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「逆転裁判 -逆転のGOLD MEDAL-」公開ゲネプロレポート。成歩堂や御剣といったおなじみの面々がラップやダンスで法廷バトルをくり広げる
本公演は,カプコンの「逆転裁判」シリーズを舞台化したもの。成歩堂龍一や綾里真宵,御剣怜侍らおなじみの面々に加え,人気キャラのゴドーや「逆転裁判」シリーズのキャラクターデザイナー・岩元辰郎氏が描き下ろした新キャラの活躍がオリジナルストーリーで描かれる。また,「逆転裁判」の生みの親である巧 舟氏とシリーズのプロデューサーを務める江城元秀氏が,この舞台を監修していることも大きなポイントだ。
本稿では公演初日となる1月16日に行われた公開ゲネプロ(通し稽古)の模様をお届けしよう。
■舞台「逆転裁判 -逆転のGOLDMEDAL-」キャスト(敬称略)
成歩堂龍一役:加藤 将
綾里真宵役:中村麗乃(乃木坂46)
御剣怜侍役:小波津亜廉
ゴドー役:友常勇気
深鴫ヨーコ役:大矢真那
ヨークシャー・ベルジャン役:小南光司
ジャック・クローマック役:小西成弥
糸鋸圭介役:鈴木雅也
矢張政志役:反橋宗一郎
狩魔 冥役:花奈 澪
大場カオル役:久下恵美
コジロー役:竹村仁志
マルデア・バレンボー役:鵜飼主水
タリーノ役:原 勇弥
ネミーノ役:園田玲欧奈
ジュナン・マルットソン役:辻 大樹
アンティーノ・ニバンテス役:田上ひろし
ゲネプロの開始前には,主要キャスト6名が本公演に懸ける意気込みを語った。主人公の成歩堂龍一を演じる加藤 将さんは,初めて座長を務めるとのことで,「先輩方に頼りっぱなしでしたが,本番では恩返しのつもりで皆を引っ張っていきたいです。キャストはもちろん,スタッフの皆さん一同,魂を込めてがんばっています」とコメント。
また加藤さんは,稽古の都度,巧氏からさまざまなアドバイスを受けたことや,独特の髪型とスピード感をアピールするために演じる上では横を向くことを意識していることなどを明かした。
綾里真宵役の中村麗乃さんは,本番を前に少し緊張している様子だったが,舞台の見どころとしてオリジナルキャラを挙げ,「原作キャラだけでなく,いろんなキャラをチェックしてほしいです」と話していた。自身が演じる真宵の衣装については,「1人だけ和風で飾りもいっぱい付いているので,女の子だなと感じました」と感想を述べていた。
御剣怜侍役の小波津亜廉さんは,「成歩堂のライバルとして固いイメージがある御剣ですが,今回はコミカルな一面も盛り込まれています。作品のスパイスになれるよう裏から支えていければと思います」と語った。また,御剣の特徴でもある襟元の飾りについては,メイクや衣装のスタッフが相当苦心して調整を重ねたとのことで,小波津さん自身も思い入れが深いという。
深鴫ヨーコ役の大矢真那さんは,自身はあまり緊張しないほうだとしつつも,「ヨーコはすごく緊張感のある役柄。緊張感のある2時間10分を演じたいです」と語った。とくにヨーコの髪飾りになっているナイフはストーリーの重要なカギとなっているので,「抜くときに失敗しないようにしないと」と話していた。
ゴドー役の友常勇気さんは,「歌あり,ダンスあり,謎解きありと多くの要素が詰まった2時間10分」と,盛りだくさんの舞台となっていることをアピール。また,ゴドーの特徴である仮面は視界を遮るそうで,「舞台の上でどう捌いていくか。一緒に演じる皆さんを信じてがんばります」と語っていた。
ヨークシャー・ベルジャン役の小南光司さんは,「1か月間,熱い稽古を重ねてきたので,あとは本番を見ていただくだけです。ぼくらの全力をぜひ見てください」と意気込みを見せた。また,ベルジャンはスピーカーやマイクがあしらわれた特徴的なルックスだが,小南さん自身は非常に気に入っているとのことだ。
今回の舞台となるのは,世界のスゴ腕弁護士や検事たちが技を競い合い,その頂点を決める「司法オリンピック」。しかしゴドーが実行委員長を務める本大会の競技種目は,ラップ裁判やダンス裁判といった司法とは程遠いものばかり。成歩堂や御剣,冥らを筆頭とする法廷戦士たちはその内容に首をかしげているのだが,表彰式にて栄光のゴールドメダルが優勝者に授与された瞬間,殺人事件が発生してしまう。
そして成歩堂は,全世界に生中継されたこの事件の容疑者・深鴫ヨーコの弁護を引き受けることになるのだった……。
これまでの「逆転裁判」の舞台からキャストを一新した「逆転裁判 -逆転のGOLD MEDAL-」だが,コミカルな部分とシリアスな部分のギャップがもたらす原作ゲーム同様のメリハリは健在。とくに司法オリンピックの競技種目として披露されるラップとダンスは,舞台前半のハイライトとなっている。
そしてストーリーのキモとなる謎解きも,逆転に次ぐ逆転で楽しませてくれる。また,キャラクターたちのちょっとした仕草が,のちの逆転の伏線になっていることもあるので,彼らの一挙手一投足を見逃さないようにしておくと,よりストーリーを楽しめるだろう。
さらに「逆転裁判」の代名詞ともいえる「待った!」「異議あり!」だが,とくに重要な場面ではキャストが決めポーズを取るだけでなく,舞台ならでは演出がなされており,見どころの1つとなっている。ほかにも,ゲームと同じ効果音が採用されていたり,追い詰められた真犯人が豹変する様子など,「逆転裁判」シリーズを知っていればニヤリとできる部分も満載だ。
あらためての紹介になるが,「逆転裁判 -逆転のGOLD MEDAL-」は,2019年1月21日まで東京・シアター1010にて公演されている。ぜひ多くの「逆転裁判」ファンに本公演を楽しんでほしい。
舞台「逆転裁判 -逆転のGOLD MEDAL-」公式サイト
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