プレイレポート
「妖怪学園Y 〜ワイワイ学園生活〜」体験版プレイレポート。怨霊にまつわる事件を解決すれば,学園の超人気者になれるかも?
なお,本作は8月13日にNintendo Switch版の配信が予定されており,PlayStation 4版も近日リリース予定だ。
その前に,「妖怪学園Y」とこれまでの「妖怪ウォッチ」シリーズとの違いを説明しておこう。
「妖怪学園Y」は主人公や舞台を一新した,新たなシリーズ作品として展開されている。ただ,登場キャラクターである寺刃ジンペイ,小間サン太夫,姫川フブキといった面々は,おなじみの人気妖怪,ジバニャンやコマさん,ふぶき姫にどことなく似ているようだ。
「妖怪学園Y」はその名のとおり,中高一貫校の「Y学園」を舞台とする,学園ものだ。
さらに,8人の主要キャラクターは剣豪紅丸,リトルコマンダー,クロックレディといった“妖怪HERO”に変身可能。また,華麗な戦い方を披露するとギャラリーから「イイネ!」(いわゆる高評価)をもらえたりする現代的な要素もてんこ盛りだ。
本作の舞台となるY学園は,選ばれた者だけが入学できる超エリート校。その入学基準は学力だけでなく,スポーツや芸能,ITなどの一芸に秀でた者にも門戸を開いている。そんな学園で新たに設けられた入学基準「YSP」(妖怪スペシャルパワー)により,主人公・寺刃ジンペイと親友の小間サン太夫が入学するところから物語がスタート。2人は「YSPクラブ」を結成し,学園に存在する七不思議に挑んでいくのだ。
ちなみに,Y学園の規模は一つの都市に匹敵するほど。謎を秘めた学園長,絶大な権力を持つ生徒会,非情な取締りで恐れられる風紀委員,学園の裏側を牛耳る学園マフィア,そして大小さまざまなクラブ活動。それぞれの思惑が絡み合い,学園の情勢はまさにカオスの極み,しかもエイリアンの影まで見え隠れして……。
ジンペイたちは今日もまた降って湧いたようなトラブルに巻き込まれ,ドタバタ劇を演じることになるというわけだ。
さまざまな要素が盛り込まれているものの,ベースの部分は学園を舞台にしたコミックやアニメのような雰囲気だ。プレイヤーはマップを探索しつつ,登場人物からミッションやクエストを受注して解決したり,ときにはバトルしたりして,物語を進めていく。
本作の特徴として,学園生活を象徴するようなタイムテーブルの存在が挙げられる。朝には登校パートが始まり,遅刻せずに学校にたどり着く必要アリ。このとき,生徒たちと挨拶をするとイイネ!を獲得できる。
そして短めの授業パートが挿入されたあとは,お待ちかねの放課後だ。放課後は“FST”(フリースタイルタイム)と呼ばれており,メインストーリーを進めたり,任意のクエストに挑んだりといったさまざまな要素が楽しめる。
FSTでは学園のあちこちで“フリーイベント”と呼ばれる短めのイベントも発生。ここでもうまく対応すれば,イイネ!を獲得できる。積極的に参加しておこう。
また,イベントや戦闘を通じて学園で活躍していくと,仲よくなった生徒から「生徒カード」をもらえることがある。Y学園の生徒数は,なんと600人以上。また,カードをくれた生徒は人手が足りないクラブ活動に紹介することができ,条件を満たせばYSPクラブと各クラブは同盟を結ぶことも可能だ。
同盟を結んだクラブからはバトル中にサポートを受けたり,新しいスキルを習得できたりするといったメリットが存在するらしい。生徒カードの入手とクラブの存在には,つねに意識しておいたほうがよさそうだ。
ちなみにクラブの総数は400もあり,なかには名前を聞いただけでも活動内容が気になるクラブも……。
そして下校時刻になったら,今度は学生寮に戻らなくてはならない。基本的にはそのまま就寝となるが,ときには夜に行動できることもあるようだ。夜の校舎は普段と雰囲気が異なり,ちょっとしたダンジョンに早変わりする。
本作はこうした日々を繰り返しながら,タイトルにある「ワイワイ学園生活」を楽しんでいくゲームなのだ。
バトルのカギを握るのは,やはりメダルだ!
学園で起こる事件の大半は,他愛のないことだったりするが,なかには実際にヤバイ事件も発生する。その原因は,この世のものではない怨霊たち。本作のバトルでは怨霊と戦うことになるのだ。
バトルにはアクション要素があるが,そう難しいものではなく,通常攻撃と特殊攻撃を使い分けるシンプルで爽快なシステムになっている。敵の強力な攻撃はあらかじめ効果範囲が表示されるので,回避アクションを使って素早くかわそう。
操作はシンプルだが,使用できる武器は多彩で,竹刀やトランペットなど,学園にいかにもありそうなものを使って戦える。それぞれの攻撃方法もしっかり用意されており,トランペットなら音で相手を攻撃するといった具合だ。
バトルではカッコいいところを見せると,周囲のギャラリーが沸いて,イイネ!がもらえる。さらに画面の指示に合わせて,“決めポーズ”を何度も披露していくとキャラクターの頭上にミラーボールが出現。もっと大量のイイネ!を獲得できる「ディスコタイム」に突入するのだ。
キャラクターたちにはジョブの概念があり,ジョブランクを成長させることでさまざまなスキルを習得していく。クラブ活動と合わせて,多彩なスキルを持つ強力なキャラクターを育てていこう。
バトル中に変身ゲージが溜まると,“妖怪HERO”に変身できるようになる。変身中は強力な攻撃が可能なので,ボスとの戦いではどのタイミングで変身するのかが重要になるだろう。
妖怪HEROの技は強力だが,自然に習得することはない。クエストクリア時に入手できたり,敵がドロップしたりするアイテムメダル,コマンドメダルを装着することで増えていく。各種のメダルを入手したあとは,忘れずに装備してみよう。
なお,学園の探索中もバトル中もキャラクターたちの会話が豊富で,およそ静かになるタイミングが無いことも大きな特徴だ。YSPクラブの仲間たちと,ワイワイしながら事件解決を目指す雰囲気を味わいつつ,ゲームを進めていける。
さまざまな場面で集められるイイネ!だが,体験版のプレイ可能な範囲では使いみちが確認できなかった。どうやら製品版では,集めたイイネ!を「Yドロップ」と呼ばれる貴重なアイテムに交換できたり,Yドロップをさまざまなクラブと同盟を結ぶことに使ったりと,キャラクターの成長につながる効果を得られるようだ。
また,学園内には人気度が表示される掲示板があり,イイネ!の累計数によって順位が変動する。たくさんのイイネ!を集めて,学園のトップである「超人気者(フェイバリット)」を目指そう。
本作は「定期更新型・大型ダウンロード専用ソフト」とのことで,無料アップデートによって定期的にシナリオやクエストが追加されたり,ボス敵が増えたりするようだ。いずれはマルチプレイモードの追加も予定されているので,大いに楽しみだ。
ともあれ,まずは体験版をプレイして,にぎやかな学園生活を楽しみながらリリースを待つことにしよう。
「妖怪学園Y 〜ワイワイ学園生活〜」公式サイト
- 関連タイトル:
妖怪学園Y 〜ワイワイ学園生活〜
- 関連タイトル:
妖怪学園Y 〜ワイワイ学園生活〜
- この記事のURL:
キーワード
(C)LEVEL-5 Inc.
(C)LEVEL-5 Inc.