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「FIFA 21」のゲームプレイに関する最新情報が公開。創造性・流動性・レスポンスの良さをテーマにした改良へ
「FIFA 21」のゲームプレイを向上させるうえで,最も重要な3つの支柱となるのは,ちょっとしたプレイヤーの閃きを本当のアスリートのように行動に移させる「創造性」,ゲームの流れを途切れさせない「流動性」,そしてゲームとして重要な「レスポンスの良さ」であるという。
ライン・プロデューサーのロネル・スタネスク(Lonel Stanescu)氏は,このテーマに基いて,さまざまな新しいフィーチャーセットが搭載されているのが本作の特徴と述べた。もちろん現実的なサッカーというスポーツをリアルに再現することと同時に,コミュニティから得たフィードバックにより,ゲームとしての面白さの追求という,対極にある2つのコンセプトのバランスの上で,このシリーズが構築されているのは言うまでもない。
ゲームプレイ面での進化は,以下のようになっている。
※操作方法はXbox Oneのコントローラでの表記
◯Agile Dribbling(高速ドリブル)
新たなフィーチャーとなる「Agile Dribbling」では,[RB]を押しながら左アナログスティックでドリブル中のキャラクターの方向を操作することで,細かいタッチでドリブルしながら,小さなスペースでもディフェンダーをかわしていく巧みなプレイを再現。当然ながら,Agilityの高いキャラクターほど高速ドリブルが可能になっているが,このモードを作動させていない場合においても,Agility値が高かったり,Dribblerの特殊技能を持つアスリートのドリブルのテンポも向上しているとのことだ。○Positioning Personality(ポジショニング・パーソナリティ)
これまでドリブルやシューティングのアトリビュートの比重が高かったことを軽減し,各アスリートの個性をより引き立てるための,いわゆる“サッカーIQ”を表現するための新しいインテリジェンスメカニックが「Positioning Personality」である。オフェンス時(Offensive Awareness)とディフェンス時(Defensive Awareness)に分かれたアトリビュートから生み出される特性は,以下のようになっている。オフェンス
・オフサイドにならないよう,ディフェンスラインに合わせてスピードを変化させる・いつパスをしてくるかを理解し,自動的にタイミングを合わせて走り出す
・どのスペースに走り込むかといった判断力の改善
・クロスからヘディングへのタイミングを合わせるような決定機の分析力
・ボールを受け取らないことを理解しながら,パスの軌道に偽の走り込みをして相手を惑わす
・ミッドフィルダーの突破をサポートするためフォワードが後方支援にまわる
・次の最適なパスの軌道を把握して,自分のポジションを移動させる
ディフェンス
・アタッカーの仕掛けたダッシュに対してのトラッキング能力・相手チームのカウンターアタックを制御するためのディフェンダー同士の連携
・ボランチのポジショニング調整でパスカットや執拗なマークを行う
・両ウィングのオフボール時におけるアクティブな行動と怠慢なプレイの差異
・サイドバック同士のマーキング
◯Creative Burst (クリエイティブなダッシュ力)
スタネスク氏が,「マスターすることで,『FIFA 21』におけるゲームチェンジャーになり得る」と語る新フィーチャーが,「Creative Burst」だ。シリーズで初めて,プレイヤー自身がパスを受けるキャラクターの走り出すタイミングや方向を決定することができるようになった。・Direct Pass/Go
通常の「ダイレクト・パス」においては,右スティックをフリックさせることにより,パスを受けるべき方向を指示。以前も似た行動は可能だったが,本作では360度カバーできる。
・Directed Run
新たな「ディレクテッド・ラン」においては,具体的にどちらの方向に走り込むのかをパスを受けるキャラクターに指示できる。[LB]か「Call for Support」でチームメートの走り出しを誘発し,右スティックを走り込んでほしい方向に合わせてフリックする。
・Player Lock
両スティックをクリックすることで,任意のキャラクターにロックする。つまり,パスを受けたキャラクターは一時的にAIコントロールされた状態になり,ワンツーパスなどの細かいプレイも実現できるようになる模様。
○Natural Collision System (ナチュラルなコリジョン判定)
「FIFA 21」において重要な新フィーチャーの1つとして説明された「Natural Collision System」は,キャラクター同士が接近した際に,どのようにインタラクトするのかというAI面を集中的に改良したものだという。大別すると,「お互いがぶつからないようにプレイする」「ファウルを回避するために地面に倒れたキャラクターの上をジャンプする」,そして「お互いがぶつかった状態のままにならないよう,現実的な物理法則により別行動をとる」という3つになる。これによって,よりスムーズなプレイ体験が実現されているとのこと。
○Competitor Mode (競合モード)
CPUとプレイする際に,現在トップランクにあるプロゲーマーたちのプレイスタイルをシミュレートし,彼らとバーチャルな戦いを楽しめる「Competitor Mode」が追加されている。レジェンダリーやアルティメットでは,こてんぱんにやられてしまいそうだが,個性がより引き立つタフなマッチで修練を積むことが可能になるわけだ。
この他にも,タックルやブロックなどのシステムが1から作り直されているほか,パス重視のプレイスタイルにも対処できる,スペースの把握や敵・味方のポジショニングの理解,さらにはより自然に見せるためにアニメーションのつなぎを高速かつスムーズなものにするといったさまざまなアップデートを加えている。
また,「FIFA」のコミュニティから,対戦相手の気分を害するような行動が目につくという意見が多いことから,新しいセレブレーションを加えつつも,相手への威嚇にもなる,口に指を立てる「Shhhh」と「A-Okay」はカットされることになった。また,プレイに専念してもらうために,セレブレーションの時間も短くなっているという。
「FIFA 21」は,国際サッカー連盟に登録されている1万7000人を超える選手たちと700以上のチーム,90を超えるスタジアムと30以上もの各国のリーグをフィーチャーし,さらにさまざまな改良を施すことで進化を続けている。
また,新しくなったキャリアモードや「VOLTA FOOTBALL」など,遊び込める要素もさらに増えており,サッカーゲームファンにとっては要注目のシリーズ最新作になりそうだ。
「FIFA 21」公式サイト
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