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印刷2025/12/09 13:00

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河津秋敏氏たちと巡る「ロマンシング佐賀2025」同行記(後編)。旅の最後に待っていたもの――それは最終決戦ではなく,終わりなき冒険の始まり

 佐賀県がスクウェア・エニックスとともに展開するサガシリーズをテーマとしたコラボプロジェクト「ロマンシング佐賀」。それは10年を超える長き歴史と,佐賀県の各地に多くの物語を生み,サガシリーズファンだけではなく佐賀にとっても欠かせないイベントとなっている。

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 その2025−2026シーズンである「ロマンシング佐賀2025」は,“やきものの聖地”である伊万里有田をメインリージョンとして開催中だ。
 4Gamerは,スクウェア・エニックスと佐賀県のロマ佐賀プロジェクトチームの“ロマ佐賀視察”に今年も同行。その旅の模様は,絵付け体験やコラボフードといったロマ佐賀および佐賀県の魅力とともに同行記(前編)でお届けしたとおりだ。

 そして後編は,いよいよ旅のクライマックスへ。ロマンシング佐賀デザインのマンホール蓋や陶板のお披露目セレモニーのレポートを中心に,その舞台裏にあった出来事もお伝えする。前編で挑んだ「最終試練」の先に待っていたものとは……。

スクウェア・エニックスからは,サガシリーズ総合ディレクター・河津秋敏氏やロマ佐賀プロジェクトのキーマンであるサガシリーズプロデューサーの市川雅統氏,クリエイティブスタジオ7の吉村聡真氏などが参加。前編ではロマ佐賀の魅力とともに,その旅に同行したサガマニアの思考と感情(というか緊張する様)も伝えられたかと思う
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 佐賀県の毎年の名物イベントとなった「ロマンシング佐賀」。11年目となるロマ佐賀2025のメインリージョンとなるのが有田と伊万里だ。今年も4Gamerは佐賀県とスクウェア・エニックスのロマ佐賀プロジェクトチームに参加。河津秋敏氏や市川雅統氏とともに“やきものの聖地”を巡る冒険へと向かったのだった……。

[2025/12/06 10:00]

※本稿の最後に,前後編で紹介した絵付け体験やコラボメニュー,モニュメント,今回の旅では回れなかったほかのリージョンの見どころなどをまとめています。こちら(リンク)もぜひどうぞ


いざマンホール蓋と陶板のお披露目へ


 有田と伊万里で絵付けやコラボメニュー,有名スポットなどを巡った翌朝。2日目は早い時間からセレモニーが続くスケジュールだ。
 ロビーに現れた河津氏は,ビシッとしたスーツ姿。ネクタイは「サガ エメラルド ビヨンド」発表あたりからのおなじみとなっている,鮮やかな翠(エメラルド)色だ。

 この日の車内は,前夜の和やかな雰囲気とは打って変わって静けさに包まれていた気がする。これから始まるのは,県知事なども出席する式典である。筆者もその空気を感じ取り,意識して会話を控えめにする。

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 車窓を流れる田園や山々をしばらく眺め,ふと横を見ると,河津氏は静かに瞳を閉じていた。前日の移動と取材でお疲れなのか,あるいはこれから始まるセレモニーに向けて心を落ち着けているのか。筆者もまた目を閉じてみるが,まだ緊張が残っているのか眠ることはできなかった。

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 一行は再び有田町へ。目指すは「泉山弁財天神社」だ。有田焼の原料となる陶石が発見された「泉山磁石場」のすぐそばに鎮座する,まさに有田焼の守り神とも言える場所である。

 車を出て歩くと,すぐに巨木が視界に入ってきた。国の天然記念物「大公孫樹(おおいちょう)」。 樹高30.5メートル,樹齢は1000年を超えるとも言われる。10月末の時点では青々とした葉を茂らせており,豊かな生命力を感じた。
 まさにマナの樹……いやそれだと「聖剣伝説」になってしまうので,「ロマンシング サ・ガ2」風にアバロンの園の大樹を思い出した,と訂正しておこう。

右側の大樹があるあたりがアバロンの園。リマスター版やリメイク版「リベンジオブザセブン」に追加された要素で,帝国の収入源のひとつとなる(画像は「ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン」)
「ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン」(C)SQUARE ENIX
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 その巨木の足元,静かな境内に,それはベールをまとって我々を待っていた。「ロマンシング サ・ガ3」における宿命の子,サラのマンホール蓋である。

お披露目前の貴重な1枚
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 マンホールをお披露目するセレモニーでは山口祥義佐賀県知事,福田政美有田町副町長,そして河津氏と市川氏が祝辞を述べた。
 中でも山口知事の言葉が印象に残っている。「我々佐賀県にとっても,有田と伊万里は聖地。ここにマンホール蓋と陶板が設置されたのはとても喜ばしいこと」であると。
 和やかなムードで始まった式典が,少し厳かなものに変わった瞬間だった。

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 ちなみに,公孫樹とは難燃性の樹であり,古くから「火伏の木」として知られ,神社やお寺によく植えられている。
 破壊と再生の宿命を背負うサラ。そして,火の力が無ければ成り立たない,やきものの町を見守り続けてきた大公孫樹。ふたつを関連付ける意図があったかは定かではないが,単に「名所だから」という以上の,めぐり合わせのようなものを感じた。

「佐賀(サガ)さいこう!」の掛け声とともに記念撮影
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 車に戻る最中,市川氏が「葉が色づいたころに,再訪してみたいですね」 と言うと,その場の誰もが深くうなずいていた。それは形だけの相づちではなく,全員の本心だったろう。

 本稿が世に出るころには,この巨木は黄金色に染まるか,あるいはすっかり落葉しているはず。運命の少女は,降り積もる葉に埋もれているかもしれない。だが,それもまた一興。もしそんな時期に居合わせたなら,黄金色の葉をかき分け,その下から現れる彼女を確かめてみたい。

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 続いて伊万里駅へと移動し,駅前広場にて行われる「ロマンシング サガ リ・ユニバース」の主要人物が描かれた有田焼陶板の除幕式に。
 ここでは山口知事,河津氏,市川氏そして深浦弘信伊万里市長が祝辞を述べた。その中で山口知事はこんな言葉を口にしていた。

「佐賀ではよく『挑戦なくして伝統なし』と言いますが,我々の場合は『冒険なくして伝統なし』。これからも冒険を続けたいと思います」

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 30年以上続くサガシリーズと,400年以上の歴史を持つ有田焼。そして今年開窯350年を迎えた鍋島焼。時間の尺度は違えど,どちらも「後世に伝えるために挑戦(冒険)し続けている」点においては変わらないとも言える。

 そして河津氏は祝辞の中で,こう決意を新たにしていた。

「世界にやきものを届けた伊万里の地にちなんで,これからもシリーズを世界のゲームファンに届けていきたい」

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披露された有田焼陶板。ポルカ・リン・ウッド,リズ・リン・ウッド,ジョー,バートランドが描かれている
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伊万里駅前にある御堂綱紀のマンホール
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 今回,「佐賀」にロマンシングとひらめきを「探し」に来たつもりだったが,思わぬところでこのプロジェクトの意義や,なぜ11年目を迎えることができたのか,その答えを受け取れた気がする。

 ちなみに伊万里の陶板に描かれたリン・ウッド家は,「ロマンシング サ・ガ3」やサガシリーズ全体の伝統を受け継ぎつつ,「ロマンシング サガ リ・ユニバース」という新たな物語の起点としての役割を果たしてきた。

 伝統と冒険の橋渡しを続けた彼らの陶板が,伊万里の地に残り続けること。その意味合いが静かに伝わってこないだろうか。

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知事の意外な特技と有田焼の「???」


 ……と,なんだか記事が終わってしまうような流れとテンションだが,ここからは少し時を遡って「裏エピソード」をお届けしたい。

 まず初日の夜。ホテルのチェックインを済ませたあとの懇親会のエピソードだ。ここで筆者の心に強く残ったのは,地元・有田観光協会の方々が語る,サガシリーズや河津氏の作品への「愛」と「熱」だった。

 ある人は,「ファイナルファンタジーII」の思い出を語ってくれた。
 それはパーティメンバーのひとり,ヨーゼフについて。彼の見せ場となるイベントのあと,ふとステータス画面を開いたときに感じた喪失感――彼の語りに,河津氏を含む周囲に座っていた全員が深く引き込まれていた。

「ファイナルファンタジーII」(C)SQUARE ENIX LOGO & IMAGE ILLUSTRATION:(C)YOSHITAKA AMANO
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 またある人は,フェルトで作られた手製のはにわのマスコットを見せてくれた。
 有田焼の飾り壺に見立てた可愛らしい造形だが,よく見るとそのつぶらな瞳の中には,炎が燃えさかる。聞けば,この方はかつて福岡のゲーム会社に勤めていたが,ロマンシング佐賀をきっかけに故郷へUターンしたという。このプロジェクトが地域に及ぼした影響の大きさを知った気がした。

フェルトのはにわ。有田駅前のキルンアリタ(有田駅前観光案内所)で実物を見られる
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 話題はさらにディープな方向へ行き,河津氏がキャリアの初期に関わった「ハイウェイスター」「中山美穂のトキメキハイスクール」,液晶シャッター方式を採用した「ファミコン3Dシステム」による3D映像でプレイできる「JJ とびだせ大作戦パート2」,スーパーファミコン時代の旧スクウェアの代表的な開発者のエピソードなどにも及んだ。人の歴史とゲームの歴史。ふたつが交錯する濃厚な夜が更けていった。

 つづいては2日目の裏エピソード。大公孫樹と伊万里駅のセレモニーの間に,一行は伊万里大川内山にてサガシリーズのキャラクター「はにわ」の絵付け体験ができる伊万里・有田焼伝統産業会館へ立ち寄っている。なんとここでは,セレモニーを終えたばかりの山口知事も姿を表した。

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 呉須(ごす。模様を描く青藍色の顔料)で,はにわを象った湯呑みに絵を描き入れていく山口知事,河津氏,市川氏。そんな中,写真を撮っていた筆者に知事が「これ,何を描いたか分かります?」と声をかけてくれた。描かれていたのは,なんとも味のある2人の似顔絵だった。

 河津氏は柔和でシャイな雰囲気,市川氏はどこか哀愁を漂わせるところ――そんな2人から受けた印象を,そのまま味わい深い筆致で描き出したのだという。思わぬ特技の披露でもあり,同時に3人の距離の近さが垣間見えた瞬間だった。

 山口知事は,これまで出会った佐賀県のロマ佐賀プロジェクトや観光協会の方々と同じく,サガ愛にあふれる人物。ロマ佐賀を通じて深い関係にある河津氏と市川氏とのはにわ絵付けの時間は,先ほどの式典とはまた少し違う,ほどよくリラックスした温かな空気に包まれていた。

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柔和でシャイそうな河津氏(右)と,どこか哀愁を漂わせる市川氏(左)。知事が2人から受けた印象が描かれているようだ
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左から山口知事,市川氏,河津氏の作

 伊万里駅でのセレモニーのあとは,有田駅前の陶板モニュメントやキルンアリタ(有田駅前観光案内所)の様子をチェックすることに。

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充実のコラボグッズ売り場。宝箱のようなトランクまで置かれており,とても凝っている
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 キルンアリタの一角で見かけたのが「有田焼 窯ガチャ」だ。箸置きなどの小物がカプセルに入っているのだが,これがなかなかコレクター心理をくすぐってくれる。

 そういえば,そのろくろ座では「有田駅に有田焼のすごいトイレがある」とも聞いた覚えがある。有田焼のトイレ? 脳裏に浮かんだのは,絢爛豪華な飾り壺のようなトイレだ。妙に緊張してしまい「出ない」ような気もするが……。

 期待に胸を膨らませて現場へ向かった筆者だったが,そこで目にしたのは,陶板で美しく飾られた手洗いスペースと“白磁”のトイレだった。それはもちろん美しいしすごい。しかし。

「ちょっと想像と違ったか……」

 思えば勝手に自分で期待を高めていただけなのだが,そんな拍子抜けした様子の筆者の横をちょうど河津氏が通りがかり「まあそれはそうでしょう」と笑っていた。きっと氏はこの結末を予感していたのかもしれない。
 突発的なイベントが始まったかと思いきやあっさり終わったような,ある意味でなんともサガらしい(?)一幕だった。

前日「ろくろ座」で見つけた小さな焼き物たち。聞けば窯ガチャの中身とのこと。なんともいい雰囲気だが,レアやシークレットなのだろうか?
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SAGAアリーナで「ひらめき」を体験


「リ・ユニバース」や「エメラルド ビヨンド」でおなじみ,倉持 諭氏が描いたバルーナーズの選手たちの巨大横断幕
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 25日の午後からは,プロバスケットボールチーム「佐賀バルーナーズ」の試合観戦にSAGAアリーナへ向かった。この日の対戦相手は「越谷アルファーズ」だ。

 試合中,バルーナーズの選手が3ポイントシュートを決めると,会場の巨大モニターには選手たちとおなじみのキャラのドット絵,そして「電球」マークが表示される。
  そして,シュートが決まるたびに湧き上がる「ピキーン!」というSEと歓声。地元のサポーターの熱狂的なリアクションに圧倒される。

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 試合は白熱した展開となったが,相手の越谷アルファーズのプレイ精度が非常に高く,要所できっちりと得点を重ねてくる。バルーナーズは惜しくも敗れてしまった。

MCのテンションと観客席も巻き込んだ演出で,アリーナ全体が「海苔のりタイム」だ
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 試合後,ファミ通編集長のロマンシング嵯峨氏と感想を話していると,河津氏が敗因について教えてくれた。
 バルーナーズは主力選手が欠場していたため,どうしても攻防で後手に回ってしまい,相手チームにペースを握らせてしまったという。観戦で熱狂しつつも,同時に分析しているのがいかにも氏らしい。

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ひとりの旅人として佐賀駅北リージョンを歩く


「SAGATOCO」でスポットをチェック。どこにでも出てくるのが,せんせいらしさ?
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 そしてSAGAアリーナでの観戦後,夕方からは自由行動となった。ここからは取材者としてではなく,筆者もひとりの「ロマ佐賀」の旅人となる。宿のある佐賀駅周辺は,ロマ佐賀のリージョンのひとつでもあるのだ。

 筆者はスマートフォンを取り出し,佐賀県の公式アプリ「SAGATOCO」(サガトコ)を起動。 本アプリは歩数や消費カロリーを記録するものだが,佐賀県内各地のスポットを巡ってスタンプを集めるデジタルスタンプラリー機能があり,ロマンシング佐賀2025にも対応している。
 筆者が目指すのは,「アンリミテッド:サガ」に登場したイスカンダールのマンホール蓋と,ワラスボせんせい装飾だ。

 道中,歩道に設置されたポールのあちこちに,ドット絵のキャラクターたちが描かれているのを発見する。ドット絵ゆえに,薄暗い中で見ると「これは誰だっけ?」と一瞬迷うキャラクターもいるが,ガラハドはその特徴的なフォルムのおかげで明白。さすがである。

サガのキャラクター+佐賀の名産や有名スポットが描かれている。20種類あるらしい
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設置から3年を経たイスカンダール
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 ここで,これからロマ佐賀攻略に挑む諸氏にアドバイスをひとつ。現地で写真を撮ることに夢中になり,アプリでの「チェックイン(スタンプ取得)」を忘れないこと!
 筆者はこの日,何度かスタンプを押し忘れ,来た道を引き返すハメになった。写真撮影とチェックインは必ずセットで行おう。

 また途中にあった鏑流神社の鳥居は,バルーナーズのイメージカラーである青に変わっていた。「佐賀のカミはこんなことまで受け入れてくださるのか」と,驚いて写真を撮っておく。

 翌日,イスカンダール(の蓋)を目指した話をしながら,鳥居の色が青かったことを河津氏たちに伝えたところ驚かれてしまい,こちらも二度びっくり。毎年訪れていても新たな発見がある。それがロマンシング佐賀なのだろう。

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サガを語るための新たなスタートライン


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 そして旅の最終日となる3日目は,のんびりと吉野ヶ里リージョンなどを見学することに。
 日本最大級の環壕集落である吉野ヶ里遺跡がある吉野ヶ里は,グルメとアクティビティも充実した過去と今,そして未来を感じられる土地だ。
 ここでは数年前に設置されたビューネイの陶板の前で,河津氏,市川氏が並んで記念撮影を。自分たちが関わった作品なのに,まるで普通のファンのように楽しそうに写真を撮るその姿がとても印象的だった。

吉野ヶ里歴史公園に向かう道中にはロマ佐賀の道案内看板が
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佐賀県コラボスタイルのタチアナ。吉野ケ里遺跡との融合具合がすごい
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 この「ロマンシング佐賀2025」同行記は,これまでの自分の仕事の中でも最も難しいもののひとつとなった。それは,いつもの記事で用いる武器「ロジックと客観的な語り」ではなく,自分の中に生まれた「熱」を伝える必要があったから。

 旅を終えてみて思ったのは,これは「最終試練」などではなく,新たなチャレンジの始まりだったということ。
 筆者は普段,ファンが親しみをこめて呼ぶ「河津神」という呼称は,意識してあまり使ってはこなかった。それでもどこかで,河津秋敏氏というクリエイターを,「すでに完成された,手の届かない存在」として祭り上げていたのかもしれない。

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 だが,佐賀での3日間で見た氏の姿は違った。有田焼の絵付けで真剣に悩み,バスケの試合展開を熱く分析し,各地での新たな発見に目を輝かせる。そこには,自身の創造性をつねに奮い立たせようとする,一人の現役クリエイターの姿があったように思う。

河津氏が絵付けした,はにわの裏側。なにやら暗号めいた雰囲気につい引き込まれる
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 氏がクリエイターとして,終わりのない冒険と挑戦を続ける限り,筆者もまた,新たに生み出される作品を追い,挑み,問い続けなくてはならない。この旅は,サガを語るための終着点ではなく,新たなスタートラインとなったのだ。

 なお旅の最終日,皆さんといただいた鰻のせいろ蒸し(九州・筑後地方を発祥とする郷土料理)の写真を撮り忘れるという,初歩的なミスを犯したことをここに告白しておく。
 せいろの蓋を開けた瞬間,取材旅行であることを忘れ,普通に食事と会話を楽しんでしまったらしい。うーん,これが佐賀県の懐の深さ,そして心地よさなのか。筆者の冒険の旅も,まだこれからのようだ。

唐津ピリカラ協会とのコラボ商品「七英雄唐辛子」。独特のスパイシーな風味があり,最近は食卓で愛用している
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佐賀で飲んだお酒。東一は味と香りのバランスがよく飲みやすく,万齢は淡麗な印象。能古見は料理を邪魔しないスッキリな味わいで,つい飲みすぎそうな面々だった。佐賀のお酒とは相性がいいのかも。試し飲みセットだけで自制して正解だった……
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「ロマ佐賀2025」同行記で紹介したコラボ・スポットまとめ

 最後に,ロマ佐賀2025旅の一行として回った場所やコラボ内容のまとめとともに,そのほかのリージョンで実施されているものや見どころなどをいくつか紹介しよう。
 まずは,同行記でお届けした有田と伊万里の体験イベントやコラボメニューについて。

有田


■ロマ佐賀貼り絵付け
開催期間:2025年10月25日〜2026年3月22日

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会場:
二宮閑山 有田駅前店 ※要電話予約
皿サイズ:5寸
体験料:5500円(税込)
送料:別途
※お支払いは現金またはクレジットカード,PayPayがご利用いただけます。
電話番号:0955-43-2169
住所:佐賀県西松浦郡有田町本町丙993
営業時間:月水金土日 10:00-17:30 / 火木 13:00-17:30

体験工房 ろくろ座 ※要電話予約
皿サイズ:6寸
体験料:6000円(税込)
送料:別途
※お支払いは現金のみご利用いただけます。
電話番号:0955-41-1302
住所:佐賀県西松浦郡有田町泉山1丁目30番1号
営業時間:金〜水 10:00-15:00(受付は14:30まで)(木,年末年始休)
※それぞれ営業日・時間は変更になる場合がございます。
※作品は約1〜2ヶ月程度で,お手元にお届けします。


■コラボメニュー
開催期間:2025年10月25日〜2026年3月22日

ウィルのありたどりエッグ丼セット
提供店舗:kasane
価格:2000円(税込)
営業時間:日〜火 11:30〜18:00 金土 11:30〜20:00
定休日:水・木曜日
住所:佐賀県西松浦郡有田町中の原2丁目1-7

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サラの有田焼パフェ
提供店舗:アリタポーセリンラボ有田旗艦店Cafe
価格:3300円(税込)
営業時間:水〜月 11:00〜16:30 (L.O. 16:00)
定休日:火曜日
住所:佐賀県西松浦郡有田町上幸平1丁目11-3

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コラボメニュー特典:ロマ佐賀マンホールコースター(サラ)
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伊万里


■はにわ絵付け(伊万里)
開催期間:2025年10月25日〜2026年3月22日

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会場:
伊万里・有田焼伝統産業会館 ※要電話予約
体験料:5000円(税込)
送料:別途
電話番号:0955-22-6333
住所:佐賀県伊万里市大川内町丙221−2
営業時間:9:00-17:00 (受付は16:00まで)
※数に限りがございます。
※営業日・時間は変更になる場合がございます。
※作品は約1〜2ヶ月程度で,お手元にお届けします。

■コラボメニュー
開催期間:2025年10月25日〜2026年3月22日

流し斬りが完全にはいった伊万里牛チーズハンバーグセット
提供店舗:伊万里ロジエ
価格:2350円(税込)
営業時間:11:00〜17:00 (L.O. 16:00)
定休日:不定休
住所:佐賀県伊万里市伊万里町567

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ゴールデンバウムプリン
提供店舗:LIB COFFEE IMARI
価格:880円(税込)
営業時間:土〜水 9:00〜16:00
定休日:木・金曜日
住所:佐賀県伊万里市伊万里町乙180

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コラボメニュー特典:ロマ佐賀マンホールコースター(御堂綱紀)
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有田・伊万里「ロマ佐賀やきもの展」


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 “やきものの聖地”であるロマ佐賀開催を記念し,佐賀県立九州陶磁文化館と伊万里・有田焼伝統産業会館の2か所で「ロマ佐賀やきもの展」が開催される。これまでのコラボで県内の窯元と共に作り上げてきた作品やグッズをはじめ,実物のロマ佐賀マンホールなどの展示も予定されているとのこと。
 300年以上受け継がれる日本の伝統と,10年以上続くロマ佐賀の歴史。その二つの物語に触れてみよう。

佐賀県立九州陶磁文化館
開催期間:2025年12月16日〜2026年1月16日
住所:佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1
休館日:月曜日(祝日・休日の場合は直後の平日)
入館料:無料

伊万里・有田焼伝統産業会館
開催期間:2026年1月19日〜3月22日
住所:佐賀県伊万里市大川内町丙221−2
休館日:年末年始(12月29日〜1月3日)
入館料:無料

 そのほか,マンホールや陶板といったモニュメントや「SAGATOCO」を使った「冒険ラリー」といった情報は,下記の一覧と合わせてロマ佐賀攻略Wikiの各リージョンのページで詳細を確かめておこう。

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ロマ佐賀有田焼陶板<伊万里市>
設置場所 JR伊万里駅前
キャラクター ポルカ・リン・ウッド、リズ・リン・ウッド、ジョー、バートランド(「ロマンシング サガ リ・ユニバース」)
ロマ佐賀有田焼陶板<有田町>
設置場所 JR有田駅前
キャラクター タリア、カーン(「サガ スカーレット グレイス」)
ロマ佐賀マンホール<伊万里市>
設置場所 伊万里駅前
キャラクター 御堂綱紀(「サガ エメラルド ビヨンド」)
ロマ佐賀マンホール<有田町>
設置場所 泉山弁財天神社境内
キャラクター サラ(「ロマンシング サガ3」)




県内8つのリージョンで開催! 「SaGa風呂通」


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 武雄,嬉野,古湯,たら竹崎といった有名温泉地を含む県内8つのリージョンで開催されているのが「SaGa風呂通」。対象リージョンにて配布されている「SaGa風呂通 湯めぐり手帳」を手にし,佐賀の名湯を巡ってSaGa風呂オリジナルグッズをゲットしよう。

今回の旅で見せてもらった,湯めぐり手帳と各種ノベルティのサンプル。賞品はA賞〜D賞の4種類あり,なくなり次第終了になる。ほしいグッズがある人はご注意を
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2025の新アイテムは? 連携グッズ


 そして忘れてはならない,旅の思い出となるグッズの数々。目玉の一つ「ロマ佐賀有田焼イヤープレート2025」は,今年リリースされた「サガ フロンティア2 リマスター」をモチーフに,ギュスターヴとジニーをワラスボせんせいがお出迎えする様子が可愛いデザインになっている(裏話として〜実は「雪月花」がデザインされているとか)。

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 そのほか,食卓での使用はもちろんコレクションアイテムとしてもよさそうな「ロマ佐賀有田焼箸置き」に,昨年好評だったという「NOMANNEノマンネ」とのコラボ第2弾「アセルス・白薔薇姫 古伊万里カップ酒」といったやきもののコラボグッズに目が引かれる。
 クリアファイルや駅に設置されているカプセルトイ(駅名標キーホルダー)などは,お土産としてに配るのにも最適。取扱店や施設は下記リンクでチェックしよう。

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こちらは創業150年の井上製麺のコラボ商品「ロマンシング ソ・バ」。香り際立つそば粉に山芋と特挽粉を絶妙に配合したとろろそば……とのこと。こちらは本企画の担当でこのまとめコーナーの執筆している筆者(編集部Junpoco)がライター高橋氏にお土産としていただきました。ありがとうございます。年越しそばとしていただきます
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    ロマンシング サガ リ・ユニバース

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