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印刷2018/09/26 13:20

プレイレポート

[TGS 2018]ガンガン攻めるスマホ向けローグライクゲーム「ドラゴンファングZ」のプレイレポートをお届け

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 トイディアが配信中のNintendo Switch用ソフト「ドラゴンファングZ」iOS / Android)のスマートフォン版「ドラゴンファングZ」iOS / Android)が,東京ゲームショウ2018のインディーゲームコーナに出展されていたので紹介しよう。

 「ドラゴンファングZ〜竜者ロゼと宿り木の迷宮〜」の前身である「ドラゴンファング 〜竜者ドランと時の迷宮〜」iOS / Android)は,2014年に配信がスタートしたスマートフォン向けローグライクゲームだ。当時は基本プレイ無料のローグライクゲームがあまりなかったこともあり,非常に珍しいタイトルとして注目を浴びた。
 その後のアップデートで,自動的にゲームを進めてくれるオートプレイ,ゲームの高速化,次の一手を自動的に決定する「妖精ボタン」など,さまざまな要素が追加され,2018年7月にはアニバーサリーイベントとして「4周年ありがとう!超竜神祭」が行われるなど,入れ替わりの激しいスマートフォンゲーム業界において,根強い人気のあるタイトルだ。

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 そして,2017年には先述した「ドラゴンファングZ〜竜者ロゼと宿り木の迷宮〜」がNintendo Switch用ソフトとして配信され,さらにそれをスマートフォンに移植したものが今回のスマートフォン向けローグライクゲーム「ドラゴンファングZ」というわけだ。

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 本作は,自分が行動すると相手も行動するターン制のローグライクゲームで,周囲8マスに壁がない状態で戦えば「竜人結界」が展開され,さまざまな恩恵を得られるという独自の要素に加え,ランダムダンジョンでレベル持ち越しなし,アイテム持込みなし,アイテム識別要素ありと,基本システムはSwitch版と同じだ。

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 ただし,操作方法は初代「ドラゴンファング」を踏襲しており,タップやホールドすることで最適な1手が導き出される「オートプレイ」などは,スマートフォン版ならではのシステムとなっている。
 また,基本プレイ無料ではなく買い切りのタイトルになっているのも大きな変更点だ。もちろん,Switch版と同じく追加ダウンロードコンテンツの配信も行う予定があるとのこと。

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 今回の試遊では,3階層にいるドラゴンのボスを倒すまでの流れを体験できた。基本操作は,行きたい場所をタップするとそこまで移動し,剣マークをタップすれば近接攻撃,弓マークをタップすれば遠距離攻撃が行える。またキャラをタップすればその場で周囲8方向へ体の向きを変えることも可能だ。

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 プレイヤーが操作する竜人の女の子「ロゼ」は,モンスターがドロップする“牙”を3つまで装備可能となっており,牙を装備することでロゼのステータスをアップさせたり,牙に備わったスキルを発動できるようになったりする。スキルにはクールタイムが用意されており,これを減らすのに必要なのが先述した「竜人結界」だ。

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 周囲8マスに壁がない状態で自動的に発動する竜人結界が張られていれば,攻撃のたびに牙スキルのクールダウンが1ずつ下がっていく。また,竜人結界の発動下で攻撃に3回成功すると,それ以降の攻撃範囲が前方の横3マスに広がるというメリットもある。

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 牙スキルは非常に強力なので,少し厳しい状態でもガンガン攻撃を狙って竜人結界を張っていきたいところ。ローグライクゲームをやったことがある人であれば,当然のごとく行っている「複数の敵を見つけたらまずは小道へ」という行動が必ずしも正解とは限らないのだ。
 しかし,「周囲8マスに壁がない状態」というのは,もちろん非常に危険な行為だ。敵に囲まれれば,その数だけ攻撃を受けてしまうため,むやみに飛び込めばいいというわけでもない。
 といった感じで,危険すぎる場合は逃げるが状況次第では大胆に攻めるという,通常のローグライクゲームとはひと味違うスリルやジレンマを味わえるのだ。

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 「ドラゴンファング」で培ったスマホの操作性と,「ドラゴンファングZ」で突き詰めた新たなゲーム性,これらが合わさったスマートフォン版「ドラゴンファングZ」は,ストレスなく,非常にやり応えがある作品。ローグライクゲーム好きであれば,この作品は通っておいて損はないはずだ。今冬の配信を楽しみにしておこう。

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