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[JAEPO2019]「ストリートファイターV タイプアーケード」最新情報公開&組手イベントレポート。ボンちゃん選手とガチくん選手の対決も
ストリートファイターV タイプアーケードは,コンシューマ版「ストリートファイターV アーケードエディション」のアーケード移植版にあたるタイトル。今春「NESiCAxLive2」にて配信が始まる予定だ。
イベントでは,カプコンの綾野智章氏とタイトーの沢岻裕司氏が登壇し,本作のさまざまな最新情報を公開した。
本作はアーケード向けのタイトルとなるが,筐体にゲームパッドなどを接続できるUSB端子が搭載されているという。これは家庭用プレイヤーに対して配慮されたものとなっており,「ふだん使い慣れているコントローラを持ち込んで本作を楽しんでほしい」と沢岻氏は語っていた。
NESiCAxLive2の特徴でもあるが,本作は「ストリートファイター」シリーズでは初めてとなる店舗間でのオンライン対戦が実現されている。綾野氏曰く,「ロケテストではスムーズにマッチングしていたので非常に楽しみ,家庭用プレイヤーもスムーズに参戦できると思うのでぜひ遊んでほしい」とのことだ。
コンシューマ版ではLP(ランキングポイント)のみとなっているポイントシステムが,アーケード版では,BP(バトルポイント,キャラクターごとに記録されるポイント)とPP(プレイヤーポイント,総合的なプレイヤーの実力を表すポイント)の2つが導入されている。こちらはロケテストの段階で2つのポイントが欲しいというプレイヤーからの声が多かったため,採用されたという。
また,本作ではコンシューマ版とアーケード版のアカウントが連動可能なため,カスタムコスチュームや称号などをアーケード版に持ち込めるとのこと。具体的な内容は追って発表される予定だ。
なお,アカウント連動は,家庭用からアーケード版のみとなっており,アーケード版から家庭用には連動できないので注意してほしい。
始めに昨年の活動内容について質問されると,ボンちゃん選手は「使用キャラを増やしたため,キャラクターごとに使う時間管理に苦労した。後半はペースもつかめたので,今年はその経験を生かしてがんばりたい」と意気込みを語っていた。
一方,ガチくん選手は躍動の1年になったという。「Red Bullアスリートになり,年間王者を決定するカプコンカップでも優勝でき,自分自身の成長を感じた1年になった」とのことだ。
続いて,2019年の抱負を聞かれると,2人ともに大会でいい成績を残すという前提のもと,ボンちゃん選手は今までも定期で行っているオフラインイベントに,ガチくん選手は自分をアピールするためにメディアなどで宣伝活動に力を入れたいと語っていた。
アーケードに対する思い入れという質問には,ボンちゃん選手は「ゲームにのめりこんだきっかけがアーケードゲームなので思い入れは強い。今の自分がプロゲーマーとして活動しているのもアーケードの対戦シーンがあったからだ」という。
また,アーケードでストリートファイターIVを遊んでいた時代は地元である広島で活動していたガチくん選手は,遠征を通して異なる地域のプレイヤーとつながりができた思い出を語っていた。
一問一答に続いて,プロゲーマー2人と来場者による組手イベントが実施された。こちらのコーナーは,くじ引きによって選ばれた来場者が,プロゲーマー2人からいずれかを選択して対戦を行うといった内容で,さまざまなプレイヤーがプロゲーマー2人に挑戦していた。
また,組手イベントの終了後には,最新情報コーナー2として,タイトーのユーザー認証カードである「アミューズメントICカード」のストリートファイターV タイプアーケードデザインが公開された。こちらは稼働に合わせてゲームセンターで販売されるとのことだ。
ステージの最後に,綾野氏が「ストリートファイターIVからお待たせしました。今年やっとアーケードのみなさんにお届けできますので,稼働したらぜひ楽しんでください」とコメントを残し,イベントは幕を閉じた。
「ストリートファイターV タイプアーケード」公式サイト
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