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「アンリアルライフ」のベーコンエッグトーストで真実を切り開く。俺のコラボカフェ:Menu 063
4Gamerをご覧の皆様こんにちは。クッキングエンターテイナーの大西哲也です。さまざまなゲームに出てくる料理をプロの料理人が本気で作ったり,プロ目線で勝手に検証して発表したりする「俺のコラボカフェ」。今回もよろしくお願いします。
とても個性的な神ゲーと出会いました。それは「アンリアルライフ」です。アンリアルライフは,個人ゲーム開発者であるhako 生活氏が一人で開発したアドベンチャーゲームです。2020年5月14日にPC版がリリースされ,その後Nintendo Switch,iOS,Android向けに展開されています。
一番の特徴は全編が「ドット絵」で描かれていることでしょう。1980年代のアドベンチャーゲームのような懐かしい雰囲気があり,全体的に青をベースにした配色で,夜の静けさやミステリアスな感じを醸し出しています。音楽の質自体も高いですが,なんと言っても挿入のタイミングが秀逸で,感情移入を深めてくれますね。
評価も非常に高く,文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門新人賞,第24回電撃オンラインゲームアワード2020 インディー部門 優秀賞,東京ゲームショウ2020 インディーゲームコーナー セレクションなどを受賞している作品です。
記憶喪失の少女ハルはある夜,しゃべる信号機「195」と出会います。ハルには「触れたモノの記憶を読み取る力」があり,195と共に夜の街を探索し,自身の記憶を探っていく中で,さまざまな謎や真実と向き合っていきます。
ストーリーはミステリアスですが,登場するキャラクターたちは優しく,心温まるコミュニーケーションに癒やされます。
雰囲気に引き込まれる「アンリアルライフ」を紹介。記憶を失った少女が,信号機をはじめとする個性的なキャラクター達の力を借りて旅をするADV
room6から配信中の「アンリアルライフ」は,記憶を失った少女「ハル」が無線式の信号機AI「195」とともに,不思議な世界を旅する謎解きアドベンチャーゲームだ。第24回文化庁メディア芸術祭の新人賞の受賞をきっかけに,本作の魅力を知った筆者が本作を紹介する。
そんなアンリアルライフには,印象的な料理が登場するシーンがあります。それは,シェフのマリーさんが「ベーコンエッグトースト」を作って出してくれる場面です。ドット絵で料理がここまで美味しそうに描かれていることにとても驚きました。
このトーストを食べてハルは涙を流すのですが……そのシーンも心にじんわりと響きます。プレイした人は100%覚えている場面でしょう。
ベーコンエッグトーストはシンプルながら,美味しく作るのはなかなか難しい料理です。ですが,ひと手間をかけて丁寧に作ると,驚くほど美味しく作れる料理でもあります。
まあ,マリモのマリーさんがどのようにして作ったのかなど,ツッコミどころもあるのですが,それは置いておいて,自宅で美味しく作る方法を伝授しましょう。
■材料
食パン 1枚
ベーコン 2枚
卵 1個
パセリ 少々
実食
これがあれば何もいらないと言える,絶妙なうまさです。お好みでバターをたっぷりと塗ってもよいですし,マヨネーズやケチャップも当然合います。マリーさんの優しさとベーコンエッグトーストの美味しさで,涙がこぼれたハルの気持ちがよく分かったような気になりますね。
ちなみに,さらにおいしくトーストを焼くためには,2段階の火入れで中心までしっかり温めてから表面に焼き色をつけるというテクニックもあります。その辺りは動画で解説していますのでぜひ挑戦してください。
今回のテーマはいかがでしたでしょうか? 面白いと思ったり,実際に試したりした人は「#俺のコラボカフェ」「#COCOCORO」といったハッシュタグをつけてSNSに投稿してくれると嬉しいです。
それでは,また会いましょう。したっけ!
■■大西哲也(クッキングエンターテイナー)■■
あるときは,料理研究家,またあるときは,「COCOCOROチャンネル」のYouTuber,しかしてその実体は……,料理を通じて多くの人を喜ばせたいと日々奮闘する,クッキングエンターテイナーだ! このベーコンエッグトーストを泊まりに来た友人に振る舞ったところ大好評でだったそう。いっそのこと朝食専門店をやりたいと意気込んでいます。
※次回の掲載は2024年5月25日を予定しています
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