プレイレポート
「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」ハンズオンレポート。ジェダイの戦いを体験できる硬派な作りのアクションアドベンチャー
さて,本作に関するこれまでの情報と言えば,映画「スターウォーズ」のエピソード3と4の間の物語で,ジェダイ抹殺指令“オーダー66”を生き残ったパダワン(修練生,見習い)のカル・ケスティスの成長と,帝国への抵抗が描かれる,といったストーリー的な部分がメインだった。
今回はプレイ制限なしの製品版に近いものを体験できたので,「どういったゲームなのか」という部分にフォーカスしてお伝えする。
[E3 2019]「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」のプレイアブルデモをチェック。“オーダー66”後のキャッシークで“パージ・トルーパー”に立ち向う
E3 2019のElectronic Artsブースにて,「Apex Legends」や「タイタンフォール 2」で知られるRespawn Entertainmentの最新作「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」のプレイアブルデモを体験してきた。ジェダイが抹殺された“オーダー66”後,隠遁生活を送っていたパダワンであるカルの前に,帝国軍の“パージ・トルーパー”が立ちはだかる。
本作のジャンルはアクションアドベンチャーである。メインの部分はアクションで,キャラクターを成長させながら,各惑星を攻略していくというわけだ。
今回は体験できたのは惑星ゼフォだ。3時間弱のプレイで1つのストーリーミッションをクリアすることができたが,惑星ゼフォをすべて探索できたわけではなく,1つの惑星はかなり広大に作られている。マップは基本的に1本道のルートだが,ときおり分岐があったり,新たなフォースを得ることで進める道があったり,ショートカットルートが開放されたりと,ゲームを進めるにつれて複雑になっていく。
またところどころに謎解き要素も用意されており,単純に敵を倒しながら進むだけじゃない,アクションアドベンチャーらしさもある。謎解きがなかなか解けなかったりすると,相棒のドロイド“BD-1”からヒントがもらえるので,行き詰ることはないだろう。
ちなみにステージの節目にはセーブポイント(瞑想ポイント)があり,そこで瞑想するとHPなどが回復し,セーブされる。そこではスキルの習得も可能だ。またゲーム的な話だが,瞑想すると敵が復活するため,敵を倒してセーブポイントに戻り,回復しながら進むという攻略はできない。
戦闘は「回避」「防御」「攻撃」「強攻撃」「フォース」を駆使して戦う。ただライトセーバーを振りまわせば良いというわけではなく,敵の攻撃を防御,あるいは回避して,その隙に反撃を叩き込んでいくのが基本スタイルとなる。
戦いの肝となるのは「防御」だ。カル・ケスティスにはブロックゲージのようなものがあり,敵の攻撃を防いでいるとこれが徐々に減っていき,なくなれば防御不能になる。これは敵も同様で,相手が攻撃をした隙を狙わないと攻撃が防がれてしまう。敵の攻撃をタイミングよく防御すると,相手のブロックゲージを大きく減らせるので,その隙に攻撃するというのが基本戦術になりそうだ。
ブラスターによる遠距離はジェダイらしくライトセーバーで弾ける。タイミングよく防御すると敵に向かって弾き返せるので,ジェダイっぽさが存分に味わえる。
スター・ウォーズで欠かせないのが「フォース」の存在だ。フォースアビリティにはいくつか種類があり,ストーリーを進めるにつれて徐々に開放されていく。今回は最初のシーンからプレイできたわけではないので,どこで習得するかは分からないが,対象の動きを遅くする「フォーススロウ」が使用できた。
こうしたフォースアビリティは戦闘に役立つだけではなく,特定のフォースアビリティを使用しなければいけない場所があるなど,マップ探索にも役立つ。新たなフォースを習得することで行ける場所が増えるため,一度訪れた惑星を再度訪問することもあるだろう。
難度は「パダワン」「ジェダイナイト」「ジェダイマスター」「ジェダイグランドマスター」(当然,後者になるにつれて難しくなる)に加え,物語を手軽に楽しめる「ストーリー」が用意されているので,アクションが苦手な人も安心してほしい。
フォース以外のカルの成長はスキルポイントによって行われる。敵を倒したり,謎を解いたりすることで経験値を溜め,スキルポイントを獲得し,それを割り振って新たなスキルを獲得するという流れだ。
このスキルは基本的にアクション部分を強化するもので,例えば,フォースの使用回数を増やせば,ゲームを進めるうえで有利になるが,必須ではないようだった。
ちなみに溜めた経験値は敵に倒されると失われる……が,その敵に再挑戦することで回収可能な仕組みになっている。
ゲームシステム的には「ダークソウル」や「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」などのエッセンスを感じるが,“スター・ウォーズらしさ”もしっかりと表現されている。今回プレイしたのは序盤だったが,“ジェダイ”としての強さを体験しつつ,強敵との戦いといった,骨のあるゲームプレイも確認することができた。
また強敵に対しても弱点を突いた攻撃や,動きを見定めて隙を突くと倒せるように作られている。プレイヤーも主人公のカルと共に,戦いを経て成長していく感覚が味わえるのではないだろうか。
スター・ウォーズが好きな人はもちろん,アクションアドベンチャーが好きな人にもしっかりとオススメできる作品だ。
「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」公式サイト
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