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  • 発売日:2020/01/16
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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アークナイツ
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試行錯誤がとにかく楽しい「アークナイツ」に心底ハマった。ゲームの難度が高いと敬遠するのはもったいない!
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印刷2020/01/24 17:00

プレイレポート

試行錯誤がとにかく楽しい「アークナイツ」に心底ハマった。ゲームの難度が高いと敬遠するのはもったいない!

 「アークナイツ」iOS / Android)にハマった。それはもうどうしようもないほどに。

 本作のジャンルは“タワーディフェンス”。マップにオペレーター(キャラ)を配置し,迫り来る敵を迎撃するのが目的となるゲームだ。

 Yostarが手がける新作タイトルということで,配信前から注目を浴びていた本作の配信スタートは2020年1月16日だった。配信日の深夜にプレイを開始し,そして一瞬にして心を掴まれた。ゲーム内における試行錯誤がここまで楽しい,おもしろいスマホゲームに出会えたのは久しぶりだったからだ。

青色のエリアに侵入されないようにオペレーターを配置していく。敵は基本的に赤色のエリアから出現するが,それ以外の場所から現れることもある
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「アークナイツ」公式サイト

「アークナイツ」ダウンロードページ

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 挑戦するステージによって編成や配置,そしてスキル発動のタイミングを,それぞれ試行錯誤しながら攻略していく過程そのものが純粋に楽しい。序盤からほどほどの難度となっており,やり応えも十分だ。

 しかしながら同時に「ゲームに慣れていない初心者には易しくないかも?」とも考えた。

 半年以上前から本作のリリースを心待ちにしていた筆者は,事前に海外プレイヤーの攻略情報を漁っており,なおかつタワーディフェンス系のスマホゲームのプレイ経験もあったため,なんとなく自力でも攻略の糸口をつかめていた。

 その一方で,話題のタイトルだからとプレイを始めたプレイヤーの中には,序盤から難度が高いことに戸惑いを覚えたという人も少なくないかもしれない。

 だがそこで「アークナイツ」のプレイをやめてしまうのは,あまりにもったいないと思う。そんなわけで本稿では,プレイインプレッションを交えてゲームのコツを紹介していこう。ゲームシステムを理解できたらおもしろくなり,自力で攻略できたらもっとおもしろくなる。そんなゲームなんだ,「アークナイツ」は。

 まずゲーム序盤において,知っておきたいポイントを伝授したい。

 ゲームをインストールした。チュートリアルも終わった。でもどうすればいいかわからないというプレイヤーは,以下で挙げている4つのポイントを押さえてほしい。

■スタートダッシュガチャを引いて戦力を整える
 チュートリアルを終えたら,各種報酬を受け取りスカウト“人材発掘”(ガチャ)を回して戦力を整えるのがよろしい。10連には6000個の合成玉が必要だが,スタートダッシュガチャでは20回(10連2回)限定で10連を3800個で回せるうえに,最初の10回以内に★6オペレーターを確定で入手できるので,確実な戦力アップにつながる。

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 戦力のみを求めるのであれば,★6の中でもとくに優秀と言われている「エクシア」「シルバーアッシュ」「エイヤフィヤトラ」がオススメだが,「エイヤフィヤトラ」はスタートダッシュガチャにラインナップされていないので,ご留意を。
 ちなみに本作はレアリティの低いオペレーターでも“有能”な子が多く存在する(低レア=弱いではない)ため,★6のオペレーターは好みで選んでしまっても問題ない。
 レアリティの高いオペレーターをアレもコレもと育てようとすると,ゲームプレイ全体の進行はかえって鈍くなることもある。

左から「エクシア」「シルバーアッシュ」「エイヤフィヤトラ」
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■オペレーター指名権は「サイレンス」がおすすめ
 事前登録特典である“オペレーター指名権”で仲間にできるオペレーターは,「リスカム」「サイレンス」「プラマニクス」「レッド」の4人だ。

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 とくにこだわりがないようであれば,味方のHPを回復してくれる「サイレンス」を選ぶのがオススメだ。医療(ヒーラー)オペレーターの能力は,パーティ全体の生存能力に直結するため,優秀なヒーラーがいるかいないかでは攻略難度が段違いに変わってくる。加えて「サイレンス」は昇進を1段階進めることでユニークスキルを習得し,これがまた強力だ。持っていないのであれば,迷わず彼女を選ぶべし。

■1-10クリアを目指してストーリーを進める
 ストーリーを進めていくことで,ゲーム内の各種コンテンツが開放されていく。

 合成玉を使わずオペレーターを仲間にできる“公開求人”,育成素材を入手できる“物資調達”や“SoC調達”,資源を効率的に入手できる“基地”など,アンロック要素は重要なものばかりなので,まずは1-10まで進めて主要コンテンツの開放を目指そう。

■メインパーティのオペレーターの昇進を目指す
 ゲーム序盤において,ほぼ全プレイヤーが悩むと言えることは「育成のための資源が足りない」である。

 この育成リソース不足は,育てるオペレーターをある程度しぼることで緩和するしかない。最初のうちは各職バランスよく6〜8人を集中育成しよう。

高レアのオペレーターほど昇進に必要な素材集めは大変だ
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 そんなオペレーター育成のうえで,当面の目標が1段階の昇進を果たすことだ(昇進1)。昇進を行うことで,レベル上限が上がったり,新たなスキルを習得したり,オペレーターの性能が段違いに強化される。なお昇進時にレベルは1になるが,ステータスは下がっていないので,安心してほしい。

 まずはメインパーティのオペレーターを昇進1まで育てるのを目標にプレイしていくのがいいだろう。ストーリーに詰まったら育成,育成が進んだらストーリーにリベンジのプレイサイクルだ。

昇進させるとレベル1に戻るが,ステータスは据え置き。COSTが増加するものの,昇進するメリットのほうが大きい。低レアは入手のしやすさからCOSTの低下(潜在能力強化)を狙いやすいので,昇進によって増加した分のコストはそれで解消できる
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作戦に挑むうえで覚えておきたい知識


 タワーディフェンス系のスマホゲームはこれが初プレイという人は,以下のポイントを意識するだけで大分コツをつかみやすくなるはずだ。

■各職業バランスよく編成
 本作に登場するオペレーターたちは,先鋒,前衛,重装,狙撃,術師,医療,補助,特殊という8種類の職業いずれかに分類されている。

 当然ステージによって適正の職業は異なるので,編成はステージごとに変えるのが理想ではある。しかし育成リソースが不足しがちなので,当分は固定の編成で対応していくことになるだろう。
 
 パーティに編成可能な最大人数は12人(サポート枠で+1)。手持ちのオペレーターとの相談にはなるが,ゲームに慣れるまで若干クセのある補助と特殊を除いた6職業のオペレーターをバランスよく編成していくのがベターだ。どんな編成にすればいいか分からない人は,以下の囲みをベースにするといいだろう。

先鋒:2人,前衛:1人,重装:2人
狙撃:2人,術師:2人,医療:2人
※残りの1枠は自由

■育てておきたい有能オペレーター(ストーリー進行で入手できる)
★3「フェン」(先鋒)

スキル発動でコストを回復できるタイプの先鋒。初手に配置しやすいため育てておくと序盤の安定につながる
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★3「プリュム」(先鋒)
敵を倒すことでコストを回復できるタイプの先鋒。「フェン」との使い分け,同時運用,どちらでも扱いやすい。「フェン」と「プリュム」の両方を育てておけば,高レアの先鋒がいなくても十分戦っていける
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★3「メランサ」(前衛)
遠くで待機している敵を倒すために投入したり,強力な敵とのタイマンを任せたりと,多くの場面で活躍の機会がある。ストーリーを進めれば入手できるというお手軽さのわりに,高い性能を誇り,先行している中国版のプレイヤーからは敬意と親しみを込めて“剣聖”と呼ばれている
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★5「アーミヤ」(術師)
“術ダメージ”を与えられるオペレーターとして重宝する。初期加入。★6「エイヤフィヤトラ」を仲間に迎えている強運のプレイヤーでなければ,彼女にお世話になる場面は多い
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★4「ショウ」(特殊)
敵を突き飛ばすスキルを持つオペレーター。ステージギミックを利用して敵を突き落とすことで,やっかいな敵の処理も可能(※ワンパンです)。特定の場面で輝くタイプのため,汎用性が高いと言い切れはしないが,「ショウ」の有無で難度がガラリと変わるステージもある
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■コスト回復能力を持つ先鋒から配置しよう
 作戦を開始したら,まずはコスト回復能力を持つ先鋒キャラから配置していくのがセオリーだ。

 耐久力が高く多くの敵をブロックできる重装や,範囲攻撃が強力な術師を配置したくなる気持ちもあるが,オペレーターの配置にはコストが必要となる。そのため先鋒を配置してコスト回復を早めるのだ。

スキルの発動や,敵を倒すことでコストを回復できる先鋒オペレーターはなにかと大事
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■防御の高い敵には“術ダメージ”
 防御力が高い敵が出現すると,なかなか通常攻撃ではダメージが与えられない。そんな際にお世話になるのが術師による“術ダメージ”だ。敵の防御を無視して攻撃できるので,防御力が高い重装系の敵に対して非常に有効となる。

 高レアリティの術師がいない場合は,★2の「ドゥリン」や「12F」でも十分に活躍してくれるので,彼らを育てよう。“術ダメージ”が重要なので,編成に2人くらいは“術ダメージ”を与えられるオペレーターを組み込みたい。

最初から所持している★5術師のアーミヤも“術ダメージ”を与えられる
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■オペレーターの向きと配置順には注意
 配置する際のオペレーターの向きにも注意が必要だ。

 例えば,下記画像(左)では,広い範囲をカバーできているが,画像(右)では近距離キャラの目の前に敵が来るので攻撃を行えない。せっかくの広い攻撃範囲を生かせていないだけでなく,敵の接近を許す分,近距離オペレーターの被弾も増えてしまう。

右画像のオペレーターの向きは悪い例だ
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 敵は基本的に配置順の新しいオペレーターを狙いやすいため,遠距離攻撃を行ってくる敵が出現するステージでは,十分に気を配る必要がある。

耐久力が低い遠距離オペレーターが攻撃されている(左画像)。このままでは倒されてしまうので,新たにオペレーターを配置(右画像)。すると,敵の攻撃は後者へ向かうようになり,前者は撤退を免れた
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無課金でも,キャラ愛重視の編成でも

「アークナイツ」は楽しめる!


 冒頭でもお伝えしたが,本作の難度はなかなかに高く,プレイの歯応えは抜群だ。加えて「ガチャで高レアのオペレーターを引かないとクリアできない」「無課金でプレイするのは厳しい」という印象のゲームではまったくない。

 前提として“高レア=純粋に低レアの上位互換”ではない。逆に,低レアのオペレーターのほうが使い勝手のいいケースすらある。

 というのも,オペレーターにはそれぞれ配置するためのコストが設定されており,同職業で比べた場合,高レアになるにつれてコストが高くなる傾向にある。コストが増えた分,ステータスが高かったりスキルが強力だったりするのだが,そもそもコストが足りなければ配置すらできない。

 さらに,潜在能力強化を行うことで,コストを最大−2にできるため,コストを下げていない★6より,入手しやすい(コストを下げやすい)★3,★4のほうが,扱いやすさから軍配が上がることもある。

潜在能力強化なし★6「シージ」(コスト12)
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フル潜在能力強化★3「フェイ」(コスト7)。全体の能力は「シージ」のほうが優秀ではあるが,序盤でコストが不足気味の際には「フェイ」のほうが使いやすい
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 ゲーム内アイテム(龍門幣と求人票)を消費して利用できるスカウト“公開求人”により,課金せずともオペレーターを入手できるので(条件によっては★6の入手も可),無課金プレイヤー=高レアを獲得できないプレイヤーではないという点も,我々の財布に優しいところかもしれない。ゲームの難度は易しくないが。

 微課金プレイヤーであれば,合成玉200個と初級理性回復剤1個を毎日入手できるようになる月パス(610円)を購入するだけで,コスパよく遊び込める。

 ちなみに自分に正直に生きたい筆者は,オペレーターのレア度や強さ云々よりも,1つのコンセプトを大切にしている。

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 以上の画像からお気づきだろうか。それは,タイツまたはニーソを穿いているオペレーターのみを使用すること。このコンセプトだと,★6で該当するのは「エクシア」と「エイヤフィヤトラ」のみである。医療オペレーターは現状の手持ちでは全員使えないので,「グム」と「ソラ」でなんとかしている。

 世に出ているキャラ性能ランキングなどは参考にしていないので(最強タイツ&ニーソキャラランキングはさすがに見当たらなかった),当然ながらステージクリアまでの過程には無数の試行錯誤がある。ここまでくると,ただの自己満足の世界だが,本作の魅力である試行錯誤の面白さを,より楽しめているのは間違いない。

 「アークナイツ」は無課金プレイでもキャラ愛にこだわっても楽しくプレイできるので,タワーディフェンス系に慣れていなかったり,ゲームの難度が高かったりといった理由でプレイを止めてしまった人は,本稿で伝えたコツを参考にして,ぜひもう一度遊んでみてほしい。オペレーターの見た目だけでなく,綿密に練られたストーリーや世界観もすばらしい仕上がりとなっているので,これを味わわないのはもったいない。

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