企画記事
ダークファンタジー「悪魔王子と操り人形」の魅力に迫る! 制作陣が語る新キャラクターや三つの勢力の関係性
悪魔の城で物語を紡ぎはじめる。
それとも……。
ダークファンタジー巨編,開幕――
ゲームアプリを中心としたメディアミックスプロジェクトとして,BLACK CROWNが展開する「悪魔王子と操り人形」(iOS / Android)は,悪魔たちの暮らす城を舞台にしたダークファンタジー。人間である“あなた”(プレイヤー)は「悪魔」「天使」「人間」による三つの勢力とかかわることになる。
本プロジェクトは,2019年11月の公式Twitterアカウント開設を皮切りに,世界観やキャラクター,PVなど,これまで多数の情報を発信している。
悪魔王子の居城がある「コルチカム王国」以外に,2020年10月には人間たちの勢力「アキレギア帝国」,2021年7月には天使たちの勢力「聖地ジプソフィラ」が公開された。新たに登場した二つの勢力,クセのありそうなキャラクターたち,広がっていく「悪魔王子と操り人形」の世界観。その魅力にあらためて迫っていこう。
3人とあなたの物語――「悪魔王子と操り人形」を紹介。制作陣へのメールインタビューもお届け
「悪魔王子と操り人形」は,BLACK CROWNがおくる悲しくも儚いダークファンタジー。ゲームアプリを中心としたメディアミックスプロジェクトとして,さまざまな展開が予定されている。本稿では,プロデューサーである池田氏とキャラクターデザインを担当する尾崎ドミノ氏のメールインタビューをお届けする。
なお,後半には本プロジェクトのプロデューサーである池田氏と,キャラクターデザインを手掛ける尾崎ドミノ氏(@ozadomi)のメールインタビューも掲載するので,最後までチェックしてもらいたい。
👑ストーリー紹介
👑世界観とキャラクター紹介
悪魔王子が住まう「コルチカム王国」
人間たちが住まう「アキレギア帝国」
天使たちが住まう「聖地ジプソフィラ」
👑キャラクターの関係性について
👑Twitter情報まとめ
👑制作陣へのメールインタビュー
「悪魔王子と操り人形」公式サイト
「悪魔王子と操り人形」公式Twitter
始まるあなたと彼らの物語
コルチカム王国に居城を構える悪魔に召喚された“あなた”。生け贄になるはずが,悪魔王子・ディアの人形として生活することになる。この王国にはディア以外に,エスパダ,フィオーリという人物が住んでおり,彼らを中心に物語は紡がれていく。
そんななか,あなたと悪魔たちの暮らす城に,“悪魔討伐作戦”を課せられた軍事国家「アキレギア帝国」の影が忍び寄る。さらに地上の変化を感知した天上の国「聖地ジプソフィラ」の天使たちもまた,世界の調和を図るため地上へと向かう。
悪魔討伐作戦とは一体……強大な力を持つ天使たちの出現は,悪魔と人間にどんな未来をもたらすのか。交流を深めることがなさそうなこれらの勢力が,どう関わってくるのかにも注目だ。
三つの勢力が拮抗する世界
「悪魔王子と操り人形」
本作に登場する三つの勢力「コルチカム王国」「アキレギア帝国」「聖地ジプソフィラ」。まずはこれらが存在する世界について語られるPVをチェックしよう。また,それぞれに属するキャラクターも紹介する。
悪魔王子が住まう「コルチカム王国」
あなたとディア,エスパダ,フィオーリが暮らす悪魔の領地。
かつて栄えた王国だったが,悪魔になったディアにより一度破壊された。今は長い年月をかけ徐々に元の姿に戻ってきている。
城のところどころに檻のような物が見えるが,それが示す意味とは……?
悪魔に墜ちた王子
ディア(CV:小林ゆう)
「コルチカム」の王子として国中から愛されていたが,ある事件をきっかけに人間から悪魔となり,国を滅ぼした過去を持つ。幼く見える容姿に反し,永い孤独のなかで培われた冷酷な性格は,言葉や態度という形で相手を選ばず傷つける。「マナ」を求め魂を喰らうが,わずかに残る人間の部分から生まれる感情が,静かにディアを動かし始める……。
忠義の騎士
エスパダ(CV:古川 慎)
人間に捕らわれていたところをディアに助けられて以来,絶対の忠誠を誓い,共に城で暮らすようになった。悪魔としては珍しく剣術を使って戦う。常に強くなるための鍛錬も欠かさないが,戦略面での成長は乏しく,力でねじ伏せる戦いになりがちである。生真面目な性格は,生活面でディアを支える場面も多いのだが,感謝の言葉はあまりもらえていない……。
壮麗なる姫
フィオーリ(CV:花江夏樹)
悪魔と知りながらディアに近づいて来た隣国「ガランシア」の謎多き姫。自由奔放で,悪魔にも物怖じしない性格,常に自分のペースで物事を進めようとするので,周囲との衝突が絶えないが,本人はまったく気にしていない。悪魔をもだまそうとするその本心は隠されたままだが,ディアとエスパダとはそれなりにうまくやっている。
日常をのぞき見
人間たちが住まう「アキレギア帝国」
人間たちが寄り添い暮らす「アキレギア帝国」。
かつては悪魔の餌でしかない弱き存在だった彼らは,軍事力の発展とともにその人数を増やし,世界の勢力図を変えようと動き始めている。
秀麗な指揮官
クロード(CV:甲斐田ゆき)
「アキレギア帝国軍」指揮官の一人。軍部での実力は圧倒的で,多くの戦果を挙げてきた。常に余裕のある表情で,あまり感情の起伏を見せないが,作戦遂行に対しては,自分にも部下にも実力以上を求め,部下からは恐れと信頼を得ている。皇族の一人ではあるが,継承順位は低く,出自も恵まれていないために,軍部での活躍に固執する面がある。
憂世の志士
エリク(CV:島﨑信長)
クロードの副官を務める帝国軍兵士。帝国内でも屈指の軍人名家の出身で,若くして高い階級に就いているエリート。政略結婚による家庭で,愛情を受けることなく育ったせいで,実力に対し自己評価はかなり低い。奔放に振る舞うクロードやオスカーに対し,真面目に向き合うため,2人に振り回される場面も多い。
勇猛な剣士
オスカー(CV:前野智昭)
一時は軍部で要職に就いていたが,大切なものを失った反動で,長く前線から離れていた過去を持つ兵士。クロードの後押しによって,部隊へ復帰,2人の立場は逆転する形になったが,クロードの右腕として活躍するようになった。普段は陽気で大雑把な振る舞いを見せるが,いざというときは頼りになるので,周囲からの信頼は厚い。
日常をのぞき見
天使たちが住まう「聖地ジプソフィラ」
天使たちが暮らす「聖地ジプソフィラ」。
彼らはこの場所から悪魔や人間の営みを眺め,ときに見守り,ときに介入しながら世界の調和を守ってきた。
かつては神が居た領域……残された天使たちはこの楽園で悠久の時を生きる。
寵愛の天使
メーレ(CV:櫻井孝宏)
聖地ジプソフィラに暮らす天使。「親」である原初の天使からそぎ落とされた「愛」の感情で作られた,第一世代の天使「十二天使」の一人。神から与えられた「世界の秩序を整える」という使命を持ち,悪魔や人間を統率しようとする。種族関わらず平等に愛を注ぐが,自身の生み出した「息子たち」に対しては,別格の愛を注ぎ込んでいる。
悲嘆の使い
カイ(CV:豊永利行)
メーレから切り離された「哀」の感情を核として生み出された天使で,あらゆる出来事をすべてマイナスに捉えるネガティブ思考と,強い劣等感の持ち主。メーレに対しては,多少の鬱陶しさと親しみの入り混じった感情を持ち,ティスのことは弟のように扱っている。感情は平坦だが,怒らせると手がつけられなくなり,とくにティスに対しては容赦がない。
歓楽の使い
ティス(CV:西山宏太朗)
メーレから切り離された「楽」の感情を核として生み出された天使で,いつも明るい笑顔をまとった青年。自身の核でもある楽しいこと・楽しむことを信条としており「楽しそうなこと(面白そうなこと)」の探求と挑戦に余念がない。短絡的な行動からトラブルを起こしがちだが,それすらも楽しんでいるところがある。
日常をのぞき見
それぞれ事情を抱える9人
彼らの関係とは――
対峙する悪魔と人間,そこへ現れる天使。複雑なキャラクター同士の関係性にも注目したい。ここでは相関図と,彼らの関係が少しだけ垣間見えるイラストを掲載しよう。
「君は……このまま悪魔の城に閉じ込められているのが、いいのかい?」
「相変わらずですね、王子」
「悪魔の剣士なんて今時流行らねぇんだよ!」
「ちょっと遊ぼうよ。お嬢さん」
「人間も大変ですね……僕と一緒に死んじゃいますか?」
「その悪魔を救ってあげましょうか……神様」
彼らのことがもっと知りたい!
Twitterでもイラストやボイスストーリーを随時更新中
公式Twitterでは,キャラクター同士のボイスストーリーやキャラクタートレイラーなどが公開中だ。現在公開中のものをまとめてみたので,彼らの魅力を知るうえで活用してもらいたい。
ボイスストーリー | |
帝国軍 | 大切な場所 |
戦士たちの宴 | |
二人の道筋 | |
帰路 | |
衝突 | |
天使軍 | 天使と悪魔 |
侵入者 | |
共鳴 | |
挑発 | |
姫君 | |
もうひとりの息子 |
このほかにも,参加型企画やエピソードカット,設定画公開などさまざまな企画が随時更新されている。案内役は,世界を旅し,情報を集めることを生業としているミラ。彼による悪魔たちの日常を描く「ミラの悪魔観察日記」シリーズは,とても可愛らしいのでお見逃しなく! なお,こちらのイラストはいとのこ氏(@itonoco)が担当している。
また,彼らの近況が分かる「マンスリーグラフィック」や,季節にちなんだ「シーズナルイラスト」など,美麗なイラストコンテンツもたっぷり♪ 陣営ごとにまったく異なる顔が見られる点も嬉しいポイントだ。これからもさまざまなイラストや情報が公開されるので,フォローしていない人はこの機会に公式Twitterをのぞいてみよう。
では最後に,プロデューサー・池田氏&キャラクターデザイン担当・尾崎ドミノ氏へのメールインタビューをお届けしよう。
制作陣にメールインタビュー
4Gamer:
昨年(2020年)お話をうかがったときから約1年が経ちました。Twitterでの企画やグッズ展開などが盛んに行われている印象ですが,この1年でプロジェクトへの反響はいかがでしょうか?
池田氏:
プロジェクトがスタートして,悪魔陣営のキャスト公開のときに取り上げていただきました。そこから人間陣営である「アキレギア帝国」,天使陣営である「聖地ジプソフィラ」の公開を行いました。情報を公開していくなかで,皆様から多くのコメントやいいね/RTなどの反応をいただき,また,多くの企業様などからの問い合わせもいただくことができました。何よりTwitter上でのコミュニティが成長してくれているのを大変うれしく思っています。
4Gamer:
新たに二つの勢力とキャラクターたちが発表されました。「アキレギア帝国」や「聖地ジプソフィラ」の設定は,プロジェクト発足の初期から決まっていたのでしょうか?
池田氏:
当初から悪魔と天使と人間という構図を描いていました。設定から実際にデザインが出来上がっていくなかで,アキレギアの軍国としての重厚さ,ジプソフィラの荘厳さなどが具体化されていき,デザインから設定に取り込んでいった要素も多くあり,とても楽しい体験になりました。
4Gamer:
それぞれの勢力のことや,設定についてもうかがいたいです。
池田氏:
【ディア】かつて人間の王子でしたが,過去の事件によって悪魔になってしまった存在です。彼自身の手で滅ぼしてしまった城にとても永い間,独りで暮らしていました。他人を寄せ付けない冷酷な性格ですが,仲間や他の種族との交流によって少しずつ変化しているようです。
【エスパダ】人間に捕らわれていたところをディアに救われ,以来忠誠を誓う剣士です。六魔家という存在との関わりや悪魔としての不完全さを指摘されるなど,まだまだ謎があるようです。
【フィオーリ】人間なのに悪魔の城で暮らしている存在ですが,ディアやエスパダとは馬が合うのか,恐れることなく接しているようです。悪魔の城にいる理由はまだ分かっていませんが,クロードに近づいていたり何か考えがあるようです。
【クロード】皇族でありながら軍部へと志願して指揮官まで上り詰めた存在で,冷徹な性格ですが軍人としてかなり優秀です。ただ,純粋にアキレギア帝国の思惑に賛同しているわけではなさそうです。
人間は種族として弱く,これまで悪魔や天使から抑圧されていましたが,軍事力を手に入れた事で新たな動きを見せていきます。
【エリク】若くして副官になった青年で,クロードの有能な右腕となる存在です。優秀な軍人を輩出してきた名家で愛情を受けることなく育ったため,自己評価がかなり低いです。軍隊のなかでは,自由なクロードとオスカーに振り回されることが多いようです。
【オスカー】元は軍部の指揮官でしたが,ある事件をきっかけに一時軍部を離脱していたため,指揮官としての地位を失っています。クロードに呼ばれ軍隊に戻りそのまま部隊に入りました。クロードとの信頼関係は強く,部下として支えることに迷いはないようです。
【メーレ】天使のなかでも高位である十二天使の一人で,愛を司る存在です。神に代わり世界全体の秩序を守ることを使命に,人間や悪魔の行動に介入していくことになります。天使としての使命だけでなく,世界で起こっているいろいろな事柄に関心があるようで,とくに人間から悪魔となったディアへの興味が強いようです。
【カイ】メーレが生み出したとされる天使の一人。天使はそれぞれの感情を切り離すことで新しい天使を生み出します。カイは哀の感情でできているため,すべてをネガティブに捉えてしまう性格です。
ぬいぐるみ作りは唯一,彼の心の癒やしになっているようで,部屋にこもってはたくさんの作品を作っています。いつも連れているぬいぐるみだけは自分で作ったものではないようです。
【ティス】カイと同じくメーレより生み出された天使で,楽の感情でできています。その性質のせいか,天使の使命には興味がないらしく楽しい事を求めて遊び回っているようです。天界を抜け出してはカイに捕まって連れ帰されることが多いようです。
4Gamer:
プレイヤーはディアによって悪魔の城に呼び出された人間ですが,「アキレギア帝国」「聖地ジプソフィラ」との関係性はどういったものになるでしょうか?
池田氏:
これから明らかになっていく部分ですが,それぞれの勢力とはキャラクター同士だけでなく,プレイヤーも交流することとなります。それぞれが抱えている闇の部分が重なり合うのを,目の前で感じることができるような流れを設計しています。自分は悪魔に何を感じるのか,人間や天使に救いを求めるのか,それぞれの種族が出会うことでそれぞれのキャラクターに何が起きてしまうのか,ご期待いただければと思います!
4Gamer:
キャラクターデザインのポイントを教えてください。
尾崎ドミノ氏:
【人間陣営について】アキレギアの3人は軍という組織の人たちということもあり,ある程度統一した関連性のある衣装デザインにしております。軍服となりますが,装飾性の高い華のあるデザインになるようにしました。
【クロード】クロードは3人のなかでリーダー的存在なので,名前のとおりアキレギアの花をテーマに衣装のデザインを起こしていきました。襟元のファーをダイレクトに花にした点は個人的にも気に入っております!
顔は爽やかさ,目は澄んだような綺麗さを意識して描いています。爽やかな雰囲気とは対照的に何を考えているのが読めないところがクロードの魅力かなと思っております。クロードが焦るシーンをいつか見ることができるのでしょうか……! 意外とガタイは良いです。
【エリク】初めは生意気な要素強めでデザインしていたのですが,ボイスを聞かせていただいたときや,デザインを練っているときに「誠実さが強いほうがエリクらしい!」と感じ,今のエリクになりました。大きなピアスはファッションではなく,代々家系に伝わる勲章的なものです。彼はこれを,自分の使命を忘れないためにも身につけているのかもしれません。ディアの次に小柄なキャラで,足や腰回りは細めを意識して描写しております。
【オスカー】キャラクターのなかで一番大柄な男性で,誰もが安心して頼れる存在になるようデザインしました。とくに表情がコロコロと変わるのがとても魅力的なキャラクターになったかなと思います! 前髪をいつも上げていますが,おろした姿をいつか描きたいとものすごく思っています! 目周りのアザや腕の刺青は,まだ触れられないですが今の彼になるまでにできた重要な印ですので,それが語られるのを楽しみにしていただきたいです。
【天使陣営について】ジプソフィラの3人は天使なのですが,悪魔王子の世界に合わせて一般的な天使のイメージではなくかなりアレンジしたデザインとなっています。それぞれの核となる感情をイメージした色使いと,翼を見せていないときも羽根の印象を感じさせるデザインを意識しました。
【メーレ】何でも包み込んで受け入れてくれるような聖母感を意識してデザインしました。今日は嫌なことがあったなーそうだ,メーレ様に慰めてもらおう! と思えるようなキャラになればいいなと思っています。顔については優しい表情だけど異質というか少し怖さも感じるように,目の周りのデザインや配色にはとくにこだわりました。ちなみに,髪の毛はサラサラ系ではなくモフモフ系です!
【カイ】最初から,究極にネガティブだけどオドオドしていない毒舌キャラのイメージがありました。また,カイはリボンをテーマにしてデザインいるのですが,このあたりはうまくデザインに落とし込むことができたかなと思っています。
中性的で華奢に見えますが,鎖骨や首元などは骨格や筋肉がしっかり分かるよう意識して描いています。肉体的な力も強く,弟のティスを軽々と持ち上げたりもします。カイがよく抱えているぬいぐるみは天使陣営にとって重要な存在ですので,今後どこかで語られるのを楽しみにしていただきたいです。
【ティス】悪魔王子の世界でのチャラ男ってどういう感じなんだろうと結構悩んだキャラクターでもあります。いろいろ試していたのですが,前開きのワイドパンツを取り入れたときにスッとデザインが決まっていった記憶があります。顔がキャラのなかでも一番華やかで,まつ毛が長いです! あと猫っぽい顔立ちですね。
初期はもっと身長が高めの遊び好きなお兄さん! という感じだったのですが,カイと一緒にデザインしていく上で,兄弟感を強めていったことで,可愛さがより前面に出てきた感じになりました。
4Gamer:
各キャラクターの表情や仕草を描く際の表現で意識していることなどありましたらお聞きしたいです。また,描くのがとくに難しいキャラクターはいますか?
尾崎氏:
苦労したのは,人間陣営の3人のデザインでしょうか……。悪魔,天使とデザインを差別化するうえで,我々とおなじ人間として表現しつつ,悪魔王子の世界のキャラとして個性もしっかり出さないといけないということで,納得のいくデザインが完成するまでにかなり試行錯誤しました。とくに,オスカーのようながっしりとした体格の男性を,私が今まであまり描いてこなかったというのもあり,格好良く描けるようになるまでにたくさん練習をしたのは良い思い出です……!
4Gamer:
新キャラクター6人のキャスティングの理由,ポイントは何でしょうか? 今回もとっても豪華ですね!
池田氏:
人間陣営,天使陣営共に豪華な声優さんとなりました。クロードの甲斐田ゆきさんには,冷徹でありながらどこか優しさを感じられる,部下として付いて行きたくなる上官を演じてもらいました。エリクの島﨑信長さんは,誠実さや生真面目な表情を表現していただき,オスカーの前野智昭さんには,少しユーモラスだけど頼れる兄貴のイメージでお願いしました。
天使陣営ではメーレの櫻井孝宏さんに,愛を語る柔らかさと絶大な力による危うさの両面を,カイの豊永利行さんには儚さと時折見せる静かな怖さを,ティスの西山宏太朗さんには,いつも元気をもらえるような,カラッとした明るさを表現していただきました。
どのキャラクターも性格や雰囲気を踏まえたうえで,ぜひこの方にお願いしたいと考えオファーさせていただきました。収録では,悪魔陣営と同様にキャラクターが目の前で浮かび上がってくるような,命を吹きこんでいただくような体験をさせていただきました。
なかでも,メーレ役の櫻井孝宏さんに本作の世界観を語っていただく動画用の収録では,まさに“高位の天使に永い歴史を説いてもらう感覚”になり,悪魔王子の世界に深みを増すことができたかと思います。
4Gamer:
前回ワガママな質問に快く答えていただいたので,今回も……まだ出ていない情報をこっそりお願いします!
池田氏:
いろいろと計画していますが,三つの陣営が出揃ったので,今後は陣営を超えてそれぞれがさらに深く関わっていく様子をお見せできるといいなと考えております。
4Gamer:
気になっているユーザーも多いかと思います。アプリゲームの進捗を教えてください。
池田氏:
なかなかゲームの進捗をお伝えできず申し訳ありません。いつリリースされるのかという声も多くいただいている状況ですが,まだ明確にお知らせできない状況です。BLACK CROWNのチームとして初めてのゲームとなっており,時間はかかっていますがしっかり進んでおりますので,もうしばらくお待ちください!
4Gamer:
コンテンツ展開を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
池田氏:
Twitterのコメントやいいね/RTなど,いつも応援ありがとうございます。皆様の反応を励みに日々ゲーム制作を行っています,今後も新しい情報をたくさんお伝えできるように頑張っていきますので,引き続きTwitterや4Gamerさんなどでの情報公開をお待ちいただければと思います!
世界観やキャラクターについて,どんどん明らかになってきた「悪魔王子と操り人形」。今後はどんな展開が待っているのか。続報を待とう。
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