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「プロセカ」,オーケストラ&スペシャルバンドが奏でる「セカイシンフォニー2024」レポート。ゲストのビビバスが迫力の生歌唱を披露!
※記事末尾にセットリストを掲載しています。大阪公演では演奏曲が一部異なる場合があります
※オフィシャル写真撮影:国府田利光
「セカイシンフォニー」公式サイト
オーケストラとビビバスの融合は
想像を超えたマリアージュを見せてくれた
4年連続4回目の開催となった「セカイシンフォニー2024」は,引き続き指揮を栗田博文氏,オーケストラ演奏を東京フィルハーモニー交響楽団が務めた。バンド演奏を担当したのはセカイシンフォニースペシャルバンドだ。
厳かな空気が流れる中,「New Landscape」(作曲:直江禎喜)で「セカイシンフォニー2024」は幕を開けた。ゲームのタイトル画面で使われているBGMではあるが,オーケストラとスペシャルバンドのアレンジによって雰囲気はガラリと変わっていたため,新鮮な気持ちで聞けただけでなく,これからスタートするという気持ちも高まっていく。
曲が終わると初音ミクがスクリーンに登場し,「プロセカ」の5ユニットの思い出を辿っていくことに。まずは「STAGE OF SEKAI」(作詞・作曲:針原 翼(はりーP))のイントロをバックに,「Leo/need」(レオニ)のストーリーダイジェストが映し出され,そのまま曲が進んでいく。美しいピアノの音色で始まり,オーケストラも合流。ここで一気に気持ちが盛り上がる。
続いては,イベント「Stick to your faith」にまつわる楽曲「purpose」(作詞・作曲:doriko)。今度はオーケストラサウンドによるアレンジで,音全体が少し柔らかく感じられた。
2番目のユニットは「MORE MORE JUMP!」(モモジャン)だ。ストーリーのシーンやセリフがダイジェストでスクリーンに映し出され,「はぐ」(作詞・作曲:MIMI)の演奏がスタート。原曲の雰囲気を存分に生かしたオーケストラのサウンドは,温かさと優しさを増しているようだ。
続く「JUMPIN' OVER !」(作詞・作曲:r-906)ではリズミカルさが増し,心地良い仕上がりになっていた。
「ワンダーランズ×ショウタイム」(ワンダショ)の出番になると,まずは「キラピピ★キラピカ」(作詞・作曲:nyanyannya(大天才P))が演奏された。ワンダショの楽曲の多くはオーケストラサウンドとの親和性が抜群で,この曲も楽しい雰囲気が何倍にも感じられる素晴らしいアレンジになっていた。
ワンダショの2曲目は「箱庭のコラル」(作詞・作曲:koyori)。原曲は歌詞も相まって少し寂しさを感じるが,オーケストラに奏でられると物語のクライマックスかのような壮大さも伝わってくる。
4番目のユニット「25時、ナイトコードで。」(ニーゴ)のパートでは,「キティ」(作詞・作曲:ツミキ)が披露された。早いテンポの楽曲だが,オーケストラのテクニカルな演奏は見ごたえも聴きごたえもあり,バンドを支えるような力強いサウンドだ。
一方,「演劇」(作詞・作曲:ナノウ)は「キティ」とは大きく雰囲気が変わり,サビに向かいながらどんどん盛り上げていくドラマチックな演奏が楽しめた。
休憩を挟んだ後半に突入すると,スペシャルゲスト「Vivid BAD SQUAD」(ビビバス)が登場。ダイジェストシーンが流れる前には,ビビバス4人による短い朗読劇も行われた。
ビビバスの1曲目「Traits」(作詞・作曲:Yisoch)は,小豆沢こはね(CV:秋奈)のソロ曲で,イベント「Kick it up a notch」の挿入歌だ。秋奈さんの歌唱から始まり,鷲見友美ジェナさん(白石 杏役),今井文也さん(東雲彰人役),伊東健人さん(青柳冬弥役)が次々に合流。スペシャルバージョンとして披露された。
2曲目の「ひつじがいっぴき」(作詞・作曲:Peg)もビビバスが生歌唱を披露。かすかな柔らかさを感じるダンスナンバーだが,サビの力強さが印象的だった。同じく「Kick it up a notch」にまつわる楽曲だったため,ストーリー性を感じさせる流れだ。
その後,ビビバスの挨拶とトークへ。4人はサブビジュアルに描かれているビビバスを再現した衣装で登場しており,スペシャルバージョンの「Traits」にエモさを感じていたこと,4人揃って出演できたことのうれしさを語りかけた。
続いて,伊東さんの歌声で「ミライ」(作詞・作曲:有機酸)が始まり,そのまま「仮死化」(作詞・作曲:遼遼),「烈火」(作詞・作曲:niki)へと続くメドレーを披露した。オーケストラサウンドが曲の世界を広げ,ドラマチックな物語や熱さ,力強さを与えているようで,文字通り,曲の世界に入り込んだ気さえした。
ビビバスの4人は「Ready Steady」(作詞:q*Left,作曲:Giga)をBGMにステージを降りるが,演奏はそのまま続き,5ユニットの楽曲がメドレーで披露された。
「抜錨」(作詞:ナナホシ管弦楽団,作曲:岩見陸)は勇ましさを感じるアレンジに,「きゅうくらりん」(作詞・作曲:いよわ)はリズミカルな部分を強めに表現し,「愛して愛して愛して」(作詞・作曲:きくお)はムーディーな雰囲気が漂う。
そして「マーシャル・マキシマイザー」(作詞・作曲:柊マグネタイト)は純粋な勢いを,そして「KING」(作詞・作曲:Kanaria)にはオーケストラサウンド独特の迫力が凝縮されていた。
本編終了後,アンコールの大きな拍手を受けて,ステージにビビバスが再び登場。「もう1曲だけ」と言って披露されたのは,進級記念の書き下ろし曲「Beyond the way」(作詞:q*Left,作曲:Giga)だ。原曲はビビバスらしいゴリゴリのダンスナンバーだが,曲のテンポ,雰囲気,世界観はそのままにオーケストラと見事に融合。生歌唱の迫力も相まって,新しい曲の姿を見せてくれた。
拍手に包まれながら退場していくビビバスを見守ると,今度はスクリーンに初音ミクが姿を見せる。「次が本当に最後の曲。また絶対会おうね」のメッセージを送り,最後の曲をコール。3周年アニバーサリーソングの「NEO」(作詞・作曲:じん)は,原曲の持つ疾走感や爽やかさ,ポジティブな軽さといった特徴が表現されており,「プロセカ」らしさを詰め込んだフィナーレにふさわしい曲として会場に響き渡った。
今年もバラエティ豊かなセットリストと独創性豊かなオーケストラアレンジ,スペシャルバンドとのコラボレーションを楽しめた「セカイシンフォニー2024」横浜公演。ゲームとは違った雰囲気で楽しめる貴重な機会であり,新たな曲の魅力を見つけるきっかけにもなるので,ぜひ来場を検討してほしい。
なお,7月20日には大阪公演も控えている。きっと素晴らしいパフォーマンスを披露してくれるはずだ。
2024年6月8日 (土) セットリスト
M01 | New Landscape[作曲:直江禎喜] |
M02 | STAGE OF SEKAI[作詞・作曲:針原翼(はりーP)] |
M03 | purpose[作詞・作曲:doriko] |
M04 | はぐ[作詞・作曲:MIMI] |
M05 | JUMPIN' OVER ![作詞・作曲:r-906] |
M06 | キラピピ★キラピカ[作詞・作曲:nyanyannya(大天才P)] |
M07 | 箱庭のコラル[作詞・作曲:koyori] |
M08 | キティ[作詞・作曲:ツミキ] |
M09 | 演劇[作詞・作曲:ナノウ] |
M10 | Traits[作詞・作曲:Yisoch] |
M11 | ひつじがいっぴき[作詞・作曲:Peg] |
M12 | スペシャルゲスト歌唱メドレー ミライ[作詞・作曲:有機酸] 仮死化[作詞・作曲:遼遼] 烈火[作詞・作曲:niki] |
M13 | Ready Steady[作詞:q*Left,作曲:Giga]※Instrumental |
M14 | メドレー ※Instrumental 抜錨[作詞:ナナホシ管弦楽団,作曲:岩見陸] きゅうくらりん[作詞・作曲:いよわ] 愛して愛して愛して[作詞・作曲:きくおト] マーシャル・マキシマイザー[作詞・作曲:柊マグネタイト] KING[作詞・作曲:Kanaria] |
EC1 | Beyond the way[作詞:q*Left,作曲:Giga] |
EC2 | NEO[作詞・作曲:じん] |
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