企画記事
「BLUE PROTOCOL」は今日で1周年! 急に釣りしながら“この1年のブルプロの変遷”を振り返ってみた
「今日も海がブルーい……」
「ブルプロもついに1周年かぁ……」
やあ。私はゲームの釣りをこよなく愛する,しがない冒険者だ。
ブルプロは本日2024年6月14日,サービス1周年を迎えた。配信初日は数々のチュートリアルクエストをほったらかし,ひとり釣りをしていたのがもはや懐かしい。
当初と比べるとブルプロもかなり変わった。使えるスキル数は倍になったし,クラスも2つ追加されたし,機能改善で遊びやすくもなった。
そして現在,ブルプロでは「釣り三昧イベント」が開催中だ。まさか,1周年に合わせて釣りイベントが始まるとは思わなかったぜ。
これはきっと「冒険者たちにゆっくり釣りでもしてもらいながら,この1年の思いをはせてほしい」という運営の粋な計らいだろう。
しかも,ブルプロで釣れる魚の種類はちょうど「1年の月数と同じ12種類」。まさか,今日この日を図っていたのか……?
そんなわけで今回は“魚を釣りながらこの1年の思い出を振り返っていこう”と思う。とくに最近始めた人は,ブルプロがどう変わってきたのかの変遷を知るためにも,ぜひご一読いただきたい。
「BLUE PROTOCOL」公式サイト
2023年6月。紆余曲折ありつつサービス開始!
初日はサーバーもオンゲ名物のお祭り状態
ブルプロのサービス開始日は2023年6月14日だったが,本作が世間にお披露目されたのはその4年前のこと。発表当時,アニメ調グラフィックスが特徴の国産かつ新規IPのオンラインゲームということで,「またスゴいのがきたな……!」と話題になったのを今でも覚えている。
以降,正式公開までに何度かテストが行われたが,途中で情報がまったく出なくなった期間もあるなど,動向は不透明だった。
ただ,その「どうなってるのか分からない空気感」も名物みたいになっていて,ブルプロ公式X(当時はTwitter)がポストすると,みんなツチノコを発見したかのように驚き,界隈が盛り上がっていた。
[インタビュー]プロトタイプに3年,開発に5年。「BLUE PROTOCOL」は世界中の人達に楽しんでもらうためにすべきことを徹底的に行った
バンダイナムコのオンラインアクションRPG「BLUE PROTOCOL」が,2023年6月14日に正式サービスを迎える。プロトタイプに3年,開発に5年をかけた大作は,いかにして作られたのか。今回は開発・運営作業の陣頭指揮を執る3名にインタビューを行い,これまでの紆余曲折やブルプロに対するこだわりの数々について詳しく聞いてきた。
そこからも紆余曲折ありながら,ついに迎えたサービス初日。期待度の高いオンラインゲームの宿命というべきか,当日は膨大なアクセスが集中したことにより,オンゲ名物のサーバートラブルが発生した。
私のような古くからのオンラインゲーマーには,人生何度目かで慣れっこの“お祭り状態”。サービスインからの6日間は,累計プレイヤー数が60万人,最大同時接続者数が20万人という驚異的な推移を見せた。
それほどまでにみな,ブルプロに飢えていた。私は釣りしてたが。
2023年7月。ログイントラブルも解消
そしてガシャが上方修正!
ゲームログインのトラブルが解消され,遊ぶうえでの致命的な問題も露となって消えたのは晴れわたる7月のこと。当月で一番大きかったのは「ガシャのSランク当選確率の上方修正」だったように思う。
当初のガシャは排出される「Sランクアイテム」(衣装やマウントなどの目玉アイテム)の当選率が1.2%で,衣装がかなり入手しづらかった。それが3%まで引き上げられ,さらに利用回数の110回&220回で,必ずSランクアイテムが1つ手に入る,いわゆる天井機能も追加された。
ガシャ周りの改善や緩和については現在に至るまで,ガシャチケットが手に入りやすくなるなどの施策が何度も行われてきた。今ではお金をかけずとも十分に入手を狙えるようになったと思う。
少なくとも,ガシャ衣装を着ている人を見るだけで,「あいついくらかけやがった……!」と考えるような時代は過ぎ去っただろう。
2023年8月。初の新クラス「ブリッツランサー」実装!
クラスバランス調整でプレイヤーから賛否も?
新クラスとして,期待のニューフェイス「ブリッツランサー」が登場したのは真夏の8月のことだ。軽快なフットワークが特徴の近接火力型は,3種の刻印を駆使して戦うトリッキーな仕様により,ブルプロ屈指のスピード感とコンボ性の楽しさを体感できる。
そして,サービスインから2か月というこの時期に,クラス間のバランス調整も行われた。調整のほとんどは上方修正だったが,スペルキャスターとヘヴィスマッシャーは一部スキルの安定性が(使用者なら依存して当然だったほどに)高すぎたため,下方修正された。
そこは冒険者たちからも賛否が挙がった。下方修正はけっこうビックリするからね。まあ,初期対応だったから,あとを引かなくもある。
2023年9月。翌月に向けた準備期間
ティアちゃんかわいいね
9月は,のちの改変に向けての作業が主だったのか,大きな変化はなかったはず。いわゆる空白期間というやつだ。それと“ガシャ子”と呼ばれていた女の子の名前が「ティア」だと判明した月でもある。この子,見た目もだけど,動きとか声もほーんとカワイイんだよなあ。
ガシャを回すときしか会ってくれない高嶺の花だけど!
2023年10月。ついにストーリーが進んだ!
新章「第4章 剣は誰がために」配信
10月は,ストーリー新章「第4章 剣は誰がために」が配信された。さらにレベル上限の開放,新フィールド「西バーンハルト半島」も追加され,9月の空白を取り戻すかのようなコンテンツ爆盛り期間だった。
新章PVはすごく雰囲気があって,観ているだけでワクワクしたことを記憶している。そして「ブルプロ運営,大型アプデのたびに特設サイト作りがち」と言われたり言われなかったりしはじめたが,この特設サイトがまたカッコいいんだよなあ……毎回そう思ってる。
新章「第4章 剣は誰がために」特設サイト
2023年11月。サブスキルパレットに限界突破にと
ゲームの根本から大きく変化した革命アップデート
11月のアップデートでは,ブルプロというゲームが大きく変化した。まず,戦闘手段のタクティカルスキルをセットするためのパレットに,2つ目の「サブスキルパレット」が追加されたのが大きい。
以降は戦闘中に使えるスキルが実質的に2倍になったため,以前は枠の都合で泣く泣く外していたスキルたちも日の目を浴びるようになった。今では「スキル4つでどうやって戦ってたんだ?」と思えてくる。
ほかにも,装備品のさらなる強化「限界突破」が実装されたり,武器がクラフトではなくドロップ中心になったり,街以外でもクラスチェンジできるようになったり,アドベンチャーボードの報酬にガシャチケットが追加されたり……などなど。機能の追加・改善が大量に適用され,ブルプロが一気に遊びやすくなった。秋のブルプロは豊作だね!
2023年12月。ついにコンシューマ機向けに配信!
年末には,待望のPS5 / Xbox Series X|S版が提供された。コンシューマ版の存在は長らく示唆されており,9月の東京ゲームショウでも配信決定と発表されていたが,具体的な日にちは提示されなかった。
そのうえ,コンシューマ版の配信日は配信直前にゲリラ発表されたことで,各所で驚きの声が挙がっていたものだ。
ゲーム内では,新コンテンツ「防衛戦」が追加された月でもある。これまでになかった“守りに重きを置いたミッション”で,18人という大人数で協力しながら戦うという,新しい楽しさが生み出された。
2024年1月。どう考えても「異国風の服」の月
異論は認めない
めでたい年始は,9月以来のとくに変化のない月だった。個人的には,当月に実装されたガシャ衣装「異国風の服」がぶっ刺さり,今でもよく着用している。トテモ カワイイ ネ。
まあ,新年ということでブルプロ運営も少し休んでいたのだろう……というのは冗談で。翌月以降に控えていた大型アップデートに向けての準備が着々と進められていたのだろう。
ちなみに本作の公式番組「ブルプロ通信」では,今ではすっかりおなじみとなった追加戦士(MC)のフリーキャスター,吉﨑智宏さんがこの月に初登場した。開発陣のみの番組模様も好きだったが,吉崎さんが加わってからはそのパッションに引っぱられてか,現場の雰囲気もガラッと明るくなり,番組進行もよりスムーズになったと思っている。
皆さんにはこれからも,より楽しいブルプロ通信を期待したい。
2024年2月。歌って踊る「第5章 獣の使徒」配信
新スキルにクラスレベルボーナスと過去一番の要素追加
2月には10月以来のストーリー新章「第5章 獣の使徒」が配信された。物語の舞台が“星霊祭(せいれいさい)”というお祭りなので,かなり明るく楽しい雰囲気かと思いきや,不穏な感じもあったりと。作中では歌姫たちがガッツリ歌って踊るので,かなり見応えがあった。
PVでもその一端を味わえるので,未視聴の方々はぜひに。
新章「第5章 獣の使徒」特設サイト
さらに,前月の空白を取り戻すかのような多種多様の要素も追加され,機能追加・改修も大々的に行われていた。
まず「クラスレベルボーナス」は,各クラスのレベルに応じて,全クラスに“共通の追加ステータスボーナスを付与する”ものだ。これにより複数のクラスを育てる価値が高まり,レベル上げも忙しくなった。
また,これまで計12種類だったタクティカルスキルに「13種類目のお仲間」が参戦。どのクラスの新スキルも強力で,今では採用率も非常に高いと感じている。ほかにも素材集めを楽にする「マウントキャラバン」をはじめ,ミッション開始の調整,ネームドエネミーの出現緩和,挑発やバインド周りの調整,スペルキャスターの強化などが適用された。
基幹コンテンツが落ち着いてきたのか,プレイヤーが気になる部分の改善が進められ,遊びやすさがグンと高まる兆しが見えた。
2024年3月。サドンデスバトルで新しい楽しみが!
年度末には,エネミーの攻撃を受けないように立ち回れ,というイベント的なミッション「サドンデスバトル」が初登場した。
こちらは(現在は開催されていない)期間限定コンテンツで,敵からの攻撃を1発でも受けると戦闘不能になってしまうという,なかなかスリリングなバトロワ感を味わえた。敵の攻撃を見切ることはもちろん,いかにすばやく敵を殲滅し,バリアを駆使するかなど,これまでにないパーティプレイを楽しめた。次に開催される日はいつになるの?
2024年4月。新クラス「ビートパフォーマー」実装
レベル上げも一気に楽になり,機能改修も続々
新年度の初手は,ブリッツランサー以来となる新クラス「ビートパフォーマー」の実装だ。武器がギターという,RPG的にはかなり珍しいタイプで,味方へのバフや回復を得意とするサポーターだった。
プレイングの複雑さとやりがいは,現状では随一のクラスだ。
また,特定のミッションに行くと経験値が爆増する「マッチングサポート」が実装され,レベルを段違いに上げやすくなった。
ミッション中の宝箱を開けずとも,最後のリザルトで一気に開けられるようになったり,バフ・デバフの残り時間ゲージが追加されたりと,細かな機能改修も引き続き行われ,プレイヤーとしても安心した。
2024年5月。1周年を迎える直前……
さて,これからブルプロはどうなる……?
「あっ……ッ」
「この引きは,デカいぞッ……!」
「ま,ままま,まさかこれは……!!」
「出現率0.02%と言われる,あの……!!!」
「……ラストッ……フィーッシュッッ!!」
全種類の魚を釣ってやる。その気概はあった。だが2時間耐久の釣りではまったく集まらず,今回は計9種類でギブアップ。大きいアンコウと,幻とも言われる「マグナカツオ」は釣れなかった。
さらにその上の「マグナオオカツオ」は,出現率が[0.02%]程度と言われている。なんで釣りにこんな確率を放り込んだんですっ!?
なんて取り乱したが,本題の振り返りを。先月5月はアプデ内容が少々寂しく,ガシャやミッションの追加だけだった。だが,ここまでブルプロの1年を振り返ってきた読者なら分かるはず。そう。これは嵐の前の静けさ。6月の1周年には,間違いなく,ものすごいのが,来る……!
1周年施策についてはこれまた特設サイトが用意され,気になる情報の一部が公開されている。大きなものだと新章「第6章 閉ざされた森」の配信や,「装備獲得をよりドロップ中心に改修」「限突特効,覚醒アビリティの追加」「特効システムの拡張」といった詳細の分からないものや,クラスレベル上限の開放,クラスアビリティのグレードアップと新規追加,クラスアクションのグレードアップなど,公開済みの範囲だけでも相当に大きな1周年アップデートとなりそうである。
そして本日20時からは1周年記念の「ブルプロ通信 #17」が配信され,これらアップデートの詳細が紹介されるらしい。
今ブルプロをプレイしている人も,昔ブルプロをプレイしていた人も,これを読みながら釣りをしている人も。せっかくの1周年の機会だし,今夜のブルプロ通信を視聴してみてはいかがだろう。
なお,1周年前後には「周年直前無料お祝いパック」が販売(無料)されており,毎日ローズオーブやガシャチケットなども手に入る。マグナカツオを釣るため(の気合入れ)に,ぜひ入手しておこう。
「ブルプロ通信 #17」YouTube
「周年直前無料お祝いパック」詳細
さてさて,今日は魚釣りをしながら1年を振り返ってきた。「釣り,ホントに必要だった?」と聞かれれば,うん,べつにいらなかった可能性がなきにしもあらずだと,私も思う。ギャグ言ってただけじゃん。なにがスズメダイだ。こんな企画が許されていいのか4Gamer?
でも,ブルプロの魚釣りは“クセ”になるおもしろさが込められているので,釣り三昧イベントが開催されている今,騙されたと思って一度釣りを試してみてほしい。オンラインゲームで釣りコンテンツはやらない,と誓っている人もいるかもしれないが信じてほしい。
一投だけ,一投だけでいいから!
茶番は置いといて,ブルプロはこれからサービス2年目に入っていく。今後はどのように変化していくのか。これからも目が離せない。来年もまたこの時期に,釣りをしながら振り返ってみたいものだ。
あと次こそは絶対,マグナカツオにリベンジする。ついでに魚の種類を増やしてください。
これからも新魚や新コンテンツや改修などを加えていき,出世魚のようにもっともっと成長して,どんどん楽しいブルプロになっていってくれること,これからも願ってるぞ! 期待してるぞぉーーー!
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