プレイレポート
[TGS 2019]他プレイヤーが描いたラクガキとの“合作”も可能に! タイトーブースで「ラクガキ キングダム」を試遊してきた
今回は,ラクガキを育成する「トレーニング」やバトルパートにも特別に触れることができたのだが,同ブース内で体験できるのは,プレイヤーが絵を描いてラクガキを作成するパートのみとなっている。
「ラクガキ キングダム」の基本的なプレイサイクルは,ラクガキを作成してトレーニングで育成し,バトルで戦わせるというものになる。
まずは,メインディッシュであるラクガキ作成パートから見ていこう。ラクガキの作成が始まると,最初に土台となるパーツを画面に描くことになる。体のパーツを描いたら,どういった形状の立体にしたいかをリストから選択し,パーツの厚みを設定する。その後,顔を描いたり,腕や足といったパーツを足したり,色を変えたりしてラクガキを装飾していき,モーションを確認したら完成だ。ラクガキ作成の行程自体はとてもシンプルだが,ディティールをこだわり始めると時間を忘れて没頭してしまう罪なパートである。
土台以外のパーツを足すには,パーツの接続地点を指定したのちにパーツを描き足し,腕,足,翼など,どういった部位であるかの「役割」を設定すればOK。そして,ここで設定した役割に応じて,パーツのモーションが決定する。足にすればそのパーツを使って歩き,腕にすればパンチを繰り出すためのパーツになるという具合だ。
加えて,丸,四角,星といった図形をキレイに描ける機能や,目や口などのパーツをプリセットから選んで配置できるスタンプといった,絵心に自信がない人も安心の便利機能が追加されている。しかも,スタンプで配置できる目や口などは,瞬きなどのアニメーション付き。フリーハンドで描いたパーツで顔を彩るのもいいが,スタンプを活用することでイキイキとした表情を見られるのもなかなか魅力的だった。
ブースのスタッフ曰く,現在調整中ではあるが1体のラクガキに使用できるパーツの最大数は256個とのこと。また従来のシリーズ作とは異なり,パーツの大きさや色などはラクガキの性能や強さには関係がなく,性能面にとらわれずに描きたいものを形にでき,最強を目指せるシステムになっているという。
作成したラクガキの強さを決めるのは,「トレスター」による「トレーニング」だ。トレーニングは12ターン×4セクションの合計48ターンぶん実行でき,ターンごとに出現する「トレスター」カードを3枚選択して特訓する。トレスターごとに特訓できるパラメータや習得できるスキルが異なり,トレスターの組み合わせによってコンボが発生するなど,プレイヤーの選択次第で育成結果が大きく変化する形だ。48ターンの中でいかに強いラクガキを生み出すかがキモになる。
注目のポイントはこれだけではなく,本作では「ラクガキガレージ」に,自身が作成したラクガキを投稿・ダウンロードできる。さらに,ダウンロードしたものをカスタマイズしたり(編集OKとされているもののみ),別のラクガキに合体させたりもできてしまう驚きの仕様だ。例えば,あるプレイヤーが作った銃のラクガキを自分が作ったロボットのラクガキに合体させる。もしくは,リレー形式で複数人のプレイヤーがパーツを足してラクガキを作成する“合作”も可能だという。これはアツイ……!
ラクガキ作成パートで使える機能が多く,どこから手を付けたらいいものか……と,最初は戸惑いを感じたが,ラクガキを描くフローを覚えてからはスムーズに作成できるようになった。シリーズファンはもちろんのこと,絵心に自信があるかどうかも関係なく楽しめる一作なので,ぜひ「ラクガキ キングダム」で自分だけのキャラクターを生み出す喜びを味わってみてほしい。
「ラクガキ キングダム」公式サイト
4Gamerの東京ゲームショウ2019特設サイト
- 関連タイトル:
ラクガキ キングダム
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