プレイレポート
あと1回が止まらない「ドクターマリオ ワールド」先行プレイレポート。大胆なアレンジが光る“アクション”パズルに
「ドクターマリオ」の初登場は1990年(ファミコン/ゲームボーイ)。色とりどりのカプセルを駆使してウイルスを退治する“落ち物パズルゲーム”として,これまでさまざまなハードで展開されてきた定番タイトルが,ついにスマホ向けアプリとして登場します。シンプルで奥の深いゲームシステムに,ポップなビジュアルとBGMも相まって大人気シリーズとなった「ドクターマリオ」は,新たなプラットフォームでどう生まれ変わったのか。先行プレイレポートで,その概要と見どころを紹介します。
「ドクターマリオ ワールド」公式サイト
「ドクターマリオ ワールド」予約注文ページ
「ドクターマリオ ワールド」事前登録ページ
※本稿で使用しているゲーム画面はすべて開発中のものです。ゆっくりと浮上するカプセルを操作して
カラフルなウイルスをやっつけろ!
キノピオやクッパ軍団が平和(?)に暮らすキノコ王国に,謎のウイルスが大量発生! 汚されてしまった世界をキレイにするため,白衣に身を包んで“ドクター”となったマリオやピーチ,クッパたちが,カプセルを武器にウイルス退治の旅に出る……というのが,本作のソロプレイモードである“ステージモード”のあらましです。
ワールドマップに配置されたステージを順番にクリアしていく,「スーパーマリオ」シリーズではおなじみのスタイル。最初の10ステージはチュートリアルで,基本操作やルールが学べます |
ステージの挑戦には“ハート”(スタミナ。30分で1回復)を1つ消費します。課金アイテムである「ダイヤモンド」で“∞ハート”を購入すれば,60分間スタミナを気にせずに遊べますよ |
ステージ内には赤,青,黄,緑などカラフルなウイルスが存在し,プレイヤーはウイルスの色に対応したカプセルをプレイエリアへと投入していきます。ぷかぷかと浮かび上がるカプセルを操作し,タテ/ヨコで同じ色を3つ揃えるとウイルス(とカプセル)は消滅。通常のステージでは,投入できるカプセルの数が決まっていて,カプセルを使い切る前にプレイエリア内のウイルスを一掃すればステージクリアです(ステージの種類によってクリア条件やカプセルの投入制限が変わります)。
色を揃えてウイルスを消滅させるというルールはこれまでの「ドクターマリオ」シリーズと同じです。しかし,カプセルの流れる方向が従来作では上→下でしたが,本作では下→上に変わっています。「ドクターマリオ ワールド」は“落ちゲー”ならぬ“浮きゲー”なのです!
ステージに合わせてドクター&サポートをチェンジ!
チュートリアル終了時,プレイヤーはマリオ/ピーチ/クッパからドクター(プレイヤーキャラクター)を1体選び,ステージモードの攻略を進めます。その後,メインメニューの“スカウト”で新たなドクターを獲得すれば,プレイヤーキャラクターを自由に切り替えられるようになるんです。
ドクターは,ステージ攻略中に固有のスキルを発動できます。ウイルスやオブジェクトをまとめて消せる,エリア内にアイテムを出すなど,スキルの効果はさまざま。ステージモードで行き詰まった場合は,異なるスキルを持つドクターでプレイすればあっさり突破できちゃうかも!?
スカウトでは,“サポート”と呼ばれるキャラクターもゲットできます。サポートは,ドクターとチームを組ませることで特別な効果を発揮する補助キャラクターで,同時に2体までセット可能です。ドクターと同様,ステージに合ったメンバーを起用すると,ウイルス退治がぐっとラクになりますよ。
ステージ攻略の報酬などで得られる「コイン」か「ダイヤモンド」を消費してスカウトを実行。すでに獲得しているキャラクターが出た場合は,そのキャラクターの“スキルレベル”が強化されます |
メインメニューの“キャラクター”で,ドクターやサポートの入れ替えができます。キャラクター情報でスキルの内容を確認し,そのステージの攻略に最適と思われるメンバーを選びましょう |
投入したカプセルをあちこちに動かせる
正真正銘の“アクション+パズル”ゲーム!
本作は,たんにカプセルの流れる向きが逆になった「ドクターマリオ」じゃありません。カプセルを使ってウイルスを退治する,というルールこそ同じですが,プレイ感はこれまでの「ドクターマリオ」とはまるで別物。以下に挙げる要素により,高いアクション性を備えたパズルゲームとなっています。
■分割したカプセルも動かせますよ
■カプセルは連続射出が可能
■カプセルはオブジェクトをすり抜けられる
はじめのうちは1つずつカプセルを入れ,消え残ったカプセルも浮き上がるままにしていたのですが,カプセルの一斉投入ができ,浮上しているカプセルはすべて動かせると知ったあとは,ステージ攻略の効率&スピードが大幅に上がりました。ウイルスを消すためのカプセルの配置を考えつつ,残ったカプセルを無駄にしないよう常に頭と指を動かし続ける一連の動作は,これぞ“アクションパズルゲーム”の真骨頂,という感じ。プランどおりにウイルスを一掃できたときは,かなりの達成感を味わえますよ。
“ウイルスコイン”の回収が目的のステージは,ウイルスを無視してもOK。カプセルやウイルスを消して隣接するブロックを叩き,隠れているコインを取り出すのです |
分岐ルートの先にある“チャレンジステージ”には制限時間が設けられていますが,カプセルの投入数に制限はありません。タイムアップまでに全ウイルスを退治するには,複数のカプセルをスピーディかつ正確に配置していくテクニックが求められます |
“VSモード”でウイルス退治のウデ試し!
「ドクターマリオ」といえば白熱の対戦プレイ! と鼻息を荒くする人も多いことでしょう。もちろん本作にも,世界中のプレイヤーとリアルタイムで対戦できる“VSモード”が実装されています。相手のプレイエリアにウイルスを送って攻撃し合うこのモードでは,プレイエリアがウイルスでいっぱいになり,下のラインを越えたほうが負けになります。つまり,自分のエリアのウイルスをいかに効率よく消せるかが勝負のカギとなるのです。ステージモードで鍛えたウイルス退治のウデを思うさま発揮しましょう!
カプセルを自由自在に動かせるというアクション性を導入することで,これまでの“落ち物パズル”からエキサイティングな“アクションパズル”へと変貌を遂げた「ドクターマリオ ワールド」。プレイ感は様変わりしたものの,ゲームの核を成すのはまぎれもなく「ドクターマリオ」であり(ステージのBGMも踏襲されています!),そのアレンジ力の高さに舌を巻きながらどっぷりハマり込んでしまいました。収集要素を兼ねたドクター/サポートキャラクターシステムあり,大盛り上がり必至のVSモードもありで,令和の時代に登場したこの新生「ドクターマリオ」もまた,世代を問わず多くの人を虜にすることでしょう。
LINEとの連携機能も備えており(今回は試せませんでしたがフレンドと“ハート”の送り合いができますよ),スマホ向けアクションパズルゲームの新たなスタンダードになりそうな「ドクターマリオ ワールド」。正式サービス開始は7月10日ですよ!
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