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デタリキZ 特別防衛局隊員の日常公式サイトへ
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  • 発売日:2019/11/12
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「デタリキZ」インタビュー。デートやVRモードなど,“美少女を愛でる”要素盛りだくさんなゲームについて,開発/運営のキーマンに話を聞いた
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印刷2019/12/27 15:00

インタビュー

「デタリキZ」インタビュー。デートやVRモードなど,“美少女を愛でる”要素盛りだくさんなゲームについて,開発/運営のキーマンに話を聞いた

 2019年11月12日にDMM GAMESで正式サービスがスタートした,「デタリキZ 特別防衛局隊員の日常」PC / Android,以下,デタリキZ)の開発 / 運営者インタビューをお届けしよう。
 開発を担当する空(くう)の代表取締役兼プロデューサーのイワサキ氏,同じく空からディレクターのヤスダ氏,そして開発 / 運営を担当するDMM GAMESのワタナベ氏の3名に,「デタリキZ」の魅力を語ってもらった。記事の最後にVRグラス「VRG-M01RBK」の読者プレゼントについて記載しているので,そちらも確認してほしい。

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「デタリキZ 特別防衛局隊員の日常」公式サイト



美少女たちを愛でるさまざまなコンテンツ

地道にトコトン強くできるキャラ育成要素が魅力


 まずはあらためて,「デタリキZ」について紹介しよう。原作が長谷見沙貴氏,キャラクターデザインが神崎かるな氏と,著名なスタッフ陣によって制作された本作は,リッチな3Dグラフィックスで表現された美少女キャラクターたちの育成要素,彼女たちを中心に展開するコミカルなシナリオなどが魅力のRPGだ。

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 プレイヤーは,宇宙からやってきた謎の生命体の対応を担当する「特別防衛局」の新米班長として個性的な班員(全員美少女)と共にさまざまな事件を解決していくことになる。物語は全体的にゆるーい雰囲気もあり,毎日特定の時間に発生する「デート」イベントなどもあり,つねに笑顔で遊べる雰囲気だ。
 プレイサイクルは,キャラクターを育成しつつ「メインストーリー」を進めていき,3Dのアクション演出が見どころとなるコマンド式バトルに挑むというのが基本の流れだ。ゲームシステム自体は比較的オーソドックスなものとなっているが,フル3Dで描かれるキャラと彼女たちとの交流要素,地道にトコトン成長させられる育成要素など,長く遊べることへのこだわりを感じさせる。

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育成要素は幅広く,遊んだ分だけ強くなっていく
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「デタリキ捜索」というコンテンツで手に入るデタリキという謎のアイテムを装着すると,キャラの能力が大幅アップする

 「デタリキZ」の魅力の1つとなっているのが,3Dグラフィックスで描かれた可愛いキャラクターたちを“愛でられる”ことだろう。
 物語を進行させたり,バトルに編成したりして「親密度」を上げると開放される,キャラ個別のエピソードやポーズ,表情とコスプレ衣装を組み合わせてさまざまな角度で鑑賞できる「ルーム」など,キャラを愛でることに関するコンテンツはかなり充実している。さらにAndroid版には「VRモード」が搭載されており,VRゴーグルを使うことでより美少女たちを身近に感じられるのだ。

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 もちろんキャラクターが可愛いだけではない。ユニークなスキルやSPを溜めて放つ必殺技を使って敵と戦っていくターン性のバトルは,いかにキャラクターを育成し,敵の特徴や属性などをみてどのような編成で挑むかという戦略性も意識して作られている。バトル自体はそう難しいものではなく,またオートモードも完備されているので,遊びながらコツを掴んでいけるはず。
 「エクストラ任務」や「レイドバトル」,さらに期間限定のイベント戦など,育成したキャラクターを使って挑むコンテンツも充実しており,やり込み要素も十分と言えるだろう。

迫力のカット演出がバトルシーンを盛り上げる
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こだわりの3Dグラフィックスが特徴のデタリキZ

開発/運営のキーマン3人に本作の魅力を聞く


4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。まずは開発の経緯を聞かせてください。

DMM GAMES ワタナベ氏:
 空さんとは,私が「天衣創聖ストライクガールズ」の担当になった際に初めてお会いしたのですが,岩崎さんとはそのころから「一緒に新作も制作したいですね」と話していました。
 それが2年ほど前だったと思うのですが,最初は雑談レベルで話していたものが少しずつ形になっていって,デタリキZのベースが作られていったイメージです。

4Gamer:
 「天衣創聖ストライクガールズ」も3Dグラフィックスが特徴の作品でしたが,「デタリキZ」もやはり早い段階から3Dでいこうというのは決まっていたのでしょうか。

ワタナベ氏:
 はい。ブラウザ上で3Dの女の子をちゃんと可愛く動かすのは,かなり特殊な技術が必要となるので,高い3Dグラフィックスの技術力を持つ空さんでなければ実現できなかった企画ですね。

空 イワサキ氏:
 「天衣創聖ストライクガールズ」はかなり苦労した記憶がありますが,そのときに3Dキャラクターを動かすノウハウができていたところもあり,それをうまくデタリキZで活かすことができました。

4Gamer:
 ブラウザだとどうしても制約が多くなるので,データが重くなりがちな3Dだと開発も大変そうなイメージがあります。制作期間はどのくらいだったのですか。

イワサキ氏:
 雑談レベルのときからプロトタイプを作り始めていて,それを含めると2年近くでしょうか。

空 ヤスダ氏:
 正式に制作作業に入ったのは去年(2018年)の前半くらいです。「デタリキZ」はRPGでバトルも3Dになるので,どうしたら女の子が可愛く見えるバトルにできるのかを考えながら開発を進めていきました。

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4Gamer:
 開発自体はスムーズに進んでいったんですか。

ヤスダ氏:
 プロトタイプで頑張り過ぎたところもあったと思うのですが,想定外の問題も発生していました。「デタリキZ」のバトルは女の子4人が敵と対峙し,「ジャマー」と呼ばれる協力者を出して戦うのですが,表示されるキャラが多すぎて,ブラウザだとどうしても重くなってしまったんです。
 バトルの軽量化とローディング時間の短縮が大きな課題となり,リリース直前まで苦労しました。

ワタナベ氏:
 デタリキZの前にDMM GAMESで「マジカミ」というブラウザで遊べる3Dグラフィックスのタイトルがリリースされましたが,これがリッチなグラフィックスなのにバトルが快適に遊べる仕上がりになっていて。
 「これは負けられないぞ。こちらもクオリティを上げていかなければ」と,空さんに無理を言ってしまいました。その節はご迷惑をお掛けしました(笑)。

イワサキ氏:
 いえいえ(笑)。そのおかげもあってかなり軽量化は成功できたかなと思っています。

4Gamer:
 デフォルメされた美少女たちが戦うバトルは,キャラクターたちの動きにもこだわりを感じました。個人的にキャラ編成の画面で位置を入れ替えるとき,キャラをつまむとバタバタする動きが可愛くて印象に残っています。

部隊編成画面。位置を入れ替えるときキャラを持ち上げるのだが,そのときのあたふたする仕草がキュート
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ワタナベ氏:
 そう言っていただけると嬉しいですね。ゲーム性とはまったく関係ないところのこだわりだったので,「別にいらないのでは?」という話もあったのですが,こちらも無理を言って残してもらいました(笑)。

ヤスダ氏:
 細かいところなんですが,何度も作り直しまして,良い感じになったのかなと。

4Gamer:
 サービス開始から1か月を経過しましたが,プレイヤーからの反響はいかがですか。

ワタナベ氏:
 リリース直後にサーバーのトラブルなどもあってご迷惑をお掛けしましたが,その後はスムーズに運営でき,プレイヤーの皆さんからは一定の評価をいただけているという手応えを感じています。

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4Gamer:
 どのあたりが評価されていると感じていますか。

ワタナベ氏:
 しっかりと育成して進めるRPGという部分でしょうか。チュートリアルからの流れでライトに遊ぶこともできるのですが,一定のタイミングで強敵が出現するようにしていて,負けるときが必ずくるバランスになっているんです。
 この,「自身が育成したキャラクターで強敵を倒す」という一種の成功体験を意識して制作していたのですが,それが上手く伝わったのかなと思ってます。

4Gamer:
 なるほど。育成の基本は「総合戦力」を上げることになりますが,その総戦闘力を上げる手段が豊富で,プレイヤーごとに攻略の方法があるところは面白いと感じました。

ワタナベ氏:
 自分だけの攻略法で強敵に挑んでほしいという思いがあり,育成についてはあえて導線をつけていないんです。
 やり込み要素も硬派な仕上げになっていると思います。実は私自身,もともとクライアント型のMMORPGの開発に携わっていまして,最初は強化システムに,失敗するとそれが壊れる仕組みにしようとも考えたくらいで(笑)。さすがにそれはやりませんでしたが,普段PCやコンシューマゲームを遊んでいる人にも刺さると思います。

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4Gamer:
 今後の課題はなんでしょう。

ワタナベ氏:
 このあたりはプレイヤーの皆さんに見ていただいて評価されるものだと思いますが,まずはしっかりと運営を行っていくことです。本作ではDMMGAMESも全面的に運営に関わっているので,とくに事前告知や,やむを得ない修正の場合でも理由や方針を明確に提示できるよう取り組んでいます。
 あとは,ある程度は想定していたことですが,プレイヤーの皆さんの攻略スピードに合わせたコンテンツの追加ですね。育成上手でどんどんゲームを進めていった皆さんが楽しめるものを追加することは急務だと考えています。

4Gamer:
 VRモードについて聞かせてください。3Dのキャラクターということで,VRとは相性が良いとは思いますが,なぜ実装することにしたのでしょうか。

ワタナベ氏:
 DMM GAMESでは数多くのタイトルを扱っていますが,企画当初,VRモードを搭載したゲームはまだなかったので,目玉機能のひとつとして搭載をお願いしたんです。これも技術力のある空さんだからこそ頼めると思っていました。

ヤスダ氏:
 VRの仕組みを使って,登場キャラクターたちと2人きりの空間を楽しむことがメインのモードです。現状だとダンスを眺めるか膝枕してくれるかというくらいですが,今後のバージョンアップでバリエーションも増やしていきたいです。

4Gamer:
 実際プレイヤーはこのVRモードを楽しんでいるのでしょうか?

ワタナベ氏:
 AndroidのVRモードで立体視を楽しんでいるプレイヤーもいるかと思いますが,それよりもPCブラウザの「スワイプモード」でキャラを愛でて楽しんでいる人が多い印象です。

4Gamer:
 ゲーム内で手に入れた衣装から好きなものを選んでカメラの角度を変えながら楽しむ。ビューワーモードとしても使えるモードだと思います。

ワタナベ氏:
 もっとVRモードを知ってもらえるようアピールしたいと思います。キャラクターを愛でる楽しみ方として絶対に必要な要素だと考えているので,今後も拡充していく予定です。

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4Gamer:
 今後の具体的なアップデートやコラボなどの予定があれば聞かせてください。

ワタナベ氏:
 プレイしている皆さんが気になっているのはメインストーリーだと思いますが,なるべく毎月更新できるよう頑張ります。
 新キャラクターもドンドン登場させたいですね。キャラクター作成に掛かる時間やコストは大きいので確約できない部分はありますが,定期的に出していきます。
 あとは「デタコレ」というゲーム内のフェスがあるのですが,こちらも定期的に実施していきますし,もちろん年末年始には大きいイベントを実施するので期待してください。

イワサキ氏:
 あとは,「ハニー×ブレイド2」との衣装コラボを実施する予定です。時期は未定で,早くて来年の春以降になるかと思います。

4Gamer:
 あれだけ動くものをとなるとキャラクターの制作は大変だと思いますが,1体作るのにどれくらいの期間がかかるのでしょうか。

イワサキ氏:
 2か月程度でしょうか。テンプレみたいなのを作ってしまえばもっと早いかもしれないですが,それでは個性的な可愛いキャラクターができるわけではないので。キャラクターデザインとして,神崎かるなさんと健やか牛乳さんに参加してもらっていますが,先生たちの描く可愛いキャラクターたちの個性をそのまま3Dでどう表現するかが難しいところです。

ヤスダ氏:
 ただ3D化するだけでなく,最終的にきちんと動かせるようにすることになるので,その辺りの調整もしっかり行っています。例えば衣装に髪の毛がめり込まないようにというのは注意しています。

4Gamer:
 最後に4Gamerの読者に向けてメッセージをお願いします。

ワタナベ氏:
 私自身立ち上げから深く関わっているので思い入れがあり,いろいろ口出ししてお二人を困らせたりもしているのですが,プレイヤーの皆さんが安心して楽しめる作品にしていくので,プレイしていただけると嬉しいです。

イワサキ氏:
 もともとは私も安田もコンシューマゲーム畑というのもあって,まずはお金を掛けなくてもしっかり楽しめるゲーム性を持ったタイトルにしようというのは大事にしてきました。気軽に始められるゲームになっていますので,ぜひ一度プレイしてみてください。

ヤスダ氏:
 キャラクターやバトルなどゲーム全体をとおして開発に力を入れてきました。個人的なオススメはガチャの演出で,ゲームの重要な要素となっている“パンツ”に注目かなと思います(笑)。これから始まる年末年始のイベントも期待してください。

4Gamer:
 本日はありがとうございました。

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VRグラス「VRG-M01RBK」(エレコム)プレゼント

 DMM GAMESより,エレコムのDMM VR動画専用Bluetoothリモコン付きVRグラス「VRG-M01RBK」を読者プレゼントとして提供してもらった。
 応募方法は2020年1月中に「Weekly 4Gamer」にてお伝えする予定だ。当選者数は10名となっているので,「デタリキZ」のVRモードが気になる人はぜひ応募してほしい。

――2019年12月16日収録

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VRグラス「VRG-M01RBK」商品ページ
(エレコム公式サイト)


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