「ポケモンバーチャルフェスト」先行体験レポート。clusterに作られたポケモンのテーマパークにアクセスして，この夏の思い出を作ろう

　ポケモンおよびclusterは本日（2020年8月4日），SNS「cluster（クラスター）」を介して開催される「ポケモンバーチャルフェスト」のメディア向け説明会を実施した。

※画面は開発中のものです

　ポケモンバーチャルフェストは，スマートフォンやPC，VR機器など，複数のプラットフォームに対応したclusterの世界に「ポケットモンスター」（以下，ポケモン）の世界観をモチーフとしたテーマパークを構築。参加者はclusterを介してその中に入り，ほかの参加者とともにポケモンにまつわるさまざまなアトラクションやイベントを体験できるというものだ。
　仮想空間に作られた会場でアトラクションを先行で体験してきたので，スマホ版とPC版のスクリーンショットとともにレポートする。


　ポケモンバーチャルフェストは，cluster内のバーチャル空間で8月12日から8月30日まで実施されるイベントとなる。参加にはclusterの会員登録と，各プラットフォームのアプリケーションのインストールが必要だ。対応機器のスペックなどについては公式サイトを参照しよう。

説明会はリモートにて行われた。左からclusterの岩崎司氏，ポケモンの松崎純平氏

　clusterは，リアルで集まるような体験をオンライン上で可能とするバーチャルイベントサービスで，オンライン上に構築された世界にアバターの姿で入り，さまざまなコンテンツに参加できる。
　今回のポケモンバーチャルフェストでは，「みんなでつくる，夏の思い出」をテーマに，「サルノリ」「ヒバニー」「メッソン」の3種のポケモンを模したオリジナルアバターを選んで，ポケモンをモチーフとした遊園地に入り，複数の参加者と一緒にアトラクションやミッション，イベントなどを楽しめる。
　友達と一緒に参加する場合はclusterの仕様に則って部屋を作り，そこに友達を招待することで一緒に遊べるとのこと。なお課金要素はなく，すべて無料で楽しむことが可能だ。

選べるアバターは3種類。好きなポケモンのアバターを選んで始めよう

実際の体験会の様子。こちらはスマホ版の画面だ。バーチャルコントローラを使って移動やジャンプができる

ほかの参加者に対してエモートやテキストチャットなども送れる。アプリ上で記念撮影も可能だ

　会場は「エントランス」「テーマパーク」「ミッション」の3つのエリアに分かれている。最初にアクセスできるのがエントランスで，モンスターボールをあしらった各エリアの入口があるとともに，ポケモンシリーズの関連映像が流れている。その左右にはピカチュウとポリゴンのホログラムがあるので，ここを友達との待ち合わせの目印とするのもいいかもしれない。

未来的なイメージのエントランス。「ポケモン」シリーズに関するインフォメーションのスクリーンも

ポリゴンのホログラム。反対側にはピカチュウのホログラムもある

　続いてテーマパークは今回のメインコンテンツで，島の上に設置されたポケモンをイメージしたさまざまなアトラクションに自由に参加して楽しめる。中央には超巨大なピカチュウのモニュメントがあり，記念撮影にはもってこいの“映える”ランドマークとなっている。

テーマパークでは，超巨大なピカチュウのモニュメントがお出迎え。その下にはステージもある

左のピカチュウは，タッチすると風船をくれる。風船はしばらくの間手に持って歩ける

　そしてその周囲には，実際に参加して遊べる「アトラクションエリア」，パーク内で持ち歩けるギフトアイテムなどを買える「ストアエリア」，浜辺でのんびりしたり，海上アスレチックを遊んだりする「ビーチエリア」が存在し，さまざまなアトラクションが設置されている。
　ピカチュウのモニュメントに向かって左側にある「ポケモンキョダイ観覧車」は，モンスターボールの形をしたゴンドラに乗って，高いところからパークを眺められる。
　パークを眺めるには，「ガラルマタドガスのわくわくトレイン」もオススメ。こちらはパーク内を1周する列車で，観覧車とはまた違った目線で景色を楽しめるだろう。

「ポケモンキョダイ観覧車」。モンスターボール型のゴンドラに乗り込もう

1周約3分間の空中散歩を味わえる。視点は一人称にも切り替え可能だ

「ガラルマタドガスのわくわくトレイン」がやってきた。乗れば園内1周の旅に出発する

　そのほか「ホエルオーのスカイオーシャンクルーズ」「カビゴンのふわふわトランポリン」「ラプラスの海上アスレチック」などのアトラクションがあるが，実はサービス開始の時点でいくつかはオープンしていない。それを体験するためには，参加者でミッションをクリアすればいいそうだ。

「ホエルオーのスカイオーシャンクルーズ」。パークの外周を飛び回るホエルオーの視点をアトラクション風の映像で楽しめる

「カビゴンのふわふわトランポリン」。カビゴンのおなかの上がトランポリンになっている

「ストアエリア」では買い物ができる。夏を思わせるショップが並ぶ

浜辺のビーチエリア。海風を感じながらビーチを満喫できる。気球にも乗れるようだ

釣りができるアトラクション「釣るぞ！コイキング」。大きなコイキングを釣ろう

遊園地の定番，射的や輪投げもある。それぞれミニゲームを遊べる

パーク内の要所には“隠れポケモン”がいるようだ。隅々まで見て回ろう

　ミッションのエリアでは，複数の参加者と一緒にお題を解いて，部屋からの脱出ゲームに挑む。ミッションクリアの達成度に準じてテーマパークのアトラクションが増えていく仕組みだ。
　ミッションは全部で3つあり，この制作にはさまざまなリアル脱出ゲームを手がけてきたSCRAPが参加しているそうだ。

ミッションでは複数の参加者が同時に謎解きに挑戦する

迷路内に散らばったワードを探し，正しくキーワードを入力できればクリアとなる

　ポケモンバーチャルフェストの会期中には，ピカチュウのモニュメントの下にある「マスターボールステージ」にて，大勢が観覧できるイベントも企画されているという。ピカチュウのダンスショーや打ち上げ花火（8月29日〜31日を予定）のほか，「ポケットモンスター ソード/シールド」のポケモンバトルのパブリックビューイングなども予定されているそうだ。スケジュールは公式サイトで発表されるのでチェックしよう。

イベントのイメージビジュアル。数万人が同時参加可能で，周囲には最大50人のアバターが表示され，一緒に盛り上がれる

　昨今の外に出づらい情勢下において，スマホなどの手軽なプラットフォームでも楽しめるポケモンバーチャルフェスト。期間中に参加して，この夏ならではの思い出を作ってみてはいかがだろうか。

こちらはPC版のスクリーンショット。キーボードとマウスで操作ができる

「ポケモンバーチャルフェスト」特設サイト