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「Meta Quest 3」発売記念イベントと体験イベントをレポート。MRの新しい時代が到来! さらに快適で没入感が増した最新HMDに触れてみよう
最新テクノロジーによって実現された性能向上や薄型化,そしてMR用途の強化によって,より幅広い層に向けたオールインワンヘッドセットとして展開する。
発売日である10月10日,東京・渋谷ヒカリエにて,「Meta Quest 3」発売記念イベントが行われた。同イベントの模様とともに,渋谷モディおよび新宿マルイ アネックスにて10月10日から11月19日までの期間限定で開催される,「Meta Quest 3 - 最新VR/MR体験イベント」の内容を紹介しよう。
最新技術によって生み出される複合現実の世界を,誰もが楽しめる時代がやってきた!
「Meta Quest 3」は,VR/AR/MR向けSoC(System-on-a-Chip)の最新モデルである「Snapdragon XR2 Gen 2」の採用で,よりクオリティの高いゲームやコンテンツへの対応を実現した最新のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)。パンケーキレンズと呼ばれる薄型レンズの採用による軽量化と映像の精細さの向上,強化されたハプティクスで自然な触覚を再現するコントローラ,メガネの着用者にはうれしい接顔部とレンズ周辺の構造の改善などにより,快適で没入感の高いプレイ環境が構築されている。そして,これまでに配信された500以上のMeta Quest向けのゲームやアプリが利用可能と,コンテンツにも事欠かない。
かつては,VRコンテンツを楽しむには,VR機器だけではなくハイスペックなゲーム用のPCが必要だった。そういった状況のなか,Facebook(現・Meta)は2019年,当時革新的だった“単体で楽しめるスタンドアロン型VRヘッドセット”である「Oculus Quest」を発売。日本に本格上陸した「Meta Quest 2」によって,国内でもVRコンテンツは多くの人にとって身近なものとなり,2022年に発売されたハイエンドライン,視線検知・表情トラッキングなどが搭載された「Meta Quest Pro」で,クオリティの高いMRが確立された。
日本には優れたIPや開発パートナーが多く存在し,ゲームやエンターテインメントだけにとどまらず,旅行や教育といった幅広い分野でVRが活用されている。新しい技術に対する利用者の期待も高いことから,味澤氏は「日本市場に注力している」と語った。
ストアに揃っている豊富なコンテンツの一部について紹介を行ったうえで,大型タイトルや日本発となるタイトルが,今後続々と登場すると予告。「Assassin's Creed Nexus VR」や「Roblox」といった,より優れた技術によって表現されるゲームへの期待も語った。
野田クリスタルさんとゆりやんレトリィバァさんさんも,複合現実世界を堪能!
イベントの後半は,お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルさん,ゆりやんレトリィバァさんの2人が登場。「Meta Quest 3」についてトークを繰り広げ,デモプレイを行った。
野田クリスタルさんは,部屋の中に次々と押し寄せてくるゾンビを倒しまくるシューティングアクション「The Cabin - Home Invasion」をプレイ。The Cabinは,部屋の中に配置されている斧,銃などの武器を拾い,迫りくるゾンビを倒していく,激しいサバイバルを体験できるゲームだ。「Meta Quest 3」のMR技術を存分に生かし,まるで自分の部屋の中にゾンビが進入してくるかのような大迫力の演出を楽しめる。
ゲーマーでありゲームクリエイターでもある野田さんは,「現実との違和感がまったくない! 本当にゾンビが来たようでパニックになります。新しい時代が来ましたね」と体験した感想を述べた。
ゆりやんレトリィバァさんは,リズムアクションゲーム「サンバDEアミーゴ:バーチャルパーティー」にチャレンジ。音楽とともに飛んでくる“リズムダマ”が枠に入るタイミングで,マラカスをシェイクする。お笑いはもちろん,アーティストやパフォーマーとしても活躍しているゆりやんさんは,さすがというパフォーマンスを披露。「目の前に迫ってくるものに対してマラカスを振る,臨場感のある演出が“メタメタ楽しい!”」と,ひとダンス終えたのちに語った。
渋谷モディ,新宿マルイ アネックスにて「Meta Quest 3 - 最新VR/MR体験イベント」開催中
発売記念イベントの後,「Meta Quest 3 - 最新VR/MR体験イベント」の関係者及びプレス向け体験会が実施されたので,その模様をとおして同イベントを紹介しよう。
今回訪れた渋谷モディでは,1Fの入り口前に特設会場がオープンしている。体験は無料だ。会場内は,いくつかのブースに区切られていて,周りを気にせずプレイを楽しめる。
試遊タイトルは,「サンバDEアミーゴ:バーチャルパーティー」「もっと!ねこあつめ」といったリリース前のゲームを含めた7タイトルから選択できる。
筆者は「サンバDEアミーゴ:バーチャルパーティー」をプレイ。残念ながらプレイの模様は撮影できなかったが,より進化したMR技術をしっかり実感できた。
自分の部屋とゲーム画面が自然に融合し,パーティ会場のように演出される。そんな,ダイナミックな景色と自分のいる空間が共存している感覚は,VR空間ともまた違った面白さがある。今までのアーケードゲームや家庭用ゲーム機では味わったことのない新体験だ。
マラカスを振るだけでなく,ポーズをとったり踊ったりとかなり体を動かしたが,ヘッドセットの違和感は従来のモデルと比べてもかなり軽減されている。とくに,ゴーグル部分が軽量化したことに加え,ヘッドバンドによって負荷がうまく分散されていることで,頭が引っ張られるような感覚はほぼない。長い時間でも快適にプレイできると感じた。
筆者はかなりVR酔いする体質だが,今回のプレイではまったく酔いを感じなかった。高解像度の安定した画面のおかげであることはもちろん,リアルの風景を取り込んだMRだということも,画面内と実際の動きに差を感じず,安定したプレイを続けられる要因かもしれない。
VRやMRのコンテンツを楽しみたいけど,酔いがあって苦手という人も,一度試遊してみるといいだろう。なお,本イベント以外でも,全国の家電量販店などで試遊が行われる予定があるとのことだ。
「Meta Quest 3」がTVアニメ「【推しの子】」とコラボレーションしたスペシャルWeb CMの制作が決定したことを記念し,本体験会の参加者には,限定の「【推しの子】」コラボステッカーが配布される。さらに,その場で特製クリアファイルが当たるくじにも挑戦可能なので,ぜひ参加してみよう。
なお,Web CMは11月1日に配信され,Meta Quest JapanのYouTubeアカウントでも公開されるとのことだ。
YouTubeのMeta Quest Japan公式アカウント
【Meta Quest 3 - 最新VR/MR体験イベント 開催概要】
<渋谷>
場所:渋谷モディ 1階 (住所:東京都渋谷区神南1丁目21-3)
開催期間:10月10日(火)〜11月19日(日)
時間:12:00〜20:00
※初日のみ16 :00オープン
<新宿>
場所:新宿マルイ アネックス 1階 (住所:東京都新宿区新宿3丁目1-26)
開催期間:10月10日(火)〜11月19日(日)
時間:12:00〜20:00
<プレイ可能なタイトル>
・サンバDEアミーゴ(VR/MR)- 2023年10月13日ローンチ予定
・クッキーラン:暗黒の夜(VR) - 2023年末ローンチ予定
・BRINK Traveler(VR)- 既存タイトル
・もっと!ねこあつめ(VR) -2023年冬ローンチ予定
・キュービズム(MR)- 既存タイトル
・LES MILLS BODYCOMBAT(MR)- 既存タイトル,新規MR対応
・First Encounter(MR)- Meta Quest 3チュートリアルアプリ
※デモ体験の対象年齢は,10歳以上。10-12歳の方は保護者の同意が必要
Meta Quest公式ブログの「Meta Quest 3 - 最新VR/MR体験イベント」情報ページ
- 関連タイトル:
Meta Quest(旧称:Oculus Quest)
- 関連タイトル:
サンバDEアミーゴ:バーチャルパーティー
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