる。初期ランクAとBに関しては該当する構造体の“欠片”を特定の任務達成で集められ,ランクアップやアンロック(プレイアブル化)が可能だ。
初期Sランクの構造体の入手難度が高いと思うかもしれないが,新規プレイヤーにはもれなく「Sクラス構造体選択チケット」が配布されており,リー(型番:乱数),カレニーナ(型番:灼熱),リーフ(型番:来光),カムイ(型番:暗力),ナナミ(型番:波動)の中から好きな1体をもらえる。このうちアタッカーであるリーまたはカレニーナを受け取るのが個人的にはオススメだと思うが,筆者は見た目の好みからナナミをお迎えしている。攻略面で詰まったと感じたポイントはない(ナナミを選んで後悔はない)ので,結局のところ選ぶ基準は好みとなるだろう。
なお開発には天井が設定されており,開発に必要な「黒パス」はストーリーモードなどの初回クリア報酬だけでなく,継続的に入手できる手段が用意されている。コツコツとプレイして天井に届く枚数分の黒パスをためてから開発にすべて注ぎ込むという方法で,“無課金プレイ”でも初期Sランクの構造体を獲得可能だ。“微課金プレイヤー”に嬉しい「月間カード」も販売されているので,コスパを重視する人は購入を検討してみよう。
Q:初期のランクが低い構造体は使わなくなる?
A:そんなことはありません。
例えば,物理攻撃を得意とする初期Sランクのリー(型番:乱数)は,二丁拳銃で戦いを繰り広げる構造体だが,持ち前の火力を発揮するには,被弾する危険を冒しながら敵との距離を詰める必要がある。そこにダメージカットや防御デバフを持つ初期Bランクのナナミ(型番:狂風)を組み合わせると,リーの被弾リスクを抑えて高い火力をさらに生かす形となり,大変相性が良いのだ。味方を回復できるリーフのいずれかも編成すれば,小隊の安定感は抜群のものとなる。
また,ゲーム中盤以降にアンロックされるコンテンツなどでは,構造体1体あたりの出撃回数が制限されており,複数の小隊を運用できるほうが報酬的にウマ味がある。2つの小隊なら計6体,3つの小隊なら計9体の構造体が必要なので,基本的に構造体を育てて困ることはない。
ただし意識に関しては,ある程度遊び込めば最高レア度☆6の獲得手段が見えてくるので,☆5までの意識に貴重な限界突破素材を使いすぎないほうがいいだろう。
初の大型イベント「凍てつく闇」が実施中
ロゼッタ戦を味わわないなんて,もったいない!
パニグレは2020年12月4日のサービス開始からまだ間もなく,初の大型イベント「凍てつく闇」が12月23日から実施中。指揮官のレベル40以上が参加条件だが,実施期間は2021年1月26日までと長めに設定されているので,今からゲームを始めても十分に間に合うはずだ。
凍てつく闇では,本イベント限定の意識のほか,通常時はなかなか手に入らない構造体の欠片や素材を報酬として獲得でき,ゲームを始めるには打ってつけのタイミングとなっている。イベントに合わせて実装された新規ボス,ロゼッタとのバトルは,YouTubeにて関連キーワードで検索をかけるとすぐに再生回数の多い動画がヒットするなど,先行リリースされた海外版プレイヤーからも屈指の名バトルとして知られている。
各種ストアにおけるパニグレのレビューについても,App Storeでは4.2,Google Playでは4.1(※12月28日時点)という高評価に着地していることもあり,ホリデーシーズン中に遊んでおきたい……いや,スマホ向けアクションRPGを代表する1作品として,パニグレは遊んでおくべきタイトルだろう。とくにロゼッタとのバトルを味わわないなんて,もったいない!
記事中で紹介した内容の繰り返しになるが,新規プレイヤーにはもれなくSクラス構造体選択チケットが配布されており,初期Sランクの構造体をもらえてしまう。3Dグラフィックスの本格アクションゲームをスマホで楽しめる高品質な作品でありながら,プレイ開始のハードルはまったく高くないパニグレを,プレイを諦めた人はもう一度,未経験という人はぜひこの機会に遊んでみてほしい。
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