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セガの新作アーケードゲーム「クロノレガリア」のプレ・ロケテストに参加。「千閃戦記」から進化を遂げた“ノンジャンルバトル”の魅力に迫る
本稿では,そんな「クロノレガリア」のプレイインプレッションを「千閃戦記」との比較を交えつつお届けする。
ユーザーの声とアーケードゲームらしさを追求して,新生した「クロノレガリア」
「クロノレガリア」は大型タッチモニターの筐体を使用する1対1の対戦ゲームだ(筐体は「コード・オブ・ジョーカー」や「Wonderland Wars」で採用されているものと同タイプ)。プレイヤーは「クロノス」と呼ばれる時を司る神となり,ファイターやクレリック,ウィッチといったユニットにリアルタイムで指示を出し,対戦相手のクロノス撃破を目指していく。
「クロノレガリア」のゲームルールは,RTSのようなゲーム形式にデジタルTCGの戦略性を組み込んだ独自性の高いものだ。大まかなルールは,今年1月に発表された「千閃戦記」においてもすでに採用されていた。
本作は,開発スタッフいわく「千閃戦記」のプレ・ロケテストで寄せられたユーザーの声を受け,“アーケードゲームらしさ”を追求したものになっているという。
まずプレイして「千閃戦記」から変わったと感じたのは,全体的なゲームスピードだ。不要なカードをMPに変換できるシステムが追加されたことにより,ユニットの出撃や魔法の詠唱に必要なコストが溜まるスピードが格段に早まり,ゲームのテンポがアップしている。
加えて「クロノレガリア」では,試合の残り時間が50カウントを切ると,敵クロノスまでの距離が5マスから3マスに縮まるシステム「クライマックス」が導入され,試合の動くポイントが分かりやすく可視化されていた。
これらの仕掛けは「千閃戦記」でのプレ・ロケテスト時に,カードの効果やゲームシステムが分かっているプレイヤー同士ほど,「試合が間延びしやすい」傾向があったため導入されたとのこと。
それにより,カードを場に出すテンポと,要求される操作スピードはアクションゲーム並みになっていた。ある程度の長考が許されるPCやスマートフォンのRTS,デジタルTCGとは異なる即時即断が求められるプレイフィールへと「クロノレガリア」は変化していた。
「千閃戦記」をプレイしたことのある筆者としては,画面のレイアウトがブラッシュアップされていて戦況やカードの効果が分かりやすくなっていた点や,「神器」を使った攻撃が派手になっていた点,そして,早見沙織さんがキャラクターボイスを担当するのナビゲーションキャラ(現在名前を公募中)が登場するなど,演出面の進化も見逃せないポイントだった。
本作は,使用するレーンやユニットの数を減らした状態でのプレイが可能なチュートリアルも用意されていたので,本作ならではのゲームシステムや対戦の魅力を体感しやすいはず。新しいアーケードゲーム,特に1対1の対戦ゲームに興味のある人は,本稼働後に一度触れてみてほしいタイトルだ。
※7月23日16:00 誤りがありましたので訂正しました。
「クロノレガリア」公式サイト
- 関連タイトル:
クロノレガリアEX
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