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印刷2020/05/03 12:00

プレイレポート

LoL式オートチェスをスマホで遊ぶ! アプリ版「チームファイト タクティクス」のプレイレポート

 ライアットゲームズが配信中のアプリ版「チームファイト タクティクス」iOS / Android。以下,TFT)は,根強い人気を誇るPCオンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」(以下,LoL)内で遊べる対戦コンテンツを,スマートフォンでも楽しめるようにしたものだ。

(C)2020 Riot Games, Inc. All Rights Reserved
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 PC版については以前から配信されていたものの,今回のアプリ版の登場に伴い,ゲーム自体の大幅なバランス調整が行われた。また新たな機能「ランク戦」なども加えられ,プレイ環境は一変したと言っていい。

 バトルに関する調整は日夜適用されてきたが,アプリ版でとくに大きいのは「チュートリアル」が実装されたことだ。なにを当たり前の機能を……と思うかもしれないが,これまでは複雑で高度なルールを備えながら,遊び方は実践で覚えるしかなかった。初心者にはハードすぎるその環境がようやく改善されたのは,とても意義のあることなのだ。

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 アプリ版のビジュアル面は,操作キャラクターであるリトルレジェンドから,キュートなペンギンの「ペング」が押し出されている。まるで「可愛らしいでしょ? 初心者にも遊びやすいゲームだよ」とプレイヤーを誘っているかのようだ。小動物チックなリトルレジェンド,バトルボードの「アリーナ」のスキンも追加され,おもてなしは万全である。

 そして見栄えのみならず,操作画面がスマホでのプレイに最適化されているほか,プレイ中のコミュニケーション機能「エモート」も導入された。既存のTFTファンやLoLファンは元より,初心者にとってのプレイフィールも大きく向上している。少なくともチュートリアルさえ遊べば,細かくは理解できなくても,ゲームの構造はしっかり理解できるだろう。

本作にはバトルに関わる有料要素,いわゆるPay to Winは存在しない。有料なのはアバターやエモートなどで,勝敗は自身の腕前次第だ
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 TFTをはじめとするゲームジャンルは,別名“オートチェス”とも呼ばれている。本を正すと「Dota 2」のMOD「Auto Chess」が爆発的な人気を博したことで,そのインスピレーションを受けて多くの作品が生まれたことから,そう呼ばれるようになった。

 そしてTFTでは初心者も上級者も,無料も有料も関係なく,プレイヤーの腕前だけが勝敗を左右する。ゆえにスマホゲームとしても,PCオンラインゲームとしてもそうだが,複雑に練り込まれたゲームシステムであるため,やるからには覚えておきたいことがたくさん存在している。

 とはいえ,イチからルールを説明されても飲み込みづらく,用語ばかりを紹介しても頭に入っていかないだろう。そこで本稿では「ゲーム進行の流れ」に沿って,本作の魅力を紹介していくことにする。

「チームファイト タクティクス(モバイル版)」公式サイト

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8人対戦のバトルロワイヤル!
最後の1人になるまで戦い抜け!


 対戦のルールは,全8人のプレイヤーが最後の1人になるまで戦い続ける,バトルロイヤル形式だ。ランダムな環境下で自陣を育てつつ,その時々の対戦相手と戦っていき,HPが0になった者から脱落していく。

 バトル開始と同時に始まる「ドラフトラウンド」では,自身のリトルレジェンドを操作し,盤面に出現するチャンピオン(駒)の中から任意の1体を選ぶ(ピック)。分からないうちは雰囲気で決めればいい。

 なお,最初のドラフトは“全プレイヤーが一斉に動く”ため,目当てのチャンピオンが被り,複数人による早い者勝ちが発生することもしばしば。初動ですべてが決まるほど簡単なゲームではないが,プレイすればするほど戦略も見えてくるので,大事な場面のひとつではある。

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 チャンピオンを獲得したら「アリーナ」に移る。ここはチャンピオンの編成や売買,現在の戦況などを確認する,各プレイヤーのホーム画面である。基本的なゲーム進行は「アリーナでの準備ラウンド→対人 or ミニオン(NPC)とのバトルラウンド→以降繰り返し」だ。短いスパンの戦闘を何度も繰り広げて,1人だけの勝者を決するのである。

 アプリ版のチュートリアルでは,これらの流れを解説とあわせて体験していく。最序盤は一定時間ごとにミニオンとの戦闘が発生し,そのあとに対人戦が始まる。指示どおりに進めていれば難なく勝てる消化試合なので,最初のうちは用語なども気にせず,どんなところが楽しいのか,どういう状況にドキドキするのか,ゲーム体験に重きを置くといい。

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 バトルラウンドを1戦終えると「ゴールド」を取得できる。これを使ってチャンピオンを購入していくのが,本作の最大の要だ。

 購入できるチャンピオンは,ラウンドごとに全駒の中から計5体がランダムで選出される。5体のうちどれを購入するか,あるいは編成の相性がよくないから,2ゴールドを支払って「リコール」(5体のチャンピオンを再抽選)するか。この何度でも自由に行える2択をどこまで突き詰められるかが,TFTの“プレイングと運の最大の見せ場”である。

 欲しいチャンピオンがいたら買う。いないからリコールをする。だけどチャンピオン購入のための資金も減る。チャンピオンたちの強弱を安易に測れないのはおおもとのLoLと同様だが,簡単に例えるのであれば「52枚のトランプから5枚が選出されたが,そのカードを買っておくべきか,もっと良いカードが出るまで粘るか」といったものである。

 なお,所持ゴールドが多いほど,毎ターンもらえるゴールドが増える利息システムもあるため,序盤はゴールド温存派という人も少なくない。その反面,温存しすぎていると機を逃し,早々に敗退することになりかねない。どれだけ資金を温存し,どこで放出するのか。こういったハンドマネジメントはデジタルゲームよりもむしろ,カード類やボード類のアナログゲームに精通している人ほど,理解しやすいジレンマかもしれない。

チャンピオンの価格はゴールド1〜5まで。高いほど強くはなるが,「トランプの♥9は♠4よりも強い」といったような簡単な構造ではない
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 購入したチャンピオンは,アリーナの自陣に配置する。次ラウンドまでの制限時間内にのみ可能なプレイだ。配置できる駒の数は,ラウンド進行やゴールド消費で上がる「プレイヤーレベル」によって上昇する。ゲーム後半になるほど,多くのチャンピオンが入り乱れるようになる。

 チャンピオンの配置場所は重要である。タンク向きのチャンピオンは前衛に,ダメージを狙えるチャンピオンは後衛にと,それぞれの役割を配置によって機能させることで,戦闘結果は大きく変わる。とはいうものの,チャンピオンと配置の関係性を覚えるのは非常に苦労するので,分からないうちは「硬そうな見た目だから前に」「射撃してるから後ろに」くらいの感覚で決めて,プレイを重ねて少しずつ覚える方向がいい。

 そしてアリーナでの準備が整い,時間が来ると,いよいよ本命のバトルラウンドが始まる。プレイヤーにできることは,あとは応援だけだ。

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 バトルラウンドでは,自陣と相手陣のチャンピオンがアリーナでの配置どおりに一堂に会し,1vs.1のオート戦闘を行う。AさんとBさんの戦闘中は,CさんとDさん,EさんとFさん,GさんとHさんも裏で戦っている。対戦の組み合わせはラウンドごとに変わっていく仕組みだ。

 戦闘中はチャンピオンの攻撃がうまくいっているか,配置に願った戦術が型にはまっているかを見ておこう。敵味方の位置や射程などをチェックしておくのは,なにも観戦の楽しみではない。TFTでは8人全員が短いラウンドで何度も戦い合うので,彼我の相性などの有利不利を分析しておくのが大切なのだ。たとえ,次ラウンドで手替わりされたとしても。

 また戦闘中はチャンピオンの配置こそできないものの,売買は可能である。準備にかける時間が足りなかったとき,戦闘結果が目に見えているときなどにうまく利用しよう。ちなみにゲーム序盤は即時戦力のチャンピオンを投入するのが当然強いが,後々になると相性問題を踏まえて抱えておく,相手に応じて入れ替えるといった手段も出てくるので,不要なチャンピオンを売って,プールを整理する時間にするのもいい。

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 戦いにより,どちらか一方のチャンピオンが全滅すると戦闘終了だ。双方のチャンピオンは戦闘でやられてしまっても手持ちから消えることはないが,敗北したプレイヤーは基本HP100に「ダメージ1+相手チャンピオンの生存数」の合計値をダメージとして受ける。仮に相手チャンピオンが5体生存していたら,1回の敗北で6ダメージを受ける。

 つまるところ戦闘を繰り返していると,どんなに接戦でも負け続けた人はいずれHP0になり,勝ち続けた人たちも最後の1人になるまで戦い続ける,という構図が浮き彫りになる。戦闘時はアクションゲームや対戦格闘ゲーム,それこそLoLのような操作技術は介在しないため,戦闘までにどれだけ手札を揃えておくかが大事で,それが醍醐味でもある。

 ちなみにレーティング制のランク戦の場合,最後に1位になれなくてもある程度のポイントを稼げる。あえて2位〜4位を狙った安全策で戦うのも,消極的に聞こえるかもしれないがこれも有効な戦略だ。

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簡単にでも覚えておきたいこと!


 最後の1人と言わずとも,早々に敗北しないためには,なんといってもチャンピオンの購入がカギとなる。まずはあらためて,チャンピオンに関係する以下の項目を覚えておいてほしい。

・チャンピオンの価格はゴールド1〜5。高いほど強くなる
・チャンピオンのレベルは1〜3。上げるほど強くなる
・チャンピオンの性能はアイテムで強化可能。これも重要
・チャンピオンの特性を意識してシナジー発動。これまた重要
※プレイヤーレベルを上げるほど,高コストのチャンピオンが選出

 チャンピオンの購入方針は「好きなキャラ」「狙いたい戦術」などさまざまだが,取捨選択は常にランダムに左右される。ゆえに,それらを押しのける鉄則は「どれでもいいから同じチャンピオンを3体揃えてLVUP」である。レベル上げは手軽に強くなれるので,これが効果的だ。

運が悪いと3体も集まらないが,運が良いと3体同時に選出されることもある。こんな場面になったら即買いだ
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 手元に確保しておけるチャンピオンは,アリーナ内に最大9体,プール内に最大9体の計18体までだ。プレイヤーレベルが高いほど配置数が多くなり,余裕も出てくるが,バトルラウンドで上げるだけだと効率が悪い,しかしゴールドで上げようとすると資金に余裕がない,といった問題に阻まれる。とても悩ましく,楽しくてたまらない時間である。

 「あと1体揃えば絶対に勝てるのに……!」と資金を投入し,何度もリコールするのも悪い手ではない。だが,必ず3体揃うという保証はどこにもない。強くなると信じてずっと温存していたら,結局最後まで活躍する機会がなかった。あと1体くればというチャンピオンばかりでプールが埋まってしまった,なんてことも多々ある。一応,最序盤は「ゴールド1のチャンピオンだけを購入して,LVUPを目指す」のが一般的なセオリーであり,プレイングのロスを少なく抑えられる基本戦術だ。

同じチャンピオンが3体揃えば,パワーアップして戦況が有利に! なおLVの上がり方は「LV1×3体→LV2×1体誕生」「LV2×3体→LV3×1体誕生」となる
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 ラウンドを進めていると,再びドラフトラウンドに突入するが,バトル開始時のときと違うのは「残りHPが少ない人からチャンピオンを選べる」という点だ。後半になると強力なチャンピオンもラインナップされるため,負け続きでも一発逆転を期待できる。それに戦闘では連勝 or 連敗時もボーナスゴールドが付与されるので,大逆転戦術もありえる。

 ここで補足しておくと,バトルの流れはステージ制となる。最初のステージ1ではドラフトラウンド+ミニオン戦×3回,ステージ2以降はプレイヤー戦×5回+ドラフトラウンド+ミニオン戦といった構成になり,ステージが進むごとにミニオン戦の敵も強くなっていく。そのときの進行状況は画面上部のアイコンで確認できるが,この流れ自体を覚えておくと混乱せずに済む。できればチュートリアルの段階で記憶しておこう。

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 そしてこれまた意識するのは難しいが,チャンピオンには特性として「エレメント」「クラス」の2種が振り分けられている。エレメントは出身や系譜,クラスは職業や戦闘スタイルなどと覚えておくといい。

 手持ちに同じ特性を持つチャンピオンが複数体いると,自陣にシナジー効果が発生する。一例としては,クラス「ソーサラー」のチャンピオンが2体いると,スキル威力が20%UPといったものである。種別と効果は多岐にわたるため,一覧で覚えようとすると躓きがちだが,要するに“トランプのように同じマークを合わせると強い”それだけのことだ。

 そのうえで,同じチャンピオン3体を集めてLVUPさせようとしつつ,同じ特性も複数体を集めようとして,さらにプールの残数も限られているとなると……徐々に分かってきただろうか? 手札制限の中,ランダムドローで特定の組み合わせを目指そうとする,その難解さが。しかし,これらはいずれも共通システムであることから,極論で言えば“チャンピオンの個性を知らずとも,上記のルールを覚えれば戦える”のである。

 このように制限と手役のプレイングに悩むことから,オートチェス類は「麻雀のようなゲーム」とも評される。独特な難解さは置いておいても,ルールのデザインが非常に洗練されているため,独自の人気を勝ち取ってきたわけだ。頭を使いながらトライ&エラーをくり返していれば強くなっていけるのも,TFTがLoLに近い文脈にあることを感じさせる。

チャンピオンは2つの特性を持つ(画像右上)。異なるチャンピオンが同じ特性を持っていて(画像左上の一覧),一定数以上いる場合,シナジー効果が発揮される。要は「魔術師ばかり集めると,魔術が強化されて,魔術を使った戦闘で有利になる」といったことだ
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 もう一歩踏み込むと「アイテム」もある。アイテムはチャンピオンに装備させられる剣や盾などを指すが,これらはドラフトラウンドやミニオン戦で入手できる。そしてアイテムを所持しているチャンピオンを売却すると,付け替え可能なアイテムが残る。これが強力な手になる。

 アイテムはチャンピオンのコスト帯,レベルなどと単純に比較することはできないが,TFTは上級者の中では“アイテム依存度が高いゲーム”とされており,その存在感は大きい。うまいことアイテム持ちを確保して,自陣のキーマンに付け替えることで,チャンピオンの編成や購入とはまた違う強化を施せる。当然,LVUPと特性選別も並行作業だが。

 チャンピオンを確保し,配置を考え,LVとシナジーも強化しつつ,アイテム集めにも勤しむ。さらなる領域に達すると「〜〜を集めて〜〜する特定ピック」など,麻雀で言うところの役満を目指すかのようなプレイングも見えてくる始末だ。とてもじゃないが,初心者が完璧にやろうとしても知識も時間も足りない。そのため,冒頭のドラフトラウンドで伝えたように,分からないうちは雰囲気で決めればいい。TFTのなにが面白いところなのかを味わうためなら,用語や戦略などは二の次でいいのだ。

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 ここまでの解説を読んでも,初めてのTFTではまったく歯が立たないまま敗北するかもしれない。いろいろとセオリーを叩き込んだ経験者であっても,そのときどきのピック運から,戦闘時の確率や範囲まで,決められた結果を求めるのは難しいゲームだからだ。ルールは生き残るだけとシンプルだが,そのための生存戦略は多種多様である。人によってはLoL的な20分GGや,白熱のレイトゲームを初戦で体験することだろう。

 TFTがかなり難しいゲームであることは否定できない。それでも,コアゲームならではの充実感は納得のものである。ささやかなチュートリアルながら,アプリ版によって始めやすくなっているのも確かだ。PC版のプレイヤーには簡素になった操作性,ゲーム内で情報を見づらいなどの弱みが映りやすかもしれないが,おそらく慣れで解決できるはずだ。

 お金をかけた,かけないは関係なく,各々の純粋な実力勝負を思う存分に楽しめる本作。スマホもPCもクロスプレイに対応しており,仲間や協力プレイといった概念こそないが,友達同士でも遊びやすい環境が作られている。さらに近々では「2020年内に賞金2万ドルの世界大会が初開催」と,eスポーツ方面も本格化した。かなり手応えを感じさせてくれているこの時期に,TFTを1度体験してみてはどうだろうか。

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