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「DOOM Eternal」インプレッション。部位破壊や新兵器が加わり,よりスピーディーに,より過激に
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印刷2020/01/22 12:04

プレイレポート

「DOOM Eternal」インプレッション。部位破壊や新兵器が加わり,よりスピーディーに,より過激に

 2020年3月26日にベセスダ・ソフトワークス/ゼニマックス・アジアから発売される「DOOM Eternal」PC / PS4 / Xbox One)。そのPC版最新ビルドでプレイする機会を得られたので,インプレッションをお届けしよう。敵を殺すのも,敵に殺されるのもあっという間で,スピーディーかつパワフルな「DOOM」に,新たな戦略性が加わっている。

画像集#012のサムネイル/「DOOM Eternal」インプレッション。部位破壊や新兵器が加わり,よりスピーディーに,より過激に

 1993年に発売された名作FPS「DOOM」。2016年にはリブート版がリリースされ,ファンから高い評価を受けた。「DOOM Eternal」はその続編である。本作でもプレイヤーは,無茶苦茶に強くて寡黙な謎の男「ドゥームスレイヤー」となり,地獄からやってきたデーモンどもを打ち倒していく。DOOM Eternaldでは,いずこかにある拠点からデーモンどもに占領された地球を解放すべく,あちこちの戦場へと出撃していくようだ。

画像集#009のサムネイル/「DOOM Eternal」インプレッション。部位破壊や新兵器が加わり,よりスピーディーに,より過激に

 前作の最大の特徴である「グローリーキル」「チェーンソー」による爽快さは本作でも健在である。本作は敵の攻撃力が高いうえ,弾薬を持てる数も限られているため,普通に戦っていたのではすぐに殺されるか弾切れになってしまう。そこで役立つのが,グローリーキルとチェーンソーだ。

 前作と同じく敵に一定以上のダメージを与えると,特殊な近接フィニッシュであるグローリーキルが可能になる。敵の手足を引きちぎったり,首をへし折ったりといった過激なフィニッシュを決めれば,ライフが回復するのだ。
 弾薬が足りなくなったらチェーンソーの出番である。「燃料」が必要になるものの,敵を真っ二つにして弾薬を奪い取れるのが特徴だ。

 とどのつまり,死にたくなければガンガン前に出てどんどん弾をばら撒き,グローリーキルで敵の内蔵をぶちまけたり,チェーンソーでぶった斬ったりしなければならないというわけで,前作と同じく攻撃的な立ち回りが要求される。

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 そして,ここに新たな戦略性を加えるのが,新要素の「ショルダーキャノン」「ブラッドパンチ」だ。ショルダーキャノンはさまざまな攻撃が可能で,今回プレイできた範囲では「グレネード」「火炎放射」「凍結弾」を確認できた。グレネードは前作と同様で,多数の敵を吹き飛ばす。火炎放射は敵に火をつけ,炎上しているところに攻撃すればアーマーアイテムがバラバラと落ちる。凍結弾は敵を凍らせられ,ここに一撃を加えると砕け散る。
 また,体力が満タンの時にグローリーキルを決めれば「ブラッドパンチ」のチャージが溜まり,近接攻撃が広範囲に炸裂するようになる。

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 要するに,「敵に特殊な攻撃を決めてリソースを奪い取る」という基本構造はそのままに,弾数無限のピストルがなくなったことでチェーンソーの必要性が増し,グローリーキルにブラッドパンチのチャージ蓄積という目的が加わったわけだ。そして,アーマーの補給手段が火炎放射となったことでグローリーキルやチェーンソーとの使い分けが重要になり,凍結弾で一発逆転も狙えるようになった。

 戦況や補充したいリソースに合わせて攻撃を使い分けていくのは,指先と頭の両方が忙しくて面白い。ドゥームスレイヤーをパワーアップさせる「ルーン」もかなり種類が増していた。中でも面白かったのが,空中で使うと時間の流れを遅くするルーンだ。
 ゆっくり狙いをつけられるようになるため,敵の部位を破壊してバトルを有利に運ぶ新要素「Destructible Demons」とも相性は抜群。レヴナントのミサイルランチャーやマンキュバスの腕に取り付けられた銃といった部位を破壊して弱体化させるという使い方もでき,バトルがさらに奥深くなった。

画像集#013のサムネイル/「DOOM Eternal」インプレッション。部位破壊や新兵器が加わり,よりスピーディーに,より過激に

 また,“他のプレイヤーを倒したデーモン”がランダムで登場し,倒すと多くのリソースが得られるという要素も確認できた。「ディアブロIII」などにも見られるかたき討ち的なシステムで,難度の高さを考えると,発売直後は多くのデーモンであふれかえりそうだ。

 今回の試遊でとくに印象深かったのが,ドゥームスレイヤーの移動手段が増えていたことである。今回は2段ジャンプが最初から使えるのに加え,地上と空中を問わず使えるダッシュと,特定の壁につかまって昇り降りするアクションが新たに追加された。
 ジャンプと空中ダッシュを組み合わせて遠くの壁につかまるなど,「スーパーマリオブラザーズ」を思わせるアスレチックなアクションを要求される場面も存在していた。まさにドゥームスレイヤーの新境地というわけで,今後どんな難関が登場するかも楽しみといったところ。

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 そして,ドゥームスレイヤーはやっぱり寡黙でかっこいい。「DOOM Eternal」には彼のオリジンに迫るというテーマがあるのだが,今回プレイできたカットシーンでは一言も喋ることなく,黙々と目的を遂行していた。地球上からは“デーモンどもをやっつけてくれる無茶苦茶強いヤツだけど,味方かどうかは分からない”と見なされているようで,主人公の立ち位置がどう描かれていくのかも注目すべきポイントであると思えた。

 今回は3時間ほどプレイできたのだが,リブート版のコンセプトを継承・強化して正当進化しているという印象で,2020年3月26日の発売が待ち遠しくなってしまった。


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