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    「Diablo III」のNintendo Switch版がついに登場。いつでもどこでもDiabloが遊べるという悪魔的な組み合わせだ
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    印刷2018/12/27 12:00

    プレイレポート

    「Diablo III」のNintendo Switch版がついに登場。いつでもどこでもDiabloが遊べるという悪魔的な組み合わせだ

     Blizzard Entertainmentが「Diablo III」をこの世に送り出してから,実に5年の月日が経過した。当初はPC向けにリリースされた本作は,その後PlayStation 3Xbox 360PlayStation 4Xbox Oneと,さまざまなプラットフォームに進出し,2018年12月27日,Nintendo Switchでついに携帯機デビューを果たす。

    画像集 No.043のサムネイル画像 / 「Diablo III」のNintendo Switch版がついに登場。いつでもどこでもDiabloが遊べるという悪魔的な組み合わせだ

     最初に告白しておくと,筆者は重度のDiablo中毒者だ。普通であれば一日中エロいことばかり考えて過ごすであろう学生時代も,頭の中はDiabloのことでいっぱいで,えっちな画像よりもルーン集めに勤しんでいた。
     初代PlayStationを両親と買いに行ったとき,1つだけ好きなソフトを選んでよいと言われたのだが,当時小学生だった筆者がそのとき手に取ったのは,「デジモンワールド」でもなければ「モンスターファーム」でもなく,エレクトロニック・アーツからリリースされていた「Diablo」だった。今考えれば,ゲーマーとしての歩調が周りとずれ始めたのは,この頃からである。

    初代「Diablo」(PC版)
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    「Diablo II」(PC版)
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     社会人となって久しい今でも,仕事から帰宅すればおもむろにPCの電源を入れ,プレイする気力があろうがなかろうがDiablo IIIを起動している。自慢でもなんでもないが,Diablo IIIだけで10本以上は購入しており,それらを友人達に配り回って,実に迷惑そうな顔をしていた彼らを次々と沼に引きずり込んでいった。

     そんな筆者にとっての唯一の“救い”は,Diablo IIIが自宅でしかできないという点にあった。しかしそれも,「いつでもどこでも遊べる」という悪魔の囁きと共に地獄から現れたNintendo Swtich版によって打ち砕かれたのである。

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     話は少し逸れるが,ホラーゲーム「SIREN」に登場する屍人達は,自分の目に映る素晴らしい世界をほかの人にも見せてあげたいという親切心から,常人に襲いかかるという説がある。もしそうであるなら,彼らの気持ちはとても理解できる。筆者も素晴らしいゲームを体験すると,それをほかの人にも(無理やり)プレイさせたくなるからだ。

     では,Diablo IIIの魅力とはなんなのか。もちろん人それぞれで,魅力的に映る部分は変わるだろうが,何百時間とやってもまだ底の見えないやりこみ要素にあると筆者は考える。数えきれないほどの組み合わせが存在するキャラクタービルド。自分のビルドがどこまで通用するかを試すコンテンツの数々。よーいドンでいちからスタートし,世界中のプレイヤーとあらゆる項目で競う「シーズン」など,コンテンツが山盛りなのだ。

     そんなわけで本稿では,Nintendo Switch版「Diablo III」のリリースを記念して,あらためてDiablo IIIにある魅力的なコンテンツと,Switch版でプレイしてみたインプレッションを紹介しよう。

    画像集 No.006のサムネイル画像 / 「Diablo III」のNintendo Switch版がついに登場。いつでもどこでもDiabloが遊べるという悪魔的な組み合わせだ


    「Diablo III」は,やりこみ要素という素材で作られたパフェだ


     Diablo IIIは,いわばパフェである。普通のパフェであれば,いかにもカロリーが高くて見栄えの良い素材がトップに盛り付けられるが,Diabloは正反対である。一番上に見えるのはカステラだけの地味な層で,その下はドス黒い容器のせいで見えない始末。現に,斜め見下ろし視点のゲームなので,傍から見ると実に地味に見えるだろう。

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     しかし,カステラの層はほんの数cmだけで,スプーンを少し入れるとすぐに新しい層が現れることに気付く。その新しい層も数cmしかなく,すぐに次の層にたどり着く。そして,下の層に行けば行くほど,その味は奥深いものになっていく。
     このように,Diablo IIIは新しい素材をテンポよく味わわせることで,プレイヤーを飽きさせない作りになっているのだ。

     このパフェに使われている素材は,「スキル」「ルーン」「レジェンダリーアイテム」「カナイキューブ」「アドベンチャーモード」「自動生成ダンジョン」「パラゴンレベル」「シーズン」などさまざまで,敵を斬り刻んでいくハック&スラッシュの爽快感,飽くなき装備集め,最大4人でのマルチプレイという3つの調味料が,すべての素材の味を引き立てている。

     では実際,それぞれの素材はどういう味付けになっているのだろうか。


    ○スキル

     Diablo IIIには通常攻撃というものが存在しない。いや,厳密に言うとあるのだが,使う機会はほとんどないだろう。このゲームにおける攻撃の基本は「スキル」なのだ。

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     本作には,「バーバリアン」「ウィザード」「デーモンハンター」「ウィッチドクター」「クルセイダー」「ネクロマンサー」「モンク」という7つの職業が登場し,それぞれ異なるスキルを持っている。ただ,ゲームスタート時に使えるスキルは1つだけなので,序盤の戦闘はとても地味に感じるだろう。

     しかし,レベルが上がるたびに強力なスキルが次々と開放されていき,それに応じて戦闘の爽快感も増していく。初めのうちは,新しく覚えたスキルで敵を斬り刻んでいるだけでも十分に楽しく,次はどんなスキルを覚えるのだろうとワクワクしてしまうはずだ。

     また,パッシブスキルという常時発動型のスキルも存在する。こちらはキャラクターのステータスを高めるものから,特定のスキルを強化するものまでさまざま。通常のスキルとパッシブスキルの組み合わせを考えていくのも,このゲームの面白さの1つといえる。


    ○ルーン

     ある程度ゲームを進めるとルーンが開放される。ルーンとは,スキルの性質を変えるもので,スキルごとに5つ用意されている。例えば,盾をぶん投げるスキルがあるとしよう。あるルーンを装着すると盾が爆発するようになり,あるルーンを装着すると当たった盾が3つに分裂するようになる。

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     このように,“同じ”スキルでもルーン次第で性能がガラッと変わるので,新しいルーンをその都度試すのが面白い。ちなみに,ルーンも入れてざっと計算すると,1つの職業ごとに100種類以上のスキルがあることになる。一度にスロットに登録できるスキルは6つなので,どのスキルを主力にするかの試行錯誤だけでも,時間が過ぎていくだろう。

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    ○レジェンダリーアイテム

     無我夢中で敵を倒していると,何やら威厳を感じさせる効果音と共に,茶色い光の柱が立つことがある。柱の根本をよく見ると,武器か防具が落ちていることに気付くだろう。それはレジェンダリーアイテムと呼ばれ,通常の装備より強力な性能を持っている。
     もちろん,単に攻撃力が高いとかそういう話ではない。Diablo IIIにおけるレジェンダリーアイテムは,特定のスキルの性質を大きく変え,その威力を大幅に強化してくれるのだ。

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     先ほど例にあげた「盾をぶん投げる」スキルは,実際にクルセイダーが習得するものだ。正式名称は「祝福の盾」。何を祝福しているのかは知らないが,このスキルで投げた盾は敵にヒットしてから3回まで跳ね返る。
     ルーンなしでもそこそこ強いのだが,そのぶんMP的なリソースを消費するので,これだけで戦うのは難しい。ただ,このスキルに関連する以下のようなレジェンダリーアイテムを手に入れれば,話は別だ。

    ・シロハヤブサのフート(片手武器)
    この武器を装備すると,祝福の盾の消費リソースが0になり,ダメージが最大350%増加する。

    ・ジェカンボード(盾)
    祝福の盾の反射回数が最大で6回まで増加する。

    ・アクハンの手枷(篭手)
    盾が最初にヒットした敵へのダメージが最大で500%増加する。

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     ここで注目してほしいのは,装備箇所がすべて異なるという部分だ。要するに,上記のアイテムは一度に装備可能で,その場合は各レジェンダリーの効果がすべて適用される。そのときの火力のインフレっぷりときたら凄まじいもので,それを味わった瞬間,Diabloという沼から抜け出せなくなる。

     また,特定のスキルを強化するのはレジェンダリーアイテムだけではない。Diablo IIIには,装備している数に応じて効果が強力になる「セットアイテム」が存在する。こうした装備が揃うと,ダメージの数値が億を超え始めるのだ。
     ほとんどのスキルには,それに紐づくレジェンダリーおよびセットアイテムがあるので,例えば「弱いけどエフェクトが好き」というスキルも,装備次第で主力にできるのは嬉しいところ。

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     実は,もう1つ注目してほしいところがある。それは数値の部分を“最大で”と表現している点だ。Diabloにおける装備の性能値はランダムなので,必ずしも最大値のものが手に入るとは限らない。せっかく手に入れても性能値が低ければ,より数値の高いものが欲しくなるのがゲーマーの性である。この悪魔の摂理を理解した瞬間から,「飽くなき装備集め」が始まるわけだ。


    ○カナイキューブ

     レジェンダリーアイテムに紐づく育成要素をさらに奥深くしてくれるのが,このカナイキューブである。カナイキューブでは,レジェンダリーアイテムを再構築してステータスをまるごと変えたり,レジェンダリー効果だけを抽出してキャラクターに装着したり,レアアイテムをレジェンダリーアイテムに進化させたりと,いろいろなことができる。

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     とくに重要なのは,レジェンダリー効果の抽出である。例えば,効果は強力なのにどちらも鎧だから1つしか装備できないという状況に陥ったとしよう。普通ならば片方を諦めなくてはならないが,Diablo IIIでは片方を装備し,もう片方のレジェンダリー効果を抽出して装着することで,実質的に同じ部位のレジェンダリーアイテムを2つ装備しているのと同様の状態になる。カナイキューブが使えるようになると,キャラクタービルドの幅が広がり,組み合わせを考えるのがより一層楽しくなる。


    ○アドベンチャーモード

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     本作における一周目のストーリーモードは,ゲームの遊び方を覚えていくチュートリアルにすぎない。このゲームのレベル上限は70だが,最後のボスであるマルサエルを倒した段階では,そこまで到達できていないだろう。
     では,ストーリーをクリアしたらどうするのか。答えは2つ。難度を上げて2周目に行くか,「アドベンチャーモード」をプレイするかだ。

     Diablo IIIには,「ノーマル」「ハード」「エキスパート」「マスター」「トーメントI~XIII」といった感じで,難度が17段階も存在する。難度が上がれば敵も強くなるが,それに伴って経験値量やドロップアイテムの質も上がるので,挑戦しがいは十分にある。
     難度は一部を除くすべてのコンテンツに適用されるので,別の難度でストーリーに挑戦するもよし,下記のアドベンチャーモードをプレイするもよしだ。

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     アドベンチャーモードは,すべての章と地域にアクセスできる状態で,好きなコンテンツを楽しめるフリーモードである。このモードでは,ランダムで発生するミッションを攻略して特別な宝箱をもらったり,「ネファレムリフト」と呼ばれる自動生成ダンジョンに挑戦したりできる。
     アドベンチャーモードは「キャラクターの育成」に特化しているので,ストーリーモードをクリアしたほとんどのプレイヤーがこのモードに篭り,せっせと装備集めに励むことになる。

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    ○自動生成ダンジョン「ネファレムリフト」

     自動生成ダンジョンというワードは,なにゆえここまでゲーマーの心をときめかせるのか。

     自動生成ダンジョン「ネファレムリフト」は,エンドコンテンツの1つだ。各町に設置された専用のポータルから突入し,そこにいる敵を片っ端から蹂躙していく。敵を一定量倒すとボスが現れ,それを撃破すると大量の報酬が手に入るといった,なんとも分かりやすいコンテンツである。

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     面倒なクエストも存在しないので気軽にプレイでき,1プレイにかかる時間も短い。「寝る前に2~3回くらい潜ろう」といったことも可能で,そのままずるずると朝までプレイしてしまうのは,いつものことだ。
     また,ネファレムリフトは目的がシンプルなので,マルチプレイとの相性がとても良い。

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     レベル70の状態でネファレムリフトのボスを倒すと,今度は「グレーターリフトの要石」が手に入る。これを使えば,より難度の高い自動生成ダンジョン「グレーターリフト」に挑戦でき,そこでしか手に入らない強力なアイテムがクリア報酬として用意されている。
     グレーターリフトは100層以上あり,どの層をプレイするかは開始前に選べる。高い層になると,最大難度であるトーメントXIII以上に難しくなるので,より強力な装備で身を固める必要がある。

     また,ネファレムリフトやグレーターリフトなどの報酬でもらえる「血の破片」を消費することで,いわゆる装備ガチャにも挑戦可能だ。

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    ○パラゴンレベル

     パラゴンレベルとは,70レベルに到達したプレイヤーへのご褒美として開放される,新しいレベルシステムだ。こちらは,レベル上がるごとに特別なポイントがもらえ,それを消費してさまざまなステータスを伸ばせる。
     では,パラゴンレベルの上限はいくつなのだろうか。筆者は2000まで上げているプレイヤーを見たことがあるのだが,実際の上限は分からない。むしろ知らないほうがいいのかもしれない。

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    ○シーズン

     シーズンは,新しいキャラクターでいちからスタートするコンテンツだ。開催は数か月にわたり,期間中は特別なミッションが用意される。それをクリアすることで外見をカスタマイズするアイテムが報酬としてもらえる仕組みだ。
     またシーズン中は,到達したグレーターリフトの階層などが職業ごとにランキング化されるので,ほかのプレイヤーと競うといった楽しみ方もできる。

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     いちから始めるという部分に抵抗を覚える人も多いかもしれないが,Diablo IIIの仕組みを熟知してくると,シーズンという限られた期間内で,どこまでゲームを進められるか挑戦したくなる。そういったチャレンジの場として,シーズンはとてもやりがいのあるコンテンツになっているわけだ。

     シーズンで作成したキャラクターは,シーズン終了後も通常ゲームのキャラクターとして育成し続けられるので,そこで手に入れた装備などが無駄にはならないというのもポイントの1つ。いずれにせよ,参加するかしないかはプレイヤーの自由なので,気が向いたらシーズン用のキャラクターを作ってみると良いだろう。

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     以上のように,Diablo IIIではあらゆるコンテンツが,余すことなくキャラクター強化につながっているため,プレイするモチベーションをいつまでも高く保てるのだ。そこに魅力を見いだせれば,Diabloという沼にどっぷりと浸かれるだろう。
     Diablo IIIを構成する要素はほかにもたくさんあるのだが,ここでは書ききれないため,Diablo IIIがいかに奥深く,やり込みがいのあるゲームなのかは,実際にゲームをプレイして味わってみてほしい。


    Nintendo SwitchでDiablo III。――まさに悪魔的発想……!


     本題が一番最後になるとは何事であろうか。しかし,Nintendo SwitchでDiablo IIIがプレイできるということがどれだけ喜ばしく,そして恐ろしいことかを伝えるためには,その魅力を最初に書かねばならなかったのだ。

     それはさておき,Switch版でDiablo IIIをプレイするメリットとは何か。それは携帯機モードで遊べるということに尽きる。通勤・通学における電車での移動中や,休憩時間,ベッドの中など,それまで不可侵領域であった場所にまで,Diabloという悪魔が手を伸ばせるようになったのだ。

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     携帯機モードで遊ぶうえで気になる点は,操作性と画面の見やすさだろう。結論からいうと,どちらもまったく問題ない。操作性に関しては,これでもかというほどJoy-Conでのプレイに最適化されている。
     画面については,文字が小さくて見づらく感じるかもしれない。ただ,解像度は高いので,文字が滲んで見えるといったことはない。フレームレートも,ほとんどの場面で60fpsをキープしていると思われるので(体感だけど),アクションゲームとしての快適さは十分に保たれている。

     欠点があるとすれば,常時オンライン接続が必要なシーズンが,少しやりにくいという部分だろう。接続が切れた状態だと,自分の進行状況がうまくランキングに反映されないなどの問題が起きるうえ,そのキャラクターで続きがプレイできなくなることもある。出先でもシーズンをがっつりプレイしたいとなると,スマホのテザリングなどは欠かせない。

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     ほんのちょっとだけケチも付けたが,Switch版でもDiablo IIIの魅力は余すことなく味わえるのは間違いない。amiiboと連動させることで出現するダンジョンがあったり,ガノンドロフの衣装があったりと,Switchだけの新要素も存在する。
     ほかのプラットフォームで遊ぶDiablo IIIとは,また違った体験ができるので,Diablo IIIをまだプレイしたことない人はもちろん,すでに別でやり込んでいるという人にも,ぜひ遊んでみてもらいたい。

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