プレイレポート
[JAEPO2020]触れあって,ともに戦って。神姫がそこにいるかのような「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」プレイレポート
「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」公式サイト
KONAMIが展開するアクションフィギュアシリーズ「武装神姫」をベースにしたアーケードゲームが,「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」だ。現時点で稼働開始日は未定だが,プレイヤーは,心と感情を持つフィギュアロボット神姫のマスターとなり,神姫と触れあいつつ,装備をカスタマイズしたり,「ジェム」を奪い合うバトルに出陣したりする。出展されていたバージョンでは,1人のマスターが3体の神姫でチームを組めた。
まず目をひくのが,メイン画面の横に備えられたサブ画面だ。その下にはスロットがあり(スロットは4つあったが,会場で使えたのは3つ),神姫のカードを差し込むと,サブ画面にその神姫が浮かび上がるという演出が施されている。サブ画面には透過液晶が使われているので,そこに神姫がいるような立体感があり,神姫を収めた小箱がメイン画面の横に置かれているといった雰囲気だ。
神姫カードの読み込みが終わると,「神姫ハウス」での触れあいがスタートする。
神姫ハウスは,プレイヤーの机に置かれたドールハウスのような感じで,ソファやテーブルといった調度品が置かれた室内に3体の神姫が並んでいる様子は,まるで人形遊びのようでもある。画面をスワイプすることで視線を自由に動かせるし,神姫をタップすればいろいろなリアクションしてくれるのが可愛い。こうした触れあいによって「親密度」が上がり,新しいスキルを覚えたりするそうだ。
ここでパーツ(武器や装備品)を身に付けさせて,神姫のカスタマイズもできる。パーツには,「ヘッドパーツ」「ボディパーツ」「アームパーツ」「リアパーツ」「レッグパーツ」「ウェポン」があり,それぞれにコストが設定されているので,その合計が神姫自身のコストを超えないように組み合わせる必要がある。
もちろん,パーツを変えれば,メイン画面やサブ画面に表示される神姫の姿も変わる。このあたりは,アクションフィギュアのパーツを組み替えているような感覚だ。
触れあいやカスタマイズが終われば,いよいよゲーム開始だ。
本作は最大4人のプレイヤーによる対戦が可能で,制限時間が終了したところで,より多くのジェムを持っていたプレイヤーが勝利となる。ジェムの入手には「マップに時折出現する,豚の貯金箱のようなジェムポットを攻撃する」「ジェムを持っている神姫を攻撃し,落としたジェムを拾う」という2つの方法がある。
ジェムポットは試合開始時と終盤にしか出現しないようなので,ほかのプレイヤーの神姫を攻撃することが対戦のメインとなるようだ。神姫には「レア度」が設定されていて,これが高いほど強いが,倒したときにたくさんのジェムが手に入る。つまり,高レア度の神姫は倒されると相手に大きなメリットを与えてしまうわけで,レア度が高い=対戦で有利というわけでもないようだ。
操作は2つのトリガーがついた操縦桿風のレバーと,3つのボタンで行う。
レバーは,それ自体を傾けるのではなく,上部の小さなスティックを親指で操作して神姫を動かす。トリガーはターゲット切り替えとジャンプにアサインされており,3つのボタンは「攻撃」「ブースト」「ジェム回収」となっていた。
ブーストは押し続けると高速移動し,1回のタップで相手の攻撃を回避する「避け」が,2回のタップで「ガード」が発動する。避けとガードは,近距離戦での要となりそうな印象だ。
ジェム回収はその名のとおり,押し続けると周囲のジェムを吸い込んで回収するというもので,発動中は無防備になってしまう。武器によって回収範囲が異なるのが面白いところで,近距離武器なら円状,遠距離武器では扇状になる。近距離武器は遠距離武器に狙われると弱いが,一気に大量のジェムを回収できるため,一発逆転を狙えるといったバランスなのだ。
たとえ神姫が倒されても,一定時間後に控えの神姫が出撃するため,制限時間いっぱい遊び続けられる。相手プレイヤーの神姫を倒すことはできるが,勝敗の基準はあくまでジェムの数であるところが興味深い。試遊でも,ほかのプレイヤーが戦っている横で散らばったジェムを回収する人がいたり,目立たないようにしていた人がジェムを集めて1位になったりと,波瀾万丈の試合展開だった。
ゲームが終わるとデジタル神姫(ゲームに登場する神姫で,アクションフィギュアとしての神姫と区別するためにこう呼ぶようだ)を迎えることができる。デジタル神姫は「カードコネクト」でカードとして印刷することもでき,親密度がアップするといた特典があるという。
JAEPO2020の会場ではデジタル神姫を印刷することはできなかったものの,会場限定のプロモーションカード3種類のうち1枚がプレゼントされるという。ロケテスト(現時点では開催日時はアナウンスされていない)でも使用できるそうなので,会場を訪れた武装神姫ファンは,必ずゲットしておこう。
「JAEPO2020」公式サイト
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