プレイレポート
[プレイレポート]「オーバーウォッチ 2」の“公式二次創作恋愛シム”「ラバーズウォッチ」は,開発陣の気合いが伝わってくるメタ要素満載の一作
メタ展開満載のコミカルな恋模様が楽しめ,限定報酬まで手に入る本作のプレイレポートをお届けする。
エンディングなどの大きなネタバレ記述はないが,スクリーンショットなどからゲームの展開がある程度把握できると思うので,自力で攻略したい人は注意してほしい。
コミカルかつ本格派(?)の恋愛ストーリー
2月28日までの期間限定でプレイできる「ラバーズウォッチ:不滅の愛」は,テキストベースの恋愛シミュレーション。サイボーグ忍者のゲンジと,スイス出身の医者であるマーシーという,オーバーウォッチのファンにはおなじみの2人から1人をパートナーに選び,関係を深めていく。
ゲンジ |
マーシー |
ゲームを始めると,本作が「『オーバーウォッチ 2』公式二次創作恋愛シミュレーション」だと清々しく宣言されるのがまず面白い(ファンアートも大歓迎とのこと)。公式だけあって,登場キャラたちのしぐさや表情は豊かで,BGMや効果音のボリューム,テキストスピードといった調整も可能と,しっかり作りこまれている。開発スタッフの気合いが伝わってくるようだ。
プレイヤーの名前を決めると,舞台は金曜夜のコメディ・クラブ「イッツ・ア・ジョーク」へ。主人公はここでゲンジかマーシーのどちらに出会うかを選んで,物語を育んでいくことになる。パートナーは選び直せないので,自分の気持ちに正直になろう。
筆者は初回プレイでマーシーを選択した。彼女にすっかり心を奪われた筆者の前に現れたのは,「オーバーウォッチ2」に登場するハンゾーによく似たキューピッドだ。彼はプレイヤーにしか見えず,恋のサポートをしてくれるらしい。
実際のところ,サポート役とは思えない言動も多いのだが,軽妙なトークには何度も笑わされることになった。
パートナーとの交流を深めるために場面場面で選択肢を選ぶのは,恋愛シミュレーションの基本通り。選択肢は「オーバーウォッチ2」にちなんだものや,「それはアウトでしょ……」と思わざるを得ないものまでさまざまだが,ツッコミどころ満載のものが多く,それを選んだときのリアクションがとても楽しい。
基本的に「オーバーウォッチ2」を遊んでいなくてもクリアはできるが,知っているほうが笑えるポイントは増えそうだ。
キューピッドのサポートのおかげ(?)で,マーシーと仲良くなった筆者は,彼女からサーキット・ロイヤルのカフェ・アズールでのディナーに誘われる。ディナーの場ではマーシーの趣味や,ヒーローとしての生き様を聞くことができ,より彼女のことを理解できた。本編とは違う一面が見られるのも,二次創作だからこその楽しさだ。
そして,運命が決まる3回目のデート。ここではゲストキャラに敏腕狙撃手・アナが登場し,2人の仲をさらに深めてくれる。そしてプレイヤーは,マーシーに想いを告げられて……。どんなエンディングになるかは,ぜひ皆さんの目で確かめてほしい。
ゲンジのルートも基本的にはマーシーと同じだが,3回目のデートで行ける場所とゲストキャラクターが変化する。選択肢によってはゲンジとキューピッドの複雑な関係も分かるので,こちらのルートでもいろいろ試してほしい。
隠しエンディングを見て全報酬を受け取ろう
ルーシーとゲンジの両ルートをクリアすると,スタート画面で報酬を受け取ることができる。報酬はクリアキャラに対応した「オーバーウォッチ2」のプレイヤー・アイコンや,ハンゾー ハイライトイントロ,バレンタインカードなどさまざま。
プレイの結果によってカードデザインが変わるようなので,繰り返し遊んでコンプリートを目指したいところだ。
また,2人のルートをクリアした状態でニューゲームを始めると,隠しエンディングが発生する。こちらもお見逃しなく。
プレイ時間は30分ほどだが,セーブやロード機能も用意されているので,ちょっとした空き時間に自分のペースで遊べる。筆者がプレイした範囲では,嫌われそうな選択を重ねても途中でゲームオーバーになることはなかったので,直感でどんどん選んでいってよさそうだ。
そんな感じで進めていくと,「オーバーウォッチ2」を知らなかった人でも,ハンゾーやマーシーが特別な存在に思えてくるはず,最良のパートナーと一緒に,本編のほうもプレイしてほしい。
「ラバーズウォッチ」
「オーバーウォッチ 2」公式サイト
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