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[TGS 2019]「デスマーチクラブ」はPC以外でも発売予定。お互いに殺し合う“ノルマゲーム”などが明らかになったステージイベントをレポート
デスマーチクラブは,「ダンガンロンパ」シリーズの小高和剛氏がクリエイティブディレクターを,「ZERO ESCAPE」シリーズの打越鋼太郎氏がシナリオをそれぞれ担当している。ジャンルは“サスペンスパズルアクションゲーム”で,スリリングなドラマ部分にも注目が集まる一作だ。
そんな本作のステージイベントでは,小高氏と打越氏に加え,パブリッシャであるイザナギゲームズの梅田伸介氏と,ゲーム内で「ポチ」のボイスを担当する声優の緒方恵美さんが登壇。初公開となる本作のプレイムービーをお披露目するとともに,現在の開発状況などが明らかになった。
※本稿の各掲載画像は配信をキャプチャしたものです
プロローグとアクションパートの様子が動画で紹介
お互いに殺し合う「ノルマゲーム」との関係は……?
プロローグは,学校の教室に生徒たちが集められ,「ノルマゲーム」なる不可思議なイベントに強制的に参加させられているシーンから始まる。
ここでは「ダンガンロンパ」のモノクマを彷彿とさせる謎のピエロが,集めた生徒にノルマゲームの説明を行っている。説明によると,各生徒は手首にはめられたバングルに示されている,「他人のノルマ」をこなさねばならないようだ。
ノルマの内容は「親友を殺す」など,かなり物騒な内容となっている。また,自分自身のノルマは確認できないため,他の人に見せてもらうか,あるいは何かしらの方法でバングルを強奪する必要がある。しかもノルマゲームを放棄しようとすると,バングルに装着された薬物が注入されて死に至ってしまうのだ。もはや血みどろの争いは避けられないだろう。
しかし,走っているバスが落石事故に巻き込まれ,小学生たちも意識を失ってしまう。目が覚めるとそこは,以前は海中遊園地だったことを思わせる廃墟であった。
ここから先はプレイヤーが実際に操作を行うアクションパートで,サイドビュー形式で進めることになる。テロップなどの紹介は少なかったが,どうやら2〜3名のキャラをまとめて操作し,障害物を押したりレールの上を自転車で漕いだりといった簡単なパズルをこなしつつ,ガンバレ組の仲間を探すことになるようだ。
しかし,ここで先述の謎のピエロが再び登場する。ノルマゲームはTV番組だけの出来事ではなく,現実世界のものだったと思わせるところで,動画は終了となった。
PC以外のプラットフォームにも対応予定
とくにクリエイティブディレクターの小高氏との息はバッチリで,面白げな要素が次から次へと追加され,シナリオもどんでん返しの連続になっているという。また,今回紹介したプロローグ内容すら変わる可能性があるそうだ。
本作は約1年前に発表されてから,海外のファンからの期待がとくに高いそうだ。ただ,当初発表されていた対応プラットフォームがPCのみで,日本国内のファンなどからは,この点に対する要望が多く届いていたという。これを受けて,本作をPC以外のプラットフォームにも対応することが発表された。
発売時期は2020年で,いまだ謎の多いタイトルだが,掲載画像を隅々まで見て想像を膨らませてほしい。
「デスマーチクラブ」公式サイト
4Gamerの東京ゲームショウ2019特設サイト
- 関連タイトル:
ワールズエンドクラブ
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