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新作「ラジルギS」が発表された。「ラジルギ」&「ラジルギでごじゃる!」サントラ発売記念の「ARXIAL RENDEZVOUS 2」をレポート
このイベントは,2005年にリリースされたアーケード向けシューティングゲーム「ラジルギ」のリマスタリング版サウンドトラックと,2014年にリリースされたニンテンドー3DS用シューティングゲーム「ラジルギでごじゃる!」のサウンドトラックの発売を記念したもの。DubYuka氏,ANABEBE氏,H/de.@LOOPCUBE氏,「ラジルギ」シリーズのオリジナルコンポーザであるk.h.d.n.(林 康氏&永田大祐氏)が出演し,「ラジルギ」や「カラス」,「イルベロ」といったタイトルの楽曲をメインに,DJプレイを披露した。
終盤に差し掛かった時点で行われたのは,RS34代表取締役社長の増渕佳人氏によるトークショー。ここでは増渕氏自身の来歴や,予定しているRS34の事業内容などが紹介された。
その内容によると,RS34ではゲームの制作・販売のほか,ファッションブランド「taylorUMBRA」でのアパレル制作や,東京・江古田の喫茶 林檎でのコラボメニュー提供をはじめとして,ゲームを基点にしつつ多彩な事業展開を行っていくとのこと。後の質疑応答コーナーで語られたところでは書籍販売なども考えているという。
taylorUMBRAは「tailor」でなく「taylor」が正式表記。理由は「カッコいいから」なそうで,きっと「Mortal Kombat」みたいなことだろう |
喫茶 林檎では,8月2日からオリジナルコースター付きのアイスカフェオレとホットコーヒーが提供される |
トークの最後には,サプライズとして「ラジルギS(仮称)」を晩秋に発売することが発表された。プラットフォームや価格,販売形態などは不明だ。
公開された画面を見る限りでは,横画面型の縦スクロールシューティングゲームで,自機は従来作と同じくショット・シールド・ソードを装備した端末スーツとなるらしい。ただ,アブソネット(いわゆるボム)らしきゲージのアイコンが「網」の字でなく「プロビデンスの目」っぽくなっていたりと,いろいろと気になるところは多い。
地名を選択しているらしいプレイ画面も確認できるが,これは「カラス -Beast of Re:Eden-」のようにステージ選択式システムということなのかもしれない。
来場者に配布された従業員証らしきカードでは,「ラジルギ」シリーズでおなじみの相田タダヨが,くり〜む興行という会社にアルバイトで務めていることを確認できる。おそらく「ラジルギS」での設定だろう |
「二歴4096年」のカットイン。「ラジルギ」と同じ劇中年代だが,「ラジルギS」は「ラジルギ」直後の話なのだろうか? |
また,気になるのがタイトルの“S”だ。「ラジルギ」のPS2移植版は“PS”にかけて「ラジルギ・プレシャス」,ゲームキューブ移植版は“GC”にかけて「ラジルギ・ジェネリック」,「ラジルギノア」のXbox 360版は“MS”にかけて「ラジルギノアMASSIVE」と,「ラジルギでごじゃる!」のような例外はあるものの,たびたびプラットフォームに応じた命名が行われている。これらを踏まえて考えてみると,「ラジルギS(仮称)」は頭に“S”の付くプラットフォームで提供されるのかもしれない。正式発表に期待したい。
そしてイベントのトリを飾ったのはk.h.d.n.で,前半は林 康氏,後半は永田大祐氏が担当した。オリジナルコンポーザだからこその“らしい”サウンドに,フロアも盛大に沸き上がった。
RS34公式サイト
- 関連タイトル:
ラジルギスワッグ
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(C)2018 RS34, INC.