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スマホ向け新作アプリ「FAITH」のメディア向け説明会&先行体験会の模様をレポート。手触りの良さに正式サービスへの期待が高まる
今回のイベントには,FAITHの開発を担当したNEXON REDの代表取締役社長キム・デフォン氏が参加し,プレゼンテーションが行われた。実際にゲームをプレイする機会も得られたので,インプレッションと合わせて,その模様をお伝えしよう。
※本稿は開発版を元に執筆しています。そのため,正式サービス開始時に仕様や数値が変更になる可能性があります。
フル3Dグラフィックス採用のハイクオリティなスマホ向けフィールドバトルアクションゲームが日本に上陸
説明会の冒頭,キム氏よりFAITHのゲーム概要が紹介された。
国内では今冬にサービス開始を予定しているFAITH。元々は2017年に「AxE(Alliance x Empire)」という名称で韓国版のサービスが開始されており,韓国のゲーム大賞を受賞するなど高い評価を得たという。
FAITHの開発経緯も語られ,「PCのMMORPGをモバイルで再現したい」という想いが企画のスタート地点にあったそうだ。キム氏は,「MMORPGとは何か」を考えたとき,協力と競争の要素が不可欠であり,これらをつなげるために勢力間による対立の構図をFAITHに盛り込んだと振り返る。
ゲーム内には,連合国ガラノス(連合)と神聖帝国ダルカン(帝国)という2つの勢力が登場し,プレイヤーはそのいずれかに所属することになる。勢力ごとにキャラクターや職業が固有のものになるほか,街並みや服装,キャラクターの挨拶や敬礼の仕方などが異なるという。
実際のプレイでは,自身が所属する領土からゲームが始まるため,別勢力のプレイヤーに接触する機会は少ない。しかし,クエストを進めていくと異なる勢力同士が本格的に相見えることになる。そこで行われる勢力同士の戦闘のひとつが「紛争戦(占領戦)」だ。
紛争戦(占領戦)では,フィールド内にある特別なエリアを占領すべく,お互いが死力を尽くして戦うことになる。キム氏によると,さまざまなモードを追加していく計画とのこと。
また,FAITHは,広大なフィールドでのバトルに比重が置かれ,豊富で華やかなエフェクトを駆使した“スピーディで爽快感のある動き”にこだわって制作されたという。PCや据置機に比べて画面の小さいスマホで数十人規模のバトルを快適にプレイできるよう,さまざまなアシストシステムが導入されている。
さらに,フィールドで行われるPvPや敵対プレイヤーの侵攻をリアルタイムで通知してくれるシステムが完備されており,移動を含めてフルオートでバトルを楽しめるスマホ向けアクションゲームとしての完成度は高い。実際に遊んでみて,手触りの良い印象を受けた。
続いてキム氏は,FAITHは,日本市場のために本格的な現地化を実施していると語った。氏曰く“ローカライズを超えたカルチャライズ”になるという。
まず,勢力ごとに異なるストーリーは,キャラクターのセリフを含めて日本オリジナルになる。バトルコンテンツが開放されるタイミングやバランスは,日本向けに再調整されるとのこと。
キャラクターの外見やプレイ中のキャラクターモデルが日本向けに大きく変更されている点もトピックだ。以下に掲載したスライドを確認してもらえば一目瞭然だが,海外版と日本版では,そのデザインが大きく異なる。とくに連合のアーチャーは大人の女性から少女に変更され,大きく変貌している。なお,アーチャー以外のキャラクターとNPCについても,顔立ちや体型が微調整されているとのこと。
キャラクターに関しては,「日本のプレイヤーは外見を変えて楽しむ人が多い」との分析から,日本独自のアバターが提供される予定もあるという。こちらは続報に期待したいところだ。
また,プレイアブルキャラクターの6名には,中田譲治さん,神谷浩史さん,水樹奈々さんら,人気声優がキャスティングされている。
最後にキム氏は,「リリース後の運用と維持も頑張ってまいりますので,長くプレイしていただければと思います」と今後の展望を語り,プレゼンを締めくくった。
気軽に協力コンテンツやPvPが楽しめる。スタイリッシュなバトルにも注目だ
キム氏によるプレゼン終了後には,FAITHを自由に楽しめる先行体験会が行われた。ここからは実際にプレイして得られた情報を元に,その内容をお伝えしよう。
選択できるキャラクターは,連合,帝国の各勢力に3名ずつ用意されていた。前述したとおり,各勢力によって選択可能な職業が変化し,能力や習得可能なスキルが異なるため,言うまでもないが戦闘スタイルも違ってくる。
各勢力のプレイアブルキャラクターと職業
連合国ガラノス | アルゴ(男性,職業:バーサーカー),リン(女性,職業:ブレイダー),リリィ(女性,職業:アーチャー) |
神聖帝国ダルカン | レオニール(男性,職業:ウォーリアー),フィーネ(女性,職業:ガーディアン),エマ(女性,職業:メイジ) |
操作方法は,バーチャルパッドでキャラクターの移動,画面のスワイプで視点切り替え,画面右下のショートカットをタップしてスキル発動するというものになっていた。オートで移動と攻撃を行えるので,スマホ向けの作品らしくカジュアルに楽しむことも可能だ。
また,短い間隔で繰り出せる攻撃スキルは小気味良い打撃感があり,派手なグラフィックスとアクションの演出もあって全体的にスタイリッシュなバトルが展開される。
全体マップを確認すると,フィールドはいくつかの地域に分かれているようだが,ひとつひとつのフィールドはかなり広く,その中にザコ敵やダンジョンの入り口などが配置されている。主要な場所や敵,味方プレイヤーの位置はマップ画面で確認でき,マップ画面から対象の場所を選択(キャラクターを対象とした場合は追跡)すると,そこへオートで移動できる。自動戦闘に設定していれば移動先ですぐに戦闘を開始することになるが,これは敵対勢力のプレイヤーに対しても同様なので,自然な形で気軽にPvPを行える。
今回の体験会では,参加したメディア合同で,FAITHの主要コンテンツのひとつ「紛争戦(占領戦)」(以下,占領戦)をプレイすることもできた。
占領戦は,フィールド上にある紛争戦地域で,最大23対23の大規模戦闘が行われる。その遊び方は,同地域内の中央にある遺跡を占領してスコアを獲得し,画面上部にある自勢力の数値を先に100%にした側が勝利になるというもの。
なお,制限時間は13分に設定されており,時間内に数値を100%にできなかった場合は,よりスコアが多い勢力の勝利となる。
紛争戦でスコアを稼ぐコツは,占領地点に敵対勢力より多くのプレイヤーを維持することだ。これでエリアを支配下に置き,スコアが加算されていく仕組みとなる。当然ながら占領地点ではバトルが発生するので,自身のキャラクターはもちろん,仲間のプレイヤーキャラクターにも気を配ることも必要だ。
余談ながら,4Gamerからは2名が紛争戦に参加し,見事ワンツーフィニッシュを決めたが,所属する連合は惜しくも敗北。スクリーンショットを撮ることに集中するあまり,フルオートに頼りすぎたのが敗因だろうか。対戦相手となった帝国側の順位を見るとガーディアンが上位を独占していたので,やはりキャラクターの耐久力が重要になるのかもしれない。
なお,協力型といっても,敵対勢力のプレイヤーとは一緒に遊べないので,もし一緒にプレイする友だちがいるなら,同じ勢力でスタートしよう。
曜日によってレイド戦で戦えるボスが違う | |
敵の攻撃地点は赤く表示される。メンバー全員が戦闘不能になると失敗となるので,しっかりと避けて反撃していこう |
以上,説明会&先行体験会で得た情報をまとめて紹介してみた。
スマホ向けのMMO作品やアクションゲームをプレイしたことがある人なら,おおよそ想像できる範囲内のオーソドックスなゲームシステムが採用されているが,グラフィックスや操作感,そして2つの勢力の対立をフィーチャーした世界観のどれもが,高いレベルにまとまっており,体験会での短いプレイだけでも大作の片鱗を感じることができた。
日本向けのカルチャライズも上手くいっている印象で,海外産のゲームは「見た目がちょっと…」と思っている人でも,違和感を覚えることなくプレイに没頭できるのではないだろうか。
現在,FAITHでは事前登録キャンペーンが行われているので,本稿を読んで気になった人は手続きを済ませつつ,来るべきリリース日を迎えてほしい。
※上記スクリーンショット内にある「ギルド戦」は,後日実装される予定です。
「FAITH - フェイス」公式サイト
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