プレイレポート
「FFBE幻影戦争」先行プレイレポート。やり応え抜群のタクティカルRPGの魅力を紹介
また,「ファイナルファンタジー」シリーズの外伝として登場したシミュレーションRPG「ファイナルファンタジータクティクス」(以下,FFT)を彷彿させる雰囲気で,シリーズ作品をプレイした人であれば懐かしさを感じるだろう。
今回4Gamerでは,そんな本作を先行プレイする機会を得たので,本稿にて概要や魅力を紹介していこう。
重厚なストーリーをフルボイスで体験
陰謀の渦巻くシリアスな展開に期待が高まる
本作の舞台は,ラピスの世界にあるアードラ大陸。大陸にはいくつかの国家が形成されており,そのうちのひとつ「リオニス」の王子である「モント・リオニス」が本作の主人公だ。
国家間の戦争が描かれる本作では疑心や裏切り,愛情や憎悪といったシリアスな物語が描かれる。戦争を避けたいと願う者と意図して争いを起こそうとする者,さまざまな人の想いが錯綜する重厚な物語は,FFTシリーズらしさといえる。また,ストーリーがフルボイスで展開される点も要注目だ。
物語は,国境付近で賊に襲われている旅団の救出に向かうところからスタートする。救出に向かう道中では,大陸の魔物が異様に増えていることや,国家間の均衡がギリギリで保たれていることに加え,主人公らの暮らす「リオニス」が小国で,いざ大国と戦争になると厳しい局面に立たされることなども明かされる。
道中の魔物を退けて旅団の救出に駆けつけると,襲撃されていたのが大国「ホルン」の姫「マシュリー」一行であることが判明する。なぜ姫が小国である「リオニス」領内にいたのか,襲ってきた賊は何者なのか……。多くの疑問を残しながら,戦いの中で次第に大きな問題に直面し,大規模な争いに巻き込まれていく,という内容が冒頭の物語だ。
主人公はリオニス家の古代の遺物を預かっており,「ビジョン」と呼ばれる英霊のほか,別の古代の遺物の力を使えば,FFシリーズでは定番となっている「召喚獣」も一時的に呼び出せる。
英霊は本作オリジナルのものから,「FFBE」に登場しているものまで,さまざまな種類が参戦。いずれの英霊も独特のタッチで描かれるキャライラストに加え,それを忠実に再現した3Dモデルが用意されている。「FFBE」ファンにとってはたまらない要素だろう。
戦略性の高いタクティカルバトル
味方も攻撃できる選択の幅広さが魅力
続いて,本作のバトルシステムについても紹介していこう。本作では,6体のユニットをマップ上に配置して襲い来る敵を撃破していく。
バトルは,ユニット1人1人に移動や攻撃,アビリティといった指示を出すシミュレーションRPG形式で,行動の順番は各ユニットの速さによって決まり,敵と味方が入り混じった状態で進行していく。画面左側には行動するユニットの順番が表示されるので,情報を確認しつつ次の動きを決めることが重要だ。
移動は,マスを直接タップして移動先を決定する方法に加え,バーチャルパッドでユニットを直感的に操作することも可能。攻撃やアビリティなどを使うとターンが終了し,次のユニットのターンになる。
バトル時は,ユニットの向きや高低差などの要素が加味され,それぞれダメージ量や命中率などが変化する。敵に背後や高所を取られないようにしつつ,逆に敵の背後や高所から攻撃できるよう,位置取りするのが基本的な戦い方になるだろう。
このほかに特徴的な要素が,「魔法」を含む一部のアビリティを使用した際に発生する「詠唱時間」。これはアビリティを選択したのち,数ターン遅れて発動するというものだ。
また,魔法の対象をユニットだけでなくパネルも選べる。基本的にはユニットを選ぶのが無難ではあるが,パネルを選ぶことでより多くの敵を巻き込める可能性が広がるなど,プレイヤーのテクニックが試される仕様と言えるだろう。
通常の攻撃やアビリティとは別に,一部のユニットは強力な必殺技「リミットバースト」を使用できる。通常攻撃を行うことで溜まるAPを消費して発動できる「リミットバースト」は,使用可能な回数こそ少ないものの,戦局を一変するほどの力を持っている。
「リミットバースト」発動時には固有の演出が入り,戦闘を盛り上げてくれる。キャラごとに魅力的な演出が多数盛り込まれているほか,細部まで作り込まれたクオリティの高さに驚かされること請け合いだ。
このほか,敵を攻撃したり,味方を回復したりすると溜まる「召喚ゲージ」を消費すれば,イフリートやゴーレムといった召喚獣を呼び出すこともできる。戦況に大きな影響を与える戦闘力だけでなく,発動時に差し込まれるハイクオリティな映像にも,ついつい見入ってしまうだろう。
シミュレーションRPGの王道とも言える要素が揃った「FFBE幻影戦争」。高低差やユニットの向き,属性相性はもちろん,敵だけでなく自陣のユニットを攻撃できることを利用して,味方同士で攻撃し合って「リミットバースト」発動に必要なAPを溜めるプレイングなど,戦いの中でさまざまな工夫ができそうな印象だ。
本作には「ストーリークエスト」のほか,他のプレイヤーと協力する「マルチクエスト」や「マルチレイド」,期間限定で楽しめる「イベントクエスト」,リアルタイムに対人戦を行う「デュエル」なども用意されている。とくにデュエルは,育てたキャラと磨いたテクニックを試す絶好のコンテンツとなっているので期待したい。
そんな本作では,現在事前登録の受付が行われている。事前登録者数が50万人を突破すると「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」から参戦するユニット「ヤ・シュトラ」が全員にプレゼントされるので,本作が気になった人は登録しておこう。
「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争 WAR OF THE VISIONS」公式サイト
- 関連タイトル:
WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争
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(C) 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Co-Developed by gumi Inc.
LOGO ILLUSTRATION: (C) 2018 YOSHITAKA AMANO
IMAGE ILLUSTRATION: ISAMU KAMIKOKURYO
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