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インドネシアの田舎町を美麗なドットアートで表現した「A Space For The Unbound」プレイレポート
本作は,1990年代後半のインドネシアを舞台にした,サイドビュー形式のアドベンチャーゲーム。何よりも目を引くのは,緻密なドットアートで描かれたインドネシアの田舎町の風景だ。ひと昔前の日本を見ているようなノスタルジックな雰囲気と,それとは少し違う建物の形状や人々の服装,ちょっぴり緑がかった空の色などに感じる異国情緒が融合し,何とも言えない不思議な気持ちにさせられる。
プロローグ版は20〜30分ほどのボリュームで,物語の導入部分が描かれているが,ストーリーについてはまだよく分からない部分が多い。紹介文によると,不思議な力を手にした少年と少女の関係や,不安や絶望を乗り越えていくことの意味が描かれるという。中でも重要なカギとなりそうなのが,人の意識の中にダイブできる「魔法の赤本」の存在だ。
プレイヤーは男子高校生のアトマを操作して,幼い少女ニルマラに頼まれた忘れ物を取りに行くことになる。基本的なゲームシステムは,町の人に話を聞いたり,障害を乗り越えるためのアイテムを手に入れたりといったオーソドックスなもので,その過程で「魔法の赤本」を使って,誰かの意識の中に入り込むシーンも用意されている。
筆者がプロローグ版をプレイして気になったのが,アトマの行く先々に現れる,青いショートカットの女の子。木の陰や少し離れた道の向こう側から,こちらの様子をうかがうように覗き見している彼女が,この先のストーリーで大きな役割を果たす存在となることは間違いなさそうだ。
ラストはあっと驚く展開が待っており,「この先,一体どうなっちゃうの?」と思わされたところで終了。上述のショートカットの少女の名前が判明し,まさにこれからという,一番いいところでお預けを食らって,思わず悶絶してしまった。
現時点ではゲームの発売日は未定だが,プロローグ版はすでに日本語ローカライズされており,早く続きがプレイしたいところ。Steamでは,本編と別に「A Space For The Unbound - Prologue」として無料配信されているほか,Utomikの「BitSummit Gaiden」特設ページで期間限定でプレイできるので,興味を持った人はぜひ!
「A Space For The Unbound」公式サイト
「BitSummit Gaiden」公式サイト
Utomik「BitSummit Gaiden」特設ページ
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