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[E3 2019]「ウォッチドッグス レギオン」試遊レポート。誰でも仲間にできるシステムと,その能力を駆使してミッションを達成する気持ち良さを体験
「ウォッチドッグス レギオン」公式サイト
本作の舞台となるのは,監視社会により市民が抑圧され,民間軍事企業が道路を封鎖し,組織犯罪が横行する近未来のロンドンだ。プレイヤーはレジスタンス「DedSec」として,崩壊の危機に瀕したこの街の開放を目指すこととなる。
“プレイヤーはレジスタンス”とは書いたが,本作には「特定の主人公」というものが存在しない。どういうことかというと,本作ではロンドンの住民の誰もがレジスタンスに加わる可能性があり,すべての仲間がプレイアブルキャラクターとなるからだ。
レジスタンスには,最大20人のプレイアブルキャラクターを登録できる。試遊を始めた時点ではこの人数が7人ほどで,最初に操作したのは老婆のキャラクターだった。
まずはレジスタンスの仲間を集めようということで,酒場で集まっている人や,道行く人などをシリーズおなじみのプロファイル表示を使ってチェックしていく。本作では,個人情報に加えてその人物が持っているスキルも確認できる。「イリーガルな決闘に向かう」というスケジュールの市民が殴り合いを強化するスキルを持っているなど,その人物に合ったスキル設定になっていたりして,調べているとなかなか面白い。
プロファイルには,これまでも個人情報を覗き見る楽しさがあったわけだが,本作ではそれに加えて,彼らを仲間にする楽しみが増えたといえる。となれば街にいるNPC達が全員,ボールを投げて捕まえるモンスターのような存在に見えてくるわけで……NPCへの興味が格段に上がり,街を歩いてプロファイルをチェックして回るだけでも,時間が経ってしまいそうだった。
役立ちそうな市民を見つけたら,接触してDedSecへと勧誘を行う。すると,仲間にするためのミッションが発生し,このクリアを目指すことになった。
ミッションの内容は,厳重な警備体制が敷かれた建物からのデータ奪取だ。建物が少し離れたところにあったので,筆者の操作する老婆は手近な車をハッキングして奪い取る。そして,オートドライブで目的地を目指そうとしたのだが……ここで,大問題が発生。スタッフが,「あ,オートドライブはまだ調整中なんです」と注意してくれた瞬間,道にいた兵士をひき殺してしまったのだ。当然,敵が殺到し,銃撃に晒されることに。車を降りて身を隠そうとするが,ご存じのとおり,今回のキャラクターはお婆ちゃん。走っても足が遅い! 結果,凶弾に倒れ,死亡とあいなってしまった……。
本作は誰でも仲間にできる代わりに,プレイアブルキャラクターが死んでしまった場合,ゲームオーバーにはならず「死亡」扱いされてしまう。プレイアブルキャラクターがほかの人物に切り替わり,ゲームプレイは続行するのだ。筆者も次のキャラクターでミッションは無事クリアできたものの,これではDedSec構成員の人数は変わっていない。仲間の命は大事にしたいところである。
さて,今回の勧誘で仲間になったのは,入れ墨をしたガタイがいいおっちゃんだ。しかし,人は見かけによらぬもの。彼は技術者であり,スキルもハッキングに関連したものだった。
仲間になったキャラクターには,3つのクラスのうち1つが与えらる。銃撃戦が得意な「エンフォーサー」,ステルスクロークで透明になり,敵に気付かれることなく仕事をこなす「インフィルトレイター」,そしてハッキングや「スパイダーボット」などの使用に長けた「ハッカー」だ。おっちゃんのスキルから,ハッカーとして活動してもらうことを選んだ。
続いては,おっちゃんを操作してストーリーミッションを進めることに。ミッションの開始時に,NPCとの会話のカットシーンが流れるのだが,ここで登場するプレイヤーキャラクターのグラフィックスも,きちんとおっちゃんになっていた。
ミッションの目的は,いかにも治安の悪そうな地域で,ターゲット3人を倒すことだ。現地に向かってみると,銃を持った見張りが何人も立っており,正面からの撃ち合いは避けたほうがよさそうである。
ここで役立つのが,おっちゃんのハッカーとしての能力だ。おっちゃんは,蜘蛛型ロボットのスパイダーボットを扱うスキルを獲得していた。スパイダーボットは,ハッキングして操作することで偵察に使えるだけでなく,敵の死角から接近しての奇襲により,自身も破壊されてしまう代わりに即死させられるという,強力な攻撃手段を持っている。
そこでおっちゃんは,危険地域の外からスパイダーボットを投げ込み,敵に気付かれないようこそこそと奥に進ませて,ターゲットを暗殺。次のターゲットの場所を確認して,またスパイダーボットを投げ込み……といった感じで,自分は遠方にいながら全員を倒し切ってしまったではないか。
今回のように,ミッション内容に合わせた人材の確保と実戦投入がうまく決まると,市民の協力によってさまざまな分野の人間が揃ったレジスタンスの本領発揮という感じで,非常に気持ちがいい。ウォッチドッグス レギオンは,携帯端末を使ったハッキングという,これまでの基本要素を軸にしながらも,新たな面白さを体験させてくれそうだ。
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