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[TGS 2019]徳井青空さん,かえひろみさんがミニ四駆バトル! 新作アプリ「ミニ四駆 超速グランプリ」ステージをレポート
本作は、バンダイナムコエンターテインメントが制作し,ミニ四駆と言えばなタミヤと小学館のコロコロアニキ編集部が監修する,“すべてのミニ四レーサーたちに贈る最速のミニ四駆アプリ”である。作中には実在するマシンやパーツはもとより,コロコロコミックのマンガ「ダッシュ!四駆郎」や「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」などのキャラクターが登場する。
本ステージには,ミニ四駆の大会実況でお馴染みのMCガッツさんをはじめ,声優の徳井青空さん,女優のかえひろみさん,さらに本作のプロデューサーであるフジキ店長氏が登壇。それぞれの熱いミニ四魂がぶつかりつつ,ゲーム内容が明かされていった。
ゲーム内に登場する実物のパーツについては,造形が3Dスキャナで読み込まれており,それらを使用しての実際の走行音なども収録されている。マシンが跳ねたとき,コースアウトしたとき,モーターが回り始めた音などをリアルで密着収録したのだとか。
また会場で公開されたプロモーションムービー(上記の映像)によると,レース中の実況音声はMCガッツさんが担当,オンライン対戦ではコースが定期的に入れ換えられ,プライベート対戦用として自作コースも作成できるとのこと。セッティングで肉抜きしたり,メッシュ加工したりできる点も本格的。
さらにARモードでは「ゲーム内マシンをAR表示可能」だ。実物のマシンと見比べたり,細部のデザインを詰めたりするときに使っていけるだろう。
会場ではここで,新日本プロレス所属の棚橋弘至選手からのメッセージが流された。棚橋選手はミニ四駆を愛するレスラーとしても知られ,彼の衣装をデザインしたスペシャルミニ四駆も存在するほどだ。そんな“ミニ四駆に最もゆかりがあるプロレスラー”が今回,アプリ内に「レーサー」として登場することが決定した。
これに続いて,壇上の徳井さん,かえさんもリアルレーサー枠としてゲーム内に登場することが明かされた。ほかにも「ゲームにレーサーとして登場したい人」を一般の中から募集するキャンペーンも発表され,こちらはステージ終了後から応募受付が始まっている。
徳井さんvs.かえさんがミニ四バトル!
ステージ上では実機を用いて徳井さん,かえさん,フジキ店長氏がぶつかり合う「みんなでミニ四駆(対戦モード)」が行われることになった。コースはTGS限定バージョン(2種類のうちいずれか)で,実況もMCガッツさんによるあえての生実況だ。
徳井さんのマシンは「そらまるオータム」。マグナムセイバーをベースに,秋をイメージしたカラーリングが施されている。加速重視の車体にはレブチューンモーターが搭載されている。
かえさんのマシンは「カエチャンSHOT」。肉抜き加工を施したスピード重視の車体は,レッドとホワイトの対比カラーが映える。こちらもモーターはレブチューンを搭載だ。
フジキ店長氏のマシンは「クリムゾン店長」。フジキ氏のリアルマシンをモチーフに,FMシャーシが採用されている。なお,本作では「同じマシンでもレース結果が毎回異なる」とし,壁面への衝突,坂道でのバウンドなどが逐一計算されていることで,タイムも変動するし,コースアウトする可能性もそのときの走行次第だという。
それぞれの準備が完了したところで,いよいよレースが始まる。スタート時は,シグナルの切り替えと同時に「画面ホールドの指をリリース」することでマシンが走り始める。リアルレースのあの“手から離す瞬間”をイメージしたものなのだろう。そしてレースの模様はというと……。
開始早々,かえさんとフジキ店長氏のマシンがまさかのコースアウト。残る徳井さんの単独レースとなり,あとは無事ゴールできれば勝ちという状況に。そんな中でも徳井さんのマシンは怪しい挙動を見せず,見事にゴールにたどり着いた。
レース終了時,徳井さんのマシンのタイムが表示されたが,面白いのはかえさん,フジキ店長氏のレース結果だ。コースアウトした2人の項目には「バウンド」「オーバースピード」とそれぞれ書かれており,なぜコースアウトしたかの原因が表示されていた。これをしっかり紐解いていけば,いつか最強のマシンにたどり着けるのかもしれない。
正直なところ,筆者にとってミニ四駆と言えば,小学生の頃に言葉の力に振り回され,ピンバイスでとりあえず「肉抜き」や「空力」といった強化を施し,科学的に効果があるやり方ではなかったために全然速くならず,気づいたら次のホビーブームに移っていたのが,ミニ四駆との最後の思い出だ。大会などの“ガチなミニ四駆”は写真の向こうの世界で,自分が立つことは考えられない,プロシーンのように感じていた。
しかし,このステージで久々に聞いた「レブチューンモーター」の単語は,するっと心に浸透してきた。「いや俺はトルク派だから」「やっぱハイパーダッシュ一択」「シャイニングスコーピオン出すわ」。昔を懐かしむようにではなく,今でも隣にあるような身近さを感じる。かつての少年(あるいは少女)時代にミニ四駆に触ったことのある人は,いつまで経ってもミニ四レーサーのようだ。本物のマシンをあれこれするのは難しくとも,ゲームアプリであれば,最速の称号にも手が届くのかも。
「ミニ四駆 超速グランプリ」公式サイト
4Gamerの東京ゲームショウ2019特設サイト
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ミニ四駆 超速グランプリ
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(C)小学館(C)ShoPro (C)TAMIYA
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
※ミニ四駆は株式会社タミヤの登録商標です。
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