プレイレポート
謎の少女「アウロラ」の記憶を辿るサウンドノベル×リズムアクションゲーム「セブンスコード」プレイレポート
また,本作は12か月(1年間)でストーリーが完結するとあらかじめ決められており,毎月ストーリーが追加され,最終的に12章でエンディングを迎える。この点は本作最大の特徴と言えるだろう。
本稿では,独自のゲームシステム,個性的なキャラクター達によって紡がれるストーリー,ビジュアルや楽曲で参加しているバラエティ豊かなクリエイター陣といった,本作の魅力を紹介する。
「セブンスコード」を舞台に繰り広げられる
謎の少女「アウロラ」の記憶をたどる物語
本作は架空の都市「セブンスコード」を舞台に,謎の少女「アウロラ」によって世界の試練に巻き込まれる「橿原唯人(カシハラユイト)」の視点で描かれる。プレイヤーはこのユイトとなり,物語を進めながらさまざまな謎を解き明かし,世界の真実を暴いていくことになる。
メインストーリーは毎月追加されていくが,本作は12か月限定の運営期間となっているため,12か月後には物語がエンディングを迎える。エンディングがあることにより,無理に引き延ばされたり,要素が足されたりされず,ぎゅっと詰まった密度の濃い物語が描かれる。
またストーリーモードでは,さまざまなキャラクターが登場し,要所でバトル(リズムアクション)が行われる。リズムゲームとバトルの組み合わせにピンとこない人もいるかもしれないが,端的に言えば相手の妨害もできるリズムゲームといったところだ。
2種類のモードとプレイタイプで遊べる
「セブンスコード」のリズムアクション
ストーリーと並んで本作の重要な柱となっているリズムアクションは,ストーリーモード内でプレイできるほか,フリープレイモードでリズムアクションだけを遊ぶこともできる。
本作のリズムゲーム部分には「シンプル」と「カオス」という2種類のプレイタイプが用意されている。
シンプルはオーソドックスなリズムゲームのように,ノーツが奥から出現して手前に向かって流れてくる。画面手前の判定ラインでタイミングよくノーツに合わせた操作を行うタイプだ。
一方のカオスはノーツが画面全体に出現し,その部分を直接タッチしていく操作タイプだ。シンプルと比べると難度がやや高くなる。
ゲーム中に出現するノーツの種類はシンプル・カオスともに同様で,スラッシュ,チェイン,リフレクション,チャージの4種類。それぞれのノーツの操作方法は以下のとおりだ。
プレイタイプはどちらを選択しても問題ないので,プレイヤーの好みで選ぼう。2種類のプレイタイプは同じ曲・難度でもプレイ体験が大きく異なるので,両方プレイするとより本作が楽しめると感じた。
続いてプレイモードについて紹介しよう。本作のリズムゲーム部分は誰かと戦うバトル形式になっており,プレイヤーはキャラクターの選択が可能だ。各キャラクターはそれぞれ異なるスキルを持っており,リズムゲーム中にスキルゲージが満タンになるとキャラクター固有のスキルを使用して,相手のプレイを邪魔できる。
フリープレイモードは,対戦相手がスキルを使用しない(プレイヤーの邪魔をしない)トレーニングモードと,対戦相手(CPUキャラクター)がスキルを使用してくるバトルモード,そしてほかのプレイヤーとオンラインでバトルが可能なオンラインの3つから選択できる。
楽曲は初期から選択できるものを除き,各楽曲ごとに設定されている条件を達成することでプレイ可能になる。難度は全楽曲Normal,Hard,Masterの3種類が用意されいるが,シンプルとカオスで違った体験ができる点を踏まえると,1曲につき6種類の遊びが体験できることになる。
「セブンスコード」の世界観を彩る
幅広いクリエイター陣も大きな魅力
本作の魅力として,楽曲面・ビジュアル面ともに,多種多様なクリエイターたちが手がけている点も見逃せない。楽曲面においては,音楽ゲームやサブカル系の音楽が好きな人なら一度は目にしたことがあるアーティストが多数参画しており,その豪華さに驚かされるはずだ。そしてビジュアル面も,コンセプトビジュアルスタジオの「SSS by applibot」とタッグを組んでおり,楽曲面同様豪華な制作陣となっている。
●主な参画アーティスト
NAOKI,Cranky,Tatsh,xi,sasakure UK,onoken,Feryquitous,Maozon,HiTECH NINJA,小坂りゆ,星野奏子,片霧烈火,Itaq feat 箕輪☆狂介 ...and more
●主なビジュアル制作スタッフ
- アートディレクション:米山 舞氏
- キャラクターデザイン:BUNBUN氏
- 楽曲ジャケットディレクションなど:PALOW.氏
難解なゲームシステムや操作がなく,非常に分かりやすくまとまっている本作。操作でとくに迷うことはなく,ユーザーインタフェース周りも使い勝手が良い。肝心のゲーム部分は,シンプルとカオスによる操作感の違いが新鮮。ゲームの難度としてはやや高めに感じられたが,本作で初めて音楽ゲームに触れるという人でも低難度から始めることで,しっかりと楽しめるので安心してほしい。
12か月の中でストーリーがどのように展開されていくのか,これからがとても楽しみな本作。音楽ゲームが好きな人はもちろん,ビジュアルや世界観などに興味を持った人もぜひプレイしてみてほしい。
「SEVEN’s CODE」公式サイト
「SEVEN’s CODE」ダウンロードページ
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SEVEN’s CODE―セブンスコード―
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(C)UNLIMITED STUDiO / (C)Applibot Inc.
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